好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回も早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)21」!
ずっと読んでいた20巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第287夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は무즙
・무즙 大根おろし、おろし大根
・즙 汁
즙は調味料か飲み物かを問わず「搾った液体」に使えます。
・즙을 내다 果物などを絞って汁を出す
日本語だと「大根おろし」です。
즙の意味から考えるとなるほどですが、大根おろしって完全な液体というわけではないので一瞬違和感も感じました。
焼き魚とか天ぷらとか昔からさっぱりさせたいものに重宝されてきた大根おろし。
鍋の季節到来なので益々活躍の場が広がりますね。
大根おろしで動物とかデコレーションする鍋はかわいそうなので最初から雪見鍋にしてほしいですが…。
最近は大根おろしがチューブや調理済みの薬味として売られてますね。
白髪ネギや小口切りにされたネギがスーパーにで出した時もそれなりに驚きましたが、「ついに大根おろしもか!」って感じです。
まぁ、お金を節約したい人は食材そのままで売られているものを買えばいいし、時間や体力を節約したい人は調理済みを買えばいいってことですね。
ちなみに、韓国では大根は「出汁を取るもの」という感覚が強いそうです。
例えば韓国のおでんは大根をまるまる1本入れて出汁をとる。
だから韓国のコンビニで売られているおでんの中には半分に切った大根が入っているそう。
ただ、その大根をおでんとして食べないそうです。
韓国の人にとっては、大根はあくまでも出汁を取るものであり、おでん=練り物だそう。
日本だとおでんの大根なんて、色んな食材から出た出汁を沢山吸った旨味もあいまって人気NO.1のタネなのでやはり感覚が違うのだなぁと思いました。
もちろん、大根を使った料理はたくさんありますけどね。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第287夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第287夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(강판에 무를 갈고 있는 마스터)
마스터(독자를 향해): 푹푹 찌는 날들이 계속되면 상큼한 게 땡기는 건지 위가 약해지는 건지, 무즙 주문이 부쩍 늘어난다.
자막: 무즙에 올린 뱅어.
자막: 무즙에 올린 맛버섯.
자막: 무즙을 얹은 낫토.
・푹푹 찌는 날들이 계속되면 むしむしする日が続くと
日本語版では「蒸し暑い美顔器続くと」
・땡기다 引っ張る、惹かれる、そそられる
“당기다”の方言です。
・뱅어 白魚、シラウオ
・맛버섯 なめこ
(卸金で大根をするマスター)
マスター(読者に向けて)「蒸し暑い日が続くとさっぱりしたものが食べたくなるのか、異が弱ってくるのか、大根おろしの注文が増える。」
字幕:しらすおろし
字幕:なめこおろし
字幕:納豆おろし
하치로 씨: 역시 무즙이야.
단골손님: 요즘은 기름진 것보다 이런 게 좋더라고.
니시야마 씨: 응, 위에도 순하고.
코스즈 씨: 왜 저렇게 노인네 같우 소리들만 할까? 아직 나이도 젊은데.
마유미 짱: 그러게 말예요. 여름을 버티려면 고기를 먹어야 하는데.
마스터(독자를 향해): 아저씨들에겐 야박한 두 사람이지만….
드르륵 🎵
남성객: 안녕하세요.
마스터: 어서오세요.
마유미 짱:유마 씨!
코스즈 씨: 어머나, 오랜만이야. 이리로 와서 앉아.
유마 씨: 감사합니다. 마스터, 청주랑 그것 좀 주세요.
마스터: 네, 그것 말이죠?
・순하다 大人しい、素直だ、優しい
ここに出てくる“위에도 순하다”は意味は分かるがこういう言い方はしないそうです。
・야박하다 せちがらい、不人情だ、(ここでは)きびしい
日本語版では「きびしい」でした。
八郎さん「やっぱ大根おろしだなあ。」
常連客「近頃、脂っこいものよりこういうのがうれしいね。」
西野さん「うん、胃にやさしいよね。」
小寿々さん「なに年寄り臭いこと言ってんの、まだ若いのに。」
まゆみちゃん「そうよ、肉食べないと夏は乗り切れないわよ。」
マスター(読者に向けて):おっさんたちにゃ、きびしい二人だが……
ガラッ🎵
男性客「こんばんは。」
マスター「いらっしゃい。」
まゆみちゃん「佑磨くん!」
小寿々さん「あらぁ久しぶり、こっちいらっしゃいよ。」
佑磨さん「ありがとうございます。マスター、お酒とアレお願いします。」
マスター「あいよ、アレな。」
男性客三人は常連客なんですが、どうしても一人名前が思い出せず…。
フリーのカメラマンか何かしてた気がするんだけどなぁ…🤔
(유마씨에게 자신이 주문한 음식을 나누어 주려고 하는 여성들)
코스즈 씨: 계란말이 좀 먹을래?
마유미 짱: 괜찮으면 닭튀김 어때요?
유마 씨: 죄송하지만, 식사는 이미 하고 와서….
마스터: 자, 나왔습니다. 무즙에 올린 노른자.
마스터(독자를 향해): 유마 씨가 말한 그것이란…
계란 노른자를 얹은 무즙이다.
마스터(독자를 향해): 시치미와 간장을 뿌리고… 자~ 알 섞어준 다음.
(무즙을 먹고 행복한 미소를 짓는 유마 씨)
코스즈 씨: 어머나, 맛있겠다. 나도 좀 먹ㅇ니볼까?
마유미 짱: 그럼 이것 두 개 주세요. 코스즈 씨랑 내 몫으로.
・자~ 알 섞어준 다음. よーく卵を混ぜてから。
(佑磨さんに自分の注文した料理をお裾分けしようとする女性陣)
小寿々さん「玉子焼き食べない?」
まゆみちゃん「よかったら唐揚げどう?」
佑磨さん「すみません、食事は済ませてきたので……」
マスター「ハイお待ち、黄身おろし。」
マスター(読者に向けて):佑磨くんのアレってのは、卵黄をのっけた大根おろしサ。
マスター(読者に向けて):七味としょうゆをかけて、よーくかきまぜて。
(それを食べて幸せそうな笑顔をみせる佑磨さん)
小寿々さん「あらおいしそ。私ももらおうかしら。」
まゆみちゃん「じゃ、これふたつ。小寿々さんと私の分。」
(기가 막힌 얼굴의 남성 손님 세 명)
마스터(독자를 향해): 이 행동에는 이 세 사람도 황당해했다.
자막: 사흘 후ー
(가지 튀김에 국수장국을 뿌린 무즙의 그림)
자막: 가지 튀김에 국수장국을 뿌린 무즙.
(가지 튀김에 국수장국을 뿌린 무즙을 먹는 단골손님)
단골손님: 마스터, 일전에 무즙에 노른자 비벼 먹었던 꽃미남, 누구예요?
마스터: 유마 씨요? 집사예요.
단골손님: 집을 사요?!
마스터: 집을 산 거 아니라 집사. 그 왜, 메이드 카페라는 게 있잖수? 그것의 남자 버전인데, 집사가 이것저것 수발을 들어준다나. 요즘 마유미 씨가 거기에 푹 빠져있으니, 오거든 한번 물어봐요.
마스터(독자를 향해): 그 순간 때마침 마유미 씨가 들어왔다.
・국수장국 にゅうめんなどに入れるつゆのこと。
スープなどをかけることもあるので、この単語だけで「つゆ」とは思わないそうです。
日本語版では「めんつゆ」でした。
・집을 사요?! 家を買うんですか?
ここはあえて韓国語にあわせて訳してありました。
下の日本語版の台詞を見れば分かりますが、韓国語では「執事と羊」を間違えることはないですからね。
そのため韓国語で似たような状況に訳してあります。
・버전 バージョン
(あきれた顔の男性客三人)
マスター(読者に向けて):これにゃ三人もあきれてたな。
字幕:三日後ー
(揚げ茄子おろしめんつゆかけの絵)
字幕:揚げ茄子おろしめんつゆかけ
常連客「マスター、この前黄身おろし食べてたイケメン何者スか?」
マスター「佑磨くんかい?執事だよ。」
常連客「羊!?」
マスター「羊じゃなくて執事。メイド喫茶ってのがあるだろ、あれの男版で執事がいろいろ世話してくれんだってサ。
この頃、まゆみちゃんハマってっから、来たら聞いてみな。」
マスター(読者に向けて):そこへ折良くまゆみちゃんが入ってくる。
(무즙과 폰즈를 뿌린 닭튀김의 그림)
자막: 무즙과 폰즈를 뿌린 닭튀김.
(무즙과 폰즈를 뿌린 닭튀김을 먹으면서)
마유미 짱: 우선 ‘어서 오십시오, 아가씨’라며 도어맨이 맞이해줘요. 내부는 영국귀족 저택의 응접실 같은 느낌일까? 뭐 실물은 본 적도 없지만.
단골손님: 집사란, 보통 어떤 일을 해주나요?
마유미 짱: 얼밀히 따지면 집사는 나이 지긋한 지배인 같은 사람이고, 젊은 고용인들에겐 다양한 직함이 있는데…
마유미 짱: 기분적으론 자리로 에스코트해주고, 애프터눈 티와 요리 서빙, 화장실에 갈 때는 테이블에 있는 종을 딸랑딸랑, 하고 올리면 데려가줘요.
행동거지도 우아하고, 말씨나 배려심도 대단하고, 80분간 귀족 아가씨가 된 듯한 끔의 세계죠….
마스터: 남자도 들어갈 수 있나요?
마유미 짱: 그럼요. 남자들은 주인님이나 도련님이라고 불려요.
・얼밀히 따지면 厳密にいえば
・나이 지긋한 年配の
・직함 肩書き、役職
・행동거지 立ち振舞い、身のこなし、物腰
(鶏からおろしポン酢の絵)
字幕:鶏からおろしポン酢
(鶏からおろしポン酢を食べながら)
まゆみちゃん「『お帰りなさいませ、お嬢様』ってドアマンが迎えてくれるのよ。中は英国貴族のお屋敷ドローイングルーム(応接間)って感じかな。ま、本物は見たことないけどサ。」
常連客「執事ってどんなことやってくれるんですか?」
まゆみちゃん「厳密に言うと執事は年配の支配人みたいな人で、若い使用人たちにはいろんな役職があるんだけど……」
まゆみちゃん「基本的には席へのエスコート、アフタヌーンティーや料理のサーブ、トイレに行く時はテーブルにある鈴をチリンと鳴らすと連れてってくれるの。
立ち振る舞いも優雅で、言葉遣いや気遣いもスゴイの。
80分間、お嬢様気分にひたれる夢の世界なの……」
マスター「男も入れんのかい?」
まゆみちゃん「うん。男性の場合、旦那様かお坊ちゃんって呼ばれるわね。」
마유미 짱: 여성 중에 나이가 좀 있는 사람이나 기혼자는 마님이라고 불리고, 집사 카페어 갈 때는 가는 사람도 난 귀족이다~ 라고 생개하며 좋은 옷 차려입고 기품 있게 상류계급을 연기해요.
마유미 짱: 처음에는 좀 쑥스러운데, 계속 하다보면 익숙해져요.
마스터: 흐ー 음.
단골손님: 상류계급 놀이라….
・ここで気になった単語や表現はなし!
まゆみちゃん「女性で年配の人や既婚者は奥様って呼ばれるの。執事喫茶に行く時は、行くほうもそのつもりでいい服着てお上品に上流階級を演じるのよ。」
まゆみちゃん「最初の内はちょっと気恥ずかしいけど、そのうち慣れてくるから。」
マスター「ふーん。」
常連客「上流階級ごっこか……」
今回はキリが悪かったのでキリのいいところまで進めました。
今回は夏の設定ですが、大根おろしは脂っこいものなら大抵あうし消化にもいいから季節関係なく大活躍ですね。
ストーリー的には、小寿々さんもまゆみちゃんもイケメンで紳士な佑磨さんには態度がコロッと変わる感じがいかにもでよかった。
魅力的な相手には肯定的になってしまうのは本能的なものですよね…。
執事喫茶…。
メイド喫茶ほど一般的ではないかもしれませんが、人気が出るのもよーく分かる。
自分の生活を崩壊させない程度なら、いつもと違う空間を楽しむのはいいリフレッシュですね。
大根おろしなみの(?!)イケメン爽やか青年の登場に、ここからどんな話に展開するのか…次回をお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう