안녕하세요?
oulmoonです。
今回は、先日録りためていた韓国映画の1つを観たので、それについてまとめます。
最近、社会派やホラー系バイオレンス系は避けたい気持ちが働いていて、ついつい恋愛系を選んでしまう観てしまう。
とはいえ、前回なんて半分ホラー入ってましたけどね。
では、さっそくご紹介していきましょう。
恋の甘酸っぱさを感じたい人にはお勧めの作品「ただ君だけ(오직 그대만)」
タイトル:ただ君だけ(오직 그대만)
監督:ソン・イルゴン
脚本:ソン・イルゴン 、 ノ・ホンジン
韓国公開:2011年10月20日
日本公開: 2012年6月30日
上映時間:105分
2011年と今回も少し古い作品ですね。
奇しくもこの前ご紹介した「恋は命がけ」と同じ年に制作されています。
「恋は命がけ」つながりで言うと、パク・チョルミンさんがここでもいい兄貴役で登場してました。
この作品は録画した当時はあまり深く考えずに「恋愛映画特集」という響きにひかれて録画したんですよね。
でも後でキャストをみて歓喜!
ソ・ジソプさんとハン・ヒョジュさんだ!!
お二人とも日本でも人気の高い役者さんですが、第一印象は二人ともイマイチだったんですよね。(←上から!)
でも実際出演しているドラマや映画を観るたびに、好きになっていった役者さんです。
それに演技も好きだけど、共通して声も好きだな。
お二人ともちょっと低めの声で落ち着いていますよね。
▼関連サイトなど
ただ君だけ(Wikipedia) → ★
映画公式サイト(日本語) → ★
▼韓国の公式サイトなどは見つかりませんでしたが、こんなのを見つけました。
오직 그대만(Daum) → ★
소지섭, 한효주 출연영화 ‘오직 그대만’ (個人のブログ) → ★
概要
『マジシャンズ』のソン・イルゴン監督がメガホンを取り、「映画は映画だ」「主君の太陽」など日本でも人気の高いソ・ジソブが主演のラブストーリー。チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」(1931)をモチーフに、孤独な男と目が不自由な女の純愛を描いた作品。
ソウルの片隅で孤独に生きてきた男女が、悲壮な運命に翻弄されながらも純粋な愛をはぐくむ姿を、切なくも温かなタッチで映し出している。
ソ・ジソブが暗い過去を持つ元ボクサーを、テレビドラマ「春のワルツ」のハン・ヒョジュが視覚障害というハンデを抱えながらもけなげに振る舞うヒロインを熱演。
スローモーションを駆使したボクシング・シーンや、主人公たちが心を寄せ合うさまを淡い色調で表現するなどの凝ったビジュアルにも注目したい。
ソ・ジソプは一度は出演を断念するも、その後映画化を実現した念願の純愛作品でもある。
あらすじ
かつては将来を有望視されたボクサーだったチョルミン(ソ・ジソプ)は、夢に破れて借金の取り立て屋となり、その果てに傷害事件を起こして服役していた。
出所後、事件から心を閉ざしたまま飲料水の配達と駐車場の係員として働いていた彼。
そんな彼の目の前に、一人の女性が現れる。
目が不自由だが明るく愛くるしいジョンファ(ハン・ヒョジュ)と出会い、彼女とのたわいない時間をきっかけにチョンミルは少しずつ心を開いていく。
徐々に惹かれあう二人だったが、ジョンファが失明した事件が自分が過去に起こした事件と関係があると知ったチョンミルは、ジョンファの目の手術代を稼ぐため別人になりすまし、高額な賞金が得られる違法な賭博試合に出場することを決めるが……。
感想
結論!
「なんじゃこりゃ!こんなの反則じゃーん!」と、言いたくなる作品でした。
勿論いい意味でですよ?
あらすじを見ただけでも設定的にそう感じる部分もありますが、主役の二人の演技がなんともよくて・・・。
前半は、二人の出会いから徐々に好感をもって近づいていくという恋愛初期の何とも言えない心浮き立つ時間が丁寧に描かれています。
言葉よりも二人のちょっとした視線、しぐさなどすべての演技が感情をしっかりと現わしていて、見ていてついニマニマ。
特に感情を表すのが苦手そうなチョルミンが喜怒哀楽をしっかりだしているシーンは一緒になって感情が揺れました。
シンプルに話は進んできますが、その中でそれぞれの立場の苦しさや背景を考えさせられるシーンもしっかりとあり、だからこそ二人の関係が進むにつれ幸せな気持ちになりました。
まぁ、視覚障害のあるジョンファの家が「現実的にはここは選ばないだろう」と思うような場所にあったりとか、細かい部分では「ん?」と思うこともありましたけど。
それに、後半の賭博試合の展開などはちょっと陳腐な設定というか、なんとも言えない気持ちにもなりました。
暴力的な血みどろなシーンもあるし、韓国映画にしてはそんなに残虐性はありませんがブルーな気持ちになる人もいるかもしれません。
が!その後、手術後の彼女の人生と彼の人生が交差する部分とかラストに向かっていく感じが本当によかった。
驚くような展開ではないど、ここでも二人のせつない演技にはまりまくりました。
まだ観ていない人のことを考えるとネタバレしたくない気持ちを持ちつつ、「あそこのソ・ジソプの演技!よくない?!」なーんて、誰かと話したい気持ちが止まりません。
ソ・ジソプさんは、あの外見のせいもあるかもしれませんが、せつない表情の演技がたまりませんね。
その反面、病院でシスターに「あなたは笑顔が素敵なのに」と言われてにっこり笑った表情も、何とも言えずかわいかったけど。
初めて彼を見た時は「なんで人気あるのかな?もっと美形ってたくさんいるだろうに」なんてあほなこと考えていましたが、やはり人気があるにはちゃんとした理由があるんですよね。
あー、しばらくソ・ジソプさんにふわふわしそう。
彼のことを中心にほめたたえてますけど、細かく気になるところはあるにしてもお勧めの作品です。
いい作品のわりには興行成績はいまいちのようでしたが、必ずしもそこが比例するとは限りませんからね。
社会的には「弱者」とみられなくもない彼らのささやかな幸せが詰まった日々は、心癒される部分が沢山あります。
何より、恋しているときの独得な高揚感や自己嫌悪など、あの時にしか感じられない感覚を感じたいならぜひ見ていただきたい。
私も久々に「恋したいな」なんて思った作品でした。
ちなみにこちら、リメイク作品として日本版で2020年秋に公開予定だそう。
「君の瞳が問いかけている」公式サイト → ★
彼らのあの空気感がうまく描けるのか、それとも全く別物になるのか、色んな意味でこちらも楽しみかも。
もし興味のある方は是非観てみてください!
では、短めですが今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう