韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoonです。
今回はEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもありますが
基本的に日本の漢字について紹介するコーナーですが、改めて調べてみると新しい発見などあってなかなか面白いコーナーです。
今回は「三味線」と「三日月」についてです。
両方とも三がつくことが共通点ですが、あえてこの二つを選んだのかな?
とにかくその中で出てきた表現などをピックアップしました。
第13課 「漢字の達人」に出てきた単語、表現など
せっかくなので日本語を自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります。
・三味線 샤미센
日本の弦楽器。もっぱらはじいて演奏かれる撥弦楽器である。
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일본의 현악기.오로지 튕겨서 연주되는 발현악기이다.
・弦楽器 현악기
・もっぱら 오로지、한결같이
・はじく 튀기다
・撥弦楽器 발현악기
・楽器を演奏する 악기를 연주하다
(例文①)
ウクレレを弾いていたのだが、三味線の魅力に惹かれてやってみようと思っている。
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우쿨렐레를 연주했었는데,샤미센의 매력에 끌려 해보려고 생각하고 있다.
・魅力に惹かれる 매력에 끌리다
・先生からの+α
三味線は日本特有の楽器ですが、韓国にもよく使われる代表的な弦楽器があります。
・해금
三味線と同じ弦楽器で中国から伝わった楽器ですが、弦が2本なのが特徴です。
詳しくはこちら → ★
・소해금
ざっくりいうと弦が4本なのが해금との違いで、北朝鮮で主に使われています。
詳しくはこちら → ★
これから考えると、韓国人にとっては三味線は삼현금と表すのが分かりやすいかもしれません。
・거문고
韓国特有の伝統的な撥弦楽器(琴をイメージしてもらうと分かりやすいかも)で、弦は6本です。
詳しくはこちら → ★
・가야금
韓国特有の伝統的な撥弦楽器で、弦は12本です。
こちらも琴の一種みたいなもの。
詳しくはこちら → ★
가야금을 타다/켜다 カヤグンを弾く
床において弾く楽器は타다を使うことが多いです。
・아쟁
こちらも琴の一種で弦は7本です。
아쟁はWikipediaを探してもなかったので、困ったなと検索したところ、分かりやすく紹介しているものを発見!
上の楽器たちも出ているので参考にどうぞ!
朝鮮半島の楽器 → ★
こうしてみると、色々あって面白いですね。
・三日月 초승달,초사흘 달
(説明)
陰暦で3日の夜に出る細い弓形の月。
また、その前後の月例の若い月。
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음력으로 사흘 밮에 뜨는 가는 활 모양의 달.
또 그 전후의 월령이 젊은 달.
(例文②)
クロワッサンは三日月という意味の単語ですが、日本ではイモムシ型のロールパンが多いです。
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크루아상은 초승달이란 뜻의 단어인데,일본에서는 나비 유충 모양의 롤빵이 많습니다.
この例文には違和感が…
私だけ?
それとも本場のクロワッサンは日本のよりもっともっと細長いんでしょうか?
・先生からの+α
韓国では日本ほど月の満ち欠けに関連した呼び名は多くないようです。
先生と色々検索してみましたが、一番詳しくてこれくらい。
(もし、もっと詳しい情報をお持ちのかたは教えてください!)
それに比べて日本は…
1日目 新月(しんげつ)。朔のこと
2日目 繊月(せんげつ)。二日月(ふつかづき)とも言う。
3日目 三日月(みかづき)。初月(ういづき)、若月(わかづき)、眉月(まゆづき)など(…他多数)とも呼ばれる。
7日目前後 上弦の月(じょうげんのつき)
10日目 十日夜の月(とおかんやのつき)
13日目 十三夜月(じゅうさんやづき)
14日目 小望月(こもちづき)幾望(きぼう)ともいう。
15日目 満月(まんげつ)。望月(もちづき)、十五夜(じゅうごや)などとも言うがある。
16日目 十六夜(いざよい)。既望(きぼう)、不知夜月(いざよいづき)などともいう。
17日目 立待月(たちまちづき)
18日目 居待月(いまちづき)
19日目 寝待月(ねまちづき)。臥待月(ふしまちづき)ともいう。
20日目 更待月(ふけまちづき)
23日目 下弦の月(かげんのつき)
26日目 有明月(ありあけづき)。本来は十六夜以降の月の総称。
30日目 三十日月(みそかづき)
月末を「晦日(みそか)」というのはこのため。
詳しくはこちらを → ★
他にもこんなのも → ★
日本人は昔から月を見上げることを大切にしていた民族なのかなぁと感じました。
今回は2つの単語とも、韓国語の勉強をしていていつも以上に日本のことを振り替えるきっかけになりました。
第13課「今日の一言」コーナーに出てきた単語、表現など
閑古鳥が鳴く = (뻐꾹새 울음소리가 들릴 정도) 한산하고 쓸쓸하다
会話では
파리가 날리다 (直訳)ハエが飛ばされる → (暇でハエを追い払う仕草から)不景気だ、商売が上がったりだ
主に食堂などで使われます。
また、同じく会話では
손님이 뜸하다 お客が途絶えている、頻繁にない
こちらも使われます。
(説明)
人が集まらずもの寂しい様子。
特に商売がはやらず、さびれている様子をいう。
閑古鳥とはカッコウの別称。
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사람이 안 모여 쓸쓸한 모습을 말한다.
특히 장사 등이 잘 되지 않아 쇠퇴한 모습믈 말한다.
「閑古鳥」란 뻐꾸기의 별칭이다.
・流行る 유행하다,장사가 잘 되다
・衰退する 쇠퇴하다
・閑古鳥 뻐꾸기
・別名 별칭
(例文1)
A:この温泉街、前に来た時とはなんか雰囲気が違うね
B:不景気で、温泉街も土産店も、どこか閑古鳥がないているみたいだよ。
A:そうなんだ。温泉旅行、楽しみにしていたのに、なんか白けちゃうね。
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A:이 온천마을, 전에 왔을 때랑 뭔가 분위기가 다르네.
B:불경기로 온천 마을도 토산품 점도 어디나 파리 날리는 것 같아.
A:그렇구나.온천 여행 기대하고 있었는데 왠지 흥미
깨지네.
・温泉街(温泉の町) 온천 마을
・先生からの+α
・さびれる
テキストには쇠퇴하다(衰退する)がありましたが、장사가 잘 안 되다(商売が上手くいかない)が自然です。
・お土産について
・토산품 特産品
・기념품 記念品
・향토품 郷土品
韓国ではあまりお土産文化がないので「お土産」にあたる言葉はこんな感じです。
・しらける
テキストには흥이 깨지다と분위기가 깨지다が一緒に載っていました。
正確には분위기가 깨지다が、ここでは合っています。
・흥이 깨지다 興ざめする
・분위기가 깨지다 雰囲気が壊れる、しらける
それにしても、恥ずかしながら「閑古鳥」がカッコウのことだったとはこれまで知りませんでした
いかに日本語を意識せずに使っているか…
いつも以上に勉強になった回でした。
さて、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また、よろしくお願いします