好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
前回で19巻も終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第268夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は꽈리고추
・꽈리고추 ししとう
・꽈리 ほおずき、カガチ、ひねくれてる、ひねてる
韓国語で「ひねてる唐辛子」という意味から「ししとう」となっているようですね。
日本語だとそのまま「ししとう」です。
ししとう、子供の頃はあんまり好きじゃなかったな…。
たまに辛いのもあるし、ピーマンのほうが甘味があるからだと思いますが。
個人的には大人になってかは好きになった食材のひとつです。
ピーマンは子供の頃から母親が網で焼いておかかと醤油をかけたのが大好きだったので特に苦手意識なかったんですけどね。
ピーマンに比べて種がとりにくい分食べにくいというのもあったのかも。
今は種があっても関係なく食べるけど。
焼き鳥屋さんで食べるのも好きだし、和食でもそれ以外でも美味しくいただいてます。
大人になって良かったことのひとつは、食材の美味しさを昔より幅広く受け止められるようなったこと。
「経験値」って面白いなぁと感じます。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第268夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第268夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です。
시마 짱: 정말 갈수록 아버지 닮아가네.
노조미 씨: 그래요?
마스터: 자, 나왔습니다.
마스터: 구운 꽈리고추.
・갈수록 (直訳)行くほどに → 次第に、会うたびに
原作ではここのセリフは「ホント親父さんに似てきたな。」でした。
競馬新聞を読みながら焼酎のオンザロックを飲んでいるのぞみさんに「ホント親父さんに似てきたな。」と声をかける島ちゃん。
「そうですか?」と意外そうなのぞみさんに、マスターが「ハイ、お待ち。」とししとう焼きを出します。
꽈리고추를 먹는 노조미 씨.
시마 짱: 긴 씨도 꼭 그런 식으로 경마 예상하면서 소주 온더록을 마셨지.
마스터: 꽈리고추를 너무 좋아해서, 닭꼬치집에서 꽈리고추만 시키다가 거절당했다고 했어.
노조미 씨: 이 꽈리고추, 어렸을 때는 정말 싫었는데, 요즘 메뉴에 있으면 나도 모르게 꼭 시킨다니까요.
참 신기해.마스터: 긴 씨가 죽은 지 몇 년이나 됐지?
노조미 씨: 한 10년…?시마 짱: 57세였지? 너무 젊은 나이에 갔어….
・닭꼬치집 焼き鳥屋
熱々のししとうを食べながら、お酒を飲む姿をみて、また島ちゃんが「銀ちゃんもそうやって競馬の予想をしながら焼酎ロックで飲んでたよ」と懐かしそうに話します。
マスターも、銀さんがししとうが好きすぎて焼き鳥屋でししとうばかり注文するんで断られたらしいという話をすると、「ししとうなんて子供の頃大嫌いだったけど、この頃あるとつい頼んじゃうの。不思議だよね。」とのぞみさん。
マスターが銀さんが亡くなって何年になるか聞くと「十年かな…。」とのぞみさん。
それを聞いて、島ちゃんが「57だっけ?若すぎるよな…。」と言いますが…。
노조미 씨: 자기 하고 싶은 것 다 하고, 맘대로 살았으니 된 것 아닌가?
마스터: 지금도 생각나. 긴 씨가 노조미 씨 데려온 날.
노주미 씨: 스무 살 생일…. 그 뒤로, 어? 17년?!
(회상)
드르륵♪
마스터: 어서오세요.
시마 짱: 여어, 긴 씨. 새 애인인가?
긴 씨: 딸이에요. 스무 살 돼서 선보이러 왔지.
노조미 씨: 딸인 노조미라고 합니다. 저희 아버지가 늘 신세지고 있죠?
・선보이러 왔지. お披露目に来たんだ、見せに来たんだ。
・선을 보이다 お披露目する
・늘 신세지고 있죠? (直訳)いつもお世話になっていますよね? → いつもお世話になっています。
このニュアンスは‘많이 기다렸죠?(お待たせしました)’と同じ感じです。
のぞみさんは「やりたいことやって、好きに生きたんだからいいんじゃないの。」と素っ気ない感じです。
そこにマスターが「覚えてるよ、銀ちゃんがのぞみちゃん連れてきた日のこと。」というと「二十歳の誕生日…あれから、え?十七年!?」と驚きます。
(回想シーン)
ガラッ♪
マスター「いらっしゃい」
島ちゃん「よう銀さんちゃん、新しい彼女かい?」
銀さん「娘だよ。二十になったんで御披露目してんだよ。」
のぞみさん「娘ののぞみです。父かいつもお世話になってます。」
마스터: 긴 씨한테 이런 미인 따님이 다 있었다니!!
긴 씨: 도쿄대 다녀요. 날 닮아 머리가 좋아서!
(회상 끝)
시마 짱: 긴 씨, 그날 기분이 아주 째졌지.
마스터: 네에.노조미 씨: 그날, 아라키초에서 밥 먹고 3번지랑 골든가 대여섯 집 전전하다가 이 집 다음에는 2번지에 있는 게이바까지 끌려갔어요.
마스터: 미인 딸 자랑하고 싶었던 게지.
노조미 씨: 아뇨. 나 도쿄대 다니는 딸 있다? 대단하지?라며 자랑하고 싶었던 것뿐이에요.
그 양반, 기본적으로 완전 자기밖에 모르니까.노조미 씨: 게다가 그 후에 바로 엄마랑 이혼하고, 애인한테 가버렸죠.
・기분이 째지다 (直訳)気分が裂ける → あまりに嬉しくて笑いがはじける
日本語の直訳だとわるい意味にとれそうですが、これは(あまりに嬉しくて我慢できずに) 口元が裂けるように開く (笑う)みたいな感じです。
日本語版では「上機嫌だったな。」となっています。
・대여섯 집 전전하다가 5,6軒転々として → 5,6軒はしごして
・완전 자기밖에 모르니까 (直訳)完全に自分しか知らないから → 自分しか考えられないから、自己チューだから
日本語版では「超自己チューだから」でした。
マスター「銀ちゃん、こんな美人の娘さんがいたとはね!!」
銀さん「東大行ってんだ。オレに似てアタマいいからサァ!」
(回想終わり)
「銀ちゃん上機嫌だったな。」と懐かしむ島ちゃんに「ああ」と同意するマスター。
のぞみさんが、あの日荒木町で食事して三丁目とゴールデン街を五、六軒はしごして、ここの後は二丁目のゲイバーまで連れていかれたという話をすると、マスターは「美人の娘さん見せびらかしたかったんだろ。」といいますが、「ううん。東大に行ってる娘がいるオレってすごいだろう、って自慢したかったんだと思う。基本的に、あの人超自己チューだから。」と否定します。続けて「それにあの後すぐ母と離婚して愛人のとこ行っちゃったからね。」とも。
노조미 씨: 그래도 아주 조금은 감사하고 있어요. 좋은 가게 알려줘서. 이 집도 그렇지만.
노조미 씨가 꽈리고추를 먹는 씬.
노조미 씨: 매워~~!!
시마 짱: 걸렸구만. 가끔 그런 게 있지, 꽈리고추는.
마스터(마음의소리): 긴 씨는 전직 대형 출판사 만화 편집자인데, 그 무렵엔 독립해서 만화 원작자로 일하고 있었어. 히트작도 있고, 행세깨나 해서 여자들한테도 인기 많았지.
자막: 노조미 씨가 돌아간 뒤.
시마 짱: 옛날엔 긴이랑 노조미, 종종 경마장에서 봤는데. 말은 저렇게 해도 사이는 좋았어.
마스터: 그랬겠죠. 노조미 씨가 원래 긴 씨가 다니던 회사에 들어가 같은 일 하고 있는 걸 보면.
・걸렸구만. (直訳)ひっかかったな。 → 当たったな。
・전직 대형 출판사 元大手出版社
・행세깨나 해서 羽振りがよくて
のぞみさんが「でもホンの少し感謝してる。いいお店教わったから。ここもそうだけど。」といいながら、ししとうをまた食べると…
「辛~~っ!!」
どうやら辛いのにあたったようです。
「当たりだ。たまにあるんだよな、ししとうは」と島ちゃん。
ここでマスターの説明が入ります。
銀さんは元大手出版社のマンガ編集者で、あの頃は独立してマンガ原作者になってた。
ヒット作もあって羽振りもよかったから女にももてたんだそう。
のぞみさんが帰った後、マスターと島ちゃんは話を続けます。
「銀ちゃんとのぞみちゃん、よく競馬場で見かけたもんサ。ああは言っても仲良かったんだよ。」と島ちゃんが懐かしむと、「ああ。のぞみちゃん、銀ちゃんが元いた会社に入って同じ仕事やってんだからな。」とマスター。
のぞみさんも同じ!
ししとうは子供の頃は好きじゃなかったって人が多いかもですね。
それにしても、今回のお話はちょっと羨ましい話でした。
私は父と二人きりで外でお酒を飲んだことなかったのですが、生きてる間に一度くらいはしてみたかったです。
母はあまりお酒を飲まない人なので、居酒屋とかに連れていくのは難しいかもだけど…。
せめて今度は2人でゆっくり外食もいいなと思いました。(たまに帰ると手料理を食べるだけで東京に帰る日がくるので、なかなか叶わないけど)
さて、なんだかんだいいつつ仲良かった銀さんとのぞみさんのようですが、この後の話がどう展開するのかお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう