韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoonです。
今回はEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもあります。
「楽しい日本語」5月号第11課「読む力」
今回は「読む力」というコーナーから気になった表現などをピックアップしました。
基本的に日本について紹介することの多いテキストですが、日本人でも知らないような内容を取り上げているのでなかなか面白いコーナーです。
今回は内容的に少しかたい感じもありますが、韓国との違いを調べるきっかけになったので、たまにはよいかと。
せっかくなので日本語を自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります
第11課「読む力」に出てきた単語、表現など
・인명용 한자 人名用漢字
▲人名用漢字については下に詳細を載せます
・호적 戸籍
・기재 記載
・고시 告示
・빈번히 頻繁に
・개정 改正
・신생아 新生児
・출생신고 出生申告
・수리하다 受理する
・계기가 되다 きっかけになる
・불복 신청하다 不服申し立てする
불복하다 不服だ
・항고 抗告
・기각하다 棄却する
・평이 平易
・정하고 있다 定めている
・사회통념상 社会通念上
※토념상の発音はそのまま変化なしです
・명백히 明らかに
ちょっとかたい単語が多いですが、知っておくと弁護士ドラマとか刑事ドラマとか、色々参考になりそうです!
ところで、あなたは人名用漢字という存在を知っていましたか?
名前をつけるって、その漢字が使えるかどうかも重要ですよね。
せっかく考えたのに、いざ役所にいって「常用漢字じゃないから使えません」と受理されないんじゃショックも大きいし。
最近はキラキラネームと言われる名前も多いので、より増えていくかもしれませんね。
定期的に使える漢字が増えていくのはありがたいと思う反面、削除される漢字もあるようです。
こういうことって、きっかけがないと知らないままなのでいい勉強になりました!
そうそう!
今回タイトルにピックアップした「きっかけになる」ですが先日アップした「これを機に」とは異なるので、両方覚えて使い分けてくださいね。
▼韓国語の訳文もつけておきます。
自分で書いた文章と見比べてみてくださいね
韓国には「人名用漢字」はあるの?
ところで、韓国には「人名用漢字」があるのか気になりませんか?
先生は「聞いたことない」と言われたんですが、調べたらありました!
なのでプラスαの知識として興味があれば読んでみてください
韓国では、新生児の命名に漢字またはハングルを使用することができ(漢字とハングルの混合は認められておらず、漢字のみあるいはハングルのみに統一しなければならない)、漢字を使用する場合、日本同様に使用できる漢字は制限されており、命名に使用できる漢字を「인명용 한자(人名用漢字)」と呼んでいる。これは1991年に制定された。
人名用漢字(Wikipedia)より抜粋
制定されたのは意外に最近ですね!
韓国の人名用漢字もこれまでに数度の改訂で文字が追加されており、当初の2,731字から2015年には8,142字まで拡大されている。また韓国では、万が一人名用漢字にない漢字を使用した命名が役人の手違いにより受理された場合、後で役人が職権によりハングルに直すことがある。近年ではハングル表記のみで漢字名を持たない人もいる。
人名用漢字(Wikipedia)より抜粋
ちなみに日本では2017年現在で、人名用漢字は862、人名として使える漢字は2136字/4388音訓[2352音・2036訓]だそうです。
韓国の伝統的な名前の付け方
伝統的に、下の名前(個人名)は中国由来の慣習である行列名によって部分的に決められる。個人名の2つの文字の内の1つは個人に固有のものであるのに対して、もう一方は一族の同じ世代の全ての人々によって共有される。北と南のどちらにおいても、行列名は従兄弟同士ではもはや共有されないが、兄弟姉妹同士では今でも共有される。
個人名は典型的に漢字から構成される。北朝鮮では、姓名の表記にもはや漢字は使用されていないが、その意味は今でも理解されている。例えば、「철」(チョル、鐵)という音節は男児の名前に使われ、「鉄」を意味する。
伝統的な命名慣習は今でも大部分守られているものの、1970年代末以降、一部の親は子供の名前に、大抵二音節から成る朝鮮の固有語を与えている。この種の名前で人気のあるものには、「ハヌル(하늘、空)」、「アルム(아름、美)」、「イスル(이슬、露)」、「スルギ(슬기、知恵)」がある。伝統的慣習に反したこの傾向にもかかわらず、人名は公的文書や家系図などには今でもハングルと(ある場合は)漢字の両方で記録される。
韓国の姓氏と名前(Wikipedia)より
確かに固有語の名前ってかわいいから、そっちでつけちゃう気持ちもわかります。
実は私も平仮名の名前なので、日本の固有語を使った名前と言えます。
そういう意味でも共感しちゃうのかも。
元々、韓国における名前の長さに法的制限はなかった。その結果、ある親は朝鮮の固有語から成る極めて長い個人名(例えば16音節からなる「ハヌルビョルニムグルムヘッニムボダサラングスロウリ(하늘별님구름햇님보다사랑스러우리、空、星、雲、太陽より愛らしからん)を登録した。しかしながら、1993年に施行された新たな登録制度では、個人名は五音節以下でなければならないとされている。
韓国の姓氏と名前(Wikipedia)より
韓国の人の個人名って基本二文字ですが、ちゃんとルールにのっとってのことだったんですね。
確かに「寿限無」じゃあるまいし、長すぎるのも困りますよね。
今回は日本の人名用漢字から、韓国の名前にまで話がとびました。
ま、知っておいて損はないと思うので、頭の片隅にでもいれておいていただければ…
というわけで、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、よろしくお願いします