안녕하세요?
毎週レッスンはありますが、会話レッスンでする会話がマンネリ化しています
普段からもっとニュースを読んだり意識しておくべきなんでしょうが、ダメ子ちゃんの私はなかなかそれが出来ず…。
先生からいつも「先週はどうでしたか?」と聞かれても、思い返しても浮かばないことが多い。
今回も「韓国ドラマは見たけど…(한국 드라마는 봤지만…)」と言うと、すかさず教えてくださいました。
한국 드라마를 보고 있기는 한데 특별한 것이 없었어요.
(韓国ドラマを見てはいますが、(それ以外は)特別なことはありませんでした)
このフレーズはちゃんとおぼえるにしても、こればかりにならないよう気を付けねば
さてさて、本題です。
先日、過去に書いた記事を見直していて、はたと気づいたことが。
韓国映画「ワンドゥギ(완득이)」を観たこことを載せたときに「先日も少し書きましたが」なんて言っていたのですが、ざっとここ最近の記事を見直してもそれっぽいのを書いていない…。
見落としてるのか?
会話レッスンで話したけど、見る前だったから書くのを控えたのか?
とりあえず、映画を観た後にまた先生と話す機会があったのでまとめます!
「ワンドゥギ(완득이)」
重複になっちゃうけど、念のため映画情報を
Wikipedia → ★
韓国のWikipedia → ★
あらすじなどは映画について書いたときのものを参考にしていただき…。
会話レッスンで出てきた単語、表現など
まずは簡単なものから復習もかねて。
・愛称について
主人公はユ・アイン(유아인)さんが演じるワンドゥギ。
彼の名前はト・ワンドゥク(도완득)です。
완득이は通称にあたります。
韓国では名前の最後にパッチムがある場合は이がつきます。
ちなみに呼び掛けるときは아をつけて완득아の形ですね。
名前の最後が母音の時は야になります。
例えばジュンス(준수)さんなら준수야です。
が、ちゃんとした名前があるにも関わらず、キム・ユンソク(김윤석)さん演じるトンジュ先生は「ヤンマ!ト・ワンドゥク」と読んでいます。
頭には必ずといっていいほど「ヤンマ」をつける。
ハングルで書くと「얌마」
これは「야!이놈아」の略で「おい!こいつ!」などの意味があるそうです。
あまりにいつも言われるのでワンドゥギも「얌마は俺の号か?」と怒ります。
映画のなかでもありましたが、昔は知識人などには名前の前に号をつけるので(白凡 金九のように)、俺の号は얌마なのかと文句を言っていたのです。
しかしワンドゥギだけがひどい呼び方をされているかといえば、違います。
先生であるトンジュ(동주)もットンジュ(똥주)と生徒たちから呼ばれています。
この똥は「糞」という意味。
「糞トンジュ」という訳です。
仮にも先生なのに…すごい
映画のなかでは동주と똥주で発音によって訳も変わっていますよ。
・先生の愛すべき不器用さ
トンジュのような先生に関する表現をいくつか習いました。
약감 덜떨어진 선생님 ちょっと不器用な先生
生徒への愛情表現は不器用ですが、芯は通っていましたね。
이런 선생님이 많이 있으면 좋겠는데.
(こんな先生が沢山いればいいのに)
今回のレッスンで何度も私の先生が口にしていたのが印象的でした。
確かに、今の学校では少ない存在ですね。
心のなかではそうしたいと思う人はいても、実際にあそこまで行動できる人は少ない。
不器用だけど愛のある人柄は「夜間自立学習」に関するシーンでも出ていました。
韓国は日本以上に偏差値至上主義なので、中学生・高校生は恐ろしいほど勉強に終われています。
毎年、大学受験の失敗による自殺者も少なくありません。
少しでも勉強する場を提供すべく、韓国の高校は放課後も遅くまで教室を開放しています。
このことを「夜間自立学習(야감자립학습)」、略して「ヤジャ(야자)」といいます。
自立とつくくらいなので、強制ではないはずなのですが…強制的に実施している学校が殆どだそうです。
ワンドゥギが通う高校もご多分に漏れず。
それに対して不満を持っているトンジュは「夜間強制学習」=「夜強(ヤガン야강)」といえと同僚にグチグチ言っていました。
生徒に強制させる先生が普通な中で、当たり前にこういうことを口に出せるトンジュ先生に好感を持ちました。
反面、生徒への体罰もガンガンしていたので鬼教師(호랑이 선생님)という言葉もあいます。
日本語だと「鬼」で表す部分が「虎」なのが面白いですね
まぁ、単なる暴力ではなく愛の鞭だと思うので、結局温かい先生でしょう。
・宙を行き交うレトルトごはん
生活の苦しいワンドゥギの家には、支援物資(지원물자)が定期的に配給されています。
そのうちの1つが「ヘッパン(햇반)」=レトルトごはんです。
これ、商品名がそのまま一般名詞化している感じですね。
白米だけではなく、種類も色々あるようです。
トンジュが自分の生活も苦しいからと、ワンドゥギにしょっちゅう「ヘッパンをよこせ」と言っているのは笑えました。
・悪態しかついてない?キム・サンホさん
ワンドゥギの近所にはもう一人おかしなおじさんがいました。
私の大好きな役者の一人、キム・サンホさん演じるおじさんですが、口を開けば悪態ばかり…。
「シブルロム(씨불롬)」としょっちゅう言っているのですが、訳すと「このやろう、こんちくしょう」みたいな感じだそうです。
似たような表現で「씨발」(씨팔や씨빨と表記することもあり)などもあります。
씨발라마(씨발 놈야の略)なども悪態で聞くこともありますが、いずれにせよ自分から口には出してはいけない表現なのでご注意を。
ビックリされてしまいますよー!
・「愛の部屋」って?
ラストにトンジュたちが作った文化センターが出てきました。
そこで「先生は“愛の部屋”担当だ」と紹介されています。
その部分はさらりと流して見ていたのですが、やはり気になったので先生に確認してみました。
「愛の部屋」といっていた「サランバン(사랑방)」は、本来は「座敷、主人の居間として使う部屋、主人の居間を兼ねた客間」などの意味だそうです。
それと恋人と愛を育む部屋を掛けてああいう表現にしたのだろう、と。
やっぱり流して見るのは良くないですね。
気になったら調べることで、作品の面白さも倍増します。
映画を観たときは、登場人物たちの魅力に目がいきましたが、改めて振り返るとまた別の面白さが次々出てきます。
見返すことで他にももっと気付くことがあるんでしょうね。
色んな角度から120%作品を楽しみたいな。
気になるかたは是非観てみてくださいね!
皆さんが気づいたことや気になったことなど、交流できたら嬉しいです。
さて、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また、よろしくお願いします