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2015年から本格的に韓国語の勉強をスタート!2019年10月にTOPIK6級取得しました!

ドラマ、映画

「私の人生って?」と、観た人それぞれが考えさせられる韓国映画「ミス・ワイフ」を観ました♪

投稿日:2020年7月11日 更新日:

안녕하세요?

oulmoonです。

 

 

今回は韓国映画のご紹介です!

 

6月最後の週末、「Kシアター」で放送されていたので録画して観ました。

 

思っていた以上によかったので、今回はこちらをご紹介します。

 

 

 

笑って泣ける韓国映画「ミス・ワイフ」

 

https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=89574#1034937(写真)

 

オム・ジョンファとソン・スンホンが夫婦役!

エリート弁護士が一家の“おばさん”となり孤軍奮闘する人生反転ドラマ!

 

 

7/24、8/21再放送決定!】KBSワールド → 

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Daum → 

 

 

タイトル:ミス・ワイフ(미쓰 와이프)

韓国公開日:2015年8月13日

日本公開日:2016年8月13日

ジャンル:コメディ

上映時間:125分

監督:カン・ヒョジン

キャスト:

オム・ジョンファ:独身弁護士イ・ヨヌ

ソン・スンホン:ヨヌの夫、区役所公務員ソンファン

キム・サンホ:イ所長

ソ・シネ:ヨヌの娘、ハヌル

チョン・ジフン:ヨヌの息子、

コ・スヒ:婦人会会長

ラ・ミラン:ミソン

 

 

【概要】

https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=89574#1042877(写真)
 

 

恋愛や結婚に全く価値を見い出していないキャリアウーマンが、ある日を境に2人の子持ち主婦になったことで起こる騒動を描いたファンタジー&ラブコメディ映画。

悪戦苦闘している主人公の姿から、コメディタッチ全開でありながら人の絆の大切さも伝わってくる笑いあり涙ありの作品。

ヨム役は韓国の国民的歌手で女優のオム・ジョンファ、ヨヌの夫役には日本でも人気のソン・スンホン。

怪しい所長役に『海にかかる霧』などのキム・サンホ、子役にはドラマ「女王の教室」のソ・シネとドラマ「エンジェルアイズ」のチョン・ジフンが好演。

 

 

【あらすじ】

https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=89574#1041306(写真)

 

男に頼ることなく、勝訴率100%の敏腕弁護士として人生を切り開いてきたヨヌ(オム・ジョンファ)、39才独身。

長年の夢だったニューヨーク本社発令を前に、不慮の事故で意識不明となってしまう。

生死の境をさまよう彼女の前に「天国の中継所」のイ所長(キム・サンホ)が現れ、「誰にも正体を見破られずに一か月間他人の人生を生きれば、再び本来の人生に送り返す」と提案される。

提案をのみ目を覚ましたヨヌを待ち構えていたのは、平凡な夫と2人の子供を持つ専業主婦という今までとは全く正反対の人生。

子供の世話から内職、主婦同士の井戸端会議など、これまで経験したことのない毎日にパニックに陥るヨヌ。

そんな彼女のおかしな言動に、夫ソンファン(ソン・スンホン)と子供たちも振り回され始める。

果たしてヨヌは秘密を隠し通して無事に生き返ることができるのか?!

 

 

【感想】

ベタベタなのにスッキリ!展開と演出のうまさについて

 

正直、キャストからもあらすじからも、そんなに期待せずに見始めたこの映画。

だって「敏腕トップ弁護士だった女性が、普通の主婦に入れ替わって生活することで真の幸せを考える」って・・・。

なんだか考え方が偏ってるような気がして。

それも含めてどんな人生を選ぶかは本人次第だし、そこで見出す幸せも個人で異なるんだから、「とりあえず」って見始めたんです。

 

がっ!!

・・・見る前の自分をしかりたい

 

一言でいうならこの作品、好きなやつです。

 

「人生において、何に幸せを見出すか」とか、その辺はやっぱり個人次第だと思うけど、「自分が幸せだと感じることを大切にする、尊重する」という意味でいい作品だなと思ったし、作品のテンポとか展開、演出の仕方とか全体的に良かったです。

 

改めて書くと、ほんっとうにべったべたな設定&展開なんですよね。

恋愛なし、アクションもなし、仕事か家族かの所謂「ワークライフバランス」がテーマなんですが、ここまでいい感じにまとめあげられるのは、「さすが韓国映画」と思ってしまう。

 

だって、よくあるファンタジーコメディな展開なのに、次々と起きる家族のエピソードは過剰な演出はなく、落としどころも納得できるまとめかた。

 

そのせいか、前半はコメディでドタバタしておいて後半から泣かるという韓流定番パターンも、自然で押し付けがましくなく、すごくシンプルで気持ちいいんです。

 

人間の脳って、「この後この問題をどう解決するんだろう?」という疑問が生じたとき、その結果が解決されないとモヤモヤが残るので「面白くない」という評価を下すんです。

その評価の理由が無意識だったとしても、とにかく「面白くない」と興味が離れてしまう。

 

そういう意味でも、この作品は非常に上手に「疑問」を回収していて楽しめました。

 

まぁ、日本人からしたら韓国あるあるのキャラクターの濃さは「ここまで露骨なのってあり?」と思わなくもないけど、それも含めて味ですしね。

それを言っちゃうと、むしろ夫のスンホンが韓国人夫の王道を外れていて物分りが良すぎて違和感ありです。

 

理想的といえばかなり理想的な旦那さんでしたけど。

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でもそれで女性視聴者は惹かれる人が多い気がするので、ソン・スンホン側の戦略としては正解なのかも(笑)

 

 

キャスティングについて

まずは主演のオム・ジョンファさん。

彼女って、私がこれまで観てきたドラマの役どころが偏っていたせいかそんなに好きとも嫌いともない存在だったんです。

イメージとしては歌手のほうが強いし、オム・テファンさんのお姉さんとか、どうしても韓国バラエティー番組「1泊2日」からくるイメージが強かったせいもあるかも。

 

でもこの作品の彼女は、「クールなできる女」と「家庭的な妻であり母親」の二役を違和感なく演じていました。

https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=89574#1036158(写真)

https://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=89574#1025158

 

というか、急に変わってしまった人生に対して「戸惑いながらも徐々に変化いていく演技」が違和感なかったというのが正しいかも。

 

感情的な部分で変化が起きていく過程も、これまでの人生経験を活かしてスカッと問題解決していく様子もすべて点と点が繋がるように描かれているせいか気持ちよかったし。

 

だからどちらの役柄もぴったりはまっているようで、結局最後は「素敵な女性だな」と感じました。

 

彼女にかかわらずかもしれませんが、韓国の役者さんって「共感」にしろ「反感」にしろ、感情を揺さぶるのがうまい人が多いですよね。

だからドラマや映画を観終わると、日本の作品以上にその人たちに入れ込んでしまうことが多いのかも。

 

 

夫役のソン・スンホンさんは典型的な男前なんですが、男前すぎてこんな区役所職員いたら目立つだろうなぁと思わずにはいられませんでした。

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彼に対してを特別「素敵!」と惚れ込んだことはなかったのですが、やっぱりあんな人から一心に愛情を注がれたら、毎日テンション上がりそう。

見た目もそうですが、「やるときはやる男」を体現しているような役柄でかっこよかったです。

私が今まで観たドラマの彼とは全く違う役どころでしたが、こういう普通の役のほうが本当の意味でかっこよさは光る気がします。

 

 

子役の2人の演技力も素晴らしかった。

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年相応の可愛さと小憎らしさ、弱さを上手に演じていて、改めて韓国の子役の厚さを実感しました。

観る側に次第に2人に対して愛情を感じさせてしまうあたり、本当に上手いです。

こういう子たちがゴロゴロいるんですよね、韓国の映画界って。

 

 

前々から書いていますが、この辺りはいまだに韓国に対して「日本はまだまだだなぁ」と感じます。

アニメ以外で言えば、映画制作の質は日本より韓国のほうが段違いレベルが高いと思います。

(日本ならではの良さがある作品ももちろんありますけど)

 

韓国語を勉強し始めて気付いたことの一つに、「日韓でそれぞれ秀でている点」というものがありました。

すごくざっくり書くと、個人的には韓国って「芸能(特に演技や舞踊)」に関して秀でているように感じています。

韓国映画を初めてまともに観た時とか、韓国のアイドルのレベルの違いをまざまざと感じた時とか、その衝撃はいまだに覚えています。

 

それぞれの国にある背景とか仕組みとかが全く異なるので、一概に言えないかもしれないけど、「韓国ってすごいなぁ」と素直に思えることの一つです。

なんとなくですが、DNAレベルで違うのかもしれないなと感じているんですよね。

逆にいうと、日本人が持つ特有の「精密さに対するレベルの高さ」が世界的に見ても抜きんでているのも、DNAレベルで受け継がれているのかもしれないと思っています。

 

 

そしてキーパーソンとなるイ所長こと、キム・サンホさん。

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「焼肉ドラゴン」など日本映画にも出演しているし、韓国ドラマや映画好きならお馴染の方ですよね。

この作品での彼の存在は、展開ごとに意味のあるものではありますが、最後の最後まで「なるほど!」と美しくまとまりっています。

ラストの種明かしがなくても大まかに納得できるストーリではありますが、彼の存在意味を知って初めて、最初から各シーンを思い出すと「そういう意味で!」と二度納得できるようになっています。

ラストに心が温かく癒される感じが倍以上になっちゃう。

サンホさんが出演しているこれまで観た中で一番存在を強く感じた作品かもしれません。

 

 

他にも助役として「あら、この人が!」みたいな役者さんもゴロゴロ出演されています。

 

大好きなラ・ミランさんはどこにでもいそうなおばさん役を相変わらずの名演技でこなしているし、

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最近気になっているキム・ビョンチョルさんはソンファンの同僚として好演しています。

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彼は「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」の父親役のようなねちねちとしたいや~な役や怖い役なども上手ですが、こういう平和な役柄ももっとみたい!

 

課長役のイ・ジュニョクさんも、安定した演技力につい感情を揺さぶられました。

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人生に疑問を感じている人もそうでない人も観てほしい作品

 

本当は、どのシーンがどうだったとか色々書きたいことが山積みなんですが、ネタバレは面白くないので極力したくない。

これまで紹介している作品同様に、ぜひ直接観ていただきたい作品なので。

 

あえて言うとしたら、各キャラクターがしっかりと活きていて平凡な展開に共感と感動を与え、ラストは彼女が過ごした一か月に対してさみしさを感じつつも、今後を予感させて終了します。

そんな、観た人に希望を与える終わり方も素敵だと思いました。

 

「私にとっての幸せはこの形。だからそのために前に進みます。では、あなたは?」と恩着せがましくなく問いかけられているような、見終わった後に自然と「今の自分」が魂レベルで求めている幸せに突き進んでいるのか自問自答できる作品です。

 

 

▼ネタバレにならない程度に、映画公開当時の様子が知りたいならこちらもどうぞ

「ミス・ワイフ」ソン・スンホン、愛妻家に変身“イメージを壊してみたかった”(kstyle)

「ミス・ワイフ」オム・ジョンファ“ソン・スンホン、ハンサムすぎてぎこちなくなった”(kstyle)

 

 

興味のある方は是非お試しを!

では、今回はここまで!

 

 

今日も見てくださって、ありがとうございます!

また次回の更新でお会いしましょう

 

 

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