韓国語を学びながら、日本の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoon입니다.
私のもっていたEBSラジオの「楽しい日本語」のテキストが修了し、今は先生から送ってもらったデータ(日本語を勉強している韓国人のために作られたテキスト)で、似たようなレッスンをしています。
レベル的には中級以下なので、今更な内容だったりニュアンスが違うこともあるかもしれませんが…
新しい発見もあると思うので、楽しみながら進めていきます
先生が直接写真を撮られているのですが、ちょっと見にくい部分もあると思います。
そこはご容赦くださいませ!
それでは本題です。
今回は、雛祭りをテーマにした内容です。
メインテーマ「文化を覗く!―雛祭り 히나마츠리―」
チェックした単語あれこれ
・단 段
・감주 甘酒
・차려 놓다 用意しておく、準備しておく
・축소판 縮小版
・물려주다 譲る
・혼사 婚姻に関すること
ここでは、後ろの単語もあわせて「婚期が遅れる」みたいな感じです。
つまり、ここの文章での意味からすると혼사はここでは「結婚適齢期」的な意味で使われています。
結婚できないと言えば、韓国でもずっと問題になってますね。
これまでも「삼포세데」から始まり、何度も「○포세데」について書いてきましたが、最近は「N포세데」となりましたね。
このNは「Number」のN。
つまり、N포세데とは、数多くのことを諦めたと言う意味の造語です。
・속설 俗説
・쌀누록 米麹
・발효 発酵
・반죽 生地
・벛입 桜の葉
・마름모꼴로 菱形に
正直、韓国にも「甘酒」と言う言葉があるのが意外でした。
先生にその事を話したら、「シッケだって、アルコールはないけど甘酒と同じ感じでしょ」って。
あー、なるほど!
あれもお米を発酵させた飲み物だ!
言われて納得でした。
どんな意味?「히나마츠리」
テキストの中に、「イチゴちゃん」という幼い女の子の日記が出てきます。
元々は日本語で書かれた日記を韓国語に訳してあるのですが、使われている文字はかわいいし(読みにくいけど)、内容も簡潔で分かりやすいものでした。
でも単語などチェックが必要なものもあるし、日本語特有の表現を韓国語にしたりしているので、こちらも楽しみながら読んでみてくださいませ
▲送られてきたものをそのまま載せているので、見にくかったらですみません
チェックした単語あれこれ
・무거운 허리를 펴서 (直訳)重い腰をのばして → 重い腰をあげて
・아직 더 쓸 수 있다. まだ使える。
この表現、意味自体は難しくないですが、読む時に注意です!
私はつい「아직 더 / 쓸 수 있다.」と区切って読んでしまったのですが、それだと[아직 떠]と濃音化してしまい、[떠]が[또]とも聞こえる可能性も高いそう。
正しくは「아직 / 더 쓸 수 있다.」で区切って読んでくださいね。
・꺼내다 取り出す
・오르골 オルゴール
・사달라고 졸라서 買ってくれとせがんで、おねだりして
・내심 内心
・말짱!! 平気!!
この単語だけで使うことは少ないそうです。
・말짱하다 正気だ、シラフだ
今回の内容はイチゴちゃんらしさいっぱいでしたね。
私は甘酒苦手なんですが、好きだなんて流石だなぁ。
自分のこと「若年寄」的な表現してただけありますね。
まぁ、甘酒はアルコールないのも多いから、甘くて美味しいと感じるのかもしれないけど…。
(お姉ちゃんは酔ってるしな…。)
小学生にしてこの感じなので、将来はお酒の味の分かる大人になるのかもしれませんね。
おまけ!「端午の節句」
・칼을 차다 刀を差す、刀をつける
桃の節句も端午の節句も子供たちの健康を願う行事が行われますが、韓国では違います。
※詳しくは下でふれます
ただ、親の中には(特に母親)子供の将来を心配して、占いなどにいって御守りをもらい、お家に貼る人もいるそう。
過度な期待や願望からくる「祈り」は負担でしかありませんが、子を思う親の気持ちは形は違えど万国共通という感じでしょうか。
・무당 巫女(韓国の女性の占い師)
・점쟁이 占い師
・부적 御守り
ちなみに、持って帰った御守りは、子供の部屋のドアの上に貼ったり、枕にそっと忍ばせるそう。
特に枕は本人に気づかれないようにしなくてはいけないとか。
たまに子供が枕の中から御守りを見つけて、「勝手なことをして!」なんて喧嘩になることもあるそうです。
日本語特有の表現あれこれ
上のイチゴちゃんの文章で出てきた日本語の中で、日本語特有なものをピックアップしているコーナーです。
テキスト画像をそのまま載せようかと思いましたが、見にくかったので改めてまとめました。
①あまり可愛い顔ではないのは確か。
「あまり」는 「너무, 지나치게」라는 의미와 뒤에 부정을 수반할 때는 「그다지」라는 의미를 갖는다.
・あまり(に)勉強しすぎる。 지나치게 공부를 하다.
・あまりうまくはない。 그다지 잘하지는 못하다.(부정문)
・수반하다 伴う
②私はいくら飲んでも平気
「いくら~でも」는 「아무리~해도」의 의미로 동작의 반복을 나타내는데, 뒤에는 바라던 결과가 아닌 반대의 결과가 온다.
・いくら食べてもお腹がペコペコです。 아무리 먹어도 배가 고픕니다.
・いくら泣いても、すっきりしません。 아무리 울어도 기분이 풀리지 않습니다.
③どうもお酒に向いているみたい。
「~に向く」 는 「~에 맞다, 적합하다, 어울리다」라는 의미이다.
・若い人に向く仕事だ。 젊은 사람에게 어울리는 일이다.
・彼は商人には向かない。 그는 장사꾼으로는 적합하지 않다.
韓国人にとっての3月3日
こここらはテキストから離れますが…
せっかくなので韓国にも「雛祭り」があるのかちょっと調べてみました。
韓国にも3月3日の節句はある
3月3日は、日本では女の子の健やかな成長を願う節句として広く知られています。
節句の考え方は中国から由来していて、韓国にも浸透しています。
節句(Wikipedia) → ★
そのため、日本の雛祭りと同じではありませんが、韓国にも3月3日の節句を祝う催しはあります。
ただし、3月に限らずこの「節句」は韓国では旧暦の日で考えられるので、陽暦での日にちは毎年異なります。
3月3日の節句は、だいたい4月初旬頃となります。
韓国の3月3日の節句とは
韓国の3月3日(陰暦)の節句は삼짇날、または삼월 삼짇날と言います。
韓国の場合は、この日は日本のように女の子の成長を願う日というわけではなく、「春を知らせる節句」とされています。
この日は、「ツバメが帰ってくる」「ヘビが冬眠から覚める」「蝶や鳥が活動し始める」など春を告げる日であるとして、昔から祝ったとのこと。
韓国の慶北地方では、삼짇날にヘビを見ると運勢が良いなどの言い伝えもあるそうです。
삼짇날の日は何を食べる?
日本では桃の節句には、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物、菱餅、ひなあられなどを食べますが、삼짇날にもこの日に食べる物があります。
・화전 花のチヂミ
使う花は진달래(つつじの花)が一般的なようで、餅粉で作った生地につつじの花をのせて焼いています。
(画像提供元)https://ko.m.wikipedia.org/wiki/%ED%99%94%EC%A0%84_(%EC%9D%8C%EC%8B%9D)
見た目もとっても可愛く、美しくもありますよね。
また、若菜のスープなども飲まれるそう。
これらは、韓国の長く厳しい冬が終わり、春の訪れを喜ぶという意味で食べられるそう。
特に화전は文字通り華やかな雰囲気がありますが、その雰囲気はどこか「雛祭り」の食べ物たちと共通点がある気がします。
3月3日の節句の食べ物には、日本も韓国もこれからやってくる「春」という季節が持つ、明るいイメージを感じます。
他にも、韓国ではこの日は女性が集まり、コチュジャンやみそなど、一年分の調味料を作りもしたそうです。
ちなみに、韓国では陽暦の3月3日に食べるものもあるんです。
それはなんと、サムギョプサル(삼겹살).
黄砂の毒を落とすためとか、畜産農家を助けるためとか、由来には諸説あるそうですが…
個人的には3,3と삼(3)を겹(重ねる)からかと勝手に思ってます(笑)
とにもかくにも、もともとは中国を起源として日本にも韓国にも伝わったものが、こんな風に違う文化として定着しているのも興味深いですね。
さてさて、今回はいつもより短めですがここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう