50万人の子供が読んだ児童文学作品で韓国語の勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今日から仕事初めのかたも多いのかもしれませんね。
私の職場も今日からです。
数日のんびりした分、また「今日から頑張るぞっ!」って気持ちが自然と沸いてきますね。
多分今月から私の働いてる部署はめちゃくちゃ忙しくなると認識しているので気合いをいれて取り組んでいこうとワクワクしてます。
それでなくても、例年1月から3月はあっという間に過ぎますもんね。
2022年度をしっかり納めるべく頑張ります!
お正月やそれ以外で今年の目標を決めた皆さんも、楽しく前に進めます様に!
では、本題です。
以前からレッスンの一部として、韓国語の小説や本をテキストとして使用しています。
今回はそのレッスンのまとめです。
最初の目的だった韓国の有名小説소나기が収録された「소나기短編集」を読み終わった後、「소나기短編集」と同じタイミングで韓国の書店で買ってきた本を読んでいます。
題名は「아주 특별한 우리 형」という本。
この本を購入しようと選んだ理由の1つは、韓国語で本を読むのにこれまでの経験から小学生レベルのものを読むのがいいだろうと思ったからです。
つい大人向けの本を選びがちになるけど、辞書を調べてばっかりになっちゃうので体験談よりお勧めしません。
初級や中級ならもう少し対象年齢を下げた本でもいいくらいだと思います。
対象年齢が低い本でも意外に知らない表現も沢山出てくるし、比較的スラスラ読めるほうが読んでいて内容を理解しやすいですしね。
日本人が日本語でそのレベルの本を読んでも、面白いものは面白いし新しい発見もあります。
ましてや韓国語なら、もっと吸収できるものが多いはず。
もう1つの理由は、本屋の児童文学コーナーでいくつか本を見ていたのですが、この本をパラパラとめくって内容を見てみたら「障害」に関係する話のようでした。
日本でもこういう話をテーマにした本は沢山ありますが、韓国ではどんな風に子供たちに伝えているのかなぁと気にもなりました。
児童図書研究会推薦図書というマークがついていたので、多分多くの子供たちが読んでいるだろうとも思うし。
そんなわけで、韓国の文学枠(?)はこの本を使って進めていきます。
소나기同様、文章に対して気になった単語や表現のみピックアップしていきます。
▼前回までのまとめはこちら
(量が多くなってきたので、途中の回は略してます。
No.1から、もしくは最新話からたどっても全部見れますし、「カテゴリー」の「아주 특별한 우리 형」からでもどうぞ!)
新しいテキスト登場!韓国語で「クリーニング屋」「コインランドリー」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.1
韓国語「문을 닫다」と「문을 닫아걸다」の違いって?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.2
韓国語で「険しい顔をして寝る」「首がすわる」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.3
韓国語で「징그러워지다」と「징그러워하다」の違いは?(ってなんて言う?)「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.4
韓国語で「ざっと目を通す」「ごくごく飲む」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.9
韓国語で「穴があったら入りたい」「痛い目にあわすぞ!」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.10
韓国語で「ダンベル」「気持ちを打ち明ける」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.11
韓国語で「杖をつく」「訳も分からないまま」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.12
韓国語で「都合が悪いんですよ。」「まあまあだよ。」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.13
では、早速読んでいってみましょう!
「아주 특별한 우리 형」に内容と出てきた単語や表現など
※今回の画像も照明の関係で見やすいように加工しましたが、それでも薄かったらすみません。
・먹구름(95page~109pageまで)
・먹구름(102page途中から)
【気になった単語、表現】
・눈을 비비며 目をこすって
・먹구름(103page)
【気になった単語、表現】
・황급히 慌てて、慌ただしく
・사시나무 떨 듯 경련을,일으키고 있었습니다. 樫の木が震えるようにけいれんを起こしていました。 → 体が震えて痙攣を起こしていました。
比喩表現ですね。
木が風に揺れるように体が震えている感じです。
・헐겁게 ゆるく
・먹구름(104page)
【気になった単語、表現】
・들것을 들고 担架をもって
・신도 벗지 않은 채 靴も脱がないまま
・먹구름(105page)
【気になった単語、表現】
・눈물 젖은 눈으로 涙に濡れた目で
・먹구름(106page)
【気になった単語、表現】
・보름 만에 半月ぶりに
・간간이 時々、たまに、時たま、間々
・열 명 가운데 일고여덟 명은 10人のうち(中)7~8人は
・먹구름(107page)
【気になった単語、表現】
・흠잡을 데 非の打ち所
・얻어먹을 수만 있어도 おごってもらうだけでも
直訳だとこうですが、意訳で「ちょっとしたことでも」とするのもいいと思います。
ここの文章を読んでいて、先生が付け加えてくれたのが以下の表現です。
▼
・인생이 공수래 공수거 人生は空手で(何も持たないで)来て空手で(何も持たないで)去るものだ。
人生は財物などにあまり欲張る必要がないってことですね。
공수래 공수거(空手来空手去)は仏教の言葉です。
同じ意味でこんなのも
▼
・인생이 빈손으로 왔다가 빈손으로 간다. 人生が手ぶらで来て手ぶらで行く。
・고역 苦役、苦しい仕事
・젖먹이 乳飲み子、赤ん坊、赤子、ベビー
・턱받이 よだれ掛け
・먹구름(108page)
【気になった単語、表現】
・달려들어 거들었습니다. 駆けつけて手伝いました。
・먹구름(109page)
【気になった単語、表現】
・입 데요. 口が火傷します。
・그토록 それほど、あれほど、そんなに、さほど
いかがでしたか?
多くの小学生に読まれている本だけあって、文章的には分かりやすい表現も多く読みやすかったと思います。
でも「こういう表現のしかたをするのか」というものもいくつかあったので、実際に読んでみて、簡単すぎず難しすぎず個人的にはテキストとしていい作品だなと思って読んでいます。
突然の発作にびっくりしましたが、個人的に「あー」と思ったのは残されたジョンミンの存在でした。
こういう時、幼い子供がいると親のどちらかはのこらなくちゃいけないこともある。
でもジョンシクの容態からみて両親とも付いていきたいと思うのも当然でしょう。
こういう場合、ジョンミンの気持ちを思うと一緒にいった方がいい気もするし、一人にしておくのは不安もあるだろうけど「おまえももう大きくなったから、留守を守ってくれ。信じてるぞ。」と言ったお父さんの気持ち。
私は子供がいないので、どれくらいの年齢くらいまで親の留守番が必要で、どれくらいから安心なのかとか分かりません。
よく同僚が「子供がまだ小学校高学年だから、夏休みはテレワークしたい」とか言ってるのを聞くと自分のそれくらいの年齢の頃と比較して驚いたりとか。
記憶が曖昧なのもあるし、家庭ごとのそういう基準も違いますしね。
だから今回の話を読んでいて、「子供がいることでこういうときに難しい選択肢が増えるんだ」ということにハッとしました。
そして留守番しながら、神様とお祖母さんにジョンシクの無事を祈るジョンミンの成長。
素直にジョンミンの成長が嬉しかったのと共に、こういうことで人は成長するのだとしたら、まさしくどんなことでも人にとっては祝福なのかも知れないなとも思いました。
言い方が悪いかもしれませんが…。
何もなく穏やかに生きていけるのが一番だけど、考え方次第でどんな波乱も問題として受け止める必要はないのかもしれないなぁと。
戻ってきたジョンシクは前よりずっと深刻な状態になっていますが、それでも懸命に支える家族でしたね。
ジョンシクが来た直後だったら、両親でさえこんな風に出来なかったでしょうが。
きっと彼と過ごした月日が自然とそうしたのだろうなと思いました。
嫌な思いも嬉しい思いも重ねたからこそ、彼らの「当たり前」とか「幸せ」が変わってきたんだろうなと。
家庭というのはそれぞれ違うから、これが100%の答えだとは思いませんけどね。
当然こんな風に出来ない家族もいると思うけど、単純に本人たちそうしたいと願っていることと行動が伴っているのが素敵だなと思いました。
次回もまた家族に新たな出来事が起こります!
お楽しみに!
それでは、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう