韓国人なら誰でも知ってる作家황순원の短編集で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は、早速本題です!
ちょっと前から韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…
そんなわけで、少し前から「소나기」短編集もレッスンで読んでいます。
소나기は中学校の国語の教科書にも載っているくらいの超有名作品ですが、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出ています。
すでにその소나기も読み終わり、今回からは「작품해설(作品解説)」の章です。
前にちょっとお話ししましたが後半の作品から、先生から「あまりに使わない表現ばかりで(北朝鮮の言葉だらけで)やっても意味ないから、ここの章はパスしましょう」とストップが入りました。
確かに、一部の作品を残して読み終えたけど、これまでは古い言葉や方言などで苦労し、その分作品の理解も浅かったかもしれません。
今回からはその理解度を解説を読むことで深められたらと思います。
これまでどおり数回に分けて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「작품해설 -서정적인 성장기 소설-」の内容と出てきた単語や表現など
(同じ本を持っている人用に実際の本のページも記載してます)
1ページ目(本では144ページ目)
1. 작가 황순원
・터를 닦다 地ならしをする → (ここでは)基盤を作る、土台を作る
・개척자 開拓者
・뒤를 이어다 後を継ぐ
・적지 않는 (直訳)少なくない → 多くの
・우뚝하다 人より抜きん出る、ずば抜ける
・대동군 재경면 병장리 (地名)大東郡在京面兵長里
・거치다 経る
・해방 이듬 해 解放翌年
※この「解放」という言葉に戸惑いましたが、1945年(終戦)の翌年のことだろうと先生と話しました。
・제자 문인 弟子文人、門弟、教え子
・”동광” 『銅鉱』、『銅山』
2ページ目(本では145ページ目)
・’방가’ 「放歌」
同じ単語で「放暇(休暇)」、「邦家(国家)」などありますが、詩なので今回はこの意味です。
・손을 대다 手をつける、着手する
・’황노인’ 「ファン老人」
・’독짓는 늙은이’ 「壺を作る老人」
・일제의 우리 글 말살 정책 (直訳)日帝の我々の文字抹殺政策 → 日帝によるのハングル禁止政策
・’목넘이마을의 개’ 「モンノミ村の犬」
・’곡예사’ 曲芸師
3ページ目(本では146ページ目)
・역량 力量
・”카인의 후예” 『カインの末裔』
・비탈 坂
・차례로 順に、順々に
・권수로 巻数で、巻数にして
・불어나다 増える、増す
・외곬으로 ひたむきに、一筋に
・한 평생 한눈 파는 법 없이 오르지 一生(生涯)わき目も振らずに登り
4ページ目途中まで(本では147ページ目)
ここは気になった(ひっかかった)表現なし!
4ページ目途中から(本では147ページ目)
2. “소나기”의 작품 세계
・인카운터사가 주최한 ENCOUNTER(エンカウンター)社が主催した
・우선 낯설게 느껴질 것이다. (直訳)まず馴染みが薄く感じられるだろう。 → まず不馴れに感じるだろう。
5ページ目(本では148ページ目)
・뚜렷하다 はっきりしている、明瞭だ、明らかだ、目立っている
・순정성과 순수성을 지니다 純真性と純粋性を持つ
純真とは「不純なもの、特に邪念や私欲がないこと」をいいます。素直でまじりけのない心もっているとか、清らかな感じですね。
・활달함 闊達さ
・무리의 특성 群れの特性
・차근차근 따지다 丹念に(きちんと、丁寧に)明らかにする
・흔히 よく、ありふれて、多く
・발단 発端
・실마리 糸口、手掛かり、きっかけ
6ページ目(本では149ページ目)
・숙맥 物の区別がつかない愚かな人、世間知らず、恋愛をよく知らない人
숙맥 불변の縮約形
・징검다리 飛び石
・우정 물장난 (直訳)友情の水遊び → 友情が芽生えるシーン
意訳が必要な表現です。
・요행 僥倖(ぎょうこう)、まぐれ幸い
7ページ目途中まで(本では150ページ目)
・은연중 それとなく、ひそかに、暗に、隠然たる中に
中途半端な場所ですが、今回はここまでです。
解説のページ数からして5~6ページずつ進むと丁度いいかなと思い、そのなかで段落が変わるところで区切っていこうかと。
これまでの文体が難しかっただけに、比較的読みやすかったです。
作品名などはさすがにパッと見て分からないのもありましたが。
基本的には「소나기」中心の解説になるとは思いますが、より細かな描写や作者の思いなどが理解できればなと思っています。
こういうのは、日本の作品だろうが外国の作品だろうが同じですね。
解説を読むことで気づけなかったことに気づけたり。
特に황순원さんは独特な表現が多いですしね。
それにしても、황순원さんが早稲田出身とは!
急に親近感が湧きましたよ。
時代が時代だけに、日本のことが嫌いならわざわざ留学とかしないだろうし、「この人は親日家だったのかな?」なんて先生ともお話ししました。
これまでよりは読みやすいと思いますが、もし、読んでみて「ここはこういう訳じゃないのかな?」と思うことなどあればコメント欄で教えてくださいませ!
私にとってもすごくいい勉強になります!
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう