好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
少し前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第270夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は비프커틀릿
・비프 ビーフ
・커틀릿 カツレツ
日本語だと「ビーフカツレツ」です。
漫画の日本語版では「ビフカツ」でした。
私はビフカツって全然馴染みがないのです。
鳥取県出身なので、位置的には兵庫や神戸に近いのですが、子供の頃は豚カツしかしらなかったし。
大人になってその存在を知ってからも、あまり食べる機会なかった気がします。
でもいつ頃か、ビフカツブームがきて近畿地方以外でも普通に見かけるようになったし、そもそもすごく美味しそうな料理ですよね。
豚カツより庶民的なイメージはありませんが、たまに食べるとやっぱり特別感あるし。
私はたまに居酒屋などで頼んで食べるので、一人前を頼んでじっくり向き合ったことはないけど…。
今度洋食屋とかで一人前食べてみようかな。
洋食屋にいくと、ついあれもこれも食べたくて迷って結局は選ばないことが多いのですが…。
また違った美味しさを感じるかも🤗
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第270夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第270夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です。
마스터(마음의소리): 요즘 노인들은 정정하다.
특히 할아버지보다 할머니들이.
더 이상 무서울 게 하나도 없으니까.
마스터: 어서오세요.
요코 씨: 비프커틀릿이랑 소주 온더록.
카스미 씨: 나도.
마스터(마음의소리): 쇠고기를 튀긴 비프커틀릿.
야밤에 이런 걸 먹는 걸 보면 위장도 튼튼한 거고.
・정정하다 しゃんしゃんしている、ピンピンしている、高齢でもお達者だ
日本語版では「元気だね」でした。
・무서울 게 怖いもの、恐ろしいもの
・쇠고기 牛肉
・야밤에 이런 걸 먹는 걸 보면 위장도 튼튼한 거고. 夜中にこんなものを食べてるのを見ると、胃腸も丈夫なんだ。
・-면 -거고 ~なら、~である。
根拠があって言うときに使います。
今回で言うと「夜中にビーフカツレツを食べている」というのが根拠にあたります。
近頃の年寄りは元気だね。
特におジイさんよりおバアさんが。
もはや怖いものなしって感じだから。
「いらっしゃい」と出迎えたマスターに早速「ビフカツと焼酎ロック」を頼む高齢の女性二人。
ビーフのカツレツ、略してビフカツ。
夜中にこれを食べるんだから、胃も丈夫なんでしょうね。
요코 씨: 잘 먹겠습니다.
(비프커틀릿을 썬 단면의 그림.)
마스터(마음의소리): 요코 씨는 작가… 카스미 씨는 가수.
두 사람은 옛날부터 술친구였다고 한다.
(요코 씨와 카스미 씨가 비프커틀릿을 먹는 씬)
원주 스승: 보기만 해도 속이 부대껴.
시마 짱: 그러게. 나도 요즘은 고기보다 생선인데….
요코 씨: 무슨 소리야? 아직 젎은데.
카스미 씨: 맞아. 나이 먹으면 고길 더 챙겨먹어야 해.
・속이 부대끼다 胃がもたれる
・위가/속이 거북하다 胃がもたれる
▲日本語にするとどちらも同じ意味に見えますが違います。
「속이 부대끼다」は、胃がもたれそうな状況を見て「脂っこいな」「重そうだな」と思う感じ。
まさに今回の状況です。
「위가/속이 거북하다」は、実際に胃がもたれている症状のことをいいます。
ちなみにここのセリフ、日本語版は「胸焼けしそうだ」でした。
でも正確に言うと、「胸焼け」は別の言い方があります。
▼胃酸が沢山でて痛い感じならこちらです。
・속이 메쏙거리다 胸焼けする
・챙겨먹어야 해. しっかり食べないと。
日本語版だと「食べた方がいいのよ。」でした。
「いただきます」とビフカツを切り頬張る葉子さんは作家。
同じくビフカツを口にする花寿美さんは歌手。
2人とも昔からの飲み友達だそう。
そんな2人を見ていた円昼師匠は「胸焼けしそうだ。」と眉をひそめます。
隣に座っていたしまちゃんも「そうだな。俺もこの頃は肉より魚だな…。」とウルメイワシを手にしています。
そんな男性2人に「なに言ってんの、まだ若いのに。」と葉子さん。
「そうよ、年取ったらお肉食べた方がいいのよ。」と花寿美さん。
마스터: 젊음의 비결은 비프커틀릿인 셈이로군요.
카스미 씨: 비프커틀릿 뿐만이 아니죠. 스테이크, 샤부샤부, 불고기….
요코 씨: 그러고 보니 요즘 고깃집을 안 갔네.
카스미 씨: 그러게. 대파소금 갈비.
요코 씨: 그렇지!
마스터, 남성들: …….
자막: 두 사람이 돌아간 뒤.
시마 짱: 저 두 사람, 대체 몇 살이야?
마스터: 동갑인데, 분명 일흔 넷일 걸요?
원주 스승: …그런 것치곤 젊네. 저 정도면 백 살까지 살겠어.
・대파소금 갈비 長ネギ塩カルビ
日本語版では「ネギ塩カルビ」でした。
・일흔 넷일걸요? 74だと思いますよ?74かな?
・그런 것치곤 젊네. それにしては若いね。
そんな2人に「若さのヒケツはビフカツってわけだ。」とマスターが言うと…。
花寿美さん「ビフカツだけじゃないわよ、ステーキでしょ、しゃぶしゃぶ、焼肉…」
葉子さん「そういえば最近、焼肉食べてないわね。」
花寿美さん「そうだ、ネギ塩カルビ。」
葉子さん「そう!」
これにはさすがの男性陣3人も口をあんぐり。
2人が帰ったあと。
しまちゃんが「あの2人いったいいくつだい?」と聞くと、マスターが「同い年で確か74だったかな。」と答えます。
それを聞いて「…にしちゃ若いね。ありゃ百まで生きるぜ。」と、円昼師匠。
자막: 닷새후―
(비프커틀릿을 써는 씬)
마스터: 코스즈 씨가 비프커틀릿을 다 먹고, 별일도 다 있네요?
코스즈 씨: 어제 요코랑 가스미가 고기 냄새 풀풀 풍기며 우리 가게에 찾아와선, 오래 살고 싶으면 고기 먹으라고 하잖아….
마스터: 그래서 비프커틀릿을?
…그나저나 그 두 양반, 고기 참 좋아하시네.
코스즈 씨: 평생 현역이라는 게 걔네 모토니까.
정말 무섭다니까, 여자들은!
마스터: 늘 평생 현역이라….
코스즈 씨: 으응~ 일도, 사랑도.
요코 걔가 있지, 그래 봬도 남자가 끊인 적이 없고, 심지어 카스미는 4번 결혼하고 이혼했다니까.
마스터: 으―음, 확실히 그 두 양반은 지금도 한창 현역이란 느낌이죠.
・닷새후 5日後
・별일도 다 있네요? (直訳)特別なこともありますね? → 珍しいね。
・현역 現役
・걔네 모토니까 あの子達のもっとーだから。
韓国でも모토(モットー)は使うときは使うそうです。
・요코 걔가 있지, 葉子、あの子がさぁ、
日本語版では「ああ見えて葉子は」となっていましたが、ニュアンス的にこういう言い方にかえたんですね。
2人が来てから5日後、「小寿々さんがビフカツなんて珍しいな。」とカツを口にする小寿々さん話しかけるマスター。
小寿々さん「きのう葉子と花寿美が焼肉の臭いプンプンさせてお店に来てさ、長生きしたきゃお肉食べなさいって言うから…。」
マスター「それでビフカツか。…しかしあの2人肉好きだな。」
小寿々さん「生涯現役ってのがあの子達の合い言葉だからね。ホント怖いわ、女って!」
マスター「生涯現役か…」
小寿々さん「そう、仕事も恋愛も。ああ見てて葉子は男を絶やしたことないし、花寿美は、ホラ4回結婚して離婚してるでしょ。」
マスター「うーん、確かにあの2人現役バリバリって感じだな。」
※最後のマスターのセリフは次のページにかかってましたが、話の流れ上こちらにもってきました。
드르륵♪
자막: 그 달 말 즈음―
요코 씨: 소금 좀 주세요.
(가게에 들어온 요코 씨와 카스미 씨)
마스터(마음의소리): 문상 다녀오는 길이세요?
카스미 씨: 네에, 옛 남자의….
마스터(마음의소리): 그날도 두 사람은 비프커틀릿이었다.
요코 씨: 젊었을 땐 멋진 남자였는데.
카스미 씨: 응, 운치 있고, 세련되고, 돈도 많고….
・그 달 말 즈음 その月の終わり頃
・운치 있다 風情がある、趣がある
景色に使う表現なので、ここではあいません。
▼人に対して「粋だ」ならこちら
・분위기가 있다
▼「粋で(年の割に)素敵だ」ならこんな感じです
・분위기 있고, 나이에 비해서 멋있다.
月の終わり頃、「お塩ちょうだい。」と、喪服姿の葉子さんと花寿美さんがお店に現れます。
「お通夜の帰りかい?」と聞くマスターに「そ、昔の男のね…」と答える花寿美さん。
その日も2人はビフカツでした。
ビフカツを食べながら「若い頃はいい男だったよね。」という葉子さんに、同じくビフカツを食べながら「うん、粋でお洒落でお金があって…。」とこたえる花寿美さんです。
今回はここまでです。
この後も2人の会話は続くのですが、切り時が難しかったのでページ通りにしました。
今回のお話、なんとなく分かる気がします。
最近の年配の方は壇上問わず元気ですが、やはり女性の方がお元気な方が多い気がする…。
あれかなぁ、若い頃から身の回りのこと自分でしていたり、仕事だけじゃなくプライベートでも充実させてた人は年を取っても元気なのかなぁ🤔
心身ともに自分でコントロールしやすい環境を作れるというか。
とすると、社会環境も変化してきている分、今後は高齢者は女性の方が元気っていうのも少しずつ変わってくるかもですね。
なにはともあれ、年を取っても好きなものを美味しく食べられる人間でいたいものです。
ポジティブな気持ちが長生きに繋がると思うので。
次回は2人の会話からスタートしますが、お楽しみに。
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう