韓国語を学びながら、日本語の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoonです。
今週も始まりましたね。
週のはじめのちょっとブルーな気持ちも、大好きな金木犀の香りで癒されています。
通勤や散歩コースに連なって咲いているのですが、もうそろそろ散っちゃうかも。
出会える期間があるからこそ大切に思えるのかもしれないけど、もうしばらく咲き続けてくれないかなぁ。
私にとって桜とか金木犀や金木犀は、咲いていてくれるだけで心が幸せになる植物の一つなんです
さてさて、本題です。
今回は韓国のEBSでラジオ放送されている「楽しい日本語」を使ったレッスンのまとめです。
これは、日本語を勉強している韓国人のための教材なので、日本で売られているテキストとはまた違って面白いです。
無理矢理日本語に合わせていることもあるので、注意が必要な反面面白さもあります。
日本語を直訳で韓国語にしている分、たまに「なんか違う」と思うこともありますが、今回もテキスト内に出てきて気になった単語や表現、「こんなのもあるよ」というものも含めてご紹介していきます。
第11課「今日の一言」について
今日まとめたのは日本語の諺や慣用句を紹介するコーナー「今日の一言」です。
日本語と韓国語で全く同じものもあれば、意味的に同じもの、韓国にはないものなど様々です。
▼今回はこちら
嘘つきは泥棒の始まり
= 바늘 도둑이 소도둑 된다
今回も韓国語にある諺です!
直訳すると「針泥棒が牛泥棒になる」→「嘘つきは泥棒のはじまり」
針のような小さなものでも、盗めばやがて牛のような大きなものを盗むようになるという意味。
つまり、日本の諺のような「平然と嘘を言うようになれば、良心がなくなって盗みも平気ではたらく人になるから、嘘はついてはいけない」という「罪を犯す前の戒め」だけでなく、実際にやってしまった罪に対して「小さな犯罪(盗み)をそのままやり続けると、もっと大きな罪を犯すようになる」という意味でも使われます。
せっかくなのでこの後出てくる日本語を自分で韓国語にしてみましょう!
まずは日本語の文章を自分で韓国語にしてみると、難しさ倍増です!
答え合わせもかねて、韓国語の文書を読むと意訳の面白さや難しさもより分かります。
(説明)
平気で嘘をつくようになると、盗みも平気でするようになる。嘘をつくのは悪の道へ入る第一歩であるということ。平然と嘘を言うようになれば、良心がなくなって盗みも平気ではたらく人になるから、嘘をついてはいけないという戒め。
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태연히 거짓말을 하게 되면 도둑질도 태연히 하게 된다.거짓말을 하는 것은 악의 길에 들어가는 첫걸음이라는 뜻.태연히 거짓말을 하게 되면 양심이 없어져서 도둑질도 아무렇지도 않게 할 수 있는 사람이 되니까 거짓말을 해서는 안 된다는 가르침.
(例文)
A:大樹、おつかいのおつりなどうしたの。
B:あお、帰る途中で落としちゃったんだ。
A:嘘おっしゃい。口元になんかついてるわよ。また、買い食いしたんでしょう。
嘘つきは泥棒の始まりだからね。
たとえ小さな嘘でもついてはいけないのよ。
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A:다이키, 심부름하고 받은 잔돈은 어쨌어?
B:아아, 돌아오는 도중에 떨어뜨렸어.
A:거짓말 마.입가에 뭔가 묻어 있네. 또 뭐 사 먹었지?
바늘 도둑이 소도둑 되는 거야.
비록 작은 거짓말이라도 해서는 안돼.
第11課「今日の一言」にコーナーに出てきた単語、表現など
Words:日本語単体に対して訳された単語
・嘘つき 거짓말쟁이, 저짓말을 함
・平気で 태연히, 아무렇지도 않게
・盗み 도둑질
・平然と 태연히
・戒め 훈계, 교훈
・おつかい 심부름
・口元 입가, 입언저리
・買い食い 군것질
上の単語は、単語そのものとして紹介しているので、文章にするときは異なる表現になることが多いです。
自分で日本語にするときは、そこも意識しながら作ってみてください
本文中に出てきた単語・表現(上のWordsに出てきた以外の韓国語表現)
・おつり 잔돈
・買い食いする 사 먹다
会話ではこちらの方が簡単ですね。
先生からの+α
・戒め
「戒め」のニュアンスをもつ単語はいくつかあります。
・가르침 教え
・훈계 訓戒
ちなみに、훈계하다は「説教する」
・교훈 教訓
この中で今回のニュアンスに一番自然なのは「교훈」だそうです。
・悪い行動を表す질
질は「悪い行動」や「悪い行い」の時にのみ使われます。
도둑질(盗み)は当然悪い行いなので、질が使われるのも分かりやすいですが…。
では、군것질(買い食い)の질は?
これは、「お行儀が悪い」というよりは「健康的に良くない行い」だからだそう。
こういう意味での「悪いこと」にも使われるんですね。面白いです。
・잔돈
잔돈は「おつり」という意味だけではなく「小銭」の意味もあります。ちなみに、「거스름돈」も同じく「おつり」という意味で使われています。
・잔돈 주세요. おつりください。
もう少し丁寧に言うなら
・잔돈 좀 주실래요? おつりいただけますか?
・잔돈 좀 주시겠어요?
反対は
・잔돈은 안 주셔도 괜찮아요. おつりは結構です。
・잔돈은 됐어요. おつりはいりません。
タクシーやお店の支払いなど、さっと言えるとかっこいいですね。
ちなみに、「領収書ください」は여수증 좀 주실래요?
前にも「楽しい日本語」のコーナーで出てきましたね。
さて、今回はかーなーり短いのですか、ここまで!
この後に続けようと思っていた「読む力」がちょっと長かったので、次回に載せます!
たまにはこれくらいの短さの日もありということで…
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう