好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回も漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画 「深夜食堂(심야식당)19」!
18巻も楽しく読めたので、引き続きテキストのひとつとして使っています。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回も第267夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も냉차밥
・냉 冷
・차밥 茶漬け
차밥という単語自体、韓国では一般的ではないけど、日本食にある程度興味がある人なら意味は通じるそうです。
でもそういう人たちは、日本語そのまま‘오차즈케’, ‘오차쓰께’を使っている人のほうが多いそう。
日本語だと「冷やし茶漬け」です。
ふと思ったのですが、冷やし茶漬けって食欲のないときに食べやすいけど、消化的にはどうなんだろう?
場合にもよるけど、胃が弱っているときは、むしろ米粒を噛まずに流し込むことが多いから負担になるような…。
単に暑くて食欲ないだけならいいんだろうけど…🤔
個人的にお茶漬けで思い出すのは、里帰りから戻ってきた母がその日の夕食に用意するのはお茶漬けみたいな簡単なものだったなってこと。
夏休みとかに母の実家に遊びに行って戻ってした夜は、母も疲れているのかちゃんとした料理を作る気が起きなかったんでしょうね。
「はー、やれやれ」なんていいながらご飯にお湯をぶっかけて漬け物でサラサラ。
子供心に「味気ないなぁ」と思ってたけど、今ならその気持ち分かります。
実家で家族にあえた嬉しさ反面、家族ならではのやりとりに疲れもでるもの。
そんな時は「やっぱり家が一番だ。疲れたときはこんなのが一番だ。」って気の置けない食事で済ましたいもんですよね。
私も実家を離れてから、いつもその感覚を感じます。
そういう時に食べたくなる食事って、どんなに素朴でも、ある意味最強ですね。
おにぎりとお味噌汁でもいいけど、お湯とご飯と漬け物だけですむシンプルな食事が。
皆さんは「気の置けない食事」ってありますか?
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第267夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
▼前回分(前半分)
韓国語で「酒がスルスル進む」「噂の」って何て言う?漫画「深夜食堂(심야식당)」で楽しく勉強♪
第267夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です。
오카노 씨: 그래? 부족하단 말이지―?
나츠미 씨: 선생님, 좀 더 스태미나를 붙여야지!!
요즘 전혀 힘을 못 쓰잖아.
오카노 씨: 미안하게 됐네….
추우 씨: 오카노 씨의 옛날 제자라면서?
오카노 씨: 네? 네에….
나츠미 씨: 선생님이 고1 때 우리 담임이었어요.
마스터(마음의소리): 1년 전쯤, 편집자에게 끌려간 단란주점에서 두 사람은 감격(?)적인 재회를 했고, 그 뒤로 사귀기 시작했다고 한다.
나츠미 씨: 뭔가 스타미나가 붙을 요리는 만들 수 없나요?
마스터: 스태미나가 붙을 요리라….
(휴대폰 울리는 소리)
・부족하단 말이지―? 物足りないんだなー?
日本語版では「もの足んないか…。」でした。
・스태미나 スタミナ
日本語にあわせてかこの表記でしたが、정력, 스태미너が自然です。
・요즘 전혀 힘을 못 쓰잖아. (直訳)最近全然力がはいらないじゃん。 → この頃全然ダメじゃん。
・끌려가다 連れていかれる、連れ去られる
嫌々連れていかれるニュアンスです。
(前回の前半分最後で、冷やし茶漬けを食べた夏美さんに「美味しいけど物足りない。」と言われた岡野さん。)
「そっか。物足りないかー。」と、残念そうな岡野さんに「先生、もっとスタミナつけなきゃ!この頃(夜のほうが)全然ダメじゃん!」とズバズバ言う夏美さん。
「悪かったなぁ。」と言う岡野さんに、この日もお店にきていた忠さんが「岡野さん、元教え子だって?」と話しかけます。
「え?まぁ…。」と答えにくそうにしている岡野さんに対して、「高一の担任でした。」と明るく答える夏美さん。
一年ほど前に岡野さんは編集者に連れていかれたキャバクラで、夏美さんと感激(?)の再会を果たし、それから付き合いが始まったそうです。
夏美さんがマスターに「何かスタミナつきそうなもの出来ませんか?」と聞くと「スタミナつきそうなもんねぇ…。」と考えるマスター。
そこで岡野さんの携帯がなります。
오카노 씨: 네? 긴급 입원이요?!
나츠미 씨: ?!
마스터(마음의 소리): 전화는 쿠마가야에 있는 병원에서 온 거였고, 오카노 씨의 부인이 긴급입원 했다는 소식이었어.
연락처에 있는 전화번호를 보고 전화한 거래.
오카노 씨는 만사를 제쳐두고 택시를 잡아 병원으로 떠났지.
나츠미 씨: 선생님 와이프, 죽여도 안 죽을 것처럼 건강한 사람인데.
마스터: 어? 알아요?! 부인에 대해.
나츠미 씨: 네. 중학교 때 체육 선생님이었어요.
마스터(마음의 소리): 오카노 씨가 흘연히 찾아온 게 그로부터 한 달이 좀 지났을 때였나…?
・전화한 거래. 電話したらしい。
・만사를 제쳐두고 何はさておき、取るもの取り敢えず
・홀연히 忽然と、にわかに
電話に出た岡野さん。
彼の「え、緊急入院?!」という声に夏美さんも驚きます。
電話は熊谷の病院からで、岡野さんの奥さんが緊急入院したという知らせでした。
連絡先の電話番号をみてかけてきたようです。
岡野さん、取るもの取り敢えず、タクシーで病院に向かいました。
そして残された夏美さんの「先生の奥さん、殺しても死なないような元気な人なのに。」という一言に「えっ、しってんのかい!?奥さんのこと」と驚くマスター。
岡野さんの奥さんは夏美さんの中学の時の体育の先生でした。
それから岡野さんがお店にフラッと来たのは、ひと月ちょっと経った頃でした。
오카노 씨: 설마 집사람이 나보다 먼저 세상을 뜰 줄은 꿈에도 몰랐는데.
마유미 씨: ?!
오카노 씨: 한때는 회복돼서 농담 같은 것도 하더니 상태가 급면해서…
마스터: 그래요…?
오카노 씨: 마스터. 차밥 주세요. 오늘은 따뜻하게 말아주세요. 매실 차밥으로.
마스터: 네.
오카노 씨가 차밥을 먹는 씬.
후루룩
오카노 씨: 하아아.(한숨)
・세상을 뜨다 この世を去る、死ぬ
・매실 차밥 梅茶漬け
岡野さんの「まさかあいつ(女房)がオレより先に逝くとは思わなかったよ。」の一言に驚くマスターとまゆみちゃん。
岡野さん「一時は持ち直して冗談なんか言ってたんだけど急変してね…。」
マスター「そうかい…。」
岡野さん「マスター、お茶漬け。今日は熱いのもらおうかなり梅茶漬け。」
マスター「あいよ。」
出てきた梅茶漬けをズズズっとすすって「はあぁ。」と溜め息をつく岡野さんです。
오카노 씨: …우리 집사람, 반 년 전부터 바람피우고 있었어요.
마스터: 네?!
오카노 씨: 죽은 뒤에 휴대폰을 보고 나서야 처음 알았죠.
오카노 씨: 쇼크는 없었어요. 오히려 집사람이 아직도 여자였다는 사실에 놀랐을 뿐.
난 그 사실을 진작에 잊고 살았는데.
마유미 씨: 부인은 왜 삭제하지 않은 걸까요? 한때 회복됐을 때….
오카노 씨: …내가 읽길 바랐던 것 아닐까요?
오카노 씨: 카요코….
마스터(마음의소리): 오카노 씨는 그 뒤로 영영 보지 못했다.
・휴대폰을 보고 나서야 처음 알았어죠. 携帯をみて初めて分かったんだ(知ったんだ)。
・진작에 とっくに
▼よく使われる表現
그러니까 진작에. (直訳)だからとっくに。 → だから言ったでしょ。
「だからあの時ああ言ったのに」みたいな感じです。
・삭제하다 削除する
・그 뒤로 영영 보지 못했다. (直訳)その後永久に見られなかった。 → それっきりだった。
そしてさらにマスターとまゆみちゃんが驚いたのは「…あいつ(女房)、半年前から浮気してたんだ。」という一言。
岡野さん「死んでから携帯見て、初めて分かったんだ。」
岡野さん「ショックはなかったな。むしろ、女房がまだ女の子だったのに驚いたよ。」
岡野さん「こっちはそんなこととうに忘れていたのに。」
まゆみちゃんの「奥さん、なんで削除しなかったんだろう。一時、持ち直したときに…。」という疑問に「…オレに読ませたかったんじゃないかな。」と答える岡野さん。
そして、「カヨコ…。」とむせび泣きます。
岡野さんがお店に来たのはこれっきりでした。
마스터 (마음의소리): 그의 옛 제가 나츠미 씨는 눈 오는 날 남자를 데리고 갑자기 찾아왔는데―.
나츠미 씨: 냉차밥 돼요?
마스터: 여름 때문에 고명이 다르지만, 만들어 달라면 만들어 드리죠.
나츠미 씨: 그럼 두 그릇 주세요!
나츠미 씨: 우리 몸이 후끈후끈해서 미치겠으니까~~.
나츠미 씨의 남친: 응!
마스터: 자, 나왔습니다.
근데 오카노 씨는 어떻게 지내고 있나요?
나츠미 씨: 몰라요. 쿠마가야로 돌아가지 않았을까요?
부인 죽은 뒤론 여자는 더 이상 필요 없다고 했으니까.
・고명 薬味
・후끈후끈하다 ポカポカしている、カッカしている、ほてっている
日本語版では、ここの彼女のセリフは「私たち体が火照っちゃって仕方ないのよね~。」でした。
元教え子の夏美さんは、雪の降る日に男連れでいきなりきてー。
開口一番「冷やしお茶漬けできる?!」と聞きます。
「夏と具材は変わるけど、作れと言われりゃ作るよ。」というマスターに「じゃ、二つください!」と笑顔でオーダーします。
そして、「あたしたちカラダが火照っちゃって仕方ないのよね~」と連れの男性とイチャイチャ。
そんな二人に「はい、お待ち」と冷やし茶漬けを出しながら、「ところで岡野さんどうしてんだい?」と聞くマスター。
夏美さんは「知らない。熊谷に帰ったんじゃない?奥さん亡くしてから女はもういいって言ってたから。」と答えるのでした。
奥さん、岡野さんのこと好きだったからあんなことしたのかなぁ。
それとも、未練もないけど事実は伝えたかったのかなぁ。
なんにせよ、奥野さんの胸には一生刻まれたと思うけど、なんとも言えない結末でした。
人間って複雑で幼稚だなぁ。
感情にのせて、分かってたはずが忘れちゃう。
感情に振り回されて、分かっててもやっちゃう。
せめて痛い目みた時に、自分で軸を戻せたらいいな。
今回の岡野さんみたいに。
今回のお話は19巻ラストのお話だったのですが、最後の最後に恋愛とか結婚とかちょっと考えさせられました🤔
引き続き、20巻にすすみます!
さてさて、次回はどんな食べ物と人生に出会えるのか、お楽しみに~!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう