好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
皆様、連休楽しんでますか?
私は休日出勤は多少ですんだので、毎日ダラダラ、お風呂は長めにデトックス三昧でリフレッシュしております!
記憶に残る思い出作りを楽しんでいる人も、特に変わらない毎日を過ごしている人も、笑顔が増えるGWでありますように!
それでは今回も、早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
けっこう前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回も第280夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は대파 치즈구이
・대파 長ネギ
・치즈구이 チーズ焼き
日本語だと「長ネギのチーズ焼き」です。
今回も前作のお話に引き続き、原題そのまんまですね。
深谷ねぎ…。
イメージ的に下仁田ネギと同じ感覚だったんです、今回改めて調べたら結構違ってました!
【深谷ねぎ】
深谷ねぎは、埼玉県深谷市周辺で栽培される長ネギの総称です。
春、夏、秋冬の年3回収穫されますが、秋冬ネギの代名詞として知られています。
その特徴は、太いだけでなく、繊維のキメが細かい、糖度が高い、白い部分が長いなど。
特に糖度は10~15度と、ナシやスイカなどのフルーツと同じくらいだそう!
明治時代から栽培がはじめられ、今では深谷市のネギ生産量は日本一となっています。
【下仁田ネギ】
下仁田ネギは、群馬県下仁田町の特産品として栽培される長ネギの品種です。
草丈は15~20cm、直径4~5cmと丈が短く、太くてずんぐりとした姿が特徴。
ミューシンと呼ばれるタンパク質や硫化アリルが、他のネギに比べて3倍多く含まれています。
硫化アリルの含有量が多いことから、生食にすると強い辛みがありますが、熱を通すと短時間で柔らかくなり、深い甘みがあります。
江戸時代から栽培され、大名や旗本に珍重されていたことから、「殿様ネギ」とも呼ばれます。
▼おまけでこちらも
【リーキ(西洋ネギ)】
リーキは、西洋ネギとも呼ばれる、地中海沿岸が原産の野菜です。
見た目は下仁田ねぎのように太いのですが、葉っぱが硬く、平べったい形をしていることが特徴です。粘り気のある食感をしており、香味野菜として蒸し煮やオーブン料理に加えて利用されます。
【曲がりねぎ】
よく出回るまっすぐなネギと違い、根元から大きく弓型に曲がっているネギが、「曲がりネギ」です。栃木県や仙台、福島などで栽培されています。
これらの地域は、土の層が浅かったり、地下水位が高かったりと、もともとネギ作りには適していませんでしたが、そんな土壌を活かしてネギ作りをしたことがこの独特の形を生みました。
辛みや香りが強く、加熱すると深い甘みとコクがあることが特徴です。
生命力の強さを感じずにはいられない姿ですが、その姿だけでなく、味も生でも熱を通しても個性が強そうですね!
【平田赤ネギ】
山形県酒田市で栽培されている伝統野菜。根元が鮮やかな赤い色をしていて、生だと辛みがありますが、加熱すると甘みが出てきます。
ネギには根元の白い部分が長い「根深ネギ(白ネギ・長ネギ)」と、青い部分が長い「葉ネギ(青ネギ)」があり、関東では主に根深ネギ、関西では葉ネギが主流です。
今回ご紹介している太いネギは全部「根深ネギ」と呼ばれるネギたちです。
根深ネギは、関東の需要が大きく千葉県や埼玉県、茨城県で多く生産されています。
★特徴★
冬になると甘みが増し、加熱するとトロっとしてさらに甘くなります。
逆に今からの季節は薬味などで重宝する「葉ネギ」を使うことが多そうですね。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第280夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第280夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
자막: 일주일 후―.
(붉은 뺨과 하얀 입김을 내쉬으며 가게에 온 미나 씨와 시오리 씨.)
미나 씨: 자, 여기 선물이요.
마스터: 후카야 대파? 고마워요. 집에들 다녀오셨나?
(뜨거운 김이 나는 대파 치즈구이의 그림)
미나 씨: 엄마가 할 얘기 있다고, 우리 네 자매를 다 소집했어요. 그러더니,
시오리 씨: 아빠랑 이혼하기로 했다는 것 있죠?
・ここで気になった単語や表現はなし!
一週間後―。
赤い頬に白い息を吐きながらお店にやってきた三奈さんと詩織さん。
「ハイ、これ、お土産。」と三奈さんが袋を渡すと中を見て「深谷ネギかい?ありがとう、帰ってたのかい?」とマスター。
熱々の深谷ネギのチーズ焼きがテーブルに出た頃、二人が話し出します。
三奈さん「母さんが話があるからって、四姉妹集められたの。そしたら、」
詩織さん「父さんと離婚することにしたからって。」
중 씨: 요즘 유행하는 황혼 이혼인가?
미나 씨: 큰 언니가 갑자기 왜 이러냐고 물었더니,
시오리 씨: 엄마한테 좋아하는 사람이 생겼다고….
마스터: 어머님, 연세가 어떻게 되시는데요?
시오리 씨: 쉰아홉인가….
아빤 이제껏 멋대로 산 죄가 있어서, ‘나도 내 맘대로 좀 살자’ 라는 엄마 말에 찍소리도 못 했대요.
미나 씨: 자업자득이지. …그보다 엄마한테 애인이 있었다는 사실이 더 쇼크야.
중 씨: 그 애인은 어떤 사람인가?
시오리 씨: 조기 퇴직하고 도예교실 하고 있대요.
거기서 알게 됐다나 봐요.
・황혼 이혼 熟年離婚
・쉰아홉 59(歳)
・멋대로 산 죄 勝手に生きた罪
日本語版では後の“있어서”も含めて「好き勝手やってきたから」でした。
・찍소리도 못 하다 ぐうの音(文句)もでない
・조기 퇴직하다 早期退職する
・도예교실 陶芸教室
忠さん「今、流行りの熟年離婚かい。」
三奈さん「長女(ねえさん)が急にどうしてって聞いたら、」
詩織さん「母さん、好きな人ができちゃったって……」
マスター「お母さん、いくつだい?」
詩織さん「五十九かな……。父さん、今まで好き勝手やってきたら、母さんに「私も好きにさせて」って言われて一言もなかったみたい。」
三奈さん「自業自得よ。……それより、母さんに彼氏がいたことのほうがショックよ。」
忠さん「彼氏ってどんな人なんだろう?」
詩織さん「早期退職して陶芸教室やってんだって。そこで知り合ったって言ってた。」
なかなかに突然の展開です。
마스터: 근데 과감한 결단을 내리셨네, 어머님.
전업주부 셨잖아요?
미나 씨: 연말에 복권에 당첨됐나 봐요. 얼마인지는 말을 안 하지만.
시오리 씨: 사람은 돈 있으면 강해지지.
마스터(마음의소리): 두 자매가 아버지를 데려온 적이 있다.
이혼한뒤, 완전히 기운이 빠져버린 아버지를 격려해주려고 도쿄로 불러 식사 모임을 가졌다고 한다.
미나 씨: 마스터, 저희 아버지예요.
아버지: 안녕하세요.
마스터: 어서오세요.
시오리 씨: 마스터, 이거 선물이에요. 우리 아빠의 대나무 잠자리.
마스터: 고마워요.
・과감한 결단 果敢な決断
日本語版では“과감한 결단을 내리셨네,”で「思いきったな。」でした。
・전업주부 専業主婦
マスター「しかし思いきったな、お母さん。専業主婦だったんだろ?」
三奈さん「年末、宝くじが当たったみたい、いくらか言わないけど。」
詩織さん「お金持ってると強いわよ。」
(マスター説明)
姉妹が親父さんを連れてきたことがある。
離婚のあと、すっかり元気のなくなった親父さんを励まそうと、東京に呼んで食事会をしたそうだ。
(お店に三奈さん、髪を切った詩織さんとお父さんがやってきた)
三奈さん「マスター、父です。」
マスター「いらっしゃい。」
詩織さん「マスターこれあげる、父さんの竹とんぼ。」
マスター「ありがとう。」
(그 자리에서 대나무 잠자리를 날리는 마스터)
(그것을 보고 있는 아버지)
아버지: ………….
(빙글빙글 돌고 돌아오는 대나무 잠자리)
마스터: 정말이네. 돌아오는구나.
아버지: 대나무 잠자리는 돌아오지만…
떠난 마누라는 안 돌아오지…
마스터(독자를 향해): 일주일 후, 아버님은 몸 상태가 안 좋아져 입원했어.
검사해 봤더니 여기저기가 고장 나 결국 반년 가까이 입원했을걸, 아마?
그동안 자매들은 매주 병문안하러 집에 내려갔고.
자막: 반년 후―.
・ここで気になった単語や表現はなし!
その場で竹とんぼを飛ばすマスター。
それを無言で見ているお父さん。
くるくると回って帰ってくる竹とんぼに「ホントだ、帰ってくるな。」とマスターは楽しそうです。
しかしお父さんは「竹とんぼは帰ってくるけど、出てった女房は帰らないんだよね……。」
(マスターが読者に向けて)
マスター「一週間後、親父さんは体調崩して入院する。
調べたらあちこちガタがきてて、結局半年近く入院してたんじゃないかな。
その間、姉妹は毎週のように見舞いに帰ってたよ。」
半年後―。
마스터: 아버님은 건강해지셨나?
미나 씨: 건강한 정도가 아니에요. 입원해있는 동안 애인까지 만들고.
시오리 씨: 25살 어린 간호사.
중 씨: 선수시구만? 아버님.
미나 씨: 그 여자, 싱글 맘인데 6살짜리 아들도 있어요.
시오리 씨: 뭐 어때? 아빠도 건강해지셨고, 싸움 날 정도로 유산이 있는 것도 아닌데.
미나 씨: 그렇긴 하지만….
마스터(독자를 향해): 그 해 연말, 네 자매가 한데 모였다.
후카야에서 큰딸과 둘째딸이 올라와 신주쿠에서 송년회를 가졌다고 한다.
아버지는 12월 초에 애인과 혼인신고를 했다고 한다.
・선수시구만? (直訳)プロですね? → やるなぁ。
これには尊敬の意味も含まれています。
日本語版でも「やるね。」でした。
マスター「親父さん、元気になったかい?」
三奈さん「元気も元気。入院中、ちゃっかり彼女まで作ってんの。」
詩織さん「二十五歳年下の看護師さん。」
忠さん「やるね、親父さん。」
三奈さんは「それがサ、シングルマザーで六歳の男の子がいるのよ。」と不満そう。
詩織さん「いいじゃない、父さん元気になったんだし、もめるほど遺産があるわけじゃないんだから。」
三奈さん「そうだけどサ……。」
(マスター説明)
その年の暮れ、四姉妹が勢ぞろいした。
深谷から長女と次女(お姉さんたち)が出てきて新宿で忘年会やったそうだ。
親父さん、十二月の初め彼女と籍を入れたんだってサ。
(밥집에 모인 네 자매)
둘째딸: 저번에 언니랑 아빠 집에 찾아갔는데,
(남자아이와 대나무 잠자리를 날리는 아버지)
둘째딸: 뒤쪽 자재 하치장에서 그 여자 아들이랑 대나무 잠자리 날리고 있더라?
(그 광경을 본 큰딸과 둘째딸)
둘째딸: 아빠, 되게 좋아하시는 것 있지…?
(밥집에서)
큰딸: 아빠는 아들이 갖고 싶었던 거야.
시오리 씨: 맞아….
・뒤쪽 자재 하치장 裏の資材置場
・하치장 積み降ろす場所、貨物置場、ごみ捨て場
(めしやにて)
次女「この前姉さんと、父さんとこ行ったらサ、」
(お父さんと男の子が竹とんぼで遊ぶ様子)
次女「裏の資材置き場で男の子と、竹とんぼ飛ばしてたの。」
(見守る長女と次女の様子)
次女「父さんすごくうれしそうでサ……。」
(めしやにて)
長女「父さん、男の子が欲しかったんだろうね。」
詩織さん「でしょうね……。」
今回は前回短めだった分、1ページ近く多かったですね。
結果的にハッピーエンドといっていいのかな?
娘たちにとっては両親の離婚(&再婚)は複雑な思いもあるかもですけどね。
でも家族が幸せなら、それで人様に迷惑かけてないならやはり世間体とか気にせず素直になるのが一番いいんじゃないかなと思います。
といいつつ、もし実家で一人で暮らしてる母親が再婚すると言い出したら、最初は心配するかも…。
身内を本当に大切に思ってくれてる人なら…。
やはりお相手次第ってことですかね。
まぁ、人生は自分で心から笑える環境を作れるかどうかだと思うので、我慢して無理してネガティブでいるより新しい環境を楽しめるならそれが一番です。
さてさて、あと一話で20巻も終わりですが、最後までお楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう