誰もが必ず騙される?!超お勧め韓国映画をご紹介♪
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今日はつい最近みた韓国映画をご紹介!
前から観たいと思っていた作品が、CSでタイミングよく放送されると知って、慌てて録画致しました!
いつもならそこから実際に視聴するまでに結構時間かかるのに、出演者も皆好きな上に、暗い話ではなさそうだったのですぐ観ちゃいました!
韓国映画「スウィンダラーズ(꾼)」
(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
▼参考にどうぞ
スウィンダラーズ(Wikipedia) → ★
꾼(ナムウィキ) → ★
꾼(Daum) → ★
スウィンダラーズ(日本公式サイト) → ★
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
ハングル:꾼
英題:The Swindlers
ジャンル:サスペンス、アクション、エンターテイメント
公開
韓国:2017年11月22日
日本:2018年7月7日
上映時間:117分
監督:チャン・チャンウォン
出演者:
ヒョンビン、ユ・ジテ、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、アン・セハ、ナナ(AFTERSCHOOL)
他
【概要】
韓国で実際におきた史上最大のマルチ商法詐欺事件がモチーフとなった本作。
監督はチャン・チャンウォン、主演の知能型詐欺師ジソン役に「王の涙 イ・サンの決断」「コンフィデンシャル 共助」のヒョンビンが演じるほか、詐欺師と手を組む検察庁のエリート検事に「オールド・ボーイ」のユ・ジテ、他「ベテラン」のペ・ソンウや「新しき世界」のパク・ソンウンら韓国映画界を牽引する豪華スターが脇を固める!
また、本作が映画初出演のK-POPガールズグループ「AFTERSCHOOL」のナナがその魅力で作品に花を添えている。
本国では400万人超の動員を記録。
“詐欺師をダマす詐欺師”というコンセプトによる、駆け引きの連続と大どんでん返しは必見!
サスペンスだけじゃない!
アクションだけじゃない!
愉快・痛快・爽快な、クライムサスペンス・エンターテイメント!!
【あらすじ】
こいつらだれも信じるな!
ある日、韓国中を驚愕させた希代の詐欺師チャン・ドゥチル(ホ・ソンテ)が死亡したという衝撃のニュースが発表される。
それから数年…詐欺師だけをダマす詐欺師ジソン(ヒョンビン)は、父の仇であるチャン・ドゥチルがまだ生きていると確信し、詐欺事件の担当だった検事パク・ヒス(ユ・ジテ)に、彼を捕まえようと提案する。
パク検事は非公式捜査ルートである詐欺師3人組コ・ソクトン(ペ・ソンウ)、チュンジャ(ナナ)、キム課長(アン・セハ)も合流させ、行方をくらましたチャン・ドゥチルの側近クァク・スンゴン(パク・ソンウン)に接近するため、新しい作戦を立て始める。
しかし、パク検事の本当の目的は、チャン・ドゥチル検挙ではなく、別の目的があった。
彼が秘密裏に立てた作戦に気づいたジソンたちも、それぞれの計画を立て始めるが…。
【感想】
あー!面白かったーっ!!
騙されたーっ!!!
久々に爽快な気分になれる作品に出会いました。
観ている途中何度も起こるどんでん返しが楽しくて、最後まで騙されに騙された120分!
でも最後はスッキリ、楽しかったー!
原題の「꾼」は韓国語で「-する人」という意味。
(例)詐欺師:사기꾼
それをタイトルに持ってくるあたり、原題のもあニュアンスがいいなぁと、見終わって改めて感じました。
この作品は、ぜーったいに事前情報なしで観ていただきたいので、まだ観てない人のためにも詳しいことは書けませんが…。
そんな制約ある中でも感じたことなど書いていきたいと思います。
あらすじにもありますが、ざっくりとしたストーリーは、詐欺師(ジソン)が稀代の詐欺師(チャン・ドゥチル)に復讐するため、パク検事と手下の詐欺集団たちと手を組んで詐欺師(チャン・ドゥチル)を捕らえようとするもの。
ジソンが長年かけて準備したドゥチルへの復讐計画が、本来は敵である検事チームの協力を得て実行に移されるのですが…。
ここに予期せぬアクシデントや仲間の裏切りが絡み、最後まで先の読めない展開にハラハラドキドキが止まりません!
スウィンダラーズの登場人物(キャスト)
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
詐欺師ファン・ジソン(ヒョンビン)…主人公。詐欺師を狙う詐欺師。33歳と若いが、知能型で変装に長けている。詐欺師であった父親が自殺後、天涯孤独になる。しかし父親は自殺ではなく、実はドゥチルが殺したのだと推測し、復讐のため1人でドゥチルを追っていた。
目的が合致した検事の詐欺師のチームと手を組む。
【検事が率いる詐欺師のチーム】
大物詐欺師を消したいという目的が主人公と合い、手を組む。
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
パク・ヒス(ユ・ジテ)…ソウル中央地検、首席検事。かつてドゥチルの担当検事であったが、ドゥチル死亡が公式発表されてからは、ドゥチルの配下を次々に検挙している。ハンミン党党首の後ろ盾を持っているが、政治家を馬鹿にしている。
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
コ・ソクトン(ペ・ソンウ)…パク検事に協力しているベテラン詐欺師。
過去にジソンのせいで1年間刑務所にいたため、ジソンのことをかなり警戒している。
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
キム課長(アン・セハ)…パク検事に協力している天才ハッカー。チュンジャと共謀し、小遣い稼ぎをしている。
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
チュンジャ(ナナ)…パク検事に協力している女詐欺師。抜群の美貌でターゲットを逃さない誘惑のプロ。しかし酒に弱いのが欠点。
【ターゲットたち】
チャン・ドゥチル(ホ・ソンテ)…韓国を騒がせた稀代の詐欺師。大物詐欺師で莫大な資産と配下を持っている。数年前に主人公の父親を殺し、タイへと逃亡したが、韓国では死亡したというニュースが…。
しかし、目撃情報などから、ジソンは彼がまだ生きていると信じている。
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=120660
クァク・スンゴン(パク・ソンウン)…稀代の詐欺師、チャン・ドゥチルの右腕。かなりの切れ者で用心深いが、女性にに弱い一面も?
計算しつくされた裏切りの連続はむしろ心地いい!
「詐欺師が詐欺師をだます」というストーリーも痛快だし、テンポはたまにおかしいところもあったけど、いい映画でした。
二転三転しながら最後に全てがわかるストーリーがとてもよくできています。
ストーリーの途中で、所々種明かしみたいに別角度の映像で真実を知らされるので、その度に「なるほどー!」「やられたー!」的気分になるのも楽しい。
あと、その種明かしを知ったうえで、登場人物たちが騙してる行動を観るのも面白い。
それにヒョンビンのかっこよさは相変わらずだったし。
ユ・ジテやパク・ソンウンなど、役者の持つこれまでのイメージを利用して物語の展開に意外性を与えている点も、素晴らしいなと感じました。
人って無意識にイメージを植え付けてるんだな。
だからこそ、それがいい意味で裏切られると気持ちいいんだなー。
あと、本来は「詐欺師」という犯罪者の主人公を、「唯一の肉親である父親を無惨にも殺された」という過去によって観客に感情移入しやすくなるようにしている点も、「上手いなぁ」と思わずにはいられませんでした。
心の片隅にはちゃんと分かってるのに、「でも、こんなことされたら人として気持ちも分かるわ」みたいなね。
政治家や権力を持った人達の腹黒さは「日本も韓国も同じだなぁ」と、今の時期だからか余計に納得でした
まぁ、正直なところ、ジソンが本当に叶えたい事はなんだったのかはというのは、途中から気付きました。
が!
途中から人間関係のもつれが複雑すぎて、しかも存在感のある役者陣たちの裏切りの連続で「一体どういう関係なのー?」と大混乱。
だからこそ、ラスト直前で綺麗に回収されていく伏線、結末のだいどんでん返しには「やられたー!」と、半端ない驚きと爽快感と満足感をプレゼントされました。
復讐ものでも、後味の悪いドロドロしたものは全くなく、むしろ何度も観たくなる作品です。
韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件「チョ・ヒパル詐欺事件」
上でも少し書いていますが、この作品は韓国で実際に起きた史上最大のマルチ商法詐欺事件がモチーフとなっています。
その事件については、韓国映画「MASTER マスター」でもモチーフとされており、以前ブログでも紹介しました。
韓国通ならご存じの方もいるかもしれませんが、ここで改めて実際の事件について説明を。
韓国で実際に「稀代の詐欺師」と呼ばれたチョ・ヒパルは10を超える会社を所有し、医療器レンタル詐欺で4万人の投資者から4兆ウォン(約400億円)を騙し取り、これにより自殺した被害者は30人に及ぶという、韓国史上最大級の高額詐欺事件を起こしました。
警察が2012年に死亡を発表したものの、2015年10月にチョの右腕と謳われたカン・テヨンが中国で不法滞留の容疑で逮捕され、韓国へと強制送還されました。
そのためヒパルの生存がまことしやかに囁かれ、彼の姿を見たという数々の証言が飛び出し、彼の死が偽りだったことが発覚。
未だに捜査が続いているそうです。
この事件では賄賂をもらった警察官たちが詐欺師を逃がしていたそう。
韓国の警察などの組織の腹黒さは色々な事件やニュースで知っているので驚きませんが、いい気持ちはしませんね。
本作では、そんな詐欺師たちを逆に騙してやろうという展開で進んでいきます。
そのため特に韓国では、事件に限らず、日頃の不満やストレスを見事に解消してくれるものだったのではないでしょうか。
チャン・チャンウォン監督について
本作品「スウィンダラーズ」の演出も務めたチャン・チャンウォン監督は、長い間イ・ジュニク監督の下で活動していた人物です。
イ・ジュニク監督といえば、2005年に大鐘賞も受賞した映画「王の男」を監督を務めています。
その「王の男」で助監督だったチャンウォンさんは、当時から采配を振るっていた経験豊かな実力者の1人だそう。
そんな彼が、本作でいよいよ初長編監督デビューを果たしました!
チャンウォン監督は、本作を「重苦しい現実を痛快にしてくれるエネルギーに満ちた映画」と表現しています。
このハラハラドキドキだらけのスリリングなだまし合いを「娯楽映画」として描いた「スウィンダラーズ」は、これまでにない予測不能な展開で描かれ、韓国映画ファンならずとも皆さんの心をガッチリつかむこと請け合いです!
“1度目はダマすほうが、2度目はダマされたほうが悪い!”あなたは騙されずにいられるか?
…と、かなり誉めまくっていますが、ところどころ話に無理やり感があるのも事実です
「現実にこんな規模のこと、この短時間に準備できる?」とか、「こんなに不確定要素満載で普通実行する?」とか…。
でも、韓国だからこそ許される部分もあるかも。
もしこれが邦画なら、もっと各方面から突っ込まれるかもしれませんが、勢いで押し切られた部分も楽しいと思わせているのが本作のすごさの1つかも。
ここまで書いちゃうと、どんな展開が待ち受けているのか期待してしまうかとしれませんが、決してその期待を裏切るもとのではないかと!
表面上からは一切先が読めない、お互いの腹の探り合いの連続に巻き込まれ、あなたも最後の展開で絶対に驚愕する筈!
ミステリー好き、謎解きが好きな方なら、なおさら予想できないであろう結末にはまる筈!!
(自分でめっちゃハードルあげてるなぁ(笑))
この作品、続編作らないのかな…。
詐偽は犯罪だけど、いつかジソンたちがまたその素晴らしい能力を活かしまくって、正義の名のもとに傷ついた人たちの仇討ちをしてくれないかな。
ここで終わりだからこそ面白いのかも知れないけど、是非ともこの後のお話を観てみたいです。
まだ観ていない方は是非!
一見の価値ありです。
久々に超お勧めの作品です!
(写真提供元)https://movie.daum.net/moviedb/contents?movieId=103971#photoId=1206608
結構長くなりましたが、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう