韓国人なら誰でも知ってる作家황순원の短編集で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日は、早速本題です!
最近韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…🙄
そんなわけで、少し前から「소나기短編集」もレッスンで読んでいます。
소나기は中学校の国語の教科書にも載っているくらいの超有名作品ですが、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出ています。
前回までで、その소나기も読み終わりましたが、せっかくなので短編集に収録されている別の話も読んでいきます!
今は「닭제」という作品。
先生は最初にページを開いたときに「タイトルが面白い👨」と言われていました。
소나기同様に、表現が古かったり作者の独特な感性がはいっています。
大変だとは思うけど、소나기以外は韓国人でもあまり知らない作品を読むのは、いい勉強になるんじゃないかなと思っています。
ゆっくり少しずつ時間をかけて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「닭제」の内容と出てきた単語や表現など
(同じ本を持っている人用に実際の本のページも記載してます)
6ページ目途中から(本では56ページ目)
・이모부더러 おじさんに
이모부はお母さんの姉妹の夫
姉か妹か分からないと「叔父さん」「伯父さん」で書きわけられませんね🙄
・대 キセル = 담뱃대
대は「棒」「竿」の意味がありますが、담뱃대の略の時もあります。
・힘껏 빨아서는 力一杯吸っては
-아/어는 ~しては
・생담배 生煙草
・내 = 냄새
・캑캑거리다 喉につかえた物を吐き出すために咳を力一杯すること
・내두르다 振り回す
・까무라치듯 気絶するように
・매질 ムチ打ち
悪霊退散!とばかりに桃の木の枝で少年はぶたれまくります。
青あざが沢山できるほど。
昔なら仕方ない話だし、そもそもフィクションなので本気になる必要もないけど…理不尽だー!
7ページ目(本では58ページ目)
・혼이 나다 ひどい目にあう
・기운 (ここでは)パワー、効果
その前にある복숭아(桃の枝)の力によって少年がちょっと正気に戻ったと言っているので、こんなニュアンスかと。
・삽시간 瞬く間、一瞬の間、束の間
・가는 몸에는 細い体には
・늘어나다 伸びる、長くなる、増える
・맷자국 アザ
・매때리다 叩きつける、ぶつける
・흠칫흠칫 びくびく
・구경꾼들 見物人たち
・때놓다 離す、はがす
・인중 鼻の溝(人中)
・침을 주다 鍼をうつ
・웅크리다 しゃがむ、しゃがみこむ、体をすくめる
・치맛고름 한복のスカートの紐
・피를 훔치다가 血を拭う
▲なぜかテキストは緑でマーカーしてますが、深い意味はありません。
8ページ目(本では59ページ目)
・헛소리 たわ言、うわ言、空言
・새로운 눈물 (直訳)新しい涙を → また涙を
・그까짓 신통치 않은 침질로 (直訳)それしきのあらたかでもない鍼仕事で
→ それほど効きもしない程度の鍼治療で
・신통하다 (薬効が)あらかただ、不思議によく効く、感心だ、称賛に値する
・무엇이 낫겠냐고 중얼거리며 (直訳)何がよくなるかと呟いて → (鍼治療で)何が出来るのかと呟いて
せっかく鍼で直そうとしてくれている人に対して「そんなもんで何が良くなるか!(私の治療があってこそ!)」みたいな態度をとってますね。
感じ悪いなぁ。
・수척해만 갔다 やつれただけだった
・증세는 멎지 않았다 症状が止まらなかった
・틈을 타 隙を狙って
・타다 乗ずる
前の‘나가고 없는’もあわせて「留守を狙って」とか「留守につけこみ」みたいな感じです。
・흡사 酷似、よく似ている、あたかも、まるで、さながら
・휘뚝이듯이 휘뚝거리는 ふらつく、ふらふらの
9ページ目(本では60ページ目)
・무성하다 茂る
・안심된 빛을 띠었다. (直訳)安心の色を帯びた。 → 安心の表情を浮かべた。
・가슴패기 胸元
・구더기가 들끊고 있었다. ウジ虫がわいていた。
前回に引き続き、なんだか少年が痛ましくてかわいそうで…。
というか、このじいさんが怖すぎる。
いや、昔の田舎だと迷信とか信じてこういうことする人もいたと思うし、それを信じる人もいたと思いますが…。(時代関係なくいるか🤔)
世の中には本当に不思議な力を持っている人もいると思うし、そんな力で実際に治るならありだと思いますけどね。
どうにもこのじいさんは…。
結局少年は治ってない…というかひどくなっているし。
ウジのわいた鳥の死体をみて安心した場面なんて、なんとも複雑な気持ちになりました。
よっぽど自分のしたことへの罪悪感と、鶏が蛇になったらどうしようという不安がよほど大きかったんだなと。
じゃなかったら、こんな酷い死体をみて安心するなんて…。
この後どんな展開になるのかすごく気になります。
願わくば少年が元気になって、あのじいさんにはご退場いただきたいけども!🤔
もうすぐラストとなりそうですが、頑張って読んでいきたいと思います。
これまでも書いてますが、この短編集は読み物としては非常に難しくて、単語も昔話のものがあったり作者独特な表現などあって、読むのにかなり時間がかかります。
でもだからこそ、古い表現や作者独特な表現がある文学作品から芸術的な機微を読み取る力をつけるのにいい作品集だと感じています。
皆さんも読みながら私とは違う感じ方をすることも多々あると思いますが、その違いも面白いですよね。
もし、「ここはこういう意味じゃないのかな?」と思うことなどあればコメント欄で教えてくださいませ!
私にとってもすごくいい勉強になります!
では、短めですが今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう