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韓国旅行

2019年秋の韓国旅行記⑥2日目:ここも気になってた!昌徳宮で韓国の歴史にふれる(午後)

投稿日:2019年12月6日 更新日:

期待大!一日一回だけの昌徳宮の秘苑エリアガイドツアーへ!!

 

안녕하세요?

oulmoonです。

 

 

 

今回も2019年秋に行ってきた韓国旅行についてお送りします。

 

めっちゃ細かいどうでもいい情報も含まれておりますが、旅の思い出として&初めて韓国旅行に行く方の何かしらのお役に立てばということで、ご容赦くださいませ

 

 

とりあえず、午前中に組みなおしたスケジュールは今のところ順調。

 

 

【2日目】

10時 昌徳宮

11時 昌徳宮(日本語ガイドツアー:一般閲覧エリア)

13時30分 昌徳宮(日本語ガイドツアー:秘苑エリア)

16時 永豊文庫

17時頃 들풀 서교동점

18時30分頃 ビュッフェ

21時 マッサージ

22時30分 東大門のニュニュ&マスクショップ他で買い物

 

 

午後のガイドツアー後はまたバタバタしそうですが、とりあえずは今を楽しもうと、ガイドツアー集合場所へ向かいます。

 

 

秘苑エリアの入り口にも、各国の言語で書かれたパンフレットはおいてあります。

 

(見えにくくて申し訳ない)

 

それによると、今回のガイドツアーは10番から16番まで(15番は以前は可能でしたが、今は完全未開放エリアとして除外されています)。

 

ちなみに午前中のガイドツアーは1番から9番までです。(7番は除く)

 

 

 

歴史的文化財とマイナスイオン堪能の秘苑ツアー

 

午前の時と同様に、どこからともなくぞろぞろと日本人旅行客の皆さんが集まってきました。

もう11月なのに、目の前に美しい紅葉が広がります。

 

13時30分ちょうどにガイドさんが登場しましたが、午前中とは違うガイドさんでした。

 

簡単な挨拶とツアー予定の説明の後に、

「今の時期は秘苑エリアは

紅葉がもっとも見頃です。

ここ数日しか見ることのできない

自然の美しさを存分に楽しんでください。

適度に撮影時間も設けますのでどうぞ撮影してください。」といってくれたガイドさん

 

 

その言葉だけで、私はなんとも言えない幸せな気持ちだったんです。

今回の旅行はこれまでの中で一番冬に近い時期での旅行だったので、

「秋の韓国を楽しむにはタイミング悪かったかも。」とずっと思っていたんです。

 

「ああ、今来てよかったんだ」と心から救われた気分になりました。

 

ちなみに実際のこの日の秘苑エリアの美しさは、いくら写真を撮っても素人の私の写真では実物とは比べ物にならないくらいの美しさでした。

自分の目で見て空気を肌で感じたそれは、「一生心に記憶しておきたいな」と思うほど。

それでも名残惜しくて、何度も写真は撮りましたけどね。

 

 

そうそう。

自然豊かで東京ドーム11個分の広さを持つ昌徳宮ですが、そのほとんどは秘苑エリアといわれています。

 

そのためアップダウンの激しい山道を進むので、春先以降行かれる方は動きやすい靴と格好で行ってくださいね。

 

 

紅葉を撮り、しばらく坂道を登っていくと、最初に現れるのは芙蓉池です。

この池の形が四角いのは「地」を象徴しているから。

そしてその池の真ん中に「天」を表す丸い島があります。

芙蓉は「蓮」のこと。

王はこの池の横に建てられた「芙蓉亭」から、釣り糸を垂れて釣りを楽しんだそうです。

日本でも超人気ドラマの「宮廷女官チャングムの誓い」でも、この一帯は登場しています。

 

 

ここで、一時やんでいた雨が本格的に降り始めました。

 

どうしようか困っていたら、ガイドさんから「この先に売店があるので、必要な方は傘や飲み物を購入してください。少し時間を作りますから、あわてなくて大丈夫ですよ」と、ありがたい一言。

これからの山歩きに備えて飲み物を購入している人もちらほらいました。

 

横から見た「暎花堂」

 

買い物しない人の中には、池のそばに建てられている「暎花堂」でゆっくり寝転がって池を眺めたり、写真を撮る人もいました。

この暎花堂では王が立ち会う科挙試験が行われたそうです。

 

また、芙蓉池のそばには「宙合楼」という楼閣があるのですが、ここは学問の空間であると同時に、政を論ずる場所でもあったそうです。

宙合楼のその隣の「書香閣」は王室の図書館として使われていました。

上の画像にも写っていますが、ここの入り口には「芙蓉池の魚がここを通ると龍になる」という意味のある門「魚水門」があります。

 

 

 

そこから少し歩いていくと、今度は「不老門」が現れます。

奥のほうに見えるのが「不老門」

 

この岩のほうの門が不老門▼

 

一枚岩を削りつくられた石門で王の息災と長寿への願いがこめられて作られたそうです。

名前の由来は「ここをくぐると年をとらない」という伝説から。

 

 

この門のすぐ左側にも池があり、「愛蓮池」といいます。

その由来は、蓮の花が好きだった粛宗がこの亭に「愛蓮」という名前をつけたからです。

形は芙蓉池と同じですが島はなく、東屋の「愛蓮亭」があります。

 

 

また、「不老門」をくぐった左側には壁を一つ隔てて「倚斗閣」が見えます。

ここは4間の小さな書斎で、色合いも地味で素朴な建物です。

 

 

その次は「演慶堂」です。

演慶堂に入るための門

 

演慶堂は孝明世子が政治に疲れていた父の純祖を楽しませるため、1827年に創建させたそうです。

親孝行な息子さんですよね。

今の演慶堂は1865年に高宗が建て直したものと言われています。

高宗が立て直した以降は、外国の公使たちを接見して宴会をするなど政治的な目的に利用されました。

演慶堂は、木そのものが持つ味を活かした簡素な民家形式の建物です。

 

 

そして、一般エリアにも男女で別の生活をしていた場所はありましたが、ここも同じように分かれています。

男性側はサランチェ、女性側はアンチェといいますが、上の画像は男性側のほうの門。

こちらは女性側の門です

 

アップで撮ってしまったので分かりにくいですが、男性側の門のほうが女性側のほうより造りが豪華です。

流石は儒教の国ですね。

 

 

ここは使用人の生活空間がよくわかる場所でもあります。

使用人の部屋の一つ。

下に穴が開いているのはオンドルを炊くためのものです。

 

ここの使用人の部屋の下にもオンドルの穴が

 

 

面白いなと思ったのは、オンドルの真上の部屋とそうでない部屋は作る素材が違うこと。

こちらは普通の部屋。木造の造りです

 

こちらはオンドルの真上の部屋。

石の上に紙が張られています。

木造だと大惨事になりますからね。

 

使用人の部屋のオンドルの煙突は簡素です。

 

 

7歳以上になると男女は別々に暮らす空間を見れること、生活の知恵が垣間見れることなど、やはり実際に五感で勉強できるのは面白いです。

 

 

サランチェの東隣にある「善香斎」は書斎として使用されていました

 

 

 

そこからしばし山道を歩きます。

雨が降っても大丈夫なように、下には藁で作られた敷物がしかれているので安心ですが、さすがに雪がふったら怖そうなや道です。

昔の人は移動ももっと大変だったはず。

ただ、周りからすごい量のマイナスイオンが噴き出ているのが実感できて、すがすがしい場所でもあります。

 

 

そしてたどり着いたのは「尊徳亭」一帯です。

 

 

昌徳宮の中で最も古くからあるのが「尊徳亭」です。

当初はその形から、尊徳亭は「六面亭」とも呼ばれていました。

22代王である正祖(チョンジョ)による筆と、中央に龍が描かれた華やかな天井画があり、秘苑エリアの中でも華やかな建物となっています。

 

午前中の記事でも風水にあわせて宮に人工的に川を作っていた話を書きましたが、ここは後ろに山があり、それに沿って渓谷があるので非常に運気のいい場所です。

そのためいくつもの東屋がつくられています。

尊徳亭、観覧亭、半島池ともに美しく、一生懸命一帯を一度に撮れるようにパノラマ撮影したのですが、うまく撮れず…。

 

 

池は残っていますが、その横に流れていた川は今は枯れています。

近くに建てられた建物の影響らしいとガイドさんは言われていました。

 

 

次に向かう途中でまた東屋が現れます。

ここは学問関係で有名な方に関係がある建物というお話を聞いたのに、失念してしまいました

 

このあたり一帯には銀杏の木が植えられているのですが、「銀杏」は学問を表す植物。

そこも関係しているとか。

ちなみに、実は日本の東大のマークも銀杏です。

 

 

 

そしてそこから少し歩くと、

「玉流川」を挟んで「翠寒亭」「太極亭」「逍遥亭」「清義亭」などが複数あります。

この周辺は、王が臣下たちとをくつろいだ場所といわれています。

 

 

その中でも独特な「清義亭」は、昌徳宮で唯一草葺の屋根をもちます。

また、その周りには畑のようなものが。

じつはここで王が「稲」を育てていました。

農業の大変さを自ら知るためです。

同じように王妃は蚕を飼って養蚕を推奨したそうです。

 

今の上皇様が毎年ニュースで「稲刈り」をされる様子が流れているのですが、

朝鮮の王族たちも、同じだったんですね。

 

ただ、途中からはここでは育てなくなったそうです。

うろ覚えですが、もっと広い土地で臣下たちが実際に稲作もしていたとかなんとか・・・。

 

 

尊徳亭一帯同様に、玉流川も以前は水が流れていましたが今は流れていません。

ここに大きな岩があり、その左右から水が流れて小さな滝のようになっていたそうです。

「王が臣下たちとくつろいだ」とありますが、そこでの遊びの1つに「小さな船を作って岩のところの水の溜り場から滝に落ちるまでの間に歌を作る」ということもされていたそう。

何とも雅ですが、船がたまり場から数十センチしたまで落ちるまでの時間は数十秒。

そうとうレベルの高い教養が必要だったようです。

その時に王が作った歌が、この石に刻まれています。

この時、ガイドさんは日本語でその歌を詠んでくれました。

ここまでくると、ほとんどツアーも終了。

 

後は入り口の「敦化門」まで、登ったり下ったりを繰り返し、山道をおりていきます。

 

 

ここで自然を写真に撮りつつ進んでいると、偶然ガイドさんが話しかけてくださいました。

私が韓国語で答えていると「うまいですね。」と言ってくださったので、「まだまだです。」と答えると「何年勉強しているんですか?」と聞かれました。

「4年くらい」と答えると「やっぱり!」となぜか笑われる。

 

どうも、日本人で「まだまだです」という人は大抵「3年~4年勉強している」と答えるんですって。

逆に韓国人は「一年くらい勉強したら『自分は日本語がうまい』というんですよ」と。

 

あー、それすごい分かる

 

その後はずっと韓国語で「日韓の仲が良くなってほしい」とか

「お互い相手の国に行くのは怖いと思っている面もあるけど、

実はお互いさまで民間レベルでは問題ない」なんて話で盛り上がりました。

ガイドさんからは「最近は日本も韓国もお1人様文化が広がっているけど、

やはり家族や仲間との関係性は大切だ。

だから私は「ちびまる子ちゃん」とか「サザエさん」が好きです」

なんてことも聞けて「確かになぁ」と納得したり。

ツアーも有意義だったけど、彼女と話した20分間が何より私は貴重な体験でした。

 

 

そして「敦化門」に到着して解散。

今回は時間がなくて行けなかったけど、

お隣の「昌慶宮」もガイドさんがお勧めされていたので、

いつか行きたくなりました。

 

最後にお願いしてガイドさんと記念撮影。

一人旅だとなかなか自撮りはしませんが、貴重な写真が残せました。

 

ツアーが終わっても「なんて贅沢な90分だったんだろう」と

とっても幸せな気持ちでほんわかしましたが、時計を見て我に返る私。

 

 

ここからは時間との戦いだっ!!

というわけで、続きは次回へ!

 

 

参考に、コネストさんの記事もどうぞ → 

 

ここに書いた以外にも、うっかり忘れてしまった内容も多いので、

ぜひ興味のある方は行ってみてほしい文化的スポットです。

 

 

 

今日も見てくださって、

ありがとうございます!

また、次の更新でお会いしましょう

 

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