50万人の子供が読んだ児童文学作品で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回も、早速本題です!
少し前から新しいテキストを使用したレッスンのまとめをしてます。
韓国の有名小説소나기が収録された「소나기短編集」を読み終わったので、同じタイミングで韓国の書店で買ってきた本を読んでいます。
題名は「아주 특별한 우리 형」という本。
この本を購入しようと選んだ理由の1つは、韓国語で本を読むのにこれまでの経験から小学生レベルのものを読むのがいいだろうと思ったからです。
つい大人向けの本を選びがちになるけど、辞書を調べてばっかりになっちゃうので体験談よりお勧めしません。
初級や中級ならもう少し対象年齢を下げた本でもいいくらいだと思います。
対象年齢が低い本でも意外に知らない表現も沢山出てくるし、比較的スラスラ読めるほうが読んでいて内容を理解しやすいですしね。
日本人が日本語でそのレベルの本を読んでも、面白いものは面白いし新しい発見もあります。
ましてや韓国語なら、もっと吸収できるものが多いはず。
もう1つの理由は、本屋の児童文学コーナーでいくつか本を見ていたのですが、この本をパラパラとめくって内容を見てみたら「障害」に関係する話のようでした。
日本でもこういう話をテーマにした本は沢山ありますが、韓国ではどんな風に子供たちに伝えているのかなぁと気にもなりました。
児童図書研究会推薦図書というマークがついていたので、多分多くの子供たちが読んでいるだろうとも思うし。
そんなわけで、韓国の文学枠(?)はこの本を使って進めていきます。
소나기同様、文章に対して気になった単語や表現のみピックアップしていきます。
▼前回までのまとめはこちら
新しいテキスト登場!韓国語で「クリーニング屋」「コインランドリー」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.1
韓国語「문을 닫다」と「문을 닫아걸다」の違いって?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.2
韓国語で「険しい顔をして寝る」「首がすわる」ってなんて言う?「아주 특별한 우리 형」で韓国語の勉強🎵No.3
では、早速読んでいってみましょう!
「아주 특별한 우리 형」に内容と出てきた単語や表現など
나의 십자가(22page~page33まで)
・나의 십자가(27page途中から)
【気になった単語、表現】
・자국 跡、痕跡
・징그러워지다 気持ちが悪くなる
こちらは「変化」を表します。
・징그러워하다 気味が悪い、気味悪がる
こちらは「感情」を表します。
・꼴도 보기 싫어졌습니다. 顔も見たくなくなりました。
・발작이 한 번 온 発作が一度起きた
・받아들이려무나. 受け入れた方がいいんじゃない?受け入れてあげたら?
これは意味的には「받아들여.」ですが、-(이)려무나の形になると優しい許諾口調のニュアンスがでます。
年配の方が使う言い方です。
「~しなさい」とか「~してよろしい」みたいな感じですね。
・잘만 하면 うまく行けば
・나의 십자가(28page)
【気になった単語、表現】
・훌훌 털고 일어나서 (直訳)ぽんぽんと払って起き上がる → 全部忘れて(新しいことをする)、気持ちを切り替えて
・그러면 못써. それじゃダメだ
子供に対していう言い方です。
▼大人に対してならこちら
・그러면 안 돼.
・겉모양만 外見だけ
・타일렀습니다 言い聞かせました
・타이르다 教えさとす、諭す、たしなめる、言い聞かせる
・철없어서 分別がないから、がん是がない
・마음을 돌려 볼까 했는데 (直訳)心を変えようかと思ったのですが → 兄を受け入れようかと思ったのに
・나의 십자가(30page)※29pageは挿し絵でした
【気になった単語、表現】
・야속하다 薄情だ、恨めしい、不人情だ
・황급히 慌てて、慌ただしく
・손가락으로 볼까지 꼬집어 봤습니다. 指で頬までつねってみました。
・나의 십자가(31page)
【気になった単語、表現】
・신경질을 부리다 神経質になる
・많고 많은 사람 가운데 왜 저를요. (世の中の)多くの人の中で(よりにもよって)なぜ僕ですか。
・한탄하다 嘆く、嘆ずる
・몹쓸 悪い、良くない、質の悪い
・산과 들고 돌아다닐 수도 없습니다. (直訳)山や野原を巡ることも出来ませんでした。 → 野山を駆け回ることも出来ませんでした。
・베개 まくら
ここの一文は「このすべてが嫌で枕一つ分いっぱいに濡らして泣きました」みたいな感じです。
・나의 십자가(33page)※32pageは挿し絵でした。
【気になった単語、表現】
・십자가 十字架
・들판 野原
・들풀 野草
・맴돌다 グルグル回る
・하루살이 カゲロウ、ヒグラシ
ここでは昆虫の意味です。
ここの意味は「空をグルグル回るカゲロウでさえ生まれてきた意味があるんだ。」みたいな感じです。
・잔잔하다 静かだ、穏やかだ
・서린 응어리도 秘めた(潜めた)しこりも
・다짐하다 誓う、確約する、念をおす
・해내리라고 やり遂げろと、果たせと
・떳떳하다 潔い、やましくない、後ろ暗くない
ここの‘떳떳한 한 사람’で「一人前の人間」という意味です。
・기특하다 奇特だ、殊勝だ、感心だ、(子供をほめる時に)偉い
・자기 자신을 낮추고 남을 높이는 삶 (直訳)自分自身を低め、人を高める人生 → 謙遜して他人を尊重する人生
いかがでしたか?
多くの小学生に読まれている本だけあって、文章的には分かりやすい表現も多く読みやすかったと思います。
でも「こういう表現のしかたをするのか」というものもいくつかあったので、実際に読んでみて、簡単すぎず難しすぎず個人的にはテキストとしていい作品だなと思って読んでいます。
今回もなんとも複雑な気持ちになる内容でした。
まず、お母さんが本音でジョンミンと接して彼も兄を受け入れようと思った瞬間にお父さんが…。
でもこの感じ、すごくリアルな流れだなと。
「宿題をやろうとした矢先に親に言われてやる気をなくす」みたいなパターンでもあるし、コミュニケーションが普段出来てない関係性の時にも起こるパターンでもあるし。
どちらにしても、「あー、もう少しだけ待って欲しかった。そしたら違ったのに…。」と、なんともモヤモヤ。
ちょうど今新人教育をしてる私としては、ぐっと我慢して相手を見守る大切さを再認識しました。
そして、ジョンシク。
脳内麻痺で体はうまく動かせなくても、気持ちは年齢以上に大人なんですね。
きっとこれまでの経験から、大人びているのかもしれません。
そうだよね、一番この状況はつらいよね…と、悲しい気持ちになりました。
暗い感じでこの章は終わりましたが、次回はどんな風に展開するのか気になります。
それでは、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう