韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoon입니다.
早速ですが、本題です。
今回は韓国のEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
ついにこのテキストも終わりに!
これは、日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもあります。
日本語を直訳で韓国語にしている分、たまに「なんか違う」と思うこともありますが、今回もテキスト内に出てきて気になった単語や表現、「こんなのもあるよ」というものも含めてご紹介していきます。
第12課「表現ノート」について
前回は第12課の「日本を知る」というコーナーで「隅田川花火大会」にまつわる文章を読みました。
「隅田川花火大会」No.1 → ★
「隅田川花火大会」No.2 → ★
今回の「表現ノート」というコーナーでは、前回出てきた表現の中から、いくつかピックアップされて紹介されています。
せっかくなので以下にでてくる日本語を自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります。
~にならって
→ ~を手本にして。~をまねて、その通りにする
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~을/를 본보기로 하여.~을/를 흉내 내어 그대로 한다. ‘~을 따라’
(例文①)
前例にならって仕事を進めるのが楽だと分かっていますが、私はただ前例を踏襲するのではなく、その仕事がなぜそのように処理されていたかを常に考えるように心がけています。
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전례를 따라 일을 진행하는 것이 편하다는 것은 압고 있지만, 나는 단지 전례를 답습하는 것이 아니라 그 일이 왜 그렇게 처리되었는지를 항상 생각하도록 다짐하고 있습니다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・手本 본보기
・前例 전례
・踏襲 답습
※「先生からの+α」参照
・心がける 유의하다, 마음에 새기다
※「先生からの+α」参照
Wordsの単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にするときは、そこも意識しながら作ってみてください
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
※Wordsと同じ形のものはあげていません
・前例にならって 전례를 따라
・心がけています 다짐하고 있습니다
※「先生からの+α」参照
先生からの+α
・~을/를 본보기로 하여
日本語の「~を手本にして」という意味で訳された表現ですが、こちらは固い表現なので、書き言葉で使われます。
・본보기가 되다 手本になる
・踏襲 답습하다
韓国語で답습하다を使うときは「踏襲する」「受け継ぐ」という意味がありますが、例えば修学旅行や何かの見学など、教育などに関して「何かを勉強するため」という意味を表すときに使われるそうです。
・心がけています
Wordsにあった유의하다は「注意する」「留意する」という意味があります。= 조심하다
また、例文で使われている다짐하다は「決意する」「誓う」「念をおす」などの意味があります。 = 결심하다
なので、どちらもここの例文だと意味合いが違いますね。
ここの「心がける」なら마음에 새기다, 마음에 다지다があっています。
どちらも直訳は「心に刻む」という意味です。
・暖簾分け
→ 商家などで長年勤めた奉公人、特に番頭など独立させて、店の名前や信用などを分け与えること。
その際暖簾分けと称して本家の屋号を使うことを許されたり、仕入れや得意先を分けてもらうなどの特典が与えられる。
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상가 등에서 오랫동안 근무한 고용인, 특히 지배인 등을 독립시켜 가게의 이름이나 신용을 나누어 주는 일.
그때 본가의 상호를 사용하는 것을 허락받거나 재료의 매입처나 단골 등을 나누어 받는 등의 특전이 주어진다.
(例文②)
暖簾分けとは、正社員として働いた人が店舗を授けられ、商標などを共有しつつ、円満な形で独立するシステムである。
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노렌와케란 정식 사원으로 일한 사람이 점포를 부여받고, 상표 등을 공유하면서 원만한 형태로 독립하는 시스템이다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・商家 상가
・奉公人 고용인, 더부살이
・番頭 고용인의 우두머리, 상점의 지배인
・本家 본가, 종가
・屋号 옥호, 가게의 이름
・仕入 매입
※「先生からの+α」参照
・得意先 단골
・授ける 부여하다
Wordsの単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にするときは、そこも意識しながら作ってみてください
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
※Wordsと同じ形のものはあげていません
・屋号 상호
直訳すると「商号」です。
先生からの+α
・仕入れ
テキストの説明文で「仕入れ」を매입처としていますが、こちらは正確には「仕入先」です。
すぐあとに「得意先」という単語があることから、そちらの日本語にあわせて처をつけたようです。
・腕を競い合う
→ お互いの能力や技術、腕前などを磨いて競争する。
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서로 능력이나 기술, 솜씨 등을 연마하여 경쟁하다.
(例文③)
技能五輪に参加する選手たちは、腕を競い合い技術的に成長する一方で、仕事に対する取り組みなど、精神的にも成長する。
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기능 올림픽에 참가하는 선수들은 서로 이술을 연마하여 경쟁해 기술적으로 성장하는 한편, 일에 대한 자세 등 정신적으로도 성장한다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・腕前 솜씨, 기량
・磨く 연마하다, 닦다
※先生からの+αにて
・技能五輪 기능 올림픽
・取り組み 대처, 맞붙음
Wordsの単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にするときは、そこも意識しながら作ってみてください
先生からの+α
・磨く
・연마하다 研磨する
磨いて削られていく感じ(磨くことによって、そのものがなくなっていく)
・닦다 磨く、ふく
ピカピカになる感じ(磨いてもそのものは減らない)
・人出が見込まれる
→ 集まってくる人が多いだろうと想像される、予想される。
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모이는 사람들이 많을 것이라고 상상되다. 인파가 예상되다.
(例文④)
ハロウィーンで多くの人出が見込まれる東京・渋谷で、警視庁が一部の道路を歩行者天国にする方針であることが分かった。
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핼러윈으로 많은 인파가 모일 것이라고 예상되는 도쿄 시부야에서 경시청이 일부 도로를 보행자 천국으로 방침인 것으로 알려졌다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・ハロウィーン 핼러윈
・警視庁 경시청, 도쿄도를 관할 구역으로 하는 경찰 기관
・歩行者天国 보행자 천국
※先生からの+αにて
・方針 방침
Wordsの単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にするときは、そこも意識しながら作ってみてください
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
※Wordsと同じ形ものはあげていません
・人出 인파
※先生からの+αにて
・方針であることが分かった 방침인 것으로 알려졌다
※「先生からの+α」参照
先生からの+α
・歩行者天国
テキストでは日本語にあわせて보행자 천국としていますが、차없는 거리が自然です。
・~であることが分かった
~の部分が名詞なので-인 것으로 알려주다
「~することが」と~の部分が動詞なら-ㄹ/을 것으로 알려주다
さて!
今回で「楽しい日本語」は終了です。
次に韓国へいった時に購入できたら、また再開するかもですが…。
次回からは、先生が日本語を勉強するのに使用したテキストを使うかもしれません。
まだ不確定だけど、新しいものをテキストとして使うのは間違いないので、お楽しみに!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう