韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoonです。
昨日に引き続き、今回は韓国のEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
これは、日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもあります。
日本語を直訳で韓国語にしている分、たまに「なんか違う」と思うこともありますが、今回もテキスト内に出てきて気になった単語や表現、「こんなのもあるよ」というものも含めてご紹介していきます。
第11課「Self-test」について
今回は前回の第11課「오늘의 대화」に出てきた表現のなかからいくつかピックアップしてテストするコーナーをまとめていきます。
せっかくなのでこの後出てくる日本語を自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります。
동사て형+た分(だけ)
= 한 만큼
‘그 정도에 마춰서’라는 뜻이다.
「その程度にあわせて」という意味。
(例題①)
頑張った分だけ失敗した時のショックは大きいけど、それでも後悔しないほうがいい。
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분발한 만큼 실패했을 때의 충격은 크지만, 그래도 후회는 하지 않는 게 좋아.
(例題②)
ここのカラオケは歌った分だけ支払うシステムらしいよ。
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여기 노래방은 노래한 만큼 지불하는 시스템이래.
「~た分だけ」に出てきた単語、表現など
・支払う 지불하다
※先生からの+αにも
先生からの+α
・支払う
지불하다は、会話でも普通に使われます。
同じ意味で会話では계산하다, 내다などもよく使われます。
「치르다は?」と質問したところ、この単語には「(借金や代金を)支払う」という意味で、「~の代価として」というニュアンスがあるそう。
치르다でよく使う表現は
값을 치르다(代金を払う)
(おまけ)「おごる」あれこれ
ここの部分を予習していて「おごる」も人によって言い方色々だよな…と気になったので、聞いてみました。
この意味だと하턱はよく聞く単語ですよね。
・한턱 내다 おごる
내다だけでも通じます。
・한턱 (얻어)먹다 おごって貰う、おごられる
他にも会話などでよく聞くのは
내가 살게. 私が出すよ、私がおごるよ。
もう1つ、私がよく見ている韓国バラエティーでしょっちゅう聞くワード
내가 쏜다!(原形쏘다)
「これも『私がおごる』ですよね?」ときくと、「そうだけど、これは使う相手を限定します」とのこと。
フランクな表現なので、仲がよい相手じゃないと使っちゃダメだそうです。
目上の人にはNGなんですね。
確かに番組でも、そこそこ歳がいってるヨンジャオンニが若者たちに내가 쏜다.って言ってました!
▼ちなみに、よく見ているというバラエティー番組はこちら
・歌った分だけ支払うシステム
一曲ごとに支払うシステムは코인제
時間ごとに支払うシステムは시간제
명사+がやっとだ
동사의 명사수식형+のがやっとだ
= ~하는 게 고작이다, 겨우 ~하다
그렇게 하는 것이 최대치의 상태이고 그 이상의 여유가 없다는 뜻을 나타낸다.
そうすることが最大値の状態であり、それ以上の余裕がないという意味を示す。
(例題③)
周りの人たちができすぎて、ついていくのかやっとだ。
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주변 사람들이 너무 잘해서 쫓아가는 것이 고작이다.
(例題④)
うちの犬は「待て」と言っても、すぐにソワソワし始めて食べてしまい、待つのは10秒がやっとだ。
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우리 개는 ‘기다려’라고 해도 금방 바로 안절부절못하고 먹어 버려서 기다리는 것은 10초가 고작이다.
「~(の)がやっとだ」に出てきた単語、表現など
・쫓아가다 ついていく、追いかける
・안절부절못하다 いても立ってもいられない
葛藤してる感じです
先生からの+α
・고작이다
「精一杯だ」「やっとのこと」「高々」などの意味があります。
하루에 한끼 먹는 게 고작이다. 一日に一食食べるのがやっとだ。
고작 ◯◯에 뿐이야? たった◯◯だけか?せいぜい◯◯だけか?
例文を作って練習するのもいいと思います。
第11課「漢字の達人」について
日本の漢字を例文などと共に韓国語で説明するコーナーです。
今回の漢字①頭上 머리 위쪽
頭の上。頭の上の方。
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머리 위, 머리 위쪽
(例文①)
今、あなたの頭上を飛んでいる飛行機は一体どこへ向かっているのか、気になったことはありませんか?
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지금 당신의 머리 위를 날고 있는 비행기는 도대체 어디로 향하고 있는지 신경이 쓰인 적은 없습니까?
Words:日本語単体に対して訳された単語
・一体 도대체
・向かう 향해 가다
先生からの+α
・向かう
Wordsには향해 가다とありましたが、会話では향하다でもちろんOK
・気になる
これまでも何度も「気になる」については書いていますが、細かなニュアンスについて、また引っ掛かったので質問してみました。
テキストでは신경 쓰이다で表現されていますが、ニュアンス的に今回の例文では궁굼하다のほうがあっているのではと思ったんです。
飛行機の行き先が「(好奇心で)気になる」とか「(自分が思ったのと正解か)気になる」というニュアンスが強いように感じたので「(神経質に)気になる」のニュアンスが強い신경 쓰이다はどうなのかと思って。
答えからいうと、この例文なら궁굼하다でも신경 쓰이다もOKだそう。
私は「好奇心で」のイメージを強く持ってしまいましたが、この文だけではどちらでもとれますから。
さらに신경 쓰이다についてもう少し詳しくかくと、この表現がもつニュアンスは「正体が気になって神経を使う = 気になる」です。
「(その正体が不明で)邪魔で気になる」とか「(その正体が不明で)気になって落ち着かない」という感じです。
今回の例文だと、「上空の飛行機がどこにいくのか不明で気になって落ち着かない」という意味でもとれるので、使えるというわけです。
逆にいうと、この表現を使うことで、日本語ではどちらにでもとれるニュアンスがはっきりしますね。
ちょっと面白いです。
ちなみに、신경 쓰다だと「気を使う」「気にかける」。
言葉通り「神経を使う」ニュアンスが含まれています。
今回の漢字②身の上 신상
その人にかかわること。これまでの境遇。人間の運命。
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그 사람하고 관련이 있는 일. 이제까지의 환경, 처지. 인간의 운명.
(例文②)
今まで知り合った人の中で、まだそれほど親しいわけでもないのに、突然「身の上話」を始める人が数人いました。
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지금까지 알게 된 사람들 중에서 아직 그렇게까지 친한 것도 아닌데, 갑자기 ‘자신의 신상 이야기’를 시작하는 사람들이 몇몇 있었습니다.
Words:日本語単体に対して訳された単語
・かかわる 관계가 있다, 상관하다
・境遇 처지, 환경, 형편
・知り合う 아는 사이가 되다
・~わけでもない ~것도 아니다
・身の上話 신상 이야기, 자신의 처지에 관한 이야기
※先生からの+αにて
・数人 몇 사람
先生からの+α
・身の上
日本語の「身の上」という言葉のもつニュアンスだと、신상はちょっと違うかもといわれました。
신상は「ちょっと怪しい」ニュアンスが含まれるそう。
신상을 모르는 사람 素性の分からない人
・身の上話
テキストでは‘신상 이야기’とか‘자신의 신상 이야기’とありましたが、ここの日本語のニュアンスなら‘자기 이야기’でOK。
もし、‘자기 신상 이야기’とすると、より詳しい話というニュアンスになります。
他にも‘개인 자세한 이야기’とか‘개인 자세한 정보’など。
どちらにしても신상だと、ちょっと事件性とか怪しさが含まれるそうです。
今回も結構色々知れて面白い回でした。
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう