韓国人なら誰でも知ってる作家황순원の短編集で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は、早速本題です!
ちょっと前から韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…
そんなわけで、昨年から「소나기」短編集もレッスンで読んでいます。
소나기は中学校の国語の教科書にも載っているくらいの超有名作品ですが、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出ています。
すでにその소나기も読み終わり、今は「작품해설(作品解説)」の章です。
前にちょっとお話ししましたが後半の作品から、先生から「あまりに使わない表現ばかりで(北朝鮮の言葉だらけで)やっても意味ないから、ここの章はパスしましょう」とストップが入りました。
確かに、一部の作品を残して読み終えたけど、これまでは古い言葉や方言などで苦労し、その分作品の理解も浅かったかもしれません。
今回からはその理解度を解説を読むことで深められたらと思います。
これまでどおり数回に分けて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
▼前回のまとめ
韓国語で「ひたむきに、一筋に」「それとなく、密かに」ってなんて言う?韓国人なら誰でも知ってる황순원の超有名小説「소나기」短編集で勉強!「작품해설 ―서정적인 성장기 소설―」No.1 → ★
では、早速読んでいってみましょう♪
「작품해설 -서정적인 성장기 소설-」の内容と出てきた単語や表現など
(同じ本を持っている人用に実際の本のページも記載してます)
7ページ目途中から(本では150ページ目)
▲メモを書き込んでから撮ったので白塗りで消しました
2. “소나기”의 작품 세계続き
・얽히다 (互いに)絡みあう、(考えが)入り乱れる、繋がる、関係する、濡れ衣をきせられる
ここでは「絡み合う」とか「繋がる」「関係する」ですね。
・펼쳐지다 広がる
・갈등 葛藤、もつれ、いざこざ、悶着
・뻔하다 (物事の成り行きが)知られている、分かりきっている、明らかだ
ここの‘우연히 일어나는 뻔한 사건’の訳は「偶然起きたこと」みたいな感じだそう。
・얻어지다 得る、いただく
・얻어질 수 있는 것이 아니다. 得られるものではない。
‘우연히~’の部分も合わせて意訳すると「ありきたりなことでは得られるものではない」みたいな感じです。
・복선이 깔리다 伏線が敷かれる
・복선을 깔다 伏線を敷く
・서두 冒頭、前口上、書き出し、前置き
・도전적 挑戦的
8ページ目(本では151ページ目)
・운명적인 끈 (直訳)運命的なヒモ → 運命の赤い糸
・동무 友達、朋友、仲間
前にも書きましたが、あまり使いません。
北朝鮮などでは使います。
・짓궂다 意地悪だ、性悪だ
・숙맥 物事の区別がつかない愚かな人 = 숙맥 불변
・차마 とても、到底、どうしても、どうして
・비로소 初めて、ようやく
・관계 맺음 (直訳)関係の結び → (ここでは)関係性
9ページ目(本では152ページ目)
・철저히 徹底的に
・둑 土手、堤、畔
・때에야 時になって(やっと、)
・-에야 ~には、~になってやっと
10ページ目(本では153ページ目)
・미지 未知
発音注意です。日本語と同じように読まないでくださいませ。
・소녀다운 그리움 少女らしい懐かしさ、恋しさ
・생소하다 見慣れない、馴染んでいない、不馴れだ
・춤추게 踊らせるように → 動かすように
・맴을 돌다 ぐるぐる回る(回す) = 매암(을) 돌다
・따갑다 非常に熱い、痛いくらいに熱い、ひりひりする、チクチクする
따갑다は「熱さ」では뜨겁다より熱いレベルですが、ここでは目が痛くなるほど赤い紅葉として使っているので作者独特の比喩表現です。
おまけ【「あつい」色々】
・뜨겁다 (温度が)高い
・덥다 (気温が)暑い
・두껍다 (物が)分厚い
・두텁다 (情に)篤い
・차츰 だんだん、次第に = 차차
11ページ目(本では154ページ目)
・송진을 발라 준다 松脂を塗ってやる
・흉내조차 物真似さえ、真似さえ
・흉내(를) 내다 真似る、真似をする
・코뚜레 鼻輪
・꿰다 通す
・뛰어나다 優れている、秀でている、抜きん出ている、際立つ、ずば抜ける
12ページ目(本では155ページ目)
・익어가다 馴染んでいく、慣れていく
普通は使わない表現です。
・관계가 익어가다 (直訳)関係が馴染んでいく → 親しくなっていく
・점하다 占める
・우위를 점하다 (直訳)優位を占める → 優位に立つ
・눈물겹도록 涙ぐむほど
・무명 겹저고리 木綿重ねのチョゴリ、木綿の二重(重ねの)チョゴリ
・벗어 감싸준다. 脱いでくるんでくれる。
・몸이 적이 누그러짐을 느낀다. 体が多少和らいだ。
この‘적이(多少)’は使いません。
・순탄하다 順調だ
・결코 순탄하지 않다는 것. 決して順調ではないということ、
・엄청나게 불어 (直訳)ひどく増えている → 氾濫している
13ページ目途中まで(本では156ページ目)
・등을 돌려 대어 업어서 背中合わせにおんぶして
これ、前も混乱したんですが、普通に背中におんぶしている状態のことです。
中途半端な場所ですが、今回はここまでです。
今回も前回に引き続き、解説のページ数からして5~6ページずつ進むと丁度いいかなと思い、そのなかで段落が変わるところで区切っています。
やはりというか、分からない単語を調べながら意訳して読むのと、母国語として読んだ上で解説者が読み解くのとでは感じ方がより深い部分もありますね。
お陰で直接読んだときは気付けなかった部分も理解できてありがたいです。
まぁ、日本国の作品でも解説を読むことで気付くこともあるから、その辺は関係ないかもしれないけど🤭
황순원さんの場合は、特に独特な表現が多いのでありがたいです。
解説はもうしばらく続きますので、お付き合いくださいね!
これまでよりは読みやすいと思いますが、もし、読んでみて「ここはこういう訳じゃないのかな?」と思うことなどあればコメント欄で教えてくださいませ!
私にとってもすごくいい勉強になります!
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう