好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回も漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画 「深夜食堂(심야식당)19」!
18巻も楽しく読めたので、引き続きテキストのひとつとして使っています。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回も第266夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も야나카 생강 고기말이
・생강 生姜
・고기말이 肉巻き
この単語は韓国では一般的ではないけど、意味は通じるそうです。
今回のタイトルは日本語だと「肉巻き谷中しょうが」です。
今回は、主役である「谷中生姜」について調べてみました。(豚バラあっての料理ではありますが、今回はそこは置いときます)
谷中生姜とは、谷中本村(現西日暮里一丁目、二丁目付近)で栽培された葉生姜、それが本来の谷中生姜だそうです。
現在の台東区谷中のものではなかったんですね。
谷中は水に恵まれ、排水も良く、しかも西日に当たらない土地でした。
谷中生姜の栽培には、きれいな水と西日の当らない場所が必要とされ、谷中本村はその栽培に適した場所だったため、江戸時代から栽培されていました。
三河島や尾久でも栽培されていましたが、谷中本村で栽培されたものはスジがなく香りも良いとして、お盆の際には贈答品としても使われていたそうです。
(画像)https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/i_1998/より
谷中生姜の収穫時期は8月の中旬。お盆の頃に収穫します。
そのためか「盆生姜」ともいわれ、夏の盛りの食欲増進のために、江戸っ子の食卓に上りましたが、関東大震災後は都心部の市街地からの人口流入等により農地は格段に減り、戦前には谷中生姜は栽培されなくなりました。
生姜というと、通常は「根生姜」のことをいい収穫から2ヶ月貯蔵したものをいいます。
貯蔵することで辛味が増し、香味野菜として利用されることが多いです
一方、谷中生姜(葉生姜)は根茎がまだ小さく柔らかいうちに葉が付いたまま若取りしたもので、主に小生姜と呼ばれる小ぶりの生姜品種が用いられます。
芽の付け根の赤みが強く出ているものの方が良品として扱われています。
葉生姜の根茎は柔らかく、辛味も一般的な生姜ほど強くないので香味野菜としての役割には向きませんが、風味がよく、甘酢漬けや、ディップなどでそのまま食べるのにも重宝されます。
一般的な生姜は体を温める食材として使われることが多いですが、実は生で食べると体を冷やすといわれているものもあるようです。
そのため、これからの時期にぴったりの食材とも言えます。
夏の暑気払いとして一度試してみるのも良さそうですね。
谷中生姜(Wikipedia) → ★
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第266夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
▼前回分(前半分)
韓国語で「切り込みをいれる」って何て言う?漫画「深夜食堂(심야식당)」で楽しく勉強♪︎
第266夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です。
밤 한 아파트에서 다카나시 씨가 자고 있다.
그 잠자는 얼굴을 보는 토모미 씨.
토모미 씨: 후후….
このページは気になった単語はなし!
(前回の最後では、小鈴さんの「意外ね、友美のほうが彼に惚れてるみたい。」という感想に対し、マスターが「人の気持ちはよく分からないね。」としみじみ話していたところで終わりました。)
ある夜、あるマンションで寝ている高梨くん。
その寝顔をみて微笑む友美さん。
타카나시 씨: 사랑해….
타카나시 씨: 타에코….
토모미 씨: …………(화난 얼굴)
마스터: 이틀 후에 찾아온 타카나시 씨의 낯빛이 어두워서 물어봤는데, 그 전날 아침에 일어나보니 토모미 씨 기분이 너무 안 좋은데다, 그 뒤로 계속 한 마디도 걸어주지 않는다는 거야.
마스터: 뭔가 실수라도 했나?
타카나시 씨: 아뇨…. 이유를… 전혀 모르겠어요….
드르륵♪︎
・낯빛이 어두워서 (直訳)顔色が暗くて → 顔色がさえない、顔色が悪い
同じ「顔色が悪い」でも、안색이 안 좋다とは意味合いが少し違います。
안색이 안 좋다 ①(肉体的に体調が悪くて)顔色が悪い、顔色がさえない②(心配ごとなどあって)顔色が悪い、顔色がさえない
낯빛이 어둡다で使えるのは、②のみだそうです。
寝言で「愛してる…。タエちゃん」と呟く高梨さんに、無言で怒り顔の友美さん。
2日後に「めしや」に来た高梨くんの顔色がさえないからマスターが聞いてみると、前日起きたら友美さんがやたら不機嫌で、それからずっと一言も口を利いてくれないと言います。
「なんかまずいことやったのかい?」というマスターの問いに「いや…それがさっぱり分からないんです…。」と答える高梨くん。
そこでお店の扉が開きます。
모치즈키 씨: 미안해, 이런 시간에 보자고 해서.
마스터 (마음의소리): 들어온 것은 타카나시 씨의 대학 동기이자 동아리 친구인, 모치즈키 씨라고 했던가?
모치즈키 씨: 축하한다.
타카나시 씨: 고마워.
모치즈키 씨: 정알 다행이야. 그렇게 좋은 상대를 찾아서. 솔직히 난 네가 평생 혼자 살 줄 알았다.
타카나시 씨: 나도 그럴 줄 알았는데. 하하….
모치즈키 씨: 그리고 네 결혼 파티 말인데….
나만 참석하게 될 것 같아….
이렇게 경사로운 때 정말 미안하지만…
모치즈키 씨: …우리, 곧 이혼해. 타에코가 상사랑 불륜을 저질렀어.
타카나시 씨: 뭐? 타에코가?!
・(✕or△)경사롭다 → (◯)경사스럽다
辞書でも‘경사롭다’の形はありますが、先生曰く‘경사스럽다’のほうが正しいようです。
なので、ここの形も正確には‘경사스러운’です。
・불륜을 저지르다 不倫をする
セット表現です。
・저지르다 (罪や過ちを)犯す、しでかす、(好ましくないことを)引き起こす
「悪い、こんな時間になっちゃって。」と入ってきたのは、高梨くんの大学の同期で、サークルの友人の望月くんとかいう人のよう。
結婚のお祝いの言葉と共に2人は乾杯します。
望月くん「ほんと良かったな、あんないい相手が見つかって。正直、オレは高梨は一生独身かと思ってたよ。」
高梨くん「オレもそう思ってたんだけど。はは…。」
望月くん「でさ、結婚パーティーなんだけど…オレだけ出席させてもらうよ。…こんなおめでたい時に悪いんだけど…」
なんでも、望月くんの奥さんであるタエ子さんが彼女の上司と不倫していたそう。
それを聞いて高梨くんも「えっ、タエちゃんが?!」と驚きます。
마스터(마음의소리): 타에코라는 사람은 동아리의 마돈나였는데, 졸업 후 모치즈키 씨와 결혼했대.
실은 타카나시 씨도 그녀를 좋아해서, 대학 때 고백까지 한 적이 있다더군.
타카나시 씨: 사랑해… 타에코.
타카나시 씨: 나, 나랑 사귀어줄 수 없을까…?
타에코 씨: 미안해. 난 모치즈키랑 사귀고 있어.
타카나시 씨: 그래? 모치즈키랑….
마스터(마음의소리): 타에코라는 이름이 나오자… 타카나시 씨는 극히 최근에 그녀에게 고백했다가…
차였을 때의 꿈을 꾼 기억이 또렷하게 떠올랐다고 했다.
・또렷하다 はっきりしている、明らかだ、鮮やかだ、くっきりしている
・또렷하게 はっきりと、まざまざと
「タエちゃん」というのは、サークルのマドンナで卒業後に望月くんと結婚してたそう。
実は高梨くんも彼女のことが好きで、大学時代に告白したことがあったそう。
(回想シーン)
高梨くん「好きだ…タエちゃん。」
タエ子さん「ごめんなさい。私、望月くんと付き合ってるの。」
高梨くん「そう、望月と…」
タエちゃんという名前が出て…高梨くんはごく最近、彼女に告白して振られた時の夢を見たことをまざまざと思い出したと言います。
마스터(마음의소리): 화해한 타카나시 씨와 토모미 씨가 찾아온 것은 그로부터 일주일 후였다.
토모미 씨: 오늘 결혼 파티 때 입을 의상 가봉하러 갔는데.
토모미 씨: 토시가 내 웨딩드레스 차림을 보더니 울더라구요.
마스터: 호오, 어지간히도 예뻤나 보군요.
토모미 씨: 어때? 토시.
타카나시 씨: …토모미….
나, 나랑 결혼해줘서 고마워….
토모미 씨: 그 모습을 보니 나까지 눈물이 멈추질 않아서….
마스터: 축하해요. 아주 잘 어울리는 커플이네!
・가봉하다 仮縫いをする
・어지간히 よっぽど、かなり、ほどよく、適当に、まぁまぁ
ここでは「よっぽど」「かなり」のほうです。
仲直りした高梨くんと友美さんがきたのは、一週間後のことでした。
「今日、結婚パーティーの衣装合わせに行ったんだけどさ。トシくん、私のウェディングドレス姿見て泣いたのよ。」という友美さんに「へぇ、よっぽど綺麗だったんだろうな。」とマスターが言います。
(回想シーン)
ウェディングドレス姿の友美さん「トシくん、どう?」
高梨くん「…友ちゃん…。ぼ、ぼくと結婚してくれてありがとう…。」
涙に鼻水まで出してる高梨くんの姿を見ていて、自分も涙が止まらなくなったと言いながら涙をぬぐう友美さん。
横には肉巻き谷中しょうがを手に涙ぐむ高梨くんがいます。
そんな二人にマスターは「おめでとう。お似合いのカップルだ!」と笑顔です。
今回もハッピーエンドで良かった!
最後の台詞で思ったのは、「お似合いの二人」って言葉、なんなのかなぁってこと。
これって外見だけの話じゃないですよね。
私は人からの評価って重要じゃないと思っているので、本人たちがお互いを愛情をもって、依存しすぎないで必要とする仲なら周りがどう見ようと「合う二人」ってことだと思ってます。
でもそういう二人って、結局は周りから見ても「お似合いだ」ってなるんだろうな。
空気とか色々と駄々漏れちゃうんだろうな。
なんて、グルグル考えたラストでした。(考えすぎか)
「人からの評価」に触れる部分になると、つい考えすぎてしまいますが、そこまでいかなくても2人がポジティブな気持ちで新しいステージに進めたようで嬉しくなった回でした。
そうそう。
この回に出ていた友美さんは、16巻にも登場しているようです。
長く話が続いていると、その後のストーリーも生まれていいですね。
さて、では次回のお話もお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう