好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画 「深夜食堂(심야식당)19」!
18巻も楽しく読めたので、引き続きテキストのひとつとして使っています。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第264夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は모둠 투김
・모둠 盛り合わせ
・튀김 天ぷら、フライ、揚げ物
日本語だと「ミックスフライ」です。
私は튀김って聞くと天ぷらを思い出すし、揚げ物全部を一緒くたに表現されるのは違和感を感じるのですが…。
ちなみに、韓国でも뎀뿌라(天ぷら)と呼ばれる食べ物があります。
これは日本のいわゆる「天ぷら」ではなく、さつま揚げのことを言うそうです。
韓国で「おでん」というと、あの独特な練り物をさしますが、またしても練り物か!
それぞれの国でよく知らない人が「天ぷら」とか「おでん」って言ってでてきたものを見たら、きっとお互いにビックリしますね。
それもまた面白い経験だろうけど🤭
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第264夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第264夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です。
마스터: ‘머리카락은 여자의 생명’ 이라는 광고가 있었는데, 마에다 씨를 보면 앞머리가 생명인 것 같다.
남자 주제에 앞머리를 자꾸 신경 쓰며 주구장창 만지작거리고 있거든.
그리고 그는 튀김을 좋아하는데 주문 방식이 좀 번거로워서…
마에다 씨: 모둠 튀김 J・K・O.
마스터: K가 크로켓이었던가요?
마에다 씨: K는 카라아게(닭튀김)고, 크로켓(Croquettes)은 C죠.
마스터(마음의 소리): 마에다 씨는 대학 연구소에서 조수로 일하고 있다고 한다.
・주구장창 走狗長槍、ずっと、昼夜休まず続けて、ひたすらやっている様
(例)주구장창 공부만 하다. (直訳)ずっと勉強だけひたすらやる。 → ガリ勉。
・만지작거리다 いじる
・번거롭다 やっかいだ、煩わしい
・크로켓 クロケット、コロッケ
・카라바게(닭튀김) 唐揚げ(フライドチキン)
一昔前の広告で「髪は女の命」なんてありましたが、お客さんの前田くんを見ていると前髪が命のようです。
男のくせに前髪をしょっちゅう気にして永遠といじっているから。
それから彼、フライが好きなんですが注文の仕方が独特のようです。
「ミックスフライA・K・I」という前田くんに「Kってコロッケだっけ?」と確認するマスター。
すると前田くんは「Kは唐揚げ。コロッケはクロケットのCね。」と淡々と答えます。
前田くんは大学の研究所で助手をやってるそうです。
マスターの「男のくせに」という言葉は今の時代だと合わないかもしれませんが、マスターらしいといえばマスターらしいですね🤭
마스터(마음의 소리): 참고로 J는 전갱이 튀김, O는 오징어 튀김이다.
마스터(마음의 소리): 튀김에는 간장.
마스터(마음의 소리): 이것도 마에다 씨의 고집이다.
바사삭♪
고미치 씨: 오늘도 앞머리가 각이 딱 살아있네.
마에다 씨: 그런가요? 아침부터 느낌이 영 별로던데.
마스터: 아침부터?!
・전갱이 鯵
・고집 固執、こだわり
・바사삭 サクサク
日本語版では「サクッ」でした。
・각이 딱 살아있네. (直訳)角がしっかり活きてるね。角度が活きてるね。 → 決まってるね。
前にも話しましたが、この表現は軍隊からきています。
軍隊は帽子や制服など、角がピシッと決まっていないといけないそう。
そのために着る前の準備はいつも余念がないそうです。
・否定形+별로 さほど、別に、特に、たいして
・느낌이 영 별로던데. イマイチだったけど。
日本語版では「(ずっと)しっくりこなくて」でした。
ちなみに、Jはアジフライ、Oはイカフライ。
フライには醤油。
これも前田さんのこだわりです。
サクッといい音を立ててアジフライをかじる前田くん。
フリーカメラマンで常連の小道さんが「今日も前髪決まってるね」と声をかけると「そうですか?どうも朝からしっくりこなくて」とまた前髪を触る前田さん。
その言葉にマスターも「朝からかい!?」と驚きます。
追加情報ですが、前のページの略語(イニシャル)は、日本語版ではA(アジフライ)・K(唐揚げ)・I(イカフライ)となっていました。
こういう比較も面白いですね。
사와코 씨: 안녕하세요.
드르륵♪
마스터: 어서오세요.
마에다 씨: ……….
사와코 씨: 모둠 튀김 주세요. 새우튀김, 흰살생선 튀김, 게살 크림 크로켓, 전부 더블로.
마스터(마음의 소리): 사와코 씨는 푸짐한 체형과 어울리지 않게 내성적인 성격이지만, 요리 주문만은 대담하다.
마스터: 네.
마에다 씨: S・H・GC, 올 더블이라….
사와코 씨: 네?!
・흰산생선 白身魚
・더블 ダブル
・푸짐하다 (食べ物、品物などが)たっぷりある、豪華だ
ここでは体格の話をしているので、「ふくよかだ」とか「大柄だ」という意味で使われています。
・올 オール
そこへ「こんばんは」と入ってきた一人の女性。
「ミックスフライください。エビフライ、白身フライ、カニクリームコロッケ全てダブルで。」とすらすらと注文します。
佐和子さんは、大柄な体型に似合わず控えめな性格ですが、料理の注文は大胆です。
その様子を見ていた前田さんが「S・H・GC、オールダブルか…」と前髪を触りながらつぶやきます。
思わず、「は!?」と聞き返す佐和子さん。
마에다 씨: 새우튀김의 S, 흰살생선 튀김의H, GC는 게살 크림 크록켓, 훌륭한 라인업이네요.
사와코 씨: S・H・GC….
마에다 씨: 참고로 전 오늘 J・K・O예요.
사와코 씨: 전갱이 튀김… 카라아게, 오징어 튀김?
마에다 씨: 띵똥.
사와코 씨: 맞혔다!!
마스터: 제발 그런 식으로 좀 말하지 말아요.
번잡해 죽겠으니까.
사와코 씨: 잘 먹겠습니다.
・훌륭하다 立派だ、見事だ、素晴らしい
・라인업 ラインナップ
・번잡하다 煩雑だ、ごちゃごちゃしている
手順などが複雑でめんどくさい時に使います。
ここだと、分かりにくいイニシャルで言われるので複雑でめんどくさい感じでしょうね。
・번잡해 죽겠으니까. 煩雑でたまらないから。めんどくさくて仕方ないから。
「エビフライのS、白身フライのH、GCはカニクリームコロッケ。見事なラインナップです。」と、恥ずかしげに目を合わさず答える前田くん。
「ちなみに、僕は今日、J・K・O。」とまたしても略語のメニューを伝えますが、佐和子さんは見事に当てます。
二人のやり取りを見ていたマスターは「カンベンしてくれよ。面倒くさくて仕方ねぇんだ。」と迷惑そう。
ちなみに、前のページの略語(イニシャル)は、日本語版ではE(エビフライ)・S(白身フライ)・KC(カニクリームコロッケ)となっていました。
사와코 씨: 우훗.
마스터(마음의 소리): 생각해보면 그것이 앞머리밖에 모르던 마에다 씨의 운명이 바뀌는 순간이었다.
자막: 이틀날,
마에다 씨: 뭐 하는 사람이에요? 어제 본 S・H・GC 여성 분.
마스터: 아아, 사왁코 씨? 피아노 선생님이에요.
지인의 부탁으로 일주일에 한 번씩 가부키초 클럽에서 피아노를 치고 있죠.
거기서 돌아오는 길에 들르는 거예요.
마스터: 그래서, 오늘의 주문은?
마에다 씨: S・H・GC 싱글로.
・앞머리밖에 모르던 (直訳)前髪しか知らなかった → 前髪命の
・이튿날 翌日
嬉しそうにエビフライを頬張る佐和子さん。
彼女を赤い顔して見つめる前田くんは前髪をいじるのを忘れているようです。
思えばそれが、前髪命の前田くんの運命の変わり目でした。
翌日、前田くんは佐和子さんのことをマスターに聞きます。
佐和子さんはピアノの先生で、知り合いに頼まれて週一で歌舞伎町のクラブでピアノを弾いているそう。
めしやにはその帰りに寄っているとのこと。
「で、今日の注文は?」と聞くマスターに、すかさず「S・H・GC、シングルで」と昨日の佐和子さんと同じラインナップで注文する前田くんなのでした。
ミックスフライ、美味しそうでした!
皆さんはミックスフライというとどのラインナップを思い浮かべますか?
私は、エビフライ、イカフライ、白身フライかなぁ?
理想のラインナップはエビフライ、白身フライ、カニクリームコロッケ…って佐和子さんと同じだ!
でも唐揚げやアジフライ、ホタテフライも捨てがたい!
残念ながら、めしやみたいに選べるお店には行ったことないんですけどね。
どんなフライが好きかだけでも盛り上がりそうですが、ストーリー上では前田くんの恋も始まったようでそっちも気になります。
なんとなく、初見の二人の雰囲気からお似合いの感じも伝わってきたけど…どうなることかお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう