안녕하세요?
oulmoon입니다.
十年に一度の寒波で、各地で被害が出ていますね。
私は幸いにもこれといって被害はなかったけど、久々に「さっむっ!!!」と心底思うほどの寒さで驚きました。
大雪が降ったときとはまた違う寒さというか…。
雪に濡れて体がどんどん冷えてくる時も寒いけど、風が吹く切るように強くて寒くて…。
これはこれできつかったです。
冬が寒いのは仕方ないけど、被害的なものも含めてこれ以上きついのは嫌だなぁ…。(物価も上がってることだし)
簡単な会話表現で単語もニュアンスも一緒に覚える
ではでは、本題です。
今回は先生がたまに送ってくれるデータを使ったレッスンのまとめです。
その内容はシンプルで簡単そうなんだけど、「簡単だけど見逃しそうな意味」や「忘れがちな使い方」など、基本を見直すにはありがたいものでもあります。
「こんな意味もあるのか」とか「こんな風にも使えるから」なんて発見もありますしね。
というわけで、今回分の内容をまとめます。
今回は3つの文章から色々教えてもらいました。
【単語:갚다】
意味:人に借りたものを返す、報いる
類義語:돌려주다、되돌려주다、보답하다、되갚다、반환하다
文章①「知人同士の会話」
👩: 뉴스를 보니까 스키장에서 조난당한 관광객을 구조했는데, 수색 비용을 안 내겠다고 했다네요.
👨: 은혜를 원수로 갚는 그런 몰상식한 사람도 있군요.
【気になった単語、表現】
・조난당하다 遭難する
・은혜 恩恵、恩、御恩
・원수 仇、敵、仇敵
・은혜를 원수로 갚다 恩を仇で返す
韓国でもそのまま使う表現だそうです。
・몰상식하다 (直訳)没常識する → 非常識だ
モラルや品位がないという意味で、日本の「非常識だ」はこれに当たります。
ちなみに、漢字語だと「非常識だ」は以下の単語になりますが、こちらはニュアンスが違います。▼
・비상식적이다 ナンセンスだ
ここの갚다は「返す、報いる」という意味です。
文章②「友達同士の会話」
👨: 한 달 동안 밀렸던 DVD 대여금을 안 갚았더니 대여불가등급이 돼 버렸어.
👨: 그러게 진작 반납하라고 했지.
【気になった単語、表現】
・대여불가등급 貸与(レンタル)不可等級
「ブラックリスト」みたいな感じだそう。
字からもわかるように、「こいつには貸しちゃダメ」ってレベルの等級なんでしょうね。
・진작 もう少し早く、とうに、とっくに、前もって
ここの갚다は「返す」という意味です。
文章③「親友同士の会話」
👨: 너, 돈 좀 빌려 줄래? 기일 내에 은행 빚을 갚을 수가 없거든.
👨: 너, 다람쥐 쳇바퀴처럼 살다가는 결국엔 망한다.
【気になった単語、表現】
・기일 내에 期日内に
・다람쥐 りす
・쳇바퀴 回し車
・다람쥐 쳇바퀴처럼 살다가는 결국엔 망한다. (直訳)リスの回し車のように生きていたら結局は滅びる。 → 同じことを繰り返していると結局はダメになる(破綻する)ぞ。
ここの갚다は「返す」という意味です。
【갚다】にまつわる表現あれこれ
※上の例文の所と重複もあり
※興味深かったので、되갚다の例文も載せてます。
・돈을 갚다 お金を返す、お金を返済する
・빚을 갚다 借りを返す、借金を返す、借金を返済する
・원수를 갚다 仇を取る
・은혜를 갚다 恩を返す、借りを返す、恩返しをする
・은혜를 원수로 갚다 恩を仇で返す
・세 배로 갚다. 3倍にして返す。
・도움을 받았으면 언젠가 반드시 갚아야 합니다. 助けを受けたらいつか必ず返さなければなりません。
・신세를 갚다. 世話になった恩を返す。
・되갚다 見返す、報いる、返り討ち
・배로 되갚다. 倍返しだ。
・치욕을 되갚다. 屈辱を返す。
・반드시 성공해서 되갚아 주겠다. 必ず成功して、見返してやる。
・당하면 되갚아준다. やられたらやり返す。
・은혜를 되갚다. 恩を報いる。
結構面白い表現や使いやすい表現がありますね。
何度も繰り返して、自然に口からでるようにしておくといいですね。
【갚다の돌려주다違い】
갚다も돌려주다も、上の「類義語」にもあるようにどちらも「返す」なのですが、使えるパターンが異なります。
・갚다 (借りたものの対価を)返す
・돌려주다 (借りたものをそのまま)返す(返してあげる)
돌려주다の原形は「돌리다(返す)」です。
①返すものが等価値のものか、同一のものかという違い
「갚다」は、借りたものと同等な価値のものか
それに見合うものを返すときに使います。
一方、「돌려주다」は、借りたもの自体を返すときに使います。
例えば本を借りて、その本を返す場合は“돌려주다”、紛失し弁償する場合は“갚다”です。
【例】
・빌린 책을 도서관에 돌려주다. 借りた本を図書館に返す。
ただし、例外もあります。
それが「お金を返す」場合です。
借りた紙幣や貨幣それそのものを返すわけではないのですが、お金の場合は「돌려주다」を使えます。
【例】
・빌린 돈을 갚다/돌려주다. 借りたお金を返す。
②返すものが、精神的なものか否か
「恩に報いる」とか「恨みを晴らす」などの場合は、「갚다」を使い、「돌려주다」は使うことができません。
【例】
・받은 은혜를 잊지 않고 갚다. 受けた恩を忘れずに返す。
ちなみに、類義語にある「반납하다」は「レンタルしたものを返す、返却する」という意味があります。
固有語の돌려주다に比べ、漢字語なので丁寧、固いニュアンス、告知、案内などでよく使われます。
【おまけ】
「갚다」の「돌려주다」の違いは、それぞれの反対語で考えると分かりやすいです。
갚다(金や米などを返す) ⇔ 꾸다(金品などを借りる)
上にも書きましたが、借りたお金そのものを返すわけにはいきませんよね。
また、갚다には「返済する」という意味も含まれています。
それらから考えても、
借りたものそのものではない → 形が変わった物でもいい(=同等の価値のあるもので返せばいい)
ということになります。
そういう意味でいうと、お金以外にも食べ物や形はない精神的なものを返すのは갚다を使うというとも分かりやすいと思います。
돌려주다(返す) ⇔ 빌리다(借りる)
借りたものをそのままの状態で返すということ。
そのため、一般的に使われるのはこれが多いですね。
似たような単語の違いを考えるときは、今回みたいに何を対象にしているかとか、反対語のニュアンスから判断するのもありです!
それぞれ例文の文章だけ読むと簡単なんですが、単語の細かい意味とか似た意味の単語と比較すると面白いですね。
では、短めですが、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次の更新でお会いしましょう