韓国人なら誰でも知ってる作家황순원の短編集で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日は、早速本題です!
最近韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…🙄
そんなわけで、少し前から「소나기短編集」もレッスンで読んでいます。
소나기は中学校の国語の教科書にも載っているくらいの超有名作品ですが、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出ています。
既に소나기も読み終わりましたが、せっかくなので短編集に収録されている別の話も読んでいきます!
今は「닭제」という作品。
先生は最初にページを開いたときに「タイトルが面白い👨」と言われていました。
소나기同様に、表現が古かったり作者の独特な感性がはいっています。
大変だとは思うけど、소나기以外は韓国人でもあまり知らない作品を読むのは、いい勉強になるんじゃないかなと思っています。
ゆっくり少しずつ時間をかけて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「닭제」の内容と出てきた単語や表現など
(同じ本を持っている人用に実際の本のページも記載してます)
10ページ目(本では61ページ目)
・온데간데 없어져 跡形もなくなって
・온데간데 없다 跡形もない、影も形もない
・온데간데 없이 跡形もなく、影も形もなく
・야단법석 大騒、らんちき騒ぎ、ばか騒ぎ、上を下への大騒ぎ、てんやわんや
・재 너머에 있는 못 峠の向こうに(越しに)ある池
・빠졌기 쉽다고 했다. 落ちやすいと言った、溺れやすいと言った。
・이끼 苔
・이끼가 앉다 苔がつく、苔が生える
・녹색을 발하고 있었다. (直訳)緑色を発していた。 → 緑色だった。
녹색は「緑」だけではなく「青」ともいいます。
日本の青信号と同じ感じです。
会話の場合、今回のような表現では발하다((光や熱などを)発する)は使いません。
会話だと‘녹색을 띄다’を使います。
・강탕흙 = 곤죽같이 된 진흙 どろどろのようになった泥土
本にも補足があるように、普通は使わない単語のようです。
一般的には흙탕물(泥水)を使います。
また、곤죽も使われるそう。
私の持っている電子辞書には無かったのですが、ナムwiki(나무위키)に載っていました。
곤죽
곤粥
1. 몹시 질어서 질퍽질퍽한 밥. 또는 그런 땅.
2. 엉망진창이 되어서 갈피를 잡기 어렵게 된 상태.
3. 몸이 지치거나 주색에 빠져서 늘어진 모습을 비유적으로 이르는 말.
4. ‘흰죽’의 제주도 사투리본래 곤죽의 의미는 1번으로, 곯아서 썩은 죽을 가리키는 말이었다. 이후 밥이 몹시 질게 되거나 땅이 질척질척한 상태를 가리키게 되었으며, 오늘날에는 2번처럼 사람의 몸이 몹시 상하거나 늘어진 상태를 비유할 때 주로 많이 쓰인다.
주로 ‘곤죽이 되다’, ‘곤죽이 되도록’ 등의 형식으로 자주 쓰인다.
参照元▼
https://namu.wiki/w/%EA%B3%A4%EC%A3%BD
・여러 해 묵은 長年放置された → 何年も住み着いている
・묵다 古くなる、放置される、ほっておかれる
・해(가) 묵다 (物、仕事などが)年を越す、越年する
・미꾸라지 ドジョウ
・파묻히다 埋もれる、埋まる、埋められる
・잠잠하다 (何一つ物音がなく)静かだ、しんとしてる
・둔하다 (頭が)鈍い、(動作が)鈍い、(音が)鈍い
・연잎 蓮の葉
ここの둔하다は夕立が押し寄せてくる時に出る蓮の葉の音が鈍いということです。
▼参照
한국어기초사전6. 소리가 무겁고 무디다.
・미류나무(미루나무) ポプラ、ハコヤナギ
・캐다 掘る、突き止める、探る、調べる、(ここでは)取る
・흰 배를 수치스러운 줄도 모르고 드러내 놓은 채 (直訳)白い腹を恥知らずさらけ出したまま → 白い腹を恥ずかしいと思わずに出したまま
つまり、「お腹を出しても恥ずかしいと思わない = 死んでお腹を出して浮かんでいる」ということです。
すごい表現だなと思いました🙄
・호리다 誘惑する、魅了する、だます、たぶらかす
今は使わない単語だそうです。
使うなら‘유혹하다’,’꼬시다’
홀리다(惑わす、誘惑する、取り憑かれる)は使うそう
귀신에 홀리다 お化けに取り憑かれる
・통곡하다 号泣する
・떠돌고 있었다. 噂が流れていった。
このじいさんが出る度に私がいや~な顔をするので、先生が「そういうのを最近は‘극혐’と言うんですよ」と教えてくれました。
・극혐 極嫌 → めっちゃ嫌い
・극혐하다 極嫌する、大嫌い
最近の韓国の若者がよく使う新語。
‘극도의 혐오(極度の嫌悪)‘からきています。
使い方は嫌いなもの(名詞)に付けて「めちゃくちゃ嫌い」という意味で使うことが多いそう。
さらに、この単語は「閲覧注意!」という意味でも使われているそうです。
「ネット掲示板の投稿文」や「Youtube動画」などの内容文や画像などで、極度な嫌悪性を持つ場合や、閲覧者に対して極度な嫌悪を誘発する可能性の高い場合に、その内容の前に’극혐’と表示して閲覧者に注意を促す時にも使われることが多いそうです。
日本でも、気持ち悪いものや残虐なシーンの動画、画像を見せる前に「閲覧注意!」、「激キモ」と表示しますよね。
ちなみに、극혐よりさらに上をいくのが‘개극혐’,’핵큭혐’です。
11ページ目(本では63ページ目)
・적적하다 ひっそりとして寂しい
・주억거리다 = 고개를 앞뒤로 천천히 끄덕거리다 (少し訝しげに)ゆっくり首を縦にふる、こっくりする
・장대[장때] 長竿
発音注意です
・아낙네[아낭네] 結婚して間もない(若い)女性、女、かかあ
・여인 女人、婦女子
12ページ目途中まで(本では64ページ目)
・흑흑거리다 しくしく泣く、しゃくりあげる
・흑흑 しくしく(と)、ひっくひっく(と)
・눈을 돌리다 目を向ける、目を移す
もー!
少年どころか村の人たちまで揃ってじいさんの言葉に影響受けてからに!
まぁ、時代的に非科学的なことを信じてしまいやすいのは分かりますけども。
学校の先生だけが冷静な判断でしたね。
彼のお陰で少年が早めに見つかって本当に良かった。
あのじいさんのいう通りに探していたら、一体いつ発見されたことか!
まったくー!
余計なことばっかりしてからに!
って、創作の登場人物についつい感情が持っていかれてしまう🤔
実際にいそうな人だからか、황순원さんの話が面白いからか…。
ちなみに、次回で닭제はラストになります。
一体どんな終わりかたをするのか、すごい気になる。
あのじいさんは最後まで出てくるのか…。
個人的には少年にしでかしたことを償ってほしいけども!(まだ言ってる(笑))
これまでも書いてますが、この短編集は読み物としては非常に難しくて、単語も昔話のものがあったり作者独特な表現などあって、読むのにかなり時間がかかります。
でもだからこそ、古い表現や作者独特な表現がある文学作品から芸術的な機微を読み取る力をつけるのにいい作品集だと感じています。
皆さんも読みながら私とは違う感じ方をすることも多々あると思いますが、その違いも面白いですよね。
もし、「ここはこういう意味じゃないのかな?」と思うことなどあればコメント欄で教えてくださいませ!
私にとってもすごくいい勉強になります!
では、内容的には短めですが、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう