好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日も、早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
けっこう前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第275夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も연어 버섯 호일구이
・버섯 きのこ
・호일구이 ホイル焼き
日本語だと「鮭とキノコのホイル焼き」です。
そもそもホイル焼きって知ってはいるけど詳しく調べたことなかったなと思って検索してみました。
・ホイル焼き(Wikipedia) → ★
なんとなく「西洋(フランス)料理から生まれたのかな」と思ってたんですが、確かに日本料理でも「奉書焼き」がありますね!
日本にしろ外国にしろ、最初にこの作り方を考えた人達はすごいなー。
そしてそれをアルミホイルでやろうとした人達も。
なんでもそうだけど、やってみたら簡単でも、実際にそのアイデアが浮かぶって豊富な知識と柔らかい発想がないと難しいですもんね。
ちなみに、ホイル焼きのメリットは熱伝導がよく内部の食材が蒸し焼きの状態になるので、うま味や香りが逃げません。
旨味を逃がさないため、茹でるよりも美味しく仕上がります。
栄養面での損失は普通の煮焼きと同等かやや少ないようです。
食材にはくせのない魚介類や鶏肉、香りのよい松茸、椎茸などのきのこ類が良いみたいですね。
グリルやフライパンなどを汚さずに調理可能で、調理中に火力調整は不要、ずぼらな方には特にオススメの調理法と言えます。
あ!
あと、少ない油量で調理できるのでヘルシーだというメリットもありますね。
デメリットは直火に比べると焼き色がつきにくい点くらいかなぁ🙄
最近はクッキングシートで作る方法もありますね。
作る人にも食べる人にも優しいホイル焼き、これならどんどん寒くなる秋冬に嬉しい料理だと思うので、また試してみようと思います!
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第275夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
▼前回分(前半分)
韓国語で「苦笑い」「作り笑い」って何て言う?漫画「深夜食堂(심야식당)」で楽しく勉強♪
第275夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(갓 만든 연어 버섯 호일구이)
마스터: 자, 나왔습니다.
마스터: 키미 씨는 아직 안 돌아왔수?
(사요코 씨와 밤을 생각나서 마스터의 목소리가 들리지 않는다)
우에하라 씨: 후후.
마스터: 우에하라 씨.
우에하라 씨: 아! 네엣… 왜요?
마스터: 무슨 일 있나? 아까부터 멍~ 해 있덕데.
우에하라 씨: 네? 아뇨, 아무 일도 없는데요?
우에하라 씨: 절대 아무 일도 없어요, 진짜로.
마스터(마음의소리): 이건 틀림없이 뭔가 있구만….
(히죽거리는 마스터)
・히죽거리다 にやにや笑う、にやにやする
(前回、奥さんのキミさんが実家に帰っている間に、お客さんの小夜子さんと一夜を共にしてしまった理髪店の上原さん。
その時のことを思い出して、深夜食堂でも思い出し笑いしています。)
「ハイ、お待ち。」と熱々の鮭ときのこのホイル焼きを出すマスター。
そして「キミちゃん、まだ帰ってこないのかい?」と聞きますが、上原さんは聞いていません。
小夜子さんとのことを思い出して「ふふ」と笑っています。
マスターが「上原くん」と声をかけて初めて「あ!ハイ、…なんでしょうか?」と現実に戻ってきます。
「何かあったのかい?さっきからボーッとしてるけど。」とマスターが聞くと「え?いや、何もありません。」と焦る上原さん。
更に「決して何もありませんから、ホントに。」と被せ上原さんに、こりゃ、きっと何かあったんだろうな…と内心思っているマスターです。
(우에하라 씨의 이발소)
마스터(마음의소리): 어머님이 퇴원해서 키미 씨가 돌아오고 아주일 정도 지났을 무렵.
(손님과 전화로 얘기하는 키미 씨)
키미 씨: …네에, 알겠습니다. 기다리고 있을게요.
(엔추 스승의 머리를 깎고 있는 우에하라 씨)
우에하라 씨: 누구?
키미 씨: 사요코 씨. 얼굴 면도, 자기한테 맡기겠대.
우에하라 씨: 뭐?!
사요코 씨: 웬일이지…?
엔추 스승: 괜찮아? 우에하라. 안색이 안 좋은데.
・안색이 안 좋다 顔色が悪い
何度も出てきてる単語ですね。
お母さんが退院してキミさんが帰ってきてから、二週間くらい経った頃。
「……ハイ、わかりました。お待ちしています。」と、電話でお客さんと話すキミさん。
円昼師匠の髪を切りながら「誰?」と上原さんが確認すると「小夜子さん。顔剃り、耕ちゃんこ指名だって。」と告げます。
「えっ!?」と驚く上原さんに、「どういうことかしら……。」と不安げなキミさん。
青ざめた顔をしている上原さんに「大丈夫かい?上原くん顔色悪いぜ。」と円昼師匠が声をかけます。
(심야식당에서)
마스터: 그래서, 어떻게 됐수?
엔추 스승: 우에하라가 갑자기 속이 안 좋다며 2층으로 올라가버렸어.
엔추 스승: 나머지는 키미가 마저 깎아줬지.
예약이 내일 오후라던데, 할 수 있을까?
우에하라가….
(다음날 우에하라 씨의 이발소)
키미 씨: 죄송합니다. 남편이 열이 나서 앓아눕는 바람에….
사요코 씨: 어머, 그래요…? 그럼 자기한테 맡기지, 뭐.
키미 씨: 저한테요?!
(이불 속에 숨어 있는 우에하라 씨)
우에하라 씨: ………….
・마저 全部、すっかり、みんな、残らず
・앓아눕다 (直訳)やんで寝る → 寝込む
「で、どうなったんだい?」と、その時の様子を話してくれていた円昼師匠にマスターが聞くと、「上原くん、急に気分悪くなったって二階に上がっちゃってさ。」と師匠。
続けて、「あとはキミちゃんが刈ってくれたよ。予約、明日の昼過ぎって言ってたけど、できんのかな、上原くん……。」と話しながらお酒を飲みます。
翌日、予約どおりお店にやってきた小夜子さん。
キミさんが「すみません。主人、熱出して寝込んじゃって……。」と言うと
「あらそう……。じゃあ、あなたに、お願いするわ。」
さすがに驚いて「私に!?」と声に出すキミさんです。
その頃、上原さんは布団の中でじっと様子を伺っています。
(사요코 씨의 얼굴면도를 하는 키미 씨)
키미 씨 : ?!
(얼굴면도를 받으면서 새근새근 자고 있는 사요코 씨)
새근― 새근―🎵
(심야식당에서)
마스터(마음의소리): 그날 밤, 키미 씨가 시든 버섯처럼 쭈글해진 우에하라 씨와 오랜만에 찾아왔다.
마스터: ………….
키미 씨: 사요코 씨가 돌아갈 때 제가 그랬어요.
▼회상 씬
키미 씨: 저희 남편도 반성하고 있어요.
그러니 더 이상 오지 말아주세요.
・새근새근 すやすや、すーすー
・시든 버섯처럼 쭈글해진 (直訳)枯れたキノコのようにしわくちゃになった → 萎びたキノコみたいになった
キミさんが小夜子さんの顔剃りを始めると、あることに気付きます。
小夜子さんは顔剃りされながらスースーと寝息をたて始めているのです。
その夜、キミさんがしなびたきのこみたいになった上原さんと久々にお店にやって来ました。
マスターが黙って2人をみていると、お酒をぐいっと飲んだキミさんが話し始めます。
キミさん「小夜子さんが帰る時、私言ったんです。」
▼回想シーン
キミさん「主人も反省しています。だから、もういらっしゃらないでください。」
▼회상 씬
사요코 씨 : 알았어요, 그럼 잘 있어요.
남편한테도 안부 전해주고.
(그 자리에 주저앉는 키미 씨)
키미 씨: 하아아.
▲회상 씬 끝
키미 씨: 긴장이 풀려 그자리에 털썩 주저앉고 말았죠.
엔추 스승: 바람 난 상대의 부인이 얼굴에 면도날을 들이대고 있는데 쿨쿨 자다니, 보통내기는 아니네.
우에하라 씨: 사실은 그녀, 등짝에 보살과 용 문신이 쫙 깔려있었어요.
그래서 저도… 갈수록 겁이 나서….
우에하라 씨: 흑….
키미 씨: 여보.
(우에하라 씨의 등에 손을 얹는 키미 씨)
마스터: ………….
(히죽거리는 마스터)
마스터(마음의소리): 인연이 닿아 부부가 되었으니, 사이좋게 잘 살아.
・그럼 잘 있어요. (直訳)それでは、お元気でいてください。 → じゃあね。
親しい人や、目下の人につかいます。 = 안녕히 계세요.
これは相手への挨拶の一つですが、これが「그럼요. 잘 있어요.」だったら、「ええ、(私は)元気にしてます。」という意味になります。
・안부 전해주세요. 宜しくお伝えください。
・털썩 주저앉고 말았죠. ペタリと座り込んでしまいました。
日本語版では「へたりこんじゃったんです。」でした。
・보통내기는 이니네. ただ者じゃないな。
・보통내기 ただの人、当たり前の人
「아니다」と一緒に「ただ者じゃない」という使い方をされるのが多いです。
・쫙 깔려 있었어요. びっしり(沢山)入っていました。
ここの「入っていました」は前の「菩薩と龍の刺青」からこう訳しています。
日本語版では「背中一面に菩薩と龍の刺青してたんです。」でした。
・인연이 닿아 縁があって
▼回想シーン
小夜子さん「わかったわ、じゃあね。ご主人によろしく。」
キミさん「はあぁ。」
▲回想シーン終わり
「緊張がとけて、私、その場にへたりこんじゃったんです。」と話すキミさんに、横で聞いていた円昼師匠が「浮気相手のカミさんにカミソリあてられて眠れるなんてタダ者じゃねぇな。」と一言。
そこでやつれた顔をした上原さんが「実は彼女、背中一面に菩薩と竜の刺青してたんです。
それでオレ……。
だんだん怖くなってきて……。」と話している途中で、「う……。」と言葉が止まります。
そんな彼の背中に「耕ちゃん。」といいながら手をあてるキミさん。
何か言いたげに話を聞いていたマスター。
心の中で「縁があって一緒になったんだ、仲良くやんなよ。」と呟きます。
あらら…。
この感じだと、小夜子さんは堅気じゃない人だったみたいですね。
それだと、あの肝が座った言動もしっくりきます。
いくらお客さんとはいえ、旦那の不倫相手に対応したキミさんもすごいと思うけど、居眠りされて格の違いに恐怖さえ感じたのかもしれませんね。
それでも最後にちゃんと話を付けた彼女は本当に素敵だと思うけど。
上原さんは…出来心とはいえ、責任持てないならやっちゃダメでしょ。
まぁ、出来心だからこそ何も考えてなかったのか、甘い考えだったのでしょうが。
今回もテーマの料理より人間関係がメインとなったストーリーでしたが、なかなか勉強になりました。
単語的には少なかったけど、一人の女性の立ち振舞い的な部分として?
不倫されるのは嫌だけど、私もキミさんみたいにいざという時はどちらにも凛とした態度でいたいなぁ。
それでは、次のお話もお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう