韓国人なら誰でも知ってる作家황순원の短編集で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は、早速本題です!
最近韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…🙄
そんなわけで、少し前から「소나기短編集」もレッスンで読んでいます。
소나기は中学校の国語の教科書にも載っているくらいの超有名作品ですが、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出ています。
すでにその소나기は読み終わりましたが、せっかくなので短編集に収録されている別の話も読んでいきます!
今回からは「산골아이」という作品の中の「크는 아이」という章です。
소나기同様に、表現が古かったり作者の独特な感性がはいっています。
大変だとは思うけど、소나기以外は韓国人でもあまり知らない作品を読むのは、いい勉強になるんじゃないかなと思っています。
ゆっくり少しずつ時間をかけて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「크는 아이(산골아이より)」の内容と出てきた単語や表現など
(同じ本を持っている人用に実際の本のページも記載してます)
9ページ目(本では88ページ目)
・내대다 突きつける、逆らう → (ここでは)逆さまにすること(逆さまにして灰を捨てる)
・까불다 上下に揺り動かす → はらう
▲내대다も까불다も灰をはらって捨てるための動作です。
・희끗희끗 白く
所々白い感じです。
雪が降ると、一面真っ白の場合もあるけど、周りの風景はそのままに雪だけが白く点々と見える場合もありますよね。
そんな感じを表しています。
・눈을 떨며 들어서기만 해 줬으면, (直訳)雪をはたいて入って来さえしてくれたら → 雪をはたきながら入ってきてくれたら
・눈을 맞으면서 돌아모리라 (直訳)雪にあいながら、帰ってきているだろう → 雪に降られながら帰ってきているだろう
・-리라 ①(自分のことなら)意思、~する②(他人のことなら)推測~だろう
▲前回もやりましたね
・분명치가 않다 はっきりしない、確かではな
10ページ目(本では90ページ目)
・가리워지다 = 가려지다 遮られる、覆われる、隠れる、包まれる
・우거지다 生い茂る、茂る
・자꾸만 しきりに、ひっきりなしに
자꾸の強調語です
・비틀걸음 千鳥足
・명태 한 쾌를 빈 자루에 スケトウダラ20匹(スケトウダラ1連)を空の袋に
・쾌 干したスケトウダラ20匹を数える助数詞、連
・무던히도 굽었다 ひどく曲がっている、ひどくたわんでいる
・굽다 曲がる、たわむ
・눈이 뒤접힌다 (直訳)目がひっくり返る → 白目を向く、正気ではなくなる、慌てる
前にもこの作品の中で出ましたが、ここでは慌てている様子を表しています。
・호미 草取り鎌
・메치다 = 메어치다 (肩に担いで)地面に叩きつける
・발자국 足跡、足形
11ページ目(本では91ページ目)
▲右側の白いのは沢山かいてたメモを消した跡です
・눈덩이 雪の塊
・면상을 맞힌다 顔面を命中した
・그러나 울어서는 못 쓴다. しかし泣いてはいけない。
・놔 줄 줄 아니? 離せると思うのか?
・네 허릿동강이를 끊어버리고야 말겠다 (直訳)お前の腰の切れ端を切ってしまうぞ → お前の腰を折ってしまうぞ
・동강이 切れ端
・으르렁으엉 으르렁으엉 ウオンウオン、(獣の)唸り声、咆哮
作者の独特な表現で本来は使いません。
으르렁 으르렁と同じ感じです。
・속히 速やかに、速く
・막 깜깜이다 真っ暗だ
・그르렁후우 그르렁후우 グウグウ、いびきの音
作者の独特な表現で本来は使いません。
쿨쿨と同じ感じです。
・불현듯 무섭증이 난다 (直訳)不意に恐怖症がでた → 不意に怖くなった
普通は무섭증という言葉は使いません。
これも作者の独特な表現かな?
・새새 바까 바깥 수수깡 바자의 눈이 合間合間にキビがらの垣の雪が
새새 = 사이사이
ここの文章は、お父さんのいびきの間に聞こえてくる外にあるキビの垣根に積もった雪が落ちる音にまで怖がる少年の気持ちを表しています。
12ページ目(本ではページ92目)
ここは気になった(ひっかかった)表現なし!
“크는 아이”はこれで終わりです。
このお話は時代は違えどちょっと共感できる終わり方でした。
何か考えながらうとうとしてると、結構な確率で夢に影響出ますよね。
だからこそ夢から覚めたときのこの子供の安堵感と、しばらくちょっとしたことにも影響される感じがよく伝わってきた気がします。
前のお話がモヤモヤする終わり方だったので、これもまたバッドエンドかと思ってドキドキしてたけどよかった。
소나기短編集はまだ2つ作品が残っていますが、前からお伝えしてた通りストップして、次は「作品解説」に進みます。
先生が「北朝鮮語も沢山出てくるし、こんなの絶対今使わないって単語も多いから」と強く拒否されたので仕方ない。
読み物としては、この短編集は単語が古かったり北朝鮮語も多かったり、作者独特な表現などあって、読むのにかなり時間がかかる人もいるとます。(私もそうです)
でもだからこそ、古い表現や作者独特な表現がある文学作品から芸術的な機微を読み取る力をつけるのにいい作品集だと感じてはいたんですけどね。
何よりも、これを読みながら読者それぞれが色んな取り方をするっていうのも面白いと思うけど…。
まぁ、それは別の作品でってことですかね。
もし、読んでみて「ここはこういう訳じゃないのかな?」と思うことなどあればコメント欄で教えてくださいませ!
私にとってもすごくいい勉強になります!
では、短めですが今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう