好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)21」!
20巻も大分前に読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第290夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は가지와 오이
・가지 茄子
・오이 胡瓜
日本語だと「なすときゅうり」です。
そのまんまですね。
今回は画像どおり精霊馬が料理の主役です。
正確には「料理」とは言わないですが…。
日本だと「精霊馬」は一般的ですね…と思ってるけど、実際はどうなんですかね?
うちの実家では当たり前にやってたけど、最近はやってるのかどうなのか…。
お盆に帰らなくなってもう十年以上になるので、母一人だとやってないかもしれません。
(迎え火や送り火やってるから、やってるかな…。)
韓国のお盆と言えば「秋夕」ですが、こういうのはないですね。
日本と似てるのは決まったお供え物を先祖に供えるという部分でしょうか。
韓国のお供え物といえば、「祭祀(제사)」や、제사を簡易化した「茶礼(차례)」という儀式に用いる食べ物たちが有名かと。
お供え物を並べた茶礼床(차례상)を前に、秋夕にあわせて新しくあつらえた服を着て深くお辞儀をします。
日本は韓国ほど沢山のお供え物をしませんが、先祖に対する気持ちは同じなんじゃないかな。
身近な家族が天国にいった場合は特に。
私も大人になればなるほど、「お盆に父が少しでも長くこっちにいて、お供え物のビールで幸せな時間を過ごしてたらいいなぁ。」とか思います。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第290夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第290夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(오이 말과 가지 소 그림)
카스가 씨: 오이 말은 조상님이 저승에서 빨리 돌아오시라는 거고, 가지 소는 가급적 천천히 돌아가시라는 거지.
백중절에 장식하는 정령말에는 그런 뜻이 담겨있어.
치카 씨: 카스가 씨는 박식하시네요.
카스가 씨: 할머니 밑에서 자라서 그런지, 이상한 것들만 알고 있지.
마스터: 이것, 괜찮으면 한번 드셔보세요. 마침 가지와 오이 얘길 나는셨으니.
・백중절 百中節、お中元、旧暦の7月15日
日本語版では「お盆」でした。
・정령말 精霊馬
・할머니 밑에서 자라서 (直訳)お祖母ちゃんのもとで育って → お祖母ちゃん子だったから
【日本語版】
(精霊馬の絵)
春日さん「きゅうりの馬は、ご先祖様があの世から早く戻ってくるように、なすの牛は、ならべくゆっくり帰ってもらうように。
お盆に飾る精霊馬は、そういう意味なんだ。」
チカさん「春日さんて、物知りなんですね。」
春日さん「バアちゃん子だったから、ヘンなことばかり知ってんだよね。」
マスター「これ、よかったら食べてくれ。ちょうどなすときゅうりの話してただろ。」
마스터: 오이 쌀겨절임과 가지튀김 간장초절임이에요.
치카 씨: 와아, 감사합니다.
둘이서: 잘 먹겠습니다.
마스터(독자를향해): 카스가 씨와 치카 씨는 회사 선후배 사이로, 4월부터 팀을 짜서 같이 일하고 있다.
카스가 씨: 이것, 여름이면 할머니가 자주 만들어주셨는데.
마스터: 가지 튀김 간장초절임은 열음철에 잘 나가서, 미리 만들어놓고 시원하게 식혀두죠.
치카 씨: 카스가 씨네 할머니, 안경 끼고 백발에 덩치가 아담한 분이시죠?
카스가 씨: ?! 어떻게 알았어?
・쌀겨절임 (米)糠漬け
“누카즈케”ということもありますが、日本の料理に詳しくないと伝わらないかもしれませんね。
・가지튀김 강장초절임 揚げ茄子の醤油の酢漬け、揚げ茄子の南蛮漬け
・백발에 덩치가 아담한 분 白髪で小柄な方
日本語版では「白髪のちっちゃい方」でした。
【日本語版】
マスター「きゅうりのぬか漬けと揚げなすの南蛮漬けだ。」
チカさん「わあ、ありがとうございます。」
二人で「いただきます。」
マスター(読者に向けて):春日くんとチカちゃんは会社の先輩後輩で、四月からチームを組んで仕事してんだ。
春日井さん「これ、夏になるとバアちゃんがよく作ってくれたんだよね。」
マスター「揚げ茄なすの南蛮漬け、夏場よく出るから作って冷やしとくんだ。」
チカさん「春日さんのおバアちゃんて、メガネかけた白髪のちっちゃい方ですよね。」
春日さん「!?なんで知ってんの?」
치카 씨: 지금, 카스가 씨 옆에 앉아 웃고 계세요.
카스가 씨: 뭐?!
치카 씨: 제가 귀신이 좀 보이거든요.
카스가 씨가 당신을 떠올려줘서 할머니가 되게 기뻐하고 계세요.카스가 씨: 그래?
(새파란 얼굴로 식은땀을 흘리는 카스가 씨)
카스가 씨: …………
마스터: 할머니가 기뻐하고 계시다니, 잘 된 일 아닌가요?
카스가 씨: 그, 그렇긴 하죠.
최근 2,3년간 고향에 못 내려갔으니, 올해는 백중절에 내려가 성묘라고 할까?
치카 씨: 죄송해요, 겁줄 생각은 아니었는데.
카스가 씨: 아니야….
・당신을 떠올려줘서 ご自分(お祖母ちゃん)を思い出してくれて
・성묘 墓参り
【日本語版】
チカさん「今、春日さんの隣に座って笑ってますよ。」
春日さん「え!?」
チカさん「私、霊が見えるんです。おバアちゃん、春日さんが思い出してくれたんで、すごくうれしそうにしてますよ。」
春日さん「そう。」
春日さん「…………」
マスター「バアちゃん、喜んでるんだからいいんじゃねえか?」
春日さん「そ、そうですよね。ここ二、三年帰省してないから、今年は盆に帰って墓参りすっかな。」
チカさん「すいません、おどかすつもりはなかったんですが。」
春日さん「いや……。」
(밥집의 외관)
자막: 일요일ー
(모로큐를 먹는 씨)
오독 아삭🎵
치카 씨: 그 뒤로 카스가 씨가 날 좀 피하는 것 같아요. 귀신이 보인다니까 기겁한 건지….
치카 씨: 비밀로 하고 있었는데, 할머니가 하도 기뻐하시는 것 같아서 나도 모르게 그만.
마스터: ………….
드르륵🎵
(거기에 카스가씨가 여성과 들어온다)
마스터: 어서오세요.
치카 씨: ?!
・오독 아삭 ポリポリ
・오독 固めのものを食べる音、カリカリ
・아삭 シャキシャキ
日本語版では「パリポリ」でした。
・기겁한 건지…. ひかれるなんて…、ドン引きされるなんて…
日本語版では「ドン引きされるなんて…。」でした。
기겁하다には①ビックリ仰天する、腰を抜かす②ひいてしまう、の二つの意味があります。
今回はどちらもあいそうですが、日本語訳的には②でした。
【日本語版】
(飯屋の外観)
字幕:日曜日
(もろきゅうを食べるさん)もろみじゃなくて味噌かも…。
パリポリ🎵
チカさん「あれから少し、春日さんに避けられてる感じがするんですよね。
霊が見えるって言うと、ドン引きされるんで……。」
チカさん「黙ってたんだけど、あんまりおバアちゃんがうれしそうだったから、つい。」
マスター「…………」
ガラッ🎵
(そこへ春日さんが女性と入ってくる)
マスター「いらっしゃい。」
チカさん「!?」
카스가 씨: 대학 때 세미나 같이 들었던 시라키, 라고 소개하면 되나?
시라키 씨: 네에. 시라키 준코라고 해요. 만나서 빈가워요.
치카 씨: 카스가 씨의 부하인 고바야시 치카라고 해요. 잘 부탁드려요.
마스터: 자, 나왔습니다. 가지 튀김 간장초절임.
시라키 씨: 나 이것, 되게 좋아하는데. 잘 먹겠습니다.
카스가 씨: 잘 됐네. 나도 좋아하는데.
치카 씨: …………
마스터(독자를 향해): 카스가 씨는 오카야마에 내려갔다가 도쿄로 돌아오는 신칸센 안에서 준코 씨와 10년 만에 우연히 딱 마주쳤대.
오늘은 심야영화를 같이 보고 왔다고 하더군.
훈훈한 분위기의 두 사람을 보며 치카 씨의 표정이 어두워진 맘에 좀 걸렸는데….
・훈훈한 분위기 和やかな雰囲気
日本語版では「仲のいい」でした。
【日本語版】
春日さん「大学のゼミで一緒だった……白木さんに戻ったんだっけ?」
白木さん「ええ。白木淳子です、はじめまして。」
チカさん「春日さんの部下の小林チカです。よろしくお願いします。」
マスター「ハイ、お待ち。揚げ茄子の南蛮漬け。」
白木さん「これ、私すごく好きなの。いただきます。」
春日さん「よかった、オレも好きなんだ。」
チカさん「…………」
マスター(読者に向けて)「春日くん、岡山に帰省して東京に戻る新幹線の中で、淳子さんと十年ぶりにバッタリ会ったそうだ。
今日は、一緒にレイトショー観てきたって言ってたな。
仲のいい二人を見て、チカちゃんの表情が曇ったのが気がかりだったんだが……。
今回は比較的バランスいい感じできることができました。
それにしても、霊が見えるって怖いこともありそうだけど、大好きな人にまた会えるならちょっといいですね。
その分、霊の方はこの世に後ろ髪ひかれちゃうこともあるかもあるかもだけど。🤔
南蛮漬けではありませんが、揚げ茄子の煮浸しは、うちの母方の祖母もよく作ってました。
田舎で商売をやってて、従業員さんとお茶の時間にこういうものや漬け物、お菓子を出して休憩してました。
子供の頃はお菓子ならともかく、総菜とお茶って全く興味わかなかったけど…。
茄子は特に色が出やすいから余計に食欲をそそられなかったけど、今ならすごくよく分かります。
おかずにもいいけど、ちょっとしたお茶請けや酒の肴にもいいですね。
母の従兄弟も、お盆に帰省すると「これこれ!おばちゃんのこれをが食べたかったんだよー。」って言ってました。
素朴だけど少し手間がかかる総菜だから、余計に出てくると嬉しかったのかな。
この話を読んで、急に思い出しました。
お話に出ていた南蛮漬けも、夏だとさっぱりしているし食欲を掻き立てられそうですね。
ストーリー的にはここから一波乱ありそうな感じですが、後半の展開もお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう