韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoonです。
昨日に引き続き、今回も韓国のEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
これは、日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもあります。
日本語を直訳で韓国語にしている分、たまに「なんか違う」と思うこともありますが、今回もテキスト内に出てきて気になった単語や表現、「こんなのもあるよ」というものも含めてご紹介していきます。
第11課「読む力」について
基本的に日本について紹介することの多いテキストですが、日本であったことなども含めて、日本人でも知らないような内容を取り上げているのでなかなか面白いコーナーです。
今回は11課のポイントワードとなっている「日本の夏の風物詩」についてです。
せっかくなので上の日本語を自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります。
「読む力」は基本的に長いので、「読む力」と一緒に「書く力」もつくので結構楽しいです。
第11課「読む力」に出てきた単語や表現
Words:日本語単体に対して訳された単語
・蚊取り線香 모기향
・麦わら帽子 밀짚모자
・慰霊 위령
・悪疫 악성 유행병
・除災 재해를 없앰
・兼ねる 겸하다
・川開き 그해의 강놀이 개시
※先生からの+α参照
・漆黒 칠흑
・委ねる 맡기다, 위임하다
・風鈴 풍경
・なびく 나부끼다
(紙、布)はためく、(煙など)なびく
他動詞で「なびかせる」
・たゆたう 흔들거리다
・納涼 납량
・水晶 수정
・軒先 처마 밑
・定番 유행을 타지 않고 늘 팔리는 제품
・冷やす 식히다, 차게 하다
・夏バテ 여름 더위에 지침
※先生からの+α参照
上の単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にするときは、そこも意識しながら作ってみてください
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
※マーカーしてあるものもWordsと同じものはあげていません
・犠牲者 희생자
・翌年 이듬해
※先生からの+α参照
・幻想的な 환상적인
・蒸し暑さ 무더위
・次にあげられるのが 다음으로 들 수 있는 것이
・そよ風 산들바람
・結晶 결정체
결정체(結晶体)と表現することが多いそうですが、체はあってもなくてもOKだそうです。
・いい音色ですね。 소리가 듣기 좋네요.
※先生からの+α参照
・のせる 얹다
※先生からの+α参照
・少し濃い味付けにした 간간하게 맛을 낸
※先生からの+α参照
先生からの+α
・翌年 이듬해
다음해や이듬해が普通に使われます。
・이듬해 봄 翌年の春
※익년は使いません
・川開き 그해의 강놀이 개시
韓国ではわざわざ「川開き」という行事をすることはないそうです。
山開きとか、海開きはあるそうですが。
・山開き 시산제、등산로 개방(登山路開放)
・海開き 해수욕장 개시,해수욕장 개장(海水浴場開場)
「海開き」はこちらでも → ★
・いい音色ですね 소리가 듣기 좋네요.
소리가 참 좋네요.とか좋은 소리네요.も言い換えられるか聞きましたが、不自然だそうです。
・載せる 얹다
「載せる」と聞くと私は싣다, 올려 놓다, 얹다などが思い浮かびます。
(乗せるなどの方はここではおいときます)
違いをざっくり聞くと
싣다は「積む、積載する」とか「掲載する」時に使う。
놓다は物を地面やテーブルなど「直面に置く」時に使う。
얹다は物を「上に軽く載せる」時に使う。
「軽く」「丁寧に」というニュアンスが含まれていて、「軽くあてる」とか「かける」という意味もあります。
가슴에 손을 얹다 胸に手を置く
料理で「◯◯の上にのせる」というなら얹다のみ。
놓다は料理では使わないので覚えておいてください。
・濃い味つけ 간간하다
「濃い」と聞くと、私は짙다を真っ先に思い浮かべますが、짙다 は「色」や「濃度」が濃い時に使われます。
あとは、雰囲気や周りの景色の移り変わりに関して「濃い」と表現するとき。
「髪が濃い(=艶やかで綺麗だ)」
「敗戦ムードが濃い」
「疑いが濃い」などなど…。
こういった雰囲気や景色の移り変わりなどで使い方をしたい場合には、짙다しが使うことができません。
そして、「味が濃い」時に使えるのは진하다です。
진하다は色や濃度にも使えるので짙다と似ているのですが、「味」については진하다のみなので注意です。
ただ!
例外として、「コーヒーが濃い」という時には짙다も진하다も使えます。
面白いというか、ややこしいというか…
ニュアンス的な違いで言うと
・진한 커피 味が濃いコーヒー
・짙은 커피 深みがあるコーヒー
これは、コーヒーの香りに関しても言えます。
そして、テキストで「少し濃い味付け」という表現ででている간간하다についても補足を。
・간간하다 醤油や塩味が利いていて口当たりがいい、ほどよく塩味が利いている
素麺の上にのせる茄子炒めは、ちょっと濃いめの甘辛い味付けのことが多いですよね。
まさにそんな「いい塩梅」の時に使うのが간간하다です。
日本語で「濃い味つけ」とあると、上の説明から진하다を使いそうになりますが、今回のように「実際にはどういう味付けなのか」、「どういう料理なのか」を考えながら訳すと、選ぶ単語も変える必要がありますね。
こういう面白さと難しさが、訳す時にはあるので好きです。
・夏バテ 더위를 먹다
テキストにある여름 더위에 지침でもいいですが、もっともポピュラーなのは더위를 먹다
ドラマなどでもよく聞く表現です。
そうそう!
余談ですが、韓国の蚊取り線香は形も日本と同じ、あのぐるぐるのだそうです。
最近はあまりあれを使ってるのは街では見ないそうですが。
その辺も日本と同じですね。
では、今回はここまで!
▼最後に、韓国語訳を載せておきます
日本語にあわせて不自然な韓国語になっていることもあるので、参考程度に読んでみてください。
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう