안녕하세요?
またまた観たいと思いつつも、なかなか観られなかった韓国映画のご紹介です。
「トンマッコルへようこそ(웰컴 투 동막골)」
2005年に韓国で公開されていますね。
ええ、またしても古い映画ですみません
でも!
名作というのは一昔前だろうが二昔前だろうが、世界共通して今も観た人に影響を与えるものが多いですからね。
この映画も、そんな作品の1つです。
日本のWikipedia → ★
韓国のWikipedia → ★
概要にも書いてありますが、当時は韓国で800万人を動員し、2005年の最多観客動員数を記録しています
今でこそ1000万人を越える大ヒット作も多いですが、すごいことです。
私は反戦映画だと感じましたが、韓国の人のなかには「親北反米」と見る人もいて、賛否両論だったようです。
戦争というものをしらない韓国の平和な山奥の村で、南北朝鮮人兵士や国連軍(=韓国側)のアメリカ人兵士の絆が描かれていますが、誰もが人らしく葛藤し、いわゆる「善と悪」的な極端な感じで戦争が描かれてはいません。
その分、そうとらえる人がいるのも分からなくもありません。
議論が生まれること自体は、作品として余計にいいことの気もしますが…。
朝鮮戦争の最中だった1950年11月が舞台となっていますが、韓国の歴史の一部を知る上でもいい作品だと思います。
日本映画でも当時何が起こっていたのか、教科書で勉強するよりも頭に入ってきやすいことも多いですからね。
資料をみて勉強することも大事ですが、戦争というのは血の通った人同士がやっているんだと実感しながら見ることが出来るし、その国の考え方のひとつが垣間見れますし。
ざっくりとしあらすじ
朝鮮戦争の真っ只中、戦争の意味さえしらないようなトンマッコル(동막골)という架空の村近郊に、米国空軍のパイロット、スミス大尉(スティーヴ・タシュラー)の飛行機が墜落した。
村人たちの手厚い手当てを受けていると、そこに連合軍(韓国軍)のピョ・ヒョンチョル표현철将校(シン・ハギュン신하균)とムン・サンサン문상상衛生兵(ソ・ジェギョン서재경)の2人が現れる。(この2人は少し前に出会ったばかりの他人同士)
そしてさらに村の住人ヨイル여일(カン・ヘジョン강혜정)によって人民軍(北朝鮮軍)のリ・スファ리수화将校(チョン・ジェヨン정재영)、チャン・ヨンヒ下士官(イム・ハリョン임하룡)、ソ・テッキ少年兵(リュ・ドグァン류덕황)の3人が連れられてくる。
(この3人は連合軍によって次々と仲間を失い、やっと生きのびてきた仲間)
敵対する兵士たちがまさかの鉢合わせとなり、その場は一触即発の危機に陥るが…?!
全部書きたい気持ちは山々ですが、是非観ていない方には最後まで真っ白な気持ちで楽しんでいただきたいので、あらすじまてで!
戦争映画ですからハラハラドキドキすることもありますが、のんびりした村人たちの空気に癒されて、見ている側もほっこりするシーンも沢山あります。
最後は正直思いもよらない結末でしたが、余計に感動しました。
「人として生きる」とは、どういうことかをこの作品でも強く考えさせられました。
さらにさらに、この映画は素敵な音楽が多いなぁと感じていましたが、エンディングロールをみてびっくり!
久石譲さんが担当されてましたよ。
さすがだ!
興味を持たれたかたは是非!
では、今回はここまで!
この映画に関して習った韓国語表現などは次回に!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、よろしくお願いします