韓国語を学びながら、日本の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は早速本題です。
私のもっていたEBSラジオの「楽しい日本語」のテキストが修了し、今は先生から送ってもらったデータ(日本語を勉強している韓国人のために作られたテキスト)で、似たようなレッスンをしています。
レベル的には中級以下なので、今更な内容だったりニュアンスが違うこともあるかもしれませんが…
新しい発見もあると思うので、楽しみながら進めていきます🙂
ちなみに、先生が直接写真を撮られているのですが、ちょっと見にくい部分もあると思います。
そこはご容赦くださいませ!
では、今回の内容に進んでいきましょう!
メインテーマ「文化を覗く!―日本の祭り일본의 축제)―」
チェックした単語あれこれ
・주권하다 主権する、主になって管理する
・날씨를 주권하다 (直訳)天候を主権する → 天気を左右する
・달래다 なだめる、機嫌を取る
・자치 단체 自治団体、自治体
・한충 돋우다 ひとしおにする、より上げてくれる
・돋우다 (気持ち、感じ、意欲などを)奮い立たせる、起こさせる、出させる
テキストでは‘돋우다’が使われていましたが、実際は‘돋구다’のほうがよく使われるそうです。
・돋구다 強める、上げる、高める、そそる、盛り立てる、盛り上げる
・분위기를 돋구다 雰囲気を盛り上げる
・시욕을 돋구다,입맛을 돋구다 食欲をそそる
説明文にある‘문어로 만든 타코야키’に「タコ以外に何で作るのさ?」と一瞬思いましたが、문어 = タコと知らない人もいるかもですもんね🙄
りんご飴や綿菓子の話から사탕繋がりで「金平糖」の話しになりました。
金平糖って、私は駄菓子のイメージなんだけど、先生は「乾パンと一緒に入ってるもの」なんだそうです。
乾パンは口の中が乾くから、唾液を出すために入ってるんですね。
で、その乾パンからまた話が広がり、乾パンのフライがすごく美味しいと教えてもらいました。
なんでも軍隊にいた時にたまーに食べることができたらしいです。
しかも下っ端の兵士はありつけず、ある程度上になったら炊事兵の同僚とかがたまに作ったのを分けてくれるんだとか。
それがすごく美味しかったとおっしゃってました。
でも乾パンのフライなら、家でも出来そうですね。
・솜사탕 わたあめ
・별사탕 金平糖
・건빵 乾パン
・건빵 튀김 乾パンの天ぷら、乾パンのフライ
・취사병 炊事兵
ちなみに、韓国ではりんご飴を見たこともないそうで、美味しいのか興味ありげでした。
個人的には、小さいのを食べるくらいがちょうどいいんじゃないかなぁ🤔
大きいのは後半はただのパサパサしたりんごですもんね。
どんな意味?「가울축제」
テキストの中に、「イチゴちゃん」という女の子の日記が出てきます。
元々は日本語で書かれた日記を韓国語に訳してあるのですが、使われている文字はかわいいし(読みにくいけど)、内容も簡潔で分かりやすいものでした。
でも単語などチェックが必要なものもあるし、日本語特有の表現を韓国語にしたりしているので、こちらも楽しみながら読んでみてくださいませ
チェックした単語あれこれ
・수레 手で引く車、山車
차は人力じゃないもの全般です。
・누비다 (狭い間を)塗って進む、駆けずり回る、立ち回る
・수레 끄는 소리 山車をひく音
テキストの日本語訳では「だんじりの音」となっていました。
「だんじり」って、山車を意味する西日本の方言なんですね。
勝手に関西の山車のことかと思ってました。
使われたのは大阪北部が始まりだそうです。
・붐비다 込み合う、混雑する
ここでは「賑やかだ」も訳す方があっているそうです。
・게으름뱅이 怠け者
今回の日記は、イチゴちゃんというよりはお祖父さんにめっちゃ、共感!
私の田舎は初夏にお祭りがあって、小さい町ながらも屋台は沢山でるし、花火も上がるしで子供にとっては一大イベントでした。
住んでいる区ごとに決めた盆踊りを踊るのですが、本番までに大人も子供も練習会があるのです。
夕飯を食べたあと、また夜に皆で集まって踊るのもワクワクしたし、練習が終わると毎回ジュースを一本貰えるのも嬉しかった!
そして、本番は盆踊りで町内を何時間もまわった後にごほうびにお小遣いが貰えるのです!
それを貰った子供たちは、屋台に走るという…
なんとも分かりやすいシステムですが、ついついジュースやお小遣いにつられて頑張ったものです。
イチゴちゃんたちのところは山車を引くだけだからか、ご褒美は若干弱い気もするけど…
なんにせよ、子供の時のこういう体験はいい思い出ですよね。
怠け者のイチゴちゃんは、不参加みたいだけど🤭
おまけ!「축제에 관한 말!」
チェックした単語あれこれ
・버선 足袋
・가마 神輿
・옷고름 チョゴリ・トゥルマギなどの結び紐
・끈 紐
・겉옷 上着、外衣、アウター
・짊어지다 背負う、しょう、担ぐ
肩から背中にかけて背負ったり担ぐときに使います。
▼「背負う」は単語がいくつかあるので、詳しくは過去の記事もどうぞ
“메다,업다,지다…韓国語で「背負う」の使い分け!日本を知りつつ韓国語を楽しくマスター♪
「はんてん」と聞くと、子供の頃はよく着ていたので紐付きの分厚いのを思い出すのですが、ここではお祭り用のだから紐がないんですね。
日本語の表現あれこれ
上のイチゴちゃんの文章で出てきた日本語の中で、日本語特有なものをピックアップしているコーナーです。
テキスト画像をそのまま載せようかと思いましたが、見にくかったので改めてまとめました。
①窓の外からだんじりの音が聞こえる。
우리말의 소리로 해석되는 말에 일본어에는 「音」,「声」가 있다. 「音」는 물건의 「울림」,「소리」, 「음파 그 자체」를 말하며, 「声」는 사람이나 동물이 발성기관으로부터 나는 「음, 음성」을 말한다.
・鐘の音 종소리
・大きな音を立てる(大声を出す) 큰 소리를 내다
・蛙の声がよく聞こえてくるよ! 개구리의 우는 소리가 드려온다!
・울림 響き
・소리 声、音
②私は見る方がよっぽど好き!
「よほど」의 힘줌말로 「かなり(꽤)」,「相当(상당히)」의 뜻이다.
・音楽は聞くより演奏する方がよっぽど楽しい。 음악은 듣는 것 보다 연주하는 것이 즐겁다.
・힘줌말 強調語、強勢語、強めの言葉、強調する言葉
③「昔、ワシも引いたなぁ~」
「ワシ」는 「나」라는 말로 할아버지가 주로 사용한다. 하지만 오사카(大阪)지방에서는 젊은 남자가 쓰는 경우도 있다.
韓国の「お祭り」あれこれ
今回のテーマは「日本のお祭り」ということで、韓国のお祭りについてもちょっと調べてみたのですが…
「花まつり」や「花火大会」など、フェスティバル的なお祭りは一年を通して沢山あるようですが、どれも過去10年から20年ほど前に始まったとされるお祭りが多いようです。
▼参考にしたサイトたちです
“トピックス : 韓国観光公社公式サイト 2020~2021年 韓国の楽しい冬祭り :韓国観光公社公式サイト”
“韓国観光スポット おすすめ順リスト|韓国のイベント・行事|韓国旅行「コネスト」”
結論からいうと、昔から受け継がれている、市民がメインで楽しむような伝統的なお祭りというのは韓国では存在しませんでした。
その理由は韓国の階級制度からきているようです。
韓国の時代劇などが好きな方はピンとくるかもしれませんが、昔は韓国は朝鮮王朝であり「身分や階級の差」を徹底して管理していました。
その管理のあまりの厳しさに、一番上の階級であった「両班」に反抗して、貧困に苦しんだ低階級層の人たちは、たびたび反乱を起こしたそうです。
そのため、そういった反乱を防ぐために両班は「民衆が集うこと」を禁止し、祭りや宗教行事などを徹底して排除しました。
身分や階級の差がはっきりしていた当時は、両班と一般市民が一緒に楽しむことなどあり得ないことと考えられており、当時あったお祭りも消えていきました。
そして時代が進むにつれても、元々そこに住んでいた住民ではなく都市部から任命された行政官が地方を治めたため、地域の行事や祭りを復活させることもなく、現在に至ったと言われています。
韓国で特に有名なお祭り(一部)
汝矣島春の花まつり
www.konest.com/m/spot_detail.html?id=1477
韓国の国会議事堂があるソウル・汝矣島(ヨイド)で、毎年行われるソウル最大のお祭りです。
汝矣島は桜をだけでなく、ツツジやレンギョウなどの花々が咲き誇るので、お花見スポットとしても大人気です。
www.konest.com/m/spot_detail.html?id=1477
また、お花見だけではなく、公演やパフォーマンス、各種展示などを楽しむこともでき、1日中楽しむことが出来ますよ。
このお祭りに合わせて、期間中は日本からもツアーが組まれるなど、韓国のみならず海外からも多くの見物客が訪れます。
韓国で一番有名!“水原華城文化祭り”
こちらは1964年「華虹文化祭り」が伝わったものであり、それも含めると韓国では貴重な「伝統的なお祭り」と言えそうですね。
水原はソウルから1時間ほどの場所に位置する場所にあり、私も日帰りで行ったことがあります。
その時は広大な水原華城を半分も見れなかったのですが、その時たまたまやっていたイベントが見られてすごく嬉しかったのを覚えています。
韓国を代表するお祭り「水原華城文化祭り」は、そのイベントと比べてもかなり盛り上がるはず!
また、このお祭りは「屋台」がでるのも特徴です。
韓国のお祭りは屋台が出ることはあまりないそうですが、こちらでは多くの屋台が立ち並び、韓国料理以外にも和食や中華料理、アジアの多国籍料理なども気軽に楽しむことが出来るそうです。
お祭りの期間中は、大人気時代劇ドラマ「イ・サン」の主人公である朝鮮王朝第22代王の“正祖”に関するイベントを中心に、花火や歌などの公演、韓国伝統舞踊のお披露目や2000人以上が参加する市民パレード、灯篭祭り、また普段は見ることのできない“親衛部隊の夜間訓練”なども見られるとか。
先にご紹介したように、何十年も続くような伝統的なお祭りはないと言われている韓国ですが、近年から開催されている桜まつりや花火大会、文化祭、キムチ祭りなど、日本とはまた違った魅力が沢山ある韓国のお祭りが沢山あります。
コロナがあけて時期が合うなら、韓国旅行でお祭りを楽しむのも良さそうですね。
ではでは、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう