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ドラマ、映画

本物の「怪物」は別にいた!韓国映画「グエムル―漢江の怪物―(原題:귀물)」を観ました!

投稿日:

안녕하세요?

oulmoon입니다.

 

東京のみならず、大阪や各都市でもコロナ第4派がきてますね。

政府は(このブログを書いてる時点では)認めてないけど、もうオリンピックとかは中止って決めちゃってコロナ対策に集中したらどうなんだろう?

 

だって、中途半端に毎回「緊急事態宣言」だしても、医療的な改善はまったくされてないし、税金ばらまかれるだけなら、こっちも虚しくなっちゃう…。

しかも今回の「まん防」だって、意味あるのかって感じですし…。
オリンピックのことがあって、こんな中途半端なことでお茶を濁してるだけなら、もうさすがにやめてほしい!

 

なーんて、あまり経済的なことをよく分かっていない私は考えてしまいます。

 

 

 

食わず嫌いは今すぐ観るべし!韓国映画「グエムル―漢江の怪物―」

 

さて、前置きはこの辺で本題へ。

今回は、最近見た韓国映画のご紹介です!

 

韓国映画としてもかなり有名だったし、「パラサイト」でポン・ジュノ監督がさらに有名になったので、今更な気もしますが…

 

興味を持ちつつも、「怖いかも」とずっと観るのを避けていた韓国映画をやっと観ました!

 

韓国映画「グエムル―漢江の怪物―(괴물)」

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(画像参照元)https://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=40791#photoId=72636

 

 

▼参考にどうぞ

グエムル―漢江の怪物―(Wikipedia) → 

괴물(ナムウィキ) → 

귀물(Daum) → 

 

英題:The Host
ジャンル:ホラー、アクション、パニック、SF
公開
韓国:2006年5月21日
日本:2006年9月2日
上映時間:120分 
監督:ポン・ジュノ
出演者:
ソン・ガンホ
ピョン・ヒボン
パク・ヘイル
ペ・ドゥナ
コ・アソン

 

 

 

【概要】

韓国では興行記録を次々と塗り替える大ヒットとなり大きな話題を集めた異色のモンスター・パニック巨編(パニック・エンターテイメント作品)。

謎の巨大生物に娘をさらわれた一家が、政府の理解を得られぬまま独力で怪物に立ち向かう型破りな「怪獣映画」である。

 

監督は「殺人の追憶」、「パラサイト」で有名なポン・ジュノ監督。

主演は「JSA」「殺人の追憶」など、韓国を代表する名優ソン・ガンホ、共演には「子猫をお願い」「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナなど、監督とゆかりのある俳優陣の熱演も見物である。

また、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのWETAワークショップも参加した、怪物のVFXも迫力満点。

本国では観客動員数が1300万人を超え、当時における韓国映画史上No.1ヒットを記録した。

第一回アジア映画賞(AFA)の作品賞と主演男優賞を受賞他、青龍賞(最優秀作品賞)、大鐘賞
(最優秀監督賞)など、多くの賞を受賞している。

 

(画像参照元)http://t1.daumcdn.net/cfile/14110210A8B2F77347

 

 

社会風刺

作品には風刺的要素も含まれており、監督のポン・ジュノ自身が反米的な要素について解説している。怪物が生まれた原因は、2000年に在韓米軍が大量のホルムアルデヒドを漢江に流出させた事件(주한미군 한강 독극물 무단 방류 사건)をヒントにした社会風刺である。また、作中に登場する「エージェント・イエロー」という化学兵器は アメリカ軍がベトナムで使用した枯葉剤「エージェント・オレンジ」に掛けており、アメリカ軍を風刺したものである。

映画の反米性は、監督自らが認めている。映画の公開と同時期、盧武鉉政権が推し進めていた在韓米軍から韓国軍への戦時作戦統制権の移譲問題と映画を関連付ける報道もあった。米下院の韓米同盟聴聞会で、ヘンリー・ハイド下院国際関係委員長はこの映画の反米性を取り上げた。

英語タイトルは『The Host』となっている。監督はこのタイトルについて「このタイトルが二重の意味を与えてくれることを望んでいます。ひとつは生物学的な暗示で、もうひとつはホスト(宿主)に対する、社会政治的言及です」とインタビューで説明している。

Wikipediaより

 

 

 

【あらすじ】

 

2000年、在韓米軍基地が化学物質を下水へ大量投棄。その行き先はソウル中心を流れる大河・漢江へと続いていた。

 

その6年後、漢江の河川敷に突如、河底から巨大な怪物が出現。

逃げ惑う人々を猛スピードで次々と餌食にしてゆき、現場は一瞬にして大パニックと化する。
そんな中、河川敷で売店の店番をしていたカンドゥも愛娘ヒョンソを怪物連れ去られてしまった。

 

その後、政府はグエムルが感染者を死に至らしめるウィルスの宿主であると発表、カンドゥたちパク一家も強制的に隔離されてしまう。
愛娘の死に悲しみに暮れるパク一家だったが、

 

そんな時、カンドゥの携帯にヒョンソから助けを求める一本の電話が入る。
パク一家は、いくら娘が生きていると訴えても取り合おうとしない政府の協力を諦め、病院からひそかに脱出。

娘を救出すべく、グエムルに決死の闘いを挑んでいくが……。

 

 

 

【感想】

 

全然怖くなかったー!
いや、ちょっと気持ち悪いシーンとか、人が亡くなるシーンは当然ありましたけど…。

 

何より、題材的やあらすじ的にはありがちで、もっと重く暗くなるかと思っていましたが、そこはポン・ジュノ監督。

時折コメディ性もおりまぜながら、様々な角度から楽しめる作品となっていました。

 

ポン・ジュノ監督の作品は「社会問題」に対する強烈なメッセージというか、風刺がきいた作品であることが特徴の1つに思います。

 

本作品でもそれを感じられる部分があったので、いくつかあげてみたいと思います。
(ちょっとネタバレも含まれてしまうかもしれませんが、極力ラストのネタバレは回避しつつ進めていきます!)

 

 

①アメリカに対する風刺

ポン・ジュノ監督自身も既に公言していますし、上記のWikipediaの抜粋にもありますが、この作品は、2000年に在韓米軍が大量のホルムアルデヒドを漢江に流出させた事件「龍山基地油流出事件(주한미군 한강 독극물 무단 방류 사건)」をヒントにした作られた作品であり、いわゆる社会風刺でもあります。

 

また、後半で米軍が韓国政府を意に介さず、デモ隊がいる状況下で危険な薬を散布する様子は、アメリカという大国のいいなりである韓国の姿そのもの。

 

つまり、国の争いに巻き込まれて国民が命を落としても、国としてはどうにもできない様子を表しています。

きつい言い方をすれば、「貧しい国民の命は、強い国のさじ加減」とも言えます。
作品の中で、国同士の格差をはっきりと示しているように感じました。

 

 

 

②韓国という国の軍事的な政権への風刺

 

ただ、国同士の格差だけを描いているわけではありません。 
この作品では、韓国政府の国民に対する苛酷
さも事あるごとに描かれています。

 

実はグエムル襲撃時、漢江で遊んでいた韓国の人々を救うため、カンドゥはひとりの勇敢な米軍兵士とともにグエムルと戦っています。

 

しかしその後、亡くなった兵士は英雄として称えられ、同じように戦ったカンドゥは「感染者」として隔離されます。そして、「娘を助けたい」と訴えても、ウィルスで頭がおかしくなった人物だと見なされ誰にも相手にして貰えません。

 

その後、色々あって(ネタバレなのでぼかします)身動きとれなくなったカンドゥの情報を知り、立ち上がったのが市民グループでした。

彼らは差別的な隔離政策を行う政府に対し、「カンドゥを解放せよ」と主張し、デモ活動を起こします。

そしてデモ活動を起こした市民は、①に書かれているように、政府の対応により危険な薬物を散布されてしまいます。
(ここのシーンの流れは、カンドゥたちがヒョンソのために戦っているシーンの強さに圧倒されて、日本人にはちょっと意識しにくいシーンかもしれませんが)

この流れ、ソン・ガンホさん主演の韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』(17)でも改めて認知が広まった「光州事件」に似ていると感じたのは私だけでしょうか?

韓国では、一般市民の命を犠牲にしつつも、市民によるデモ活動で民主化を勝ち取ってきた歴史が存在しています。

こんな痛ましい事件を経験しないと政権が変わらないというのも、本当にバカらしいとは思いますが…。

 

でも、多かれ少なかれ今も世界中で似たようなことは起きているし、こういった風刺は国境を越えて多くの人の心に影響を及ぼす気がします。

 

 

 

③韓国の社会システム全体への風刺

 

②とも被る部分もありますが、今も続く韓国の国民に対する政権のあり方についても、本作では要所要所で触れています。

韓国という国は、1960年代から、「漢江の奇跡」と呼ばれる大きな経済成長を成し遂げてきました。

それが2000年代に入ると、雇用条件の悪化や、経済格差問題が目立っていきました。

このテーマは、同監督の『パラサイト 半地下の家族』ではよりはっきりと浮き彫りにされているのですが、10年以上前に作られた本作でも監督はこの問題に対して訴えています。

 

韓国でも未だに大きな問題もなっている「格差社会」

 

パク一家は、そんな韓国の現実の中でも、特に犠牲になりがちな“貧しい人々”の代表として、多くのメッセージを表現しているように感じます。

幼い頃に父親の育児放棄によって「畑あらし」をするしかなかったカンドゥ、真面目に生活し大学を卒業しても、就職氷河期によって職を得られなかった次男ナミル。

ナミルが愛しい姪っ子をさらったグエルムへの怒りと共に、自分の受けてきた境遇への怒りを社会に向けて放つシーンがあるのですが、なんともせつなく、気持ちが揺さぶられました。

 

また、本作で孤児たちが「店だろうが畑だろうが’あらし’は俺たちみたいな階級の特権だ」的な表現をするシーンがあるのです。

それを見た時、本来なら「それは泥棒だよ。良くないことだよ。」と思いつつも、「生きるためにこうするしかないという生活のなかで、そんな言葉がどれだけ意味を持つのか」と考えさせられました。

こんな風に考えさせられること自体、監督のそのような格差を生み出してきた自国への怒りがしっかりと伝わっているからではないかとも。

 

 

 

④目に見えないものへの不安に対する風刺

ポン・ジュノ監督が影響を受けた作品に、「ゴジラ」や「ウルトラマンシリーズ」をあげているのをご存じですか?
こういった作品を見て、監督はいつか怪獣映画を作りたいと思っていたそうです。

 

そういえば、ゴジラも環境汚染による怪獣発現の映画でしたよね。

グエムルは、川の生物が米軍基地から流されたホルムアルデヒドなより奇形化したもの。
放射能が原因で生まれたゴジラと共通する点がありますね。

 

(画像参照元)http://t1.daumcdn.net/cfile/124D3B10B0BD1AC5C5

 

でもゴジラとグエムルとの違いは、相手が国家なのか、いち民間人なのかというところです。
しかも、主人公のカンドゥはじめとするパク一家は庶民中の庶民。

 

これといった秘密兵器もないまま、ただ愛しい家族のためだけに見たこともないような巨体な怪物と戦おうとします。

 

なぜ、そんな設定なのか?

 

実はポン・ジュノ監督は、インタビューで怪物が現れたことによる人々の反応を描きたかったとも言っています。

 

奇しくも「コロナ」という未知のウィルスで世界中が混乱している今、「分からない脅威」に対する人の反応というのが、余りにも映画とリンクしていて不思議な感覚になりました。

本作では、主役のカンドゥは怪物との濃厚接触者として(未知のウイルス感染者として)、世間から恐怖の対象にされてしまいます。

 

さらには、マスコミがカンドゥには風邪のような症状があると報道すれば、近くで咳をしている人に対しても感染者ではないかとを疑い距離をおく。

 

このシーンを見た時、私は瞬間的に「コロナ」の第一波がきた時の世間の様子を思い出しました。

 

人は未知のものに対して恐怖を抱きます。
未知のもの = 目に見えないものは、どんなものかを知ることができません。
つまり、どう自分を守ればよいのかも分からない。

防御する方法も、壊滅させる方法も分からないから、結局のところコントロールできないということ。

こういう恐怖は時に人々をあらぬ方向に暴走させます。
暴走してしまった人々のエネルギーは想像を超えます。
見えないものに対して一番恐れるべきは、そういう人間の集団心理なのかもしれません。

 

「怪物より怖いのは別にいる」

監督からのメッセージの1つを今観たからこそ余計に感じられたのではないかと感じています。

 

しかも、ポン・ジュノ監督の感心するところはは、そんな見えないものに恐怖する人々の様々な反応の描き方によって非常にリアルで伝えてる点。

監督はどの作品でも人の心情の描き方が素晴らしいですが、今回もご多分に漏れず…でした。

 

それを支えているのが出演している名優陣たち!
登場する俳優たちは、ポン・ジュノ監督の作品に良く出ている俳優が多いのもあって、安定した演技力です。

とても自然に「あー、こういう人いるね」と感じさせる辺りがまたすごい。

それを見つけるのも、楽しみかたの1つです!

 

 

 

一番この作品が言いたかったことは?

 

「グエムル-漢江の怪物-」は怪獣映画ではありますが、内容のメインは怪物ではなく、それをとりまく人々です。

この作品を実際に観れば気づくがもしれませんが、驚くことに、怪物に対して国や軍が対策をとっている場面がほとんど出てきません。

少なくとも描かれたシーンでは、国や軍は病院を脱出したカンドゥたちも含めて、ウイルスに対してしか対策をとっている様子がほぼ出てこないのです。

 

唯一、戦っているのは庶民のカンドゥ一家です。

しかも、それは大義名分ではなく愛しいヒョンソを助けるため。
しかし、そんな一家の思いは理解されず、無下にされてしまいます。

(画像参照元)http://t1.daumcdn.net/cfile/12110210A8F5BA4633

 

グエムルの一番のテーマは、ここにあるのではないかと私は感じました。

「家族への愛」、たった二人だろうが大家族だろうが関係ない「それぞれの家族が持つオリジナルな家族の形と物語」。

 

様々な風刺を差し込みながらも、そこを大切に描いているからこそ、最後まで切なさと優しさが残る作品になっているのではないかと。

 

 

今さらではありますが、食わず嫌いで流さず観て良かったと心から思えた作品でした。

 

「家族愛」にしろ「他人に対する態度」にしろ、韓国特有の濃さはありますが、様々な感情を揺さぶってくれるバランスのとれた作品でした。

 

(画像提供元)http://t1.daumcdn.net/cfile/12110210A8DA06902C

 

 

まだ観ていない方は是非!
お勧めの韓国映画の1つです!

 

 

結構長くなりましたが、今回はここまで!

 

 

今日も見てくださって、ありがとうございます!

また次回の更新でお会いしましょう

 

 

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