簡単な会話表現で単語もニュアンスも一緒に覚える
안녕하세요?
oulmoon입니다.
10月に入りましたねー。
街中で金木犀の香りに気付けて幸せですが、今年も後少しと思うとあっという間過ぎて驚きです🤔
では、本日も早速本題です。
今回は先生がたまに送ってくれるデータを使ったレッスンのまとめです。
その内容はシンプルで簡単そうなんだけど、「簡単だけど見逃しそうな意味」や「忘れがちな使い方」など、基本を見直すにはありがたいものでもあります。
「こんな意味もあるのか」とか「こんな風にも使えるから」なんて発見もありますしね。
というわけで、今回分の内容をまとめます。
今回は3つの文章から色々教えてもらいました。
【単語:치르다】
意味:(重大なことなどを)行う、済ませる、終える、執り行う、戦う
文章①「ワールドカップを見ながら友達同士の会話」
👨: 토너먼트 경기라서 양 팀이 비길 경우, 승부차기로 승부를 결정해.
👨: 승부치기를 하지 말고 승패가 갈릴 때까지 연장전을 치르면 더 좋을 텐데.
【気になった単語、表現】
・승부차기 PK戦
・승부차기에 돌입하다 (直訳)PK戦に突入する → PK戦に持ち込む
・승부차기에 들어가다 (直訳)PK戦に入る → PK戦に持ち込む
▼サッカー用語のおまけ
・코너킥 コーナーキック
・프리킥 フリーキック
・승패가 갈리다 勝敗が分かれる
ここの치르다は「行う」という意味です。
文章②「成人式を終えた友達同士の会話」
👨: 한국의 성인석은 너무 간소해서 재미가 없어. 좀 더 의미 있고 화려하게 치렀으면 좋겠어.
👩: 맞아. 다른 나라들처럼 멋있게 차려입고 모여서 서로 축하한다든지 말이야.
【気になった単語、表現】
・차려입다 着飾る、装う
先生も韓国の成人式はほとんど何もなくて面白くないと言われてました。
ちなみに、「成人する = 大人の仲間入り、一人前」という意味で、好きな男性にこれをもらったら大人の仲間入りといわれる三大プレゼントがあるそうです。
それは「향수, 장미, 키스」。
たしかに、彼氏とか友達以上恋人未満の人にこれらをもらったら彼女感でるかもですね。
ここの치르다も「行う」という意味です。
文章③「友達同士の会話」
👨: 취직 시험이 겨우 끝났나 했더니 이번에는 전공과뫼 시험을 2과목이나 치러야 돼.
👨: 4학년 여름 학기까지 마냥 놀기만 했으니까 그렇게 된 거지.
【気になった単語、表現】
・-나 했더니 ~かと思ったら
・시험을 치르다 試験を受ける = 시험을 보다, 시험을 치다
※詳しくは下で紹介します!
・마냥 ただただ、ひたすら、専ら、全く
ここの치르다も「行う」という意味です。
【시험을 보다/치다/치르다】の違いあれこれ
上に書いてあるので既にお気付きかもですが、基本的には3つも同じ意味の「試験を受ける」だと思ってもらって大丈夫です。
強いて違いを言うとすれば、第一に「使う頻度が違う」ということ。
一般的には、“시험을 보다”を使うことが多いので、韓国語初級くらいならこれだけを覚えておけばOKです。
でも、さらに上を目指しているなら全部覚えておいた方がいいかもですね。
第二に「ニュアンスが微妙に違う」ということ。
・시험을 보다 より客観的(中立的)なニュアンスをもつ
・시험을 치르다 より大変なことをやり遂げたというニュアンスをもつ
・시험을 치다 시험을 보다と시험을 치르다を合わせたようなニュアンスをもつ
自分にとって難関試験を受ける時などは시험을 치르다を使った方がニュアンスが伝わりますね。
【치르다】を使った表現あれこれ
・큰일을 치르다 大事な(重大な)ことを行う
・큰일이면 작은 일로 두 번 치러라. (ことわざ)大事なことなら小事で二度やれ。(何事も一度でやるよりも少しずつ分けてやるほうがいい。)
・홍역을 치르다 はしかにかかる、ひどい目にあう、大きな困難に直面する
・옥고를 치르다 獄中生活を送る
・장례를 치르다 葬式を出す、葬式を行う
・잔치를 치르다 宴会を開く、パーティーを行う
・유명세를 치르다 有名で困惑される
・손을 치르다 (行事などで)多数の客をもてなす
・졸경을 치르다 (歴史)通行禁止時間に違反して巡邏軍(スンラグン)に捕らえられ罰をうける、しばらくの間ひどい苦痛を味わう
巡邏軍とは、「朝鮮時代(1392〜1910)に泥棒・火災などを警戒するため、夜中に宮殿と都城を巡察した兵士」のことです。
時代劇などに出てくるし、ソウルの鍾路で体験も出来るみたいです。
鐘路 へようこそ! → ★
・대가를 치르다 代価を支払う、犠牲を払う
・죗값을 치르다 罪を償う
【치르다】は別の意味もあり!
今回ピックアップしている意味以外に、치르다はいくつか意味があります。
上の例文にすでにのせてますが…🤭
1つは「支払う」という意味です。
(例文)
・밀린 집세를 치렀다. 滞った家賃を払った。
・점원에게 옷값을 치르다 洋服屋で店員に料金を支払う
・빚진 돈을 치르다 借金を払う
・당신을 소송한 것은 죄의 대가를 치르기 위한 것이다. あなたを訴えたのは、罪の代価を支払うためのものだ。
もう1つは「(食事を)済ませる」という意味です。
今回のピックアップした意味に「済ませる」はありますが、行事だけでなく食事的な意味合いでも使われると覚えておいてもらえると…🤔
(例文)
・점심을 치르다 昼食を済ませる
【치르다/갚다/지불하다の違い】
치르다の意味のなかに「支払う」という意味があると書きましたが、「支払う」は他にも単語があります。
過去にその辺も書いてましたが、ここでもその違いを載せておきます。
・치르다 (借金や代金を)支払う
・갚다 (借りていた米・金などを)返す,返済する、償う
갚다は他に「(恩に)報いる、(恩を)返す」や、「(恨みを)晴らす、(仇に)報いる」という意味もあります。
치르다は、他の人に何かをしてもらったり、買ってもらったりしたことに対して、それに相当するお金を支払う行為のことをいいます。
簡単にいうと「(借金や代金を)支払う」という意味で、「~の代価として」というニュアンスがあります。
何をしてもらったことに対して自分の行動で報いる、ということには使われません。
一方、갚다は、人からもらった物やしてもらったことに対して、少し時間が経過したのちに、受けたものに相当する代価を返したり、行動で報いたりするというのが基本的な意味です。
物をもらってその場でお金を払うことには使われません。
(どちらも使える例文)
・외상값을 치르다/갚다. 掛け金を支払う。
(치르다を使う時の例文)
・값을 치르다 代金を払う
・사과를 사고 그 값을 치르다. りんごを買って、その代価を支払う。
・죗값을 치르다 罪の償いをする
※돈을 치르다のようには殆ど使いません。
(갚다を使う時の例文)
・은혜를 갚다. 恩恵に報いる。(恩返しをする)
・신세를 갚다. 世話になった恩を返す。
そして、지불하다は치르다と同じ意味ですが、こちらの方がより丁寧で、契約書などにも使えます。
でも지불하다は会話でも普通に使われるので、書き言葉だけというわけではありません。
(例文)
・대가를 지불하다 代価を払う
・시급으로 지불하다 時給で払う
・신용카드로 지불하다 クレジットカードで払う
지불하다と同じ意味で会話では계산하다, 내다などもよく使われます。
日常会話では내다を使った方が自然だし
楽ですね🤭
(例文)
・돈은 제가 낼게요. お金は私が払います。
また、치르다は지불하다より文学的なニュアンスも含まれています。
色々書きましたが、違いに注意して使い分けてくださいね!
今回より簡単ではありますが、過去のブログ記事にも載せているのでよかったらこちらもどうぞ!
▼
韓国語で「おごる」「精一杯だ」「気になる」って何て言う?日本を知りつつ韓国語を楽しくマスター♪
それぞれ例文の文章だけ読むと簡単なんですが、単語の細かい意味とか似た意味の単語と比較すると面白いですね。
それでは、今回はここまでです。
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次の更新でお会いしましょう