絶体絶命!予測不能!極限のノンストップ・サスペンス・アクション!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は韓国映画のご紹介です。
先生からずっと前から何度かお勧めいただいていたのですが、なかなか観られず
先日もまた勧められたので、ついにレンタルいたしました!(笑)
韓国映画「最後まで行く(끝까지 간다)」
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#950118
▼参考にどうぞ
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ナムウィキ → ★
Daum → ★
原題:끝까지 간다
公開日
韓国:2014年5月29日
日本:2015年5月17日
上映時間:111分
ジャンル:クライムサスペンス、アクション
観覧等級:15歳以上閲覧可
監督:キム・ソンフン
出演:イ・ソンギュン,チョ・ジヌン,シン・ジョングン,チョン・マンシク,シン・ドンミ他
【概要】
ひき逃げ事故の隠蔽工作を図った刑事が窮地に追い込まれていく姿を描いた骨太のクライムサスペンス作品。
「パラサイト 半地下の家族」「アバンチュールはパリで」など多くの映画やドラマで活躍中のイ・ソンギュンが主演で犯罪アクションに挑戦した。
共演は「ファイ 悪魔に育てられた少年」「悪いやつら」「完璧な他人」のチョ・ジヌン。
また、『ザ・ファイブ -選ばれた復讐者-』のシン・ジョングンや『傷だらけのふたり』などのチョン・マンシクなども出演している。
「マイ・リトル・ヒーロー」のキム・ソンフン監督の2番目の作品で、韓国版アカデミー賞にあたる大鐘賞で監督賞ほか3部門を受賞した。
さまざまな思惑が交錯するスリル満点の展開に、観る側も翻弄されること間違いなし。
第57回カンヌ国際映画祭監督週間招待作品。
第27回東京国際映画祭提携企画「コリアン・シネマ・ウィーク2014」上映作品。
[受 賞]
2014 第51回 大鐘賞映画祭/監督賞,撮影賞(キム・テソン),照明賞(キム・ギョンソク)
2014 第35回 青龍映画賞/男優助演賞(チョ・ジヌン)
2014 第1回 韓国映画制作家協会賞/作品賞,監督賞、編集賞(キム・チャンジュ)
2015 第51回 百想芸術大賞/監督賞,男子最優秀演技賞(イ・ソンギュン)
2015 第20回 利川春史大賞映画祭/監督賞
2015 第6回 今年の映画賞/監督賞
【あらすじ】
殺人課の刑事コ・ゴンス(イ・ソンギュン)は、母親の葬儀をこっそり抜け出し警察署に車を走らせていた。
急な内部監査が入る事になったとの連絡を受け、これまで繰り返していた横領の証拠を隠ぺいするためだ。
しかし、夜道で無謀な運転をしたのが仇となり、通行人を轢いてしまう。
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#948051
逃げ場をなくしたゴンスは、轢き逃げした死体を誰にも見つからない場所、つまり母親の棺桶の中に隠し埋葬する。
ところが数日後、警察内部で疾走及びひき逃げ事件の捜査が始まり、ゴンスが担当になってしまう。
隠ぺい作業に努める中、謎の男パク・チャンミン(チョ・ジヌン)電話が入る。
チャンミンは電話口でささやいた「お前が殺したことを知っている…。」
脅迫がエスカレートしていく中、ゴンスは予測不可能な危機へと駆け上がっていく…。
犯罪を捜査する刑事が自分のミスを隠すために犯罪を隠そうと孤軍奮闘する姿を描いた作品
【感想】
怖がりさんにも是非観て欲しい作品!
先生からのお勧めもあったので、外れではないだろうと思いつつ観てみましたが…面白かった!
最後までハラハラドキドキが止まらないし、笑えるシーンもあります。
残酷なシーンはそんなにないのも意外で良かったし、でも観る側の心理もうまく利用して緊張感を常に与えてくるので満足感が高かったです。
アクションだったり、話の作りはシンプルなんですが、とにかくスリラー演出が抜群だからそれだけで十分楽しい!
それに「え!この人が」みたいなキャストもいて、余計に楽しめました。
ハラハラドキドキが…
「最後まで行く」ってタイトル、ラストまで見れば「なるほど」なんですけど、作品の内容だけでなく観る側のドキドキ感のことも表しているのかも…。
人をひいてからの、タイミング悪すぎる検問とか。
タイムリミットが迫るなか、死体の隠し場所や、隠す方法をどうするかとか。
ちょっと観ただけで引き込まれますが、その後ドキドキが最後まで続く作品なのです。
緊張と緩和が交互にくるジェットコースターみたいな展開が続くので、観る側も飽きることなく最後までいっちゃう感じ。
問題が起きる度に「こんなの使って解決するんだ?!」とか「そんなんで大丈夫なの?!」なんて、細かな演出と小道具の使い方で余計に作品に引っ張られるのかも。
韓国あるあるの汚職刑事たちも、この作品のストーリーをより面白くしてるし。
もう慣れたから普通に見ちゃいますが、こんなに当たり前に映画内で警察の汚職が描かれるって良く考えたらすごいことですけどね。
登場人物について
・イ・ソンギュンさん
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#947363
主役のイ・ソンギュンさんは、「パラサイト」のようなエリートで富裕層感じもうまいですが、泥臭い感じの役や、どこにでもいるような中年役の方が、味があっていい気がします。
映画「パラサイト」や「王様の事件手帖」、ドラマなどでも彼の演技を見ていたので、余計にそう思ったのかも。
突発的にやってしまった悪事って、ごまかし通せないんだなってことが、よく分かる演技でした。
動揺してる分、冷静な判断できない感じがすごくリアルで。
姿の見えない敵に焦る姿や、警察署の仲間に気づかれまいと必死になる演技などなど、まさに人間のあらゆる感情を各シーンで見せてくれた感じです。
それに兄として父として家族を心配したり守ろうとする一人の男性という面でも、とても良かったです。
・チョ・ジヌンさん
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#948056
この作品は登場人物のキャラクターも分かりやすく印象に残りやすいのですが、特にチョ・ジヌンさんの存在感は際立っていました。
パク・チャンミンはものすごい怖くて気が抜けない相手なのに、どこかとぼけた部分もあって。
いや、とぼけた部分があるから余計に怖く見えるのかもしれませんね。
怖いと言うかぶっとんでる感じ。
ネタバレになるから細かくは言えないけど、ラストで一番警察らしくない人物は彼だったと分かります。
少し気になったのは、ゴンスのことをひつように追い詰めて、怖いくらいに彼の行動も把握しているのに、一番欲しい情報は得ることが出来ていなかった点。
あれだけゴンス追跡できるなら、分かりそうなものだけど…。
もしかして、ゲームみたいに楽しんでいたのかなと思うくらい不思議でした。
・ゴンスの同僚たち
ゴンスの上司役をシン・ジョングンさん、特に近しい同僚をチョン・マンシクさんが演じています。
お二人とも韓国ドラマではお馴染みの存在ですが、今回もいい味をだしてました。
特にチョン・マンシクさん。
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#953588
最初はやな感じな人かと思いきや、適当な部分もあるけど仲間思いの面もちゃんと伝わってきてよかったな。
シン・ジョングンさんも、なんだかんだ言ってゴンスのことを思っていて、汚職だらけでも(笑)いいチームだったんだなと感じました。
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#953589
2人とも、そういう人間臭さを演じるのがとてもお上手な役者さんだと思います。
・シン・ドンミさん
(画像参照元)https://news.kstyle.com/m/article.ksn?articleNo=1995641
本作品ではゴンスの妹役の彼女。
彼女もまた、見事にリアルな「妹」を演じていました。
葬儀を抜け出した兄に対してイライラする姿や、姪を可愛がる姿、兄に商売の相談をする姿など、とても自然体で「ビューティー・インマインド」のかっこいい上司役とはまた違った魅力を感じました。
何より私は彼女の低めの声が大好きです。
・その他
ゴンスのチームもそうだし、警察関係者やチンピラなど、至るところで「あー!この人が!!」という人が登場しています。
分かりやすいのは、パク・ボゴムさん。
(画像参照元)https://www.sports-g.com/2019/02/04/%EC%84%A4-%ED%8A%B9%EC%84%A0-%EC%98%81%ED%99%94-%EB%81%9D%EA%B9%8C%EC%A7%80-%EA%B0%84%EB%8B%A4-%EC%95%8C%EA%B3%A0-%EB%B3%B4%EB%8B%88-%EB%B0%95%EB%B3%B4%EA%B2%80%EC%9D%B4-%EC%B6%9C
警察官役が初々しく、彼が登場するだけで空気が変わった気がしました。(映画的にはこれってよくないのかな?(笑))
誰がどんなちょい役で登場しているのか、チェックする楽しみもある作品です。
まとめ ―さすがは韓国映画と思わせる妙な説得力!―
のっけからハラハラドキドキのスリリングなシーンも沢山ありますが、トラブルの解決方法が、冷静に考えると突っ込みどころ満載のコント並の破壊力をもっていたりと、色んな意味で面白い作品です。
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=79612#946700
ハラハラドキドキ感も、前半のそれとチャンミンが登場してからのそれとは感覚が違います。
前半は「どうやって切り抜けるの?!」という感覚ですか、途中からは一気にサスペンスに変わっていきます。
そのダブルのドキドキハラハラ感が、作品をより深くしているように感じました。
非現実的な話かもしれないけど「韓国ならなくはないかも…」と思えてしまう不思議さ(笑)。
改めて、本作はしっかり最初から最後まで観客を楽しませようとする展開が盛り沢山で、何度でも楽しめるような、韓国映画の底力改めて感じさせてくれる作品でした。
興味のあるかたは、是非予告とか必用以上の情報は得ないままで観ていただきたいな。
お勧めの韓国映画です!
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう