韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoonです。
今回はEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもあります。
今回は前回の「日本を知る」で出てきたもののうち、注目するべき表現をピックアップした「表現ノート」のコーナーです。
▼関連記事はこちら(前回、前々回の内容)
韓国語で「ひし形」って何て言う?日本を知りつつ韓国語を楽しくマスター♪ → ★
韓国語で「役所」って何て言う?日本を知りつつ韓国語を楽しくマスター♪ → ★
第3課「表現ノート」について
基本的に日本について紹介することの多いテキストですが、このコーナーは日本語の単語や表現などを例文と共に韓国語で説明しています。
今回もテキスト内に出てきた気になったものや、「本来の日本語とはちょっと違う」と思う表現、「こんなのもあるよ」という表現を中心にご紹介していきます。
ちなみに、せっかくなので以下に出てくる日本語は、自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります。
第3課「表現ノート」に出てきた単語、表現など
・軒を連ねる
家がほぼ隙間なく立ち並んでいる様子。
軒を連ねるほど近接している様子。
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집이 거의 간격 없이 늘어서 있는 모습.
처마가 늘어서 있을 정도로 근접해 있는 모습.
(例文)
有名店が軒を連ねる日本有数のラーメン激戦区である西新宿で、おいしいラーメン屋さんを見つけました。
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유명한 가게가 줄지어 서 있는 일본 굴지의 라면 격전 지구인 니시신주쿠에서 맛있는 라면집을 발견했습니다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・隙間 빈틈,빈 공간
・近接 근접
・有数 굴지,유수
・激戦 격전
上の単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にして見るときは、そこも意識しながら試してみてください。
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
※マーカーしてあるものもWordsと同じものはあげていません
・隙間なく 간격 없이
・軒を連ねる 줄지어 서 있는
先生からの+α
・軒を連ねる
前々回のテキストでは「늘어서게 되어」と表現されていましたが、줄지어 서 있는と意味的に違いはありません。
늘어서다 並ぶ
줄지어 서다 立ち並ぶ
줄짓다 列をなす、並ぶ
・격전
発音は[격쩐]と濃音化します
・功を奏す
施策や作戦が、見事に成功すること。「功を奏する」ともいう。
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시책이나 작전이 훌륭히 성공하는 것.
「功を奏する」라고도 한다.
(例文)
この対策が功を奏して、当県の梨は再び多くの実をつけるようになりました。
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이 대책이 보람이 나타나 우리 현의 배는 다시 많은 열매를 맺게 되었습니다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・施策 시책
・見事に 훌륭히,멋지게
・対策 대책
・実(み) 열매
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
・功を奏して 보람이 나타나(서)
先生からの+α
・功を奏す
前々回のテキストでは「효가를 보아서」と表現されていましたが、보람이 나타나다と意味的に違いはありません。
ただ!
보람이 나타나다は固い表現で普段は使いにくいです。
会話では 효가를 보다が自然です。
・実をつける
意味としては결실을 맺다でもOK。
こちらは抽象的は意味でよく使います。
열매를 맺다は実際に実がなるときに使います。
・追い打ちをかける
①既に負けて逃げているものをさらに攻撃し、勝利を決定的なものにすることを意味する表現。
②好ましくないことが、続け様に起こることを意味する表現。
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①이미 져서 도망치고 있는 자를 더욱 공격하여 승리를 결정적인 것으로 만든다는 것을 뜻하는 표현.
②좋지 않은 상황이 연이어서 일어나는 것을 뜻하는 표현.
(例題)
選手による悪質な反則行為について、コーチが「俺が追い打ちをかけた」と指示を認めるような発言をしていたことが分かった。
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선수에 의한 악질적인 반칙 행위에 대해서 코치가 ‘내가 박차를 가했다’고 지시를 인정하는 듯한 발언을 한 것이 판명되었다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・好ましい 바람직하다,호감이 가다
※호감이 가다はここでは不適切です。
・続け様に 연이어서,계속해서
・悪質な 악질적인
・反則行為 반칙 행위
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
・好ましくないこと 좋지 않은 상황
・続けざまに起こる 연이어서 일어나다
・追い打ちをかけた 박차를 가했다
※これ、ちょっとここではふさわしくありません
詳しくは「先生からの+α」で。
先生からの+α
・好ましい
Wordsには호감이 가다も載っていますが、ここでは不適切です。
호감이 가다は「好感が持てる」「愛想がいい」という意味。
人の印象にのみ使います。= 인상이 좋다
・追い打ちをかける
前回のテキストでは「결정타를 날리다」と表現されていましたが、박차를 가하다とは意味合いが異なります。
결정타를 날리다 決定打を放つ
これは結果が出たあとに振り替えって「これが結果の決定的な要因だった」といえることを指していいます。(結果の話)
例えば試合に勝利したときとか、何かを成功させたときなど。
박차를 가하다 拍車をかける
これは何かが進行しているときに、加えることを指しています。(過程の話)
そのため、拍車をかけるような行為をしたとしても、その結果は分かりません。
ただ!
박차를 가하다は「成功するため(良い方向に進むため)に努力する時」にしか使いません。
そのため、上の文章のような場合の「追い打ちをかけた=박차를 가했다」は間違い!
例文は悪い企みに対しての話ですからね。
こういう時は「내가 시켰나,내가 하라고 했다」などが、自然です。
・~に見舞われる
自分にとって好ましくないことをされたり、好ましくない状況に陥ったりする。
良くないことに急に襲われるという意味。
「災害に見舞われる」「被害に見舞われる」「困難に見舞われる」などの表現がある。
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자신에게 있어 바람직하지 않은 일을 당하거나 좋지 않은 상황에 빠지다.
좋지 않은 일을 갑자기 당한다는 의미.
‘재해를 당하다’ ‘피해를 입다’ ‘곤란을 당하다’ 등의 표현이 있다.
(例文)
大きな災害に見舞われた時、人々は日ごろの境遇の違いを越えて結束するようになる。
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큰 재해를 당했을 때 사람들은 평소에 놓인 환경의 차이를 넘어 결속하게 된다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・陥る 빠지다,빠져들다
・襲う 습격하다,공격하다
・災害 재해
・境遇 처지,환경
・結束する 결속하다
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
・見舞われた 당했다
先生からの+α
・見舞われる
前回のテキストでは「~に見舞われ」は「-을/를 입어」と表現されていましたが、당하다と同じ意味です。
どちらも悪いことにのみ使われます。
피해를 입다/당하다
사귀를 당하다
などなど…。
今回はいつもより多目に4つの表現がピックアップされてました。
パッとは出てこないものもあるので、これを機に覚えちゃいましょう!
というわけで、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう