韓国語を学びながら、日本の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoon입니다.
私のもっていたEBSラジオの「楽しい日本語」のテキストが修了し、今は先生から送ってもらったデータ(日本語を勉強している韓国人のために作られたテキスト)で、似たようなレッスンをしています。
レベル的には中級以下なので、今更な内容だったりニュアンスが違うこともあるかもしれませんが…
新しい発見もあると思うので、楽しみながら進めていきます
先生が直接写真を撮られているのですが、ちょっと見にくい部分もあると思います。
そこはご容赦くださいませ!
それでは本題です。
今回は、なんと!「さくらももこさんが考えた水虫の治療法」をテーマにした内容です。
日本でも有名な漫画家さんだったので、「大衆文化を知る」的な意味で韓国人向けのテキストに出てきてもおかしくはないと思いますが…🤔
まさかそんなところをピックアップする!?と驚いた回です。(笑)
メインテーマ「文化を覗く!―さくらももこ 사쿠라 모모코―」
チェックした単語あれこれ
・1965년(천구백육십오년) 1965年
発音は[천구뱅뉵씨보년]です。
パッと言えましたか?
・리본 りぼん
「これなんですか?」と先生に聞かれたので、「ジャンプの女の子版」と伝えると理解されてました。
ちなみに、韓国でもこういうスタイルは少ないけどあるそうです。
色んな作品を1話ずつ集めたスタイルを연 행본(連行本)といい、その反対は단 행본(単行本)だそう。
・연재하기 시작하면서부터 인기를 모아서 (直訳)連載開始から人気を集め → (テキストでは)連載開始、それが人気を集め
연재개시,としても「連載開始、」とはなりません。
韓国語では「名詞、」(動詞性名詞、形容詞性名詞なども含む)という形はないのでご注意を!
・무좀 水虫
・가벼운 돌 (直訳)軽い石 → 軽石
경석や속돌は使わないのか聞きましたが、「専門的な単語なので普通は使わないかも🤔」とのことでした。
・피가 맺히다 血がにじむ
맺히다は、イメージ的には液体の雫が垂れ下がってる感じ。
それが「(垂れ下がってる雫が何かに触れて)にじむ」に繋がっているようです。
ただ、피가 나다(血が出る)の方が自然のよう
ここの文章だと피가 조금 날 정도로
・무좀균 水虫菌
・녹녹하다 湿っぽい
・감싸다 くるむ、覆い被す
・대쉬하다 (直訳)ダッシュする → 積極的にする = 대시하다
実は…最後に出てきた대쉬하다(대니하다)は、何がきっかけで教わったかは覚えておらず😕
(メモを見返して赤字で書いてあったので、覚えておいて損はない単語ですが…)
まぁ、教わった理由はさておき、この単語は最近は「異性を口説くこと」という意味合いでも使われます。
もう少し細かく表現すると、「好意を持っている相手に対して気持ちを伝えて交際するために接近すること、告白して誘うこと、口説く、言い寄る」といった意味で使われます。
「ダッシュ」という言葉からも「一直線、積極的、何も考えずに思いっきり向かう」といった勢いある感じが伝わりますよね。
そういう意味では、「言い寄る」という行為は微妙に違うかもしれませんね。
ここを読み終えた直後、先生から「これ、何で効くんですか?」と聞かれたので、「緑茶のカテキンパワー(殺菌作用)かな?」と答えたら、「あ、なるほど🤔」と納得。
あくまで民間療法だから、本当に根拠があるのかは分からないとも伝えておきましたけど。
それにしても、今回特に勉強になった(復習になった)のは発音でした。
年とか金額とか、数字が並ぶことによって起きる発音変化は定期的に練習してないとつい忘れてしまいます。
今回も[육]の存在を意識して発音しましたが、先生に指摘されました。
最近、仕事の関係で契約書を読みくっているのですが、日本語でさえ「これ、何て読むの?」と思う感じは沢山ありますからね。
外国語なら尚更まだまだ数字でさえも弱い部分が沢山あるので、遣り甲斐あります!
どんな意味?「가족의 지병」
テキストの中に、「イチゴちゃん」という女の子の日記が出てきます。
元々は日本語で書かれた日記を韓国語に訳してあるのですが、使われている文字はかわいいし(読みにくいけど)、内容も簡潔で分かりやすいものでした。
でも単語などチェックが必要なものもあるし、日本語特有の表現を韓国語にしたりしているので、こちらも楽しみながら読んでみてくださいませ
▲なかなかの斜めっぷり…😮送られてきたものをそのまま載せているので、見にくかったらですみません
チェックした単語あれこれ
・제각지 銘々に、みなそれぞれが、各所
・치질 痔病、痔
・신경통 神経痛
・어깨 결림 肩こり
・변비 便秘
・여드름 にきび
・주근깨 そばかす
・이마저 갈다 歯ぎしりまでする
・이를 갈다 歯ぎしりする
・마저 = 조차
・으드득 ギリギリ、ガリガリ
歯を軋(きし)る音、固いものを強く噛む音の時に使います。
・따라하다 真似する
・귀가 얇다 (直訳)耳が薄い → 影響されやすい、人を信じやすい
ミーハー的なニュアンスも含まれます。
この表現は何度か出てますね。
改めて書くと、イメージは像のダンボの耳をイメージして貰うと分かりやすいかもしれません。
耳が薄くてパタパタと動くと、色んな情報を拾いやすい感じしませんか?
逆に耳が厚くて簡単には動かない感じだと、耳の穴を閉じてしまって外の音など入ってきにくい…みたいな。
覚えておくといい表現の1つです。
ちなみに、얇다の発音は[얄따]ですよー。
今回の内容は、またまた衝撃的でした(笑)
イチゴちゃん、小学生にしてこんなにも持病があるとは!
一応気になったので「ソバカスって病気になるんですかね?」と先生に聞いたところ「皮膚疾患みたいなものかな?」と言われていました。
まぁ、専門家じゃないから分かるわけないですよね。
一応、ネットで調べると、そばかすはメラニンの異常(皮膚の色素異常)で顔に現れる茶色い斑点のこと。シミの一種で、この斑点は病気ではないようです。
おまけ!「예문으로 알아보는 병 증세」
・병 증세 病状
・빙빙 ふらふら、くらくら、くるくる、ぐるぐる
・쑥쑥 ぐいぐい、じくじく、きりきり、すくすく
・쑤시다 うずく、ズキズキ痛む
・머리가 띵하다 頭がガンガン痛い、頭がガンガンする
・띵하다 ガンガン痛い、じいんと痛い
띵하다は、特に頭痛の時に使います
・욱신거리다 (体の一部が)ズキズキ痛む、疼く
▼쑤시다と욱신거리다の違いについても聞いてみました
쑤시다の方が使い道が広いです。
例えば、‘칼로 쑥쑥 쑤시다(ナイフで何度も刺す)’などでも使うし、ほかにも「(棒などで穴を)つつく、ほじくる」などという意味でも使います。
一方、욱신거리다は「(体の時計一部が)痛む」という意味だけで使うそうです。
・따끔따끔 ヒリヒリ、チクチク
日本語特有の表現あれこれ
上のイチゴちゃんの文章で出てきた日本語の中で、日本語特有なものをピックアップしているコーナーです。
テキスト画像をそのまま載せようかと思いましたが、見にくかったので改めてまとめました。
①「水虫の治療法」が書いてあったことを思い出した。
「~てある」는 자신이 한 것이 아니라 다른 사람이 해 놓은 것 같은 느낌 준다.
・部屋の電気が消してある。 방의 불이 꺼져있다.(누군가가 꺼 놓았다.)
②ホント影響を受けやすいタイプだね!
「~やすい」는 동사의 ます형에 붙어서「자칫 ~하기 쉽다」라는 뜻으로 쓰인다.
・私は信じやすいタイプ! 나는 뭐든 잘 믿어 버리는 타입!
・자칫 やや、比較的、ちょっと、まかり間違えば
③来週、お楽しみに。
「お楽しみに待ってください」,「お楽しみにお待ちください」처럼 기대를 하면서 기다려 달리는 의미가 생략된 말이다.
・次回をお楽しみに。 다음 시간을 기대해 주세요.
・생략[생냑] 省略
ちなみに、「지병 총류」で調べたらいくつか出たので自分でもまとめてみてもいいかもですね。
▼こちら、気になるかたは参考にどうぞ。
・질병 목록(ナムwiki) → ★
いつもはこの後、自分なりにテーマにそって調べたことを載せるのですが、今回はさすがに、しませんでした。
韓国の水虫の治療法を載せるのもなんだかなぁと言うのもあるし(正式な治療法にしろ民間にしろ載せるのも何かと不安ですし)、日本の人気漫画や漫画家のことを調べて載せるのもなぁ…🙄という思いもあり。
あ!
でも一昨年韓国旅行に行ったときに、宮を案内するガイドさんと楽しくお話しできたのですが、彼女が「日本のアニメだと『サザエさん』とか『ちびまる子ちゃん』は大好き!あの一家団欒的な空気がとてもいいですよね」と韓国語でとても嬉しそうに話してくださったのは印象に残っています。
「あー、こういう感覚はどこの国でも同じなのかも」と、日本でも多くの人から愛されている作品に対して好意的な感想を貰えたことに、とても幸せな気持ちになりました。
時代が変われば、好まれる作品もそれに伴って変化すると思いますが、見るとなんとなくホッとするような作品たちはずっと残ってほしいなと思います。
さてさて、というわけで、今回はいつもより短めですがここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう