EBSドキュメンタリーで듣기力をアップ!
안녕하세요?
oulmoonです。
今回は韓国のドキュメンタリー番組を使って듣기力をあげるレッスンのまとめです。
前回まではEBSドキュメンタリー番組「コーヒーホリック 大韓民国」のディクテーションをしていましたが、今回からは「ドキュit―マスク―」という番組です。
これまでも実際に放送されている番組のディクテーションをしていますが、今回の番組も듣기力アップにも繋がるので、少しずつチャレンジしてみてくださいね。
念のため、前回までやっていた番組の記事はこちら▼
韓国語で「たしなむ」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.1 → ★
韓国語で「ご飯を適当にすます」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.2 → ★
韓国語で「狭いところで眠る、うとうとする、仮眠する」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.3 → ★
韓国語で「自他共に認める」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.4 → ★
韓国語で「父兄」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.5 → ★
韓国語で「음료수」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.6 → ★
韓国語で「話が途切れない」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.7 → ★
韓国語で「人情深い」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.8 → ★
韓国語で「コーヒーを挽く」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.9 → ★
韓国語で「もてた、ブイブイ言わせていた」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.10 → ★
韓国語で「右肩上がり」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.11 → ★
韓国語で「一昨日」「反る」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.12 → ★
韓国語で「冷や汗をかく」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.13 → ★
韓国語で「長居する」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.14 → ★
韓国語で「大にぎわいになる」「大混雑する」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.15 → ★
韓国語で「(事が)上手くいく、上手くいかない」「慰めになる」って何て言う?「韓国のコーヒーホリック」を考えるNo.16 → ★
今回選んだ内容は、コロナによってその存在価値や意義が変化した「マスク」についてのお話です。
新しい番組を選ぶにあたって、真面目なこの番組ともう少し面白みがある番組と迷ったのですが、時期的なこともあるのでこちらにしました。
ご存知のように韓国でもコロナは大流行し、社会に大きな影響をもたらしました。
韓国は日本以上に一般の人が普段マスクをつける確率は低いので(PM2.5の影響で以前よりは変化も出てますが)、余計に今回の件でマスクの存在感は変わったのではないかと思っています。
それに、韓国の皆さんはコロナに対してどんな風に感じたのか、どんな体験をしたのか、ニュースなどでは伝わりにくい個人ごとのお話が知れるかも?!
そこには国ごと、年齢や性別ごとの違いもあるだろうし、共通点もあるんじゃないかと楽しみにしてます。
▼番組はこちらEBSドキュメンタリー
다큐 잇it – 마스크_♯001(YouTube) → ★
自分から知ろうとしないと分かりにくい韓国の一面として、今回も韓国に興味のある方は見てみて欲しい番組です。
듣기の教材としても、これまでのものより難易度が上がっているので遣り甲斐はあると思います。
できるだけ出てくる韓国語を記載したので、それを参考に試してくださいね。
ちなみに、この番組もこれまでと同様に15分前後に分けて配信されています。
でも、15分足らずでもまとめると結構長いので、私自身「長くても一度に5分程度で区切ってディクテーションする」ときめて進めています。
そのため、こちらでもある程度たまったら小出しに出していく形にいたしますね。
「다큐 잇it – 마스크」にでてきた単語や、ナレーションの内容
タイムはこの台詞が出てくるざっくりとした時間帯です。
文章の最後に( )で囲われた文章は、番組内の字幕です。
会話やインタビューの中で分かりにくいものについています。
00:17 살면서 우리는 영화보다 더 영화같은 현실을 마주하곤 하죠.
・곤 하죠. ~したりする
(訳)生きながら、私たちは映画よりもっと映画のような現実に向き合ったりします。
→ 生きていれば、私たちは映画以上に映画のような現実に向き合ったりします。
00:24 여배우한테 화장이란 어떻게 보면 기본이자 준비가 되었다라는 것.
・어떻게 보면 ある意味
(訳)女優にとって化粧とは、ある意味基本であり、準備ができているってこと。
00:35 감염병이 세상을 공포로 몰아넣으면서 우리의 일상도 달라지고 있습니다.
・감염병 感染病
・몰아넣다 追い込む、追い詰める、詰め込む
(訳)感染病が世の中を恐怖に追い込んでから、私たちの日常も変わっています。
00:43 그리고 필수적으로 하는 게 이제 마스크.
주머니에다 넣거나 차에다 놓거나 꼭 마스크를 쓸 수밖에 없게끔.
주변에다가 마스크를 놔 뒀고요.
근데 이제 그런 건 있죠.
매이크업을 다 하고 좀 마스크를 다 해야 되잖아요.
약간 그런 불편함은 좀 있죠.
・없게 끔(하다) 無いようにする
-게끔 ~ように、~するように
-도록より強調で、希望する状況にさせるようにすること
パッチム有無に関係なく、用言の語幹+게끔の形で用いる
(訳)そして必須的にするのがマスク。
ポケットに入れたり、車に置いたり、必ずマスクをかけるしかないように(する)。
周りにマスクを置いておきます。
でも、こういうことってあります。
メイクを全部して、マスクを結局しないといけません。
少し不便さはあります。
→ そして必須なのがマスク。
ポケットに入れたり、車に置いたり、必ずマスクをかけるしかないように(する)。
周りにマスクを置いてあるんです。
でも、こんなことあるじゃないですか。
メイクをちゃんとしたのに、マスクを結局しないといけないとか。
少し不便さはありますよね。
01:04 완벽한 화장 후에도 예외는 없죠.
(訳)完璧な化粧の後でも例外はないですね。
01:10 어른 손바닥이 하나보다 클까 말까 한 이 마스크가 요즘 생필품으로 떠올랐습니다.
(訳)大人の掌一つより大きいかどうかくらいのこのマスクが、最近の生活必需品として浮上しました。
01:22 바이러스에 맞서는 우리의 불안과 공포를 고스란히 보여주는 그것.
마스크를 통해 본 이 시대의 민낯에 대한 이야기입니다.
・맞서다 立ち向かう
・고스란히 そっくり、そのまま
・민낯 素顔
(訳)ウイルスに対抗する我々の不安と恐怖をそのまま見せてくれる。
マスクを通じて見たこの時代の素顔についての話です。
민낯は「すっぴん」と使う人もいますが、「素顔」という意味合いが強いそうです。
「すっぴん」という意味では、特に若者の間では생얼,쌩얼(생+얼굴 = 生+顔)が圧倒的に使われています。
01:46 잔인했던 시간을 뒤로하고 청도에도 봄이 왔습니다.
・잔인하다 残酷だ、残忍だ
(訳)残酷だった時間を後にして、清道にも春がやってきました。
→ 残酷な時間が過ぎて清道(チョンド)なも春が来ました。
01:53 올해 아흔일곱 황영주 할머니에게는 더 특별한 봄날이죠.
(訳)今年九十七歳のファン・ヨンジュさんにとっては、より特別な春の日です。
02:00 할머닌 지난달 코로나 일구 확진을 받으셨습니다.
・코로나 일구,코로나 십구 CORONA-19
(訳)おばあさんは先月コロナの確定診断を受けられました。
→ おばあさんは先月コロナに感染されました。
新型コロナウイルスのことを韓国では「코로나19(コロナイルグ、コロナシック)」と呼んでいます。
陽性診断を受けた人は、確実な診断を受けた人という意味で「확진자(確実診断者、確診者)」という表現を使っています。
また、2週間の自宅隔離は「자가격리[자가경니]」といいます。
02:04 이래 완지되어서 다시 학교도 가고 우리도 보고 하니까 너무 좋죠?
– 아이고, 그런 말이라고. 너무 좋지.
그랬어.
– 첫째는 너거들 보는 것도 좋고 둘째는 학교 나가야 가.
–그가가 학생들하고 같이 농담도 하고.
너무 좋죠.
– 줄거운 일이 많이 보내잖아.
・이래 = 이렇게
方言、訛り(사투리)です。
・그런 말이라고 (하냐). (直訳)そんな言葉を言っているのか? → 当たり前でしょ、もちろん
この表現はドラマなどでもよく出てきます。
그런 말이라고 해? (直訳)そんなこと言うの? → そんなこと言うまでもないでしょ → もちろん。
・너거들 = 너희들 君たち、お前たち
これも사투리です
・그가가 = 거기 가서 そこに行って
こちらも사투리
(訳)こうやって完治して、また学校にも行って、僕たちも会えたからとても良いです。
― ああ、そんな言葉と(言ってるのかい?)すごくいいよ。
そうでしたよ。
ー 一番目はあなたたちと会えたのも良いし、二番目は学校に行ってこそ。
― そこにいって学生たちと一緒に冗談も言って。
すごくいいですよね。
― 楽しい事がたくさんあるじゃないか。
→ こうやって完治して、また学校にも行くようになって、僕たちも会えたからとてもいいてしょう?
― ああ、勿論だよ。すごくいいよ。
そうだよね。
ー まずはおまえたちと会えたのも嬉しいし、その次は学校に行ってこそ、皆と一緒に冗談も言えるでしょ。
すごくいいですよね。
― 楽しい事がたくさんあるじゃないか。
モゴモゴされたり、被った表現などは極力はずしています。
方言大噴出で苦労しました。
どうも京畿道の方言のようです。
ここでいう「学校」と言うのは、お年寄りなどが集まって学ぶ場所のことのようです。
02:29 맛이 있어(서) 떠 여니까 그래 뭐 꿀떡 넘어가 뿐에.
・떠 여니까 = 떠 넣으니까 (ごはんを)口のなかに入れるから
これまた사투리です
・꿀떡 ぐいっと、ぐいぐいと、するすると
・넘어가 뿐에. = 넘어가 뿐이네. 通りすぎて行くだけだね。
【字幕では】
맛이 있으니까 뜨면 꿀떡 넘어가 버리네.
ここの뜨다は「(さじで食べ物をすくって)食べる」という意味の뜨다です。
(訳)美味しいから(ご飯を)口のなかに入れるとすいすい入っちゃうね。
02:37 맛이 없으만 입 안에서 쌀이 빙빙 도는데 떠 여으면 너어가으고.
맛이 좋은 거 아닙니까, 그렇죠?
・없으만 = 없으면
・떠 여으면 = 떠 넣으면
どちらも사투리
(訳)美味しくなければ口の中で米がくるくる回るんだけど、口にいれたら全部入っていく。美味しいんじゃないですか?そうでしょ?
→ 不味いと口のなかにずっとごはんが残っちゃうけど(=ちゃんと味わえないけど、喉を通っていかないけど)、口にいれたら全部食べる。食欲があるんじゃないですか。そうでしょ?
「ご飯を美味しいと感じる = 食欲が出てきた、元気になった」ということが言いたいんですね。
02:51 아흔일곱에 되어 어머님이 바이러스와 싸우는 동안 일흔세 아들은 제대로 먹지도 자지도 못했습니다.
(訳)九十七歳になったお母さんがウイルスと戦う間、七十三歳の息子はろくに食べることも寝ることもできませんでした。
お祖母さんの年齢にもびっくりしたけど、その年でコロナにかかっても完治されたと聞いてまたまたびっくりでした。
息子さんでさえ年齢的には高齢者と言えるのに。
それでも元気になられて良かったし、息子が母親を大切にしている様子が、何気ないしぐさから伝わってきた気がします。
そして、今回のディクテーションはいかがでしたか?
私は年配の方特有の話し方や方言にかなり苦労しました。
先生も「この親子が出ているシーンはなかなか大変ですよね。ソウルの人だと(標準語しか知らない人だと)これは韓国人でも理解できないかも」と笑ってました
今回も5分も満たない尺ですが、ドキュメンタリー番組は教材としてのレベルも結構高いです。
1つ前の「コーヒーホリック」も会話などは聞き取りにくいものもあったと思いますが、年配のかたや訛りがあるとかなり難しいですよね。
でも、もしあなたがディクテーションをうまく出来なくても、イライラすることないですよ。
聞き取れなかったところこそ、今あなたに不足している部分なので、これを機会にしっかり音読して定着させれば、次からは聞こえる部分がどんどん増えていきますよ。
分からない部分が多いほど、成長の可能性が高いです!
今回も気になる部分は何度でもディクテーション&音読を楽しんでくださいね。
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう