안녕하세요?
体って心より素直ですよね。
新陳代謝をあげるジェルサプリを一時期飲んでいたんですが、止めた途端に調子を崩しやすくなりました。
今も微妙に風邪っぽいし…。
よく「女性は特に体を冷やしちゃだめ」と言われますが、婦人科系の問題を別にしても基礎体温の大事さを実感してます。
でも、正直運動は苦手…
せめて長風呂で体調整えよう。
こういうとき、日本の入浴文化はありがたいなって思います。
そういえば、韓国人の友人の中にも「日本のお風呂は好き」という人がいました
翻弄する方が悪いのか?される方が悪いのか?
さて、本題です。
昨日ご紹介した韓国映画「ソニはご機嫌ななめ(우리 선희)」。
昨日も書きましたが、天然なのか計算なのかか3人の男性を翻弄するソニ。
いつの時代にもありそうな話ですが、どちらも悪いと言えるし、それが人間だとも言える気がします。
内容については念のため、今回も参考につけますが、ネタバレが嫌な方は見ないでください。(公式ホームページは大丈夫です。)
Wikipedia → ★
韓国のWikipedia(ナムウィキ) → ★
公式ホームページ → ★
先生とも作品について色々お話ししたのでこちらでまとめてみました。
今回は以下をみてもネタバレ的な表現はそなにないはず…
レッスンで聞いた映画にまつわる単語、表現
일상을 그린 영화 日常を描いた映画
편하게 볼 수 있는 영화 楽に見れる映画
주위에 있을 법한 얘기 周囲に(その辺に)あるような話
いつも観ている映画に比べて、確かに観やすい映画でした。
평론 評論
자기 해석하기 나름 自己解析次第 → 自分の解釈次第でどうとでもとれる
この監督の作品の特徴の一つだそうです。
찌질남 負け組、ろくでなし
登場した男性3人のことをこんな表現もできるとか。
착각하게 만드는 여자 勘違いさせる女
남자를 (자기 손에서) 굴리는 여자 男を(自分の手の上で)転がす女
「手玉にとる」的な表現ってどういうのがあるか聞いたら、この表現を教えてもらいました
남자들을 얕보다 男たちを軽く見る、見下す
先生いわく、彼女はこんな面もあると
홀리는 여자 誘惑する女=여시
※悪いイメージがあります
여우 같은 여자 女狐のような女
유도적으로 誘導的に
無邪気ななのか計算なのか、自然と相手を誘導させてしまう感じでした。
ナムウィキに出てきた単語、表現
밖에 나온 덕에 外に出たから
-은/ㄴ 덕에 ~したおかげで
「おかげ」とかくと、良いことが起きたような、特別な感じがありますが、今回のようにもっと軽い意味で訳すこともあります。
갓 ~したばかり、~したて、ただ今、たった今
갓 구운 빵 出来立てパン、焼きたてパン
삶의 총고 人生の忠告、人生のアドバイス
믿음을 주지 못하다 信用させられない
、納得させられない
直訳は「信じる心を与えられない」ですが、ここでは相手が「アドバイスに納得いかず」という意味で捉えればOKです。
미끄러지는 것 같다 (直訳)滑るようだ → 耳に入って来ない、耳に入らない
納得できないのでせっかくのアドバイス右から左に流れる感じを「미끄러지다(滑る)」で表現しています。
나흘간 4日間
나들이 마치다 外出を終える
‘선희’란 말을 잡은 채 서성거린다. 「ソニ」という言葉をつかみつつ、うろついた → 「ソニ」の名前を呼びつつ、さ迷った。
기타(その他)にもありましたが、この映画は「言葉の巡回」が多く見られます。
ソニについての評価も、人生へのアドバイスも。
いや、彼女と3人の繋がりかたも含まれるかもしれません。
そして、もうひとつ書かれていたのは「ソニについての評価と映画のなかで見られるソニの実態は異なる」。
確かにそうなんですよね。
監督はわざとそうしているのかもしれませんが、男性たちが同じように評価する彼女と私が観ている彼女はどうも一致しない。
そこで思ったのは教授の推薦状の表現が1回目と2回目の違いでした。
「言葉とは、同じ意味でもポジティブに書くかネガティブに書くかでこんなにも違うのか」と感じる場面が沢山あります。
同じように観客がみた彼女と3人からみた彼女は感じかたの違いだけで結局は違いはないのかもしれません。
その辺りも気になるところではありますが、この監督は作品に対して「私はこういう意図で作った」と基本的に言わないことで有名です。
「観た人それぞれに解釈は任せる」というタイプの典型ともいえる監督なので、自分で考え結論を出すしかないのかも。
それもあって、この監督は好き嫌いがはっきり分かれているそうです。
現に私は、観ている最中はなんともモヤモヤしたけど、後で考えれば考えるほど「この作品は深いかも」と感じましたが、先生はそうではなかったようです。
「なんてことない、よくある日常の映画だから深くないですよ」と。
「ただ、それぞれの人生によって捉え方も深みも異なるタイプの作品だから、どう感じてもいいんですよ」とも。
そういうスタイルの監督なので、韓国よりも外国での評価が高いそうです。
この作品も海外で認められ監督賞を受賞していますし。
国によって評価が異なる難しさもあるけれど、国を越えて評価されることができるのが芸術の良さですね。
とりあえず、私は近いうちにホン・サンス監督の他の作品も観てみます。
気になった方はぜひ!
さて、今回はここまで。
今日も見てくださってありがとうございます。
また、よろしくお願いします