韓国人なら誰でも知ってる超有名小説「소나기」で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
最近韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…
そんなわけで、少し前から「소나기」もレッスンで読んでいます!
中学校の国語の教科書にも載っているくらいの作品なので、韓国語を勉強していれば一度は聞いたこともあるであろう超有名小説ではないでしょうか。
ただ、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出てくるそう。
その分大変だとは思うけど、すでに翻訳されたものをそのまま読むより、自分で訳してみてその難しさも含めて作品性を感じとるのもいい勉強になるんじゃないかなと思っています。
ゆっくり少しずつ時間をかけて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「소나기」の内容と出てきた単語や表現など
11ページ目(本では25ページ目)
・원두막 (マクワウリなどの畑を守るための)番小屋
・참외 マクワウリ
・차미 참외(マクワウリ)のなまり
・하나 먹어 봤으면 (直訳)一つ食べてみれば → 一つ食べてみたい
本にはマーカーはつけていませんが念のため補足を…
ここは後ろにはありませんが、意味的には좋겠다が続きます。
少女の台詞なので「願望」を表しています。
・참외 그루에 심은 무밭으로 들어가, マクワウリの株を植えた大根畑に入り、
文面から、大根畑のすぐ近く(隣り合わせて)マクワウリが植えられているようです。
私は先生に確認するまでここが上手く理解できませんでした。
・무 두 밑을 大根の頭の下を
大根の葉っぱと実の部分の境目辺りですね。
・덜 들어 있었다 あまり味がついてなかった → まだ熟していなかった
ここの들다は「(食べ物に味が)つく、出る」という意味で使われています。
・비틀어 팽개치다 ひねって放り投げる
・대강이 あたま
・한 입 베물어 내다 ほうばる
・손톱 爪
・한돌이 一皮
この単語は先生も分からず…
前後から「一口分の大根の皮をかじり取る感じかな」と言われていました。
野菜や果物など、まるごとかぶりつくときに皮の部分をかじり捨てる感じです。
・우적 깨물다 がりっと噛みしめる、ボリボリと噛む
・지리다 青臭い、しょんべんくさい
ここの지리다はどちらの意味でも一応取れるそう。
「しょんべんくさい」と訳せる可能性があるのは、特に昔は肥やしに糞尿をあげていたので、畑のものをそのまま食べるとそういうこともあったからとか。
言われてみると納得かも…
・눈에 따갑다 目に焼き付く、目がヒリヒリする
・그러고도 それでも
・들국화 野菊
・싸리꽃 萩の花
・도라지꽃 桔梗
12ページ目(本では26ページ目)
・양난같이 생긴 日傘のような形をした
・마타리꽃 女郎花(オミナエシ)
・상기되다 上気する
・한 옴큼 一握り
・싱싱하다 新鮮だ → 生き生きしている
・산마루께 山頂のところ
・골짜기 谷、谷間、渓谷
マーカーしていませんが、その後に出てくる
오순도순は콩죄 밭쥐の하でも「仲睦まじく」という意味で出てきましたね。
・초갑집 藁屋
・나란히 並んで
・걸터앉다 腰かける、どっしりと腰をおろす
・별로 特に、珍しく = 유달리
これはネイティブでも注釈がないとわからない単語の1つだそうです。
韓国の学生の国語のテストで意味をとう問題としてでてきそうと言われていました。
・퍼뜨리다 広める、撒き散らす
・적잖이 少なからず
・비탈지다 斜面になっている、傾斜している
・칡덩굴 葛のつる
・엉키다 もつれあう、絡み合う
・끝물꽃 季節の終わりに咲く花 → 枯れ際に咲き乱れる花、枯れ際に咲き誇る花
끝물は季節の終わりを表現する単語だそう。
そこから「枯れ際に一番美しく咲く花」みたいなニュアンスだそうです。
花にはあまり使われないそうなので、訳すのに手こずりました
・꼭 등꽃 같네. 藤の花みたいね。
・등나무 藤
・동무들 友達たち、仲間たち
今は使われない単語です。
使うとしたら、北朝鮮の人たちだそう。
13ページ目(本では28ページ目)※7行目まで
・꽃송이 花房
・줄기 つる
・끊다 切る
ここの一文は「花房が垂れている蔓をつかんで切り始めた」です。
こういう時に끊다はあまり使わないそうですが、これも作家の特性かもしれませんね。
・안간힘 ありったけの力、必死のあがき、歯を食い縛る努力
・그러쥐다 ひっつかむ
・꺾어다 줄 것을 잘못했다고 뉘우친다 折ってやるべきだったと悔いる
ニュアンス的には“꺾어다 줄 것을… 잘못했다고 뉘우친다.”で「折ってやるものを…と悔いた」みたいな感じだそうです。
今回はレッスンの時間の関係もあって、量的にはすごくみじかめでした。
でもね…
難しい(知らない)単語が多すぎて、予習でもレッスンでも時間がかかるのなんのって!
私はかなり手こずってますが、皆さんはここまで読んでみていかがでしたが?
情景が思い浮かびましたか?
それにしても…少年っ!
またしても青臭いことを!!
マクワウリといいつつ大根を食べさせるイタズラをしたかと思えば、女の子が危ない目に遭ってしまうと自分を責めたりして…。
前回も思ったけど、好きな女の子に対してこの年頃ならではの行動をとるなぁ!
少年っ!!
またしても、こっちが照れ臭くなるような、何かむず痒くなるような(笑)
でも、誰にでも共感できる感覚を思い出させる辺り、さすがだなという感じです。
あと、「紅葉」の美しさに対する表現がこれまた素晴らしかったですね。
「紅葉が目に焼き付いた(ヒリヒリした)」なんて!
先生も「これは作者独特の表現でもあるし、後にでてきた별로同様に韓国の学生に向けたテストなんかで『これはどういう心情でしょう?』みたいな問題としてでそうな表現です。」と感嘆していました。
たしかに、私たちも国語のテストとかでこういう問題ありますもんね。
下手したらTOPIKの읽기とかにもでそうな気もしますがどうなんだろう?
作者独特な表現があるからこそ難しくも韓国語の機微を読み取るのにいい作品だと改めて感じました。
続きが楽しみです。
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう