韓国人なら誰でも知ってる作家황순원の短編集で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は、早速本題です!
最近韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…🙄
そんなわけで、少し前から「소나기短編集」もレッスンで読んでいます。
소나기は中学校の国語の教科書にも載っているくらいの超有名作品ですが、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出ています。
すでにその소나기も読み終わりましたが、せっかくなので短編集に収録されている別の話も読んでいきます!
今回からは「산골아이」という作品の中の「크는 아이」という章です。
소나기同様に、表現が古かったり作者の独特な感性がはいっています。
大変だとは思うけど、소나기以外は韓国人でもあまり知らない作品を読むのは、いい勉強になるんじゃないかなと思っています。
ゆっくり少しずつ時間をかけて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「크는 아이(산골아이より)」の内容と出てきた単語や表現など
(同じ本を持っている人用に実際の本のページも記載してます)
3ページ目途中から(本では82ページ目)
・여태 未だに、今まで
・몇 죽 안 되는 (直訳)何十にもならない → 数少ない
・죽 衣服や容器などの10個単位の数えかた
・짚세기 草鞋、草履
古い表現なのか、方言なのか…🤔
同じ意味なら짚신で覚えましょう。
・장꾼 市場に集まった人たち、買い物客、市場の商人
・(혹 장꾼에게 한 켤레 한 켤레 못 팔겠으면) 그 큰 돼지를 그려 붙인 돼지표 집에다 좀 싸게라도 밀어 맡기고 오면 그만일 터인데.
(もし買い物客に1足も売れなかったら)その大きな豚を描いた豚印の家に、少しでも安く預けてくればいいのに。
( )の部分は장꾼以外はマーカーなしです。
ここの正確な意味は先生と話しても分からなかったのですが、多分「市場にある豚を売っている店に預かり料でも出して置いてくればいいのに」みたいな訳かと結論付けました😐
・허리가 결리다 腰がこる(張る)
4ページ目(本では83ページ目)
・타작 마당 (直訳)脱穀の庭 → 脱穀(作業)場
・조 한 섬을 쉽게 져 달구지에 올려 놓다가 粟一俵を容易く担いで牛車に乗せておく途中で
・조 粟
・섬 俵
・지다 担ぐ
・달구지 牛車、荷車
・그만 つい、うっかり、思わず
・좃섬에 깔린 일 粟の俵の下敷きになったことを
・허릿증이 도지곤 하는 腰痛がぶり返したりする
・도지다 (病気が)再発する、ぶり返す
・-곤 하다 ~たりする
同じ動作が繰り返して行われるときに使います。
・좌우간 ともかく、とにかく、何はともあれ
直訳は「左右間」。
어차피と似たニュアンスです
・아무렇더라도 どうであれ
・아무렇다 こうこうである、どうこうでえる、どんな程度だ、どんな状態だ
아무러하다の縮約形
・이따금 たまに、時々、時折
・몰려오다 (群れになって)押し寄せる、追われてくる
・수수깡 キビの茎
・바자 = 대나무, 갈대, 수수깡, 싸리 따위로 발처럼 엮은 물건, 올타리
籬(まがき)、ませ垣 = 竹、葦、キビの茎、萩なんかで簾のように編んだもの
・”얘, 등잔 심지 좀 돋과라, 어둡다.” 「ちょっと、灯心(油皿の芯)をちょっと強くして、暗い。」
・등잔 灯盞、油皿
・심지 蝋燭や灯篭などに火をつけるために、真ん中に刺して使う、縒り合わせた糸や布。
・돋구다 高める、上げる
先生は「強くする」と言われてました。
いずれにしても、芯を出して灯りを強くする感じですね。
・등잔불 油皿の灯り
(画像元)”등잔불”https://m.blog.daum.net/luckyzang48/11
▲“심지”はこの先っぽから出てる白いののことです
・북어알에선가 북어이리에서 짜 낸다는 앳기름 干したスケトウダラの卵か干したスケトウダラの白子から絞り出したという油
・떨어져 못 먹는 뒤로 きれて(無くなって)食べられなくなった後に
ここに出てくる앳기름は食用の眼を良くするための油です。
私も先生も最初は油皿の油と混同して混乱しました😑
眼にいい油がきれて食べなくなってしまってから、お祖母さんの眼は余計に悪くなったようですね。
・한결 一層
・걱정이 놓이는 것 같아 좋다. 心配が無くなるようでいい。
最初は「心配が置かれる」と訳して、逆の意味にとらえていました😐
마음이 놓이다 安心する
・들여다보다 のぞく、のぞき見る、伺う、よく見る
5ページ目途中まで(本では84ページ目)
・한껏 돋우다 ひときわ上げる
・”그르케 돋구니?” 「そんなに上げるの?」
그르케 = 그렇게
・꾸짖다 叱る
・낮추다 下げる ↔️ 높이다
・”넌 또 웬 도토릴 그르케 먹니? 어서 자기나 해라.” 「おまえはまた何でどんぐりをそんなに食べるんだ?早く寝なさい(寝るでもしなさい)。」
くはー!😑
今回も短い中によく分からない単語や表現がいっぱいあった!
自分としては、少しずつ北朝鮮語のニュアンスが分かってきたからお祖母さんの台詞も前よりは訳しやすくなったけど…。
それでも時代が時代だから、想像だけだと限界があるシーンとかもありますね。
そんな中で、先生とあーだこーだ話して進めていくのも楽しいですが。
それにしても、この男の子はすごくお父さんのこと心配してますね。
まだ幼いから余計にかな。
こんな風に自分の帰りを心配しながら待っていてくれる子供(人)がいたら、残業なんてほっといて帰っちゃいそう。
いや、そんな人がいてくれるからこそもっと頑張ろうと思うかな🤔
この後どんな展開になるのか、これまでの流れからしていいイメージがないのでドキドキしながら次回に進みます!
読み物としては、上でもこれまでも書いてますが、この短編集は非常に難しいし単語も昔話のものがあったり作者独特な表現などあって、読むのにかなり時間がかかる人もいるとます。(私もそうです)
でもだからこそ、古い表現や作者独特な表現がある文学作品から芸術的な機微を読み取る力をつけるのにいい作品集だと感じています。
皆さんも読みながら私とは違う感じ方をすることも多々あると思いますが、その違いも面白いですよね。
もし、「ここはこういう意味じゃないのかな?」と思うことなどあればコメント欄で教えてくださいませ!
私にとってもすごくいい勉強になります!
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう