好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日も、早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
少し前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回も第272夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も곱창과 양배추 된장볶음
・부추 牛の腸、ホルモン
日本語だと「ホルモンとキャベツの味噌炒め」です。
前回も少し触れましたが、ホルモンについてより詳しく書かれていました。
▼
名前の由来について、私もどちらかというと「放るもん」から来てるとおもってたけど、違うという説が有力のようですね。
個人的にはホルモンの一種の「カシラ」が「豚の頬っぺた」と知った時も結構驚きました。
ホルモン系の名前の由来って結構面白いなぁ。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第272夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第272夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(곱창와 양배추 된장볶음을 먹는 알렉세이 씨)
이치로 씨: 응. …지금 곱창와 양배추 된장볶음 먹고 있어….
안나 씨: 그 사람 ‘오타쿠’라 회사 안에서도 겉돌아 친구도 없어.
좀 친하게 주내주면 안 될까? 딱 네 타입이잖아.
‘게이’는 아니지만.
다름 사람: 안나!
(누군가가 안나 씨를 불렀다.)
안나 씨: 잘 좀 부탁할게. 오늘 나, 집에 안 들어간다? 끊어.
이치로 씨: 안나, 잠깐만….
이치로 씨: …………
알렉세이 씨: ?!
(눈이 마주치는 두 사람)
・겉돌다 空回りする、仲間にならない
日本語版では「浮いてて」でした。
(前回、アンナさんに同僚を紹介してもらう約束でめしやで一人飲んでいた一郎さん。
しかし、現れたのは同僚のみ。
ホルモンとキャベツの味噌炒めを美味しそうに食べているアレクセイさんに気付かれないように、慌ててアンナさんに連絡した一郎さんですが、「今日は行けなくなった。アレクセイきてる?」と言われ…。)
「うん…。今、ホルモンとキャベツの味噌炒めを食べてる…。」と報告する一郎さんに「彼、”オタク”デサ、会社ノ中デモ浮イテイテ友達イナイノ。
仲良クシテアゲテ。一郎ノタイプデショッ、”ゲイ”ジャナイケド。」とアンナさんは伝えます。
そして「アンナ!」と隣の部屋から誰に呼ばれ、「ヨロシクネ。今夜、私帰ンナイカラ。ジャアネ。」とアンナさん。
「アンナ、ちょっと待ってよ…。」と一郎さんは話を続けようとしますが、切られてしまいます。
無言でアレクセイさんを見つめる一郎さんに、アレクセイさんも気づいて…。
마스터: 소개할게요. 안나의 사촌인 이치로 씨예요.
알렉세이 씨: 오오~. 당신이 이치로 씨였군요.
알렉세이 씨: 안나한테서 얘기 많이 들었습니다.
난 알렉세이. 그냥 ‘알료샤’라고 불러주세요.
이치로 씨: 마, 만나서 반가워요. 이치로라고 합니다.
마스터(마음의소리): 그 후, 이치로 씨가 코스프레 한 사진을 보여주자…
알렉세이 씨: 와우~~.
마스터(마음의소리): 알렉세이 씨는 무척 기뻐했다.
마스터(마음의소리): 둘이서 한창 이야기꽃을 피우더니 노래방에 가야겠다며 신나서 거리로 나갔다.
・한창 이얘기꽃을 피우더니 盛んにこの話に花を咲かせたら → 盛り上がって
マスターが一郎さんをアンナさんの従兄弟だと紹介すると「オ~~~、アナタガ一郎サンデスカ!!」と、アレクセイさん。
そして、彼が「アンナカラ話、ヨク聞イテマス。私、アレクセイ、”アリョーシャ”ト呼ンデクダサイ。」と手を差し出すと、一郎さんも、少し頬を赤らめながら「は、はじめまして、一郎です。」自己紹介します。
その後、一郎さんがコスプレしている写真を見せたら、「ワォ~~~」とアレクセイさんはやたら喜びます。
そして、2人で盛り上がってカラオケやるってノリノリで街へ繰り出していきました。
자막: 닷새후―.
안나 씨: 이치로랑 알렉세이, 저번에 되게 신나게 놀았다면서요?
마스터: 네에, 도저히 초면이라곤 상상할 수 없을 만큼.
근데 러시아에도 있군요? 오타쿠가.
안나 씨: 알료샤, 그날이 일본에 와서 제일 즐거운 밤이었대요.
마스터: 이치로 씨는요?
안나 씨: 그한테 반했나 봐요. 오늘도 샌드위치 싸서 알료샤 갖다 주라고.
・초면 初対面
5日後ー。
めしやで、ご飯と一緒にホルモンとキャベツの味噌炒めを食べなから「一郎タチ、コノ前スゴク盛リ上ガッタソウネ。」とマスターと話すアンナさん。
マスター「ああ、とても初対面とは思えなかったな。ロシアにもいるんだな、オタクって。」
アンナさん「アリョーシャ、日本ニ来て一番楽シイ夜ダッタッテ言ッテタ。」
マスター「一郎くんは?」
アンナさん「惚レチャッタミタイ。今日モサンドイッチ作ッテ、アリョーシャニ渡シテッテ。」
▼회상씬
(안나 씨한테 샌드위치를 주면서)
이치로 씨: 하나는 알료샤 좀 갖다 줄래?
안나 씨: 됐어, 네가 진심을 담아 전해줘.
이치로 씨: 그건 안 돼. 공연히 오해받는 겆도 싫고, 남몰래 좋아하고 싶은 것뿐이니까.
▲회상씬 끝
안나 씨: 그렇대요. 남자 마음은 복잡하다니까―.
마스터: 흐ー음. 그런데 안나는 알렉세이랑 사귀고 있나요?
안나 씨: 어장 관리죠. 나, 진짜 애인은 따로 있거든요.
마스터: 그 뒤로는 셋이서 사이좋게 어울리며 술 마시고 다녔다.
・공연히 訳もなく、無駄に、公然に、大っぴらに
ここでは괜히(訳もなく、理由もなく)と同じ意味で使われてます。
日本語版では「変に」となっていました。
・남몰래 密かに、こっそり、人知れず
・어장 관리죠. (直訳)漁場管理 → (ここでは)キープ
この言葉はいろんな意味があります。
正しい意味は「友達以上恋人未満を続ける。」
▼俗語ですが、同じ意味でこちらもあります。
・썸타다 付き合う前の段階、恋愛発展中、付き合いそう
썸は「something」、「何か」という意味、타다は「雰囲気に乗る」、「状況になる」という意味です。
つまり、썸타다は「何か」ありそうな相手と交際の雰囲気に「乗る」という意味から「友達以上恋人未満」ということになります。
▼回想シーン
サンドイッチを2つ渡しながら「ひとつはアリョーシャに渡してくれる?」という一郎さん。
アンナさんは「イイヨ、一郎カラ心ヲコメテッテ渡スネ。」と浮けとりますが、一郎さんは「それはやめて。変に誤解されたらヤだし、密かに想っていたいだけだから。」
▲回想シーン終わり
大口を開けてホルモンとキャベツの味噌炒めを食べながら「ダッテ。男心は複雑ネ……。」というアンナさんに、「ふーん、ところでアンナはアレクセイと付き合ってのかい?」とマスターは聞きますが、「キープ。本命イルカラ、私。」とあっさり答えます。
それからは、3人仲良くつるんで飲み歩いていました。
마스터(마음의소리): 얼마 후…. 안나가 진짜 애인과 속도위반으로 결혼하며 같이 살던 집을 떠난 후, 알렉세이가 그 집에 들어온 것은 자연스러운 흐름이였던 것 같다.
마스터(마음의소리): 봄에 꽃놀이 하러 나가 이치로 씨가 만든 샌드위치를 먹고 알렉세이는 모든 것을 깨달았다고 한다.
알렉세이 씨 : 그동안 계속 이치로가…. 고마워.
이치로 씨: 아니야….
마스터(마음의소리): 초가을, 남산만한 배를 하고 곱창와 양배추 된장볶음을 먹으러 온 안나가 알려주었다.
(남산만한 배를 하는 모습으로 집에 온 안나 씨)
안나 씨: 잘 먹겠습니다.
(곱창와 양배추 된장볶음을 밥과 같이 먹으면서)
안나 씨: 난 빵보다 밥이 좋던데.
・초가을 初秋、早秋、秋口
・남산만한 배 (直訳)ナムサン(南山)ほどの腹 → 大きなお腹
しばらくして、アンナさんが本命の彼とデキ婚して、シェアしてた部屋を出た後アレクセイが入ったのは自然な成り行きだったようです。
春、花見にいって一郎さんのサンドイッチを食べて、アレクセイさんは全てを悟ったそうです。
アレクセイさんから「ズット一郎ガ……アリガトウ。」と言われ、「いやぁ……。」と照れる一郎さん。
秋口、大きなお腹でホルモンとキャベツの味噌炒めを食べに来たアンナさんがマスターに教えてくれたそうです。
「イタダキマス。」
大きな口を開けて、熱々のご飯にホルモンとキャベツの味噌炒めを食べようとするアンナさんが最後に一言。
「ホントコレ、ゴハンニ合ウネ!」
ラストの韓国語の台詞が日本語版と微妙に違う気もしましたが…。
訳者のかたの感覚でそうしたのかな…?🤔
アレクセイさんがアンナさんのこと本気で好きだったなら色々問題ありそうな展開でしたが、アンナさんが出ていったあとに自然とアレクセイさんが一郎さんとルームシェアしだしたってことは女友達って感じだったんでしょうね。
ここから一郎さんとの関係がどうなるかは分からないけど、とりあえずハッピーエンドでよかった。
それにしても、今回の「ホルモンとキャベツの味噌炒め」は飯にも酒にもあう優秀な料理ですね。
味噌を使うことでホルモンの臭みが苦手と言う人にも食べやすいし、キャベツ以外の野菜をいれても栄養的にさらに良さそうだし。
こういう料理を存分に楽しめる米文化の国にに生まれて幸せだなと改めて感じました。
米文化じゃなくてもお酒と一緒に楽しめると思うけど、より楽しめると思うし。
アンナさんがあまりに美味しそうに食べていたので、余計にそう感じた回でした。
次回はどんなお話か、またお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう