簡単な会話表現で単語もニュアンスも一緒に覚える
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日は早速本題です。
今回は先生がたまに送ってくれるデータを使ったレッスンのまとめです。
その内容はシンプルで簡単そうなんだけど、「簡単だけど見逃しそうな意味」や「忘れがちな使い方」など、基本を見直すにはありがたいものでもあります。
「こんな意味もあるのか」とか「こんな風にも使えるから」なんて発見もありますしね。
というわけで、今回分の内容をまとめます。
今回は3つの文章から色々教えてもらいました。
【単語:긁다】
意味:皮膚をひっかく、掻く
※同じ表記で他にも意味はありますが、それはあとでちょこっと書きます
類義語:할퀴다
文章①「祖母と孫の会話」
👩: 얘야, 등 좀 긁어 줄래? 손이 안 닿는구나.
👩: 할머니, 저만 부르지 마시고 효자손이라도 하나 사세요.
【気になった単語、表現】
・효자손 孫の手、麻姑
ついつい「おばあちゃんはあなたに掻いてほしいんだよ。でもそれに気づくのはもう少し先かな?」なんて思ってしまう例文でした。
ここの긁다は「皮膚をひっかく」、「掻く」という意味です。
文章②「課長と部下の会話」
👩: 부장님 오늘 왜 저렇게 저기압이셔? 무슨 일 있으셨나?
👨: 누가 부장님 차를 긁고 도망겠다나 봐요. 그래서 화나신 거예요.
【気になった単語、表現】
・저기압 低気圧、機嫌が悪いこと
何度も出てきてる単語です。
逆に機嫌がよい場合でも“고기압”とはいいません。
日本語でもこういうのありますね。
ここの긁다は「掻く」という意味です。
文章③「友達同士の会話」
👨: 미 달러가 기축통화이기 때문에 미국 경제가 어려워도 달러 값이 올라가는 거야.
👨: 이제야 이해가 되는군. 가려운 데를 시원하게 긁어주는 명쾌한 답인걸.
【気になった単語、表現】
・미 달러[미 딸러] 米ドル
▼おまけ
・원화 ウォン貨
・엔저 円安
・엔고 円高
・미화가 오르다 ドル高になる
・엔화[에놔]가 오르다 円高になる
・체감물가 (直訳)体感物価 → 自分に関して関係する物価
・기축통화 基軸通貨
・이제야 이해가 되는군. やっと分かったよ。やっと理解できたよ。
・가려운 데를 시원하게 긁어주는 명쾌한 답인걸. 痒いところに手が届く明解な答えだよ。
→ 分かりやすい答えだよ。的確な答えだよ。スッキリする答えだよ。
ここの긁다は「皮膚をひっかく」、「掻く」という意味です。
【긁다】にまつわる表現あれこれ
※上の例文の所と重複もあり
例文
・머리를 긁다 頭をかく
・머리를 박박 긁다 頭をがりがり搔く
・되동쓰를 긁다 後頭部をかく
・바가지를 긁다 (直訳)ひょうたんを掻く → (奥さんが旦那さんに)愚痴をこぼす、不平を鳴らす、がみがみ小言こごとをいう
・아내는 내가 집에 들어가면 바가지를 긁습니다. 妻は僕が家に帰りさえすれば小言をいいます。
▼おまけ
・바가지를 씌우다 ぶったくる、ぼる、鴨にされる
・카드를 긁다 カードで払う、クレジットカードを使う = 카드를 쓰다
・머리카락에서 엉킨 데를 빗으로 긁어내다. 髪の毛からもつれを櫛ですき取る。
・긁으면 흉터 생겨. かいたら傷つくよ。
・긁힌 상처 ひっかき傷
・얼굴을 긁히다 顔をひっかかれる
・범퍼를 긁혔다. バンパーをこすった!
“바가지를 긁다”がなぜ「(奥さんの)の愚痴」になるのかというと…。
昔、コレラがはやった時に病魔を追い払うためひょうたんをがりがり引っ掻きました。
「奥さんの愚痴」は、そのときに出る「聞きたくないいやな音」と同じ…というのがこの語源だとか。
語源から知るとより覚えやすくなりますね。
【긁다】の発音は要注意!
バッチムを見たら分かると思いますが긁다は発音がややこしい単語の一つです。
긁다[극따]
긁고[글꼬]
긁는[긍는]
긁지[극찌]
읽다[익따]なども似た感じなのでバッチムが同じかたちのものは要注意です!
▼긁다に関連して
“긁다”には、「こそげる、削り取る」、「(熊手などで)寄せ集める、かき集める」、「(他人などを)ひどくけなす、こき下ろす」、「(感情、気分などを)刺激する、じらす、そこねる」、「絞りとる」という意味もあります。
【例文】
・구두 밑창의 흙을 긁어 내다 靴底の土を削り取る
・조기의 비늘을 긁다 イシモチの鱗を取る
・밥 먹을 때 숟가락으로 밥그릇 긁는 소리를 내서는 안 된다. ご飯を食べる時、スプーンで御飯茶碗を掻く音をだしてはいけない。
・갈퀴로 낙엽을 긁어 모으다 熊手で落ち葉をかき集める
・낙엽을 긁어모아 모닥불을 피웠다. 落ち葉をかき集めて焚火をした。
・헛다리를 긁다 見当違いになる
・남을 긁다 他人をこき下ろす
・오장을 긁다 (直訳)五臓を擽る → 人の気分を損ねる、怒らせる
・얼마 남지 않는 돈까지 모조리 긁어 갔다. いくらも残っていない金まですっかり取り上げていった。
【긁다と할퀴다の違いと使い分け】
・긁다 上記の通り
・할퀴다 ひっかく、かいて傷つける
“긁다”は色んな意味がありますが、基本的な意味としては、比較的するどく強い先端や刃をもつ物を使って他の物の表面を強くこする感じです。
“할퀴다”の基本的な意味は、主に動物が手足の爪で他の動物の皮膚に多少深い傷を負わせるという意味になります。
二つの相違点としては、“긁다”が「ひっかく」という動作を何度も繰り返すというニュアンスが含まれているのに対して、“할퀴다”にはそのニュアンスはないところです。
【긁다の例文】
・머리를 긁는 게 내 버릇이다. 頭を掻くのが僕の癖だ。
・등을 좀 긁고 줘. 背中をちょっと掻いてくれ。
・가려운 데를 긁어 준다. (直訳)痒いところを掻いてくれる。 → 痒いところに手が届く。
【할퀴다の例文】
・고양이가 날카로운 발톱으로 내 손등을 할퀴어 가벼운 상처를 내고 말았다. 猫が鋭い爪で私の手の甲を引っ掻いてちょっと傷ができてしまった。
・게 새끼는 집고 고양이 새끼는 할퀸다. (直訳)カニの子は挟み、猫の子はひっかく → 本性は隠せないものだ。
細かいですが、ニュアンスがことなるので違いに注意して使い分けてくださいね!
それぞれ例文の文章だけ読むと簡単なんですが、単語の細かい意味とか似た意味の単語と比較すると面白いですね。
では、短いですが今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次の更新でお会いしましょう