好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日も早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
けっこう前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第278夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も이부리갓코와 마스카르포네 치즈
・이부리갓코 いぶりがっこ
훈제 단무지, 나무를 태운 연기로 그을려 말린 무를 사용한 절임(秋田현의 명물)
【例文】
・본고장 훈제 단무지를 꼭 한번 맛보세요. 本格派の燻りがっこを是非一度ご賞味ください。
・마스카르포네 치즈 マスカルポーネチーズ
日本語だと「いぶりがっことマスカルポーネチーズ」です。
そのままですね🤭
料理名としては「いぶりがっこのマスカルポーネチーズ添え」とかでもいい気もするけど…深夜食堂はタイトルのネーミングの方がありますね。
ちなみに、「がっこ」とは秋田弁で「漬け物」って意味だそうです。
詳しくはこちら
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薫製にした後につけてたのか!
逆かと思ってました!
でもそれより気になるのは、概要の最後に書いてある2021年の食品衛生法の改正で、廃業者が増えるかもって話。
伝統的なものがどんどん減ってくのは寂しさと惜しさを感じます。(仕方ないことかもしれないけど。)
その他参考に読んでみたいくつか
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工程とかくわしいのはこちらかな
前回の記事でマスカルポーネのことは少し書きましたが、改めてこちらも調べてみました。
いぶりがっこにはクリームチーズやほかのチーズもあうみたいですが、マスカルポーネのほうがよりクリーミーであうのかもしれませんね🤔
最近見つけて食べてみたけど、薫製の香りが結構しっかりしてました。(おかきです)
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第278夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第278夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(독자를 향해 말하는 마스터)
마스터: 세상이 발전하다 보니 별의별 일이 다 있더라구.
일주일 후, 아사미 씨가 또 다른 남자과 함께 찾아왔어.
(마스카포네 치즈를 젓가락으로 집는 씬)
남성 손님: 가끔 밖에서 만나는 것도 괜잖은데?
아사미 씨: 그치?
미키 씨: 저게 이부리갓코 쪽이군.
루미 씨: 응.
아사미 씨: 저기, 지로 씨. 주말에 하코네에 있는 별장 좀 써도 돼?
지로 씨: 응.
오도독🎵(이부리갓코를 먹는 소리)
아사미 씨: 카를로의 사촌동생이 이탈리아에서 놀러 오는데, 카를로는 양과자점 일이 바빠 상대해줄 수 없다고 해서….
여기, 이것 좀 봐봐.
(핸드폰 화면을 지로 씨에게 보여주는 아사미 씨.)
・별의별 일이 다 있더라구. (直訳)ありとあらゆることがあったよ。 → いろんなことが起きるんだよ。
日本語版では「いろんなことがあるもんだな。」でした。
・별장 別荘、セカンドハウス
・양과자점 일 洋菓子店の仕事
(読者に向けて)
マスター「世の中進んでくるといろんなことがあるもんだな。一週間後、アサミさんがもう一人の彼氏と一緒に来たんだ。」
いぶりがっこにマスカルポーネチーズをのせたものをつまみながら、アサミさんの連れが「たまに外で会うのもいいね。」というと「そうね。」と笑顔のアサミさん。
二人を見ながら「これが、いぶりがっこのほうね。」、「だね。」なんて話し合うお茶漬けシスターズ。(ミキさん(梅)、カナさん(鮭)、ルミさん(たらこ))
アサミさんが「ねぇ、次郎さん。週末、箱根の別荘いいかしら?」とたずねるといぶりがっこを食べながら「ああ。」と快く了解する次郎さん。
アサミさんは携帯を取り出し「カルロの従妹がイタリアから遊びにくるの。カルロ、お店が忙しくて相手出来ないって言うから…。ねえ、これ見て。」
(카를로와 이탈리아 여성이 찍힌 사진)
지로 씨: 미인인데?
아사미 씨: 그치?! 후후.
카나 씨: 저, 저기요―. 그녀에겐 또 다른 애인이 있는데도 질투 같은 것 안 나세요?
지로 씨: ?!
지로 씨: …질투가 전혀 안 나는 건 아니죠.
하지만 받아들이기로 했어요. 그것도 포함해서 전부 그녀니까.
지로 씨: 아상미는 거짓말을 하지 않고, 뭐든지 숨기없이 말해줘요. 솔직한 거죠. 자기 자신에게도, 나한테도.
지로 씨: 게다가 날 무척 소중히 아껴주고 있고.
・ここで気になった単語や表現はなし!
携帯の画像にはカルロと綺麗な女性が写っています。
次郎さん「美人だね。」
アサミさん「でしょ!?ふふ。」
二人の会話に、そばで聞いていたカナさんが「あ、あのー、彼女にほかに恋人がいて嫉妬とかないんですか?」と突然声をかけます。
次郎さんは一瞬びっくりしますが、「…嫉妬か、なくもなかったよ。でも、受け入れることにしたんだ。それも含め、全て彼女だからね。」と答えます。
続けて「彼女は嘘をつかない、何でも包み隠さず話してくれる。正直なんだ、自分に対してもボクに対しても。」
「それに、ボクのことをとても大切にしてくれるからね。」と話します。
아사미 씨: 신뢰관계죠. 이해해주지 않는 사람도 많지만.
지로 씨: 실은 나한테도 최근에 새로운 여친이 생겨서….
오차즈케 시스터즈: 네엣?!
지로 씨: 마스터, 이부리갓코를 다져서 차밥으로 만들어줄 수 없을까요?
아사미 씨: 저도 주세요.
마스터: 네에.
마스터: 말 걸어줘서 고마워요. 이번엔 등장 횟수도 적은데.
(갓 만든 이부리갓코의 차밥 씬)
마스터: 자, 나왔습니다.
두 사람이 돌아간 뒤.
・말 걸어줘서 声をかけてくれて、話しかけてくれて
アサミさんが「信頼関係なんです。理解してくれない人も多いけど。」と話すと、「実はボクも最近、新しい彼女ができてね…。」と笑顔で続ける次郎さん。
それを聞いてお茶漬けシスターズは「えっ!?」と大きな声を出します。
三人を余所目に「マスター、いぶりがっこ刻んでお茶漬けにしてくれないかな。」、「私もください。」とマスターに注文する二人。
マスターは嬉しそうに「あいよ。声をかけてくれてありがとう、今回は出番が少なくてな。」と受けます。
そして「ハイ、お待ち。」と熱々のお茶漬けを出します。
二人が帰ったあと。
미키 씨: 다자간 연애라….
카나 씨: 애인이 둘 있는 건 좋은데, 그에게 다른 여친이 있는 건 좀….
루미 씨: 배부른 소린 안 하련다. 난 딱 한 명만 있으면 돼.
한 달 후 ―.
드르륵🎵
(밥집의 문이 열리고 카를로 씨와 지로 씨가 들어온다)
카를로 씨: 부오나세라!
(놀라는 오차즈케 시스터즈.)
마스터(마음의소리): 어서 오세요.
(이부리갓코와 마스카포네 치즈 그림)
・배부른 소린 안 하련다 (直訳)満腹なことは言わないつもりだ → 贅沢は言わない
・-(으)련다 ~するぞ。
意思を表す表現です。古い表現だそうです。
ミキさん「複数愛か…。」
カナさん「彼氏が二人いるのはいいけど、彼女がいるのはね…。」
ルミさん「ゼータク言わない、私、ひとりいればいい。」
一ヶ月後ー。
「ブオナセーラ!」とめしやにやってきたカルロさんと次郎さん。
次郎さんはしかめっ面です。
びっくりして見つめるお茶漬けシスターズに、「いらっしゃい。」と声をかけるマスター。
カウンターには二人が注文したであろういぶりがっことマスカルポーネチーズの一皿。
지로 씨: 아사미는 떠나버렸어요, 일도 그만두고 이탈리아로.
마스터: ?!
카를로 씨: 내 사촌동생 지나가 있는 곳으로.
카를로 씨: 아사미도, 지나도 무척 매력적인 여성이라. 두 사람을 대면시킨 순간, 서로에게 확 끌리는 걸 알았겠더라구요.
지로 씨: 안 되겠어. 머리로 이해하려 해도 마음이 못 쫓아가.
루미 씨: 그녀가 좋아하는 건 남자뿐만이 아니었구나.
미키 씨: 폴리아모리란 보통 일이 아니네.
가나 씨: 응.
마스터: 지로 씨는 다음 달에 이부리갓코를 들고 이탈리아로 간다더군.
아사미 씨한테서 이부리갓코가 그립다는 메일이 날아왔대.
・확 끌리는 걸 알았겠더라구요. すごく惹かれるのが分かったんですよ。
・마음이 못 쫓아가. 心が追いつかない、心がついていかない
次郎さん「アサミは行ってしまった、仕事も辞めてイタリアへ。」
びっくりするマスターに、「ボクノ従妹ジーナノトコロデス。」とカルロ。
カルロさん「アサミモ、ジーナモトテモ魅力的ナ女性デス。二人ヲ会ワセタ瞬間互イニ惹カレ合ウノガワカリマシタ。」
次郎さん「ダメだ、頭で理解しようとしても、心がついていかない。」
ルミさん「彼女が好きになるの、男だけじゃないんだ。」
ミキさん「ポリアモリーって大変ね。」
カナさん「うん。」
(読者に向けて)
マスター「次郎さん、来月いぶりがっこ持ってイタリアに行くらしい。アサミさんからいぶりがっこが恋しいってメールが入ったんだってサ。」
確かに、お茶漬けシスターズじゃないけどポリアモリーって大変そうですね。
人類愛的なくらい寛容な気持ちと言うか、これまでの恋愛観とかひっくり返さないと到底受け止められないかも。
嫉妬とか怒りとか悲しみとか、ネガティブな気持ちがどんどん減るかもしれないと思うと先進的でいいことなのかも…?
でも今の私には無理だなぁ。
個人的な感想では、結局、次郎さんもカルロさんも好きな人のことを大切にしてるんだなとは思います。(ほかに彼女が何人もいたとしても、アサミさんがいなくなって二人で会うくらいだし)
アサミさんはもちろん好きな人を大切にしてるんだろうけど、より一歩自由なかんじはしますね。
まぁ、マスターの言葉通り、時代が進めばそれにともなって色んなことが起きるってことですね。
さてさて、次回のお話もお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう