好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
けっこう前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第281夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は트러플 솔트
・트러플 トリュフ
・솔트 ソルト、塩
日本語だと「トリュフ塩(ソルト)」です。
今回も前作のお話に引き続き、原題そのまんまですね。
ただ、トリュフの発音はちょっと難しい。
今回に限らず、日本でいうところのカタカナ表記のものって韓国語と発音が合わないことが多いので発音が余計に難しく感じるんですよね。(英語のカタカナ表記なんか特にそう。韓国語の方がパッチムがあるからより英語に近いからだと思いますが。)
それはそうと、最近「○○塩」ってよく聞きますが、トリュフ塩もその一つですね。
あと、「トリュフ味」の加工品とかも定番になりつつありますよね。
期間限定とかでトリュフ味のお菓子とか調味料とか見かけるし!
ただ…、如何せん本物のトリュフを認識できるほど沢山食べたことないので、「これがそうですよ。」と言われても「そうなんですね。」くらいにしか分からない…。
いつも本物を沢山食べてたら「あぁ、確かにそういう味するね。」とか「これはトリュフ味というにはちょっと…。」みたいに評価できるようになるのかな。
とりあえず、以前食べた「トリュフ塩」は普通に美味しいと思いました。
今度またトリュフ関連の食べ物を見かけたら挑戦してみようかな。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第281夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第281夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(멋쟁이 차림으로 가게에 들어온 엔추 스승)
엔추 스승: 봉수와!
마스터: 잘 돌아왔어요.
마스터(독자에 한테): 어떤 재단의 초대를 받아 프랑스에 만담 공연하러 갔던 엔추 선생이 돌아왔어.
프랑스 다녀온 선물로 준 게 이 트러플 솔트지.
마스터(마음의소리): 트러플 솔트라는 건 건조시킨 트러플과 바다소금을 합친 소금인데, 트러플 향이 나.
・잘 돌아왔어요. (直訳)無事に帰ってきました。 → おかえり。
これは海外やかなり遠くの土地などから帰ってきた人に対していう挨拶です。
▼こっちもあり
・잘 다녀왔어요? (意訳)おかえり。
▼子供に対してや、日常生活のなかで帰宅してきたならこんな感じのかけあいになります。
・어서와! (意訳)おかえり!
・응, 왔어. うん、ただいま。
これはお店の人がお客さんにいう“어서오세요.”と同じ感じですね。
ちなみに、漫画の表記そのままにしましたが実際は“잘 돌아왔어요?”がニュアンス的にもあっています。
これは안녕하세요?もおなじです。
私は先生にメッセをいれる時は必ず疑問形です。
「お元気ですか?」と訳すとニュアンスの違いが分かりますよね。
・어떤 재단의 초대를 받아 ある財団の招待を受けて
日本語版では「ナントカ財団の招待で」でした。
・건조시키다 乾燥させた
「ボンソワール!」
いつもと違って帽子にスカーフを巻いた円昼師匠がお店にやって来ました。
マスター「おかえり。」
マスター(読者に向けて)「ナントカ財団の招待でフランスに落語をしに行った円昼師匠が帰ってきた。
フランス土産にくれたのがトリュフ塩(ソルト)さ。」
マスター(心の声)「トリュフ塩ってのは乾燥させたトリュフと海塩を合わせた塩でトリュフの香りがするんだよ。」
코스즈 씨: 프랑스에서 만담은 도대체 누가 들으러 와?
엔추 스승: 거기 사는 일본인과 일본문화에 관심 있는 프랑스인.
마유미 씨: 불어로 만담 했어요?
엔추 스승: 그럴 리가 있나. 내 뒤에 스크린이 있고, 자막으로 나갔지.
마유미 씨: 그렇죠?
마스터: 자, 나왔습니다. 우선 만들어보긴 했는데.
(갓 만든 계란 후라이나 토마토 슬라이스, 주먹밥 등의 그림)
마스터: 트러플 솔트를 뿌린 토마토와 계란프라이.
마스터: 트러플 소금 주먹밥이요.
・들으러 와? 聞きに来るの?
・불어 フランス語
・우선 まず、ひとまず
日本語版では「とりあえず」でした。
小寿々さん「フランスで落語っていったい誰が聴きにくんのよ?」
円昼師匠「むこう(フランス)にいる日本人と、日本文化に興味のあるフランス人だな。」
まゆみちゃん「フランス語で落語やったの?」
円昼師匠「なわけねえだろ。オレの後ろにスクリーンがあって、字幕が出るんだよ。」
まゆみちゃん「だよね。」
3人がいつものように話しているところへ、マスターが「ハイお待ち、とりあえず作ってみたんだが。」と料理をもって現れます。
マスター「トマトと目玉焼き食べトリュフ塩がけと、」
マスター「トリュフ塩むすびだ。」
코스즈 씨: 어머나, 뭐야, 이건? 살짝 고급스러운 느낌이 나네?
엔추 스승: 응, 잘 어울리근구만. 그래도 난 간장이 나아….
마유미 씨: 와아!! 트러플 향이 코를 뚫고 지나가네.
마스터(독자한테): 반응은 제각각이었어.
다른 손님들한테도 트러플 솔트 얘길 했더니 재미있어라 하며 다들 이것저것 멋대로 주문하더군.
시마 씨: 오믈렛.
기타 씨: 난 어니언 링.
가리미 씨: 까르보나라.
가요코 마담: 닭튀김.
(주문을 받은 많은 음식이 진열된 그림)
마스터(마음의소리): 트러플 솔트를 살짝 뿌려주면 트러플 향이 나서 평소와 분위기가 확 달라져.
・나아…. いい…。
日本語版では「でもオレは醤油かな…。」でした。
・낫다 よい、優れている、勝っている
・코를 뚫고 지나가네. 鼻をとおっていくね、鼻を突き抜けるね。
日本語版では「鼻に抜けるわ。」でした。
これ、ネイティブから見たら不自然な表現です。
たまにある「日本語をそのまま訳した韓国語」ってやつですね。
先生も「いかにも日本人が訳した韓国語だけど、ネイティブが翻訳してるんじゃないのかな?」と言われてました。
この状況なら、以下の表現が自然だそうです。
▼
・트러플 향이 물씬 풍기다
・이것저곳 멋대로 あれこれ勝手に
日本語版では「みんなが好き勝手もの」でした。
小寿々さん「アラ、なにこれ、ちょっと高級な感じがするわ。」
円昼師匠「うん、合うな。でもオレはしょうゆかな…。」
まゆみちゃん「わあ!!トリュフの香りが鼻に抜けるわ。」
マスター(読者に向けて)「反応は人それぞれだな。
他のお客さんにもトリュフ塩の話をすると面白がって、みんな好き勝手なものを注文するんだよ。」
島ちゃん「オムレツ。」
北さん「オレ、オニオンリング」
がりえちゃん「カルボナーラ!」
かよこママ「鳥の天ぷら。」
マスター(心の声)「トリュフ塩をちょこっとふりかけると、トリュフの香りがしていつもと雰囲気が変わるんだ。」
마스터(마음의소리): 개중에는 트러플 솔트에 푹 빠져버린 손님도 있어서.
마스터(마음의소리): 계란 비빔밥에 간장과 트러플 솔트를 살짝.
(트러플 솔트와 간장이 뿌려진 계란비빔밥의 노른자를 젓가락으로 무너뜨리는 그림)
남성 손님: 으음~~.
남성 손님: 세보~~ 옹.
마스터: 이노마타 씨, 마이 트러플 솔트 지참인가요?
남성 손님(이노마타 씨): 네에, 덕분에 정말 좋우 걸 알게 됐지 뭐예요.
마스터(마음의소리): 맨 처음엔, 여기 엔추 씨가 프랑스에서 사다준 거예요.
(기쁜 듯한 엔추 스승)
・개중에는 中には
・계란 비빔밥 (意訳)卵かけご飯
韓国語ではこういう言い方しないそうです。
そもそも日本ほど卵かけご飯を食べないと言われてました。
비빔밥は基本的に色々なナムルをメインに食べるものなので、こういう表現はしないそう。
▼言うならこんな感じ
・계란을 비벼 먹는 밥 (直訳)卵を混ぜて食べるご飯 → 卵かけご飯
どうしても説明文みたいな感じになりますね。
・덕분에 정말 좋우 걸 알게 됐지 뭐예요. お陰様で本当に良いものを教わりました。
日本語版では「おかげ様でホントいいもの教わりました。」でした。
マスター(心の声)「なかにはトリュフ塩にはまっちまうお客さんもいてサ。」
マスター(心の声)「卵かけごはんに、しょうゆとトリュフ塩を本の少し。」
トリュフ塩と醤油がかかった卵かけご飯の黄身を崩し混ぜる男性客。
その香りをしっかりかいで…。
男性客「ん~~~」
男性客「セボ~~~ン。」
マスター「猪俣さん、マイ・トリュフ塩かい?」
男性客(猪俣さん)「ええ、おかげ様でホントいいもの教わりました。」
マスター「(猪俣さんの目の前に座る円昼師匠をみながら)最初は円昼さんがフランスから買ってきてくれたんだよ。」
ここのシーン、嬉しそうな円昼師匠の顔がほほえましいです。
이노마타 씨: 그래요? 정말 고맙습니다.
엔추 스승: 하하, 아까도 웬 미인이 고맙다고 마던데.
이노마타 씨: 미인?!
마스터: 불과 조금 전까지 그 자리에 있었어요.
그녀도 요즘 마이 트러플 솔트를 지참하고 다니죠.이노마타 씨: 여기에?!
이노마타: 그분, 혹시 간호사예요?
킁킁🎵
엔추 스승: 어떻게 알았수?
이노마타 씨: 약간 소독약 냄새가….
엔추 스승: 개코로구만.
・킁킁 クンクン
匂いを嗅ぐ擬音は日本語と似てますね。
・개코로구만. (直訳)犬の鼻だね。 → 鼻が利くね。
日本語版では「鼻が利くなぁ。」でした。
猪俣さん「そうですか、どうもありがとうございます。」
円昼師匠「いやぁ、さっきも美人に感謝されちゃってサ。」
猪俣さん「美人!?」
マスター「ついさっきまでそこにいたんだよ。
彼女も近頃マイ・トリュフ塩持参でネ。」
猪俣さん「ここに!?」
鼻の穴を大きく広げてクンクン嗅ぐ猪俣さん。
猪俣さん「その方、看護師さんですか?」
円昼師匠「なんでわかんだい?」
猪俣さん「若干、消毒液の匂いがね……。」
円昼師匠「鼻が利くなぁ。」
いやいやいや!
鼻が利きすぎでしょ!
アルコール消毒の匂いって、さすがに病院とかではすることもあるけど、お店で長くても数時間いただけではそうそうは気付かないでしょ!
まぁ、それだけ鼻の利く人だからこの後の話が広がるってもんですけどね。
この鼻の利く猪俣さん、見た目が小堺一機さんにそっくりなんですよね。
ご本人は鼻が特徴的な人だったから、似せたのかなぁ。
それにしても今回は登場する料理が多すぎて、お腹空いてる時にブログまとめてたのですがめっちゃ食べたくなりました。
特にシンプルな目玉焼きとかおにぎり!
適度な空腹は集中力をあげてくれますが、食べ物の絵まで添えられるとそうとは限らないと実感しました。
さてさて。
今回のお話が20巻最後となりますが、後半もお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう