韓国人なら誰でも知ってる超有名小説「소나기」で勉強!
안녕하세요?
oulmoon입니다.
最近韓国語の文学作品を使った勉強はしていませんでしたが、自分でもその事にちょっと物足りなさは感じていました。
韓国旅行に行った時に本屋さんで沢山本を買ったのに、余裕がなくてたまる一方な自分にも不満を感じていたり…
そんなわけで、少し前から「소나기」もレッスンで読んでいます!
中学校の国語の教科書にも載っているくらいの作品なので、韓国語を勉強していれば一度は聞いたこともあるであろう超有名小説ではないでしょうか。
ただ、結構昔の作品なので、難しい表現も結構出てくるそう。
その分大変だとは思うけど、すでに翻訳されたものをそのまま読むより、自分で訳してみてその難しさも含めて作品性を感じとるのもいい勉強になるんじゃないかなと思っています。
ゆっくり少しずつ時間をかけて読んでいこうと思っているので、皆さんも自分で訳しながら読んでみてくださいね。
ちなみにこのブログでは他の内容と同様、レッスンで出てきた単語や表現を中心にまとめていきます。
では、早速読んでいってみましょう♪
「소나기」の内容と出てきた単語や表現など
21ページ目(本では40ページ目)
・제사 지내다 法事を行う
・제사 지내고 나서 法事を行ってから
ここの나서は時間の経過を表しています
・집을 내 주게 됐다. 家を明け渡すことになった、家を出ることになった
집을 내 주다 家を明け渡す
・고향에 돌아오지 않을 수 없게 됐다 故郷に帰らざるを得なくなった
・왜 그런지 なぜか、なんでか
・전에 없이 いつになく、とりわけ
・쓸쓸한 빛이 떠돌았다. (直訳)寂しい色が漂った。 → 寂しさが漂った。寂しそうに見えた。寂しい影が浮かんだ。
빛は「光」とか「色」という意味ですが、意訳して「影」がいいとのことでした。
この表現も作者の独特な表現です。
・수없이 되뇌어 보았다. 数えきれないほど繰り返してみた。
・되뇌다 (同じ言葉を)繰り返して言う
・무어 그리 何をそんなに
무어 = 뭐
・안타깝다 せつない、やるせない、(ここでは)惜しい、未練がある
・서럽다 恨めしい、悲しい
・그렇건만 だが
・소년은 지금 자기가 씹고 있는 대추알의 단맛을 모르고 있었다.
(直訳)少年は今自分が噛んでいるナツメの甘さを分かってなかった。 → 少年は今噛んでいるナツメの甘さに気付いていなかった。
少女のことに夢中になり過ぎて(集中し過ぎて)、味さえも分かっていない感じです。
これまた深い表現ですよね。
私は最初、意味がよく理解できていませんでした。
・호두밭 くるみ畑
21ページ目続きから(本では40ページ目)
・봐 두었던 (直訳)見ておいた → 見定めていた、目を付けていた
・작대기 棒切れ
・내리치다 振り下ろす、叩く
・별나게 妙に、異常に、やたら、変に
・가슴이 선뜻하다 胸がすっきりする
22ページ目(本では41ページ目)
・저도 모를 힘에 이끌려 (直訳)自分でも分からない力に引かれて → 何かの力に引かれて、無意識に
・열이틀 달 12日夜の月
日本だと十三夜のようです
・지우는 = 만들어 내는. 기본형은 ‘지우다’
「作り出す」という意味で、基本型は‘지우다’
原本にも補足がありました
・짚다 (杖を)つく、推し量る、さす
ここは「月が作り出す影だけを選んで踏んだ」
・그늘의 고마움을 처음 느꼈다. (直訳)影のありがたさを初めて感じた。 → 影の存在に初めて感謝した。
・불룩 ふっくらと
・어루만지다 軽くなでる、さする、いたわる
・맨손으로 까다가는 素手で剥くと
-다가는 後に良くない結果を予想して述べる、~していては、~したら
省略形は-다간
・옴이 오르기 쉽다 疥癬になりやすい、かぶれやすい
・아무렇지도 않았다. どうでもよかった、なんてことなかった、平気だった
・근동에서 제일가는 이 덕쇠 할아버지네 호두 この洞で(この村で)一番の(この村一の)イ·ドクセじいさんのクルミ
・-더라 ~に、~に対して
・낫거들랑 良くなったとしても = 낫으면
-거들랑 = -면
今回は、まとめる時間がなくめ量的にはすごく短めでした。
それでも難しい(知らない)単語が多すぎて、予習でもレッスンでも時間をとられまくり…
私はかなり手こずってますが、皆さんはここまで読んでみていかがでしたか?
最近の読み物などと同じような感じで読めましたか?
私はご覧の通り、マーカー引きまくりでした。
表現が古かったり独特だったりで(方言がはいることもあるし)、ざっくりとは分かる部分があってもどことなく自信がない…そんな感じで読み進み、レッスンで不安や謎が解かれる感じです。
それにしても…またしても甘酸っぱい内容満載でしたね。
この少女も、子供なのか大人なのか、好きな子にこんなこと言われたらドキドキしてしまいそうな一言を…。
でも、彼女は彼女なりに気持ちを精一杯伝えたのかも。
小学生の女の子の「なぜか引っ越しするのが嫌になった。
大人のすることだから(大人の事情だから)仕方ないけど…」なんて言葉、私はいじらしく感じました。
それを他でもない少年に話すなんて。
自分の素直な気持ちと、でも我慢しなきゃという気持ちを、少年にだけは素直に伝えられたのかもしれませんね。
少年との思い出が彼女にそんな思いをさせたのだとしたら、余計にせつない。
そして少年っ!
またしても君は!
まったくーっ!!
少女の引っ越しが嫌だという気持ちに全く分からないと頭で言いつつも、心の中では何かに気付いていたんでしょうね。
だからこそ、ナツメの甘さにも気付けず、夜中に胡桃を盗んだりして…。
彼女のことばかり考えていたからこその少年の行動に、益々「初恋」という特別な時間と体験を意識して読んでしまいます。
また、その後に次に会う約束が出来なくて自分を責める感じも可愛い。
これまでも書いてますが、読み物としては非常に難しくて、単語も昔話のものがあったり作者独特な表現などあって、読むのにかなり時間がかかります。
先生も「今回も分かりにくい表現とか沢山ありましたね。ナツメの味の部分とか、月のところとか…。ぼくもレッスン前に必ずやるところを読んでこないと、いきなりでスラスラ読むのは難しいですね」と言われていました。
一昔前の文学作品となると、ネイティブでも難しいものはありますよね。
逆の立場で日本の昔の作品や独特な完成で書かれた作品は、日本語を勉強している外国人にしたらすごい難しいと思いますもん。
日本人の私たちでさえ、ちゃんと読み取れない作品だってありますから。
でも、古い表現や作者独特な表現がある文学作品だからこそ難しいですが、芸術的な機微を読み取る力をつけるにもいい作品だと毎回感じます。
では、内容は少な目ですが、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また次回の更新でお会いしましょう