好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日は、早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)20」!
少し前に19巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第271夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も부추전
・부추 にら
・ 전 朝鮮料理の一つ。薄切りしたり微塵切りしたりした魚、肉、野菜などに味付けをした後、小麦粉をまぶして油で焼いたもの。
日本語だと「ニラチヂミ」です。
前回、부침개の中に전が含まれる的な話を少ししましたが、ネットにも出てました。
ジョン(Wikipedia) → ★
チヂミ(Wikipedia) → ★
大阪のお好み焼きも부침개にはいる感じですね。
むこうでも“오코노미야키”と日本語で浸透してるとは思いますが…。
広島のお好み焼きは混ぜるわけではないので少し違うかなぁ…。
あっちは薄い記事で蓋をする感じですからね。
まぁ、日本でも韓国でもそこまでこだわってなければチヂミのことは「韓国式お好み焼き」って表記されたり、お好み焼きのことも「大阪」「広島」で分けたりしませんもんね。
必要な時だけ使い分ければいいのかもしれませんね。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第271夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第271夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
이하라 씨: 저 친구, 욘사마 닮았네요?
사야카 씨: ………….
마유미 짱: 잠시 더빙된 한류 드라마 보는 줄 알았어요.
마스터: ………….
자막: 그날, 이하라 씨와 피앙세 사야카 씨는 둘이서 사이좋게 부추전을 먹었다.
사야카 씨 입맛에 맞았는지, 다음 날 사야카 씨가 혼자서 찾아왔다.
드르륵♪
(사야카 씨가 가게 들어온다)
마스터: 어서오세요.
사야카 씨: 잘 먹겠습니다.
(갓 부쳐낸 부추전을 들어올린 씬)
사야카 씨: 어렸을 때, 준노스케네 집에 놀러 가면 할머니가 종종 부추전을 부쳐주셨어요.
・저 친구, あのこ、あの人、(ここでは)彼
この表現は、淳之介さんが井原さんより年下でその場にいないから使われています。
・잠시 더빙된 ちょっと(一瞬)吹き替えの
・더빙 ダビング、アテレコ、吹き替え
(前回、ニラチヂミが大好きな淳之介さんは偶然めしやに入ってきたカップルの女性を人違いしてしまいます。彼がそのことを謝ってお店を出た後…。)
井原さんは「彼、ヨン様に似てたね。」と気にもとめていないようですが、サヤカさんは無言で何かを考えているようです。
まゆみちゃんの「ちょっと吹き替えの韓流ドラマ観てるみたいだったわ。」という台詞に、これまたマスターも無言で何かを考えているよう。
その日、井原さんとフィアンセのサヤカさんは2人で仲良くニラチヂミを食べていました。
サヤカさんの口にあったようで、翌日サヤカさんが1人でお店にきます。
そして、ニラチヂミを食べながら「子供の頃淳之介くん家に遊びに行くと、おばあちゃんがよくニラチヂミ焼いてくれたの。」と言うではないですか。
마유미 짱: 네엣?!
(놀란 마스터와 마유미 짱)
사야카 씨: 요코하마로 나와 엄마가 재혼할 때, 이름도 같이 바꿨거든요….
마유미 짱: 그럼 준노스케 씨가 말한 그녀와
마스터: 동일 인물?!
사야카 씨: 네. 그 사실을 아직 이하라 찌한테는 알리지 못해서….
저어, 이거 혹시 준노스케 오면 전해주실 수 없을까요?
(편지를 꺼낸 사야카 씨)
자막: 그녀가 돌아간 뒤―.
마유미 짱: 왠지 한류 드라마 같은 전개가 펼쳐지기 시작하네? 기대된다!!
마스터: ………….
「え?!」と驚く、マスターとお店にきていたまゆみちゃん。
続けてサヤカさんは「横浜に出てきて母が再婚する時、名前もいっしょに変えたんだよね…。」と言います。
まゆみちゃん「じゃ、淳之介くんの言ってた彼女と」
マスター「同一人物?!」
サヤカさんは「そ。そのこと、まだ井原さんに言ってなくて…。あの、これ淳之介くん来たら渡してもらえませんか。」と答えつつ、1通の手紙をマスターに渡します。
彼女が帰った後―
まゆみちゃんは「なんだか韓流ドラマっぽい展開になってきたわね、楽しみ!!」なんて笑顔ですが、マスターは無言で手紙を見つめます。
자막: 2주일 후―.
마스터: 이거, 사야카 씨가 전해 달라고.
그 다음날 들고 찾아왔어요.
(편지를 꺼낸 마스터)
준노스케 씨: ?!
(놀란 준노스케 씨)
준노스케 씨: …역시 요시미였군요.
…요시미하곤 소꿉친구였는데, 중학교 들어가면서 자연스럽게 사귀게 되었어요.
서로 계속 좋아했거든요.
마유미 짱: 드라마라면 여기서 회상 장면 들어갔을 텐데!!
준노스케 씨: 그런데 중학교 3학년 때, 요시미네 아버지가 운영하던 회사가 도산했고….
마스터(마음의소리): 그 직후 아버지가 쓰러져 그대로 돌아가시자, 요시미 모녀는 거의 야반도주하다시피 이세사키(군마 현)를 떠났다고.
그 후, 요시미로부터 편지가 한 통 날아오고 끝이었다고 한다.
・소꿉친구 幼馴染み
・야반도주 夜逃げ
・-다시피 ~同然に、~のように、~とおり
・편지가 한 통 날아오고 (直訳)手紙が一通飛んできて → 手紙が一通届いて
日本語版ではその後ろ表現もあわせて「手紙が一通きたきりだった。」となっています。
私だったら単純に‘편지 한 통 왔을 뿐이였다.’とかしちゃいそうだけど、実際に訳された表現とは印象が変わりますね。
二週間後―。
マスターが「これサヤカさんから。あの日の翌日持ってきたんだ。」と手紙を渡すと、淳之介さんは驚きます。
しかし、手紙を読んで「…やっぱりヨシミちゃんだったんだ。」
「…ヨシミちゃんとは幼馴染みで、中学に入った頃から自然に付き合うようになったんだ。お互いずっと好きだったから。」と教えてくれます。
ここで「ドラマならここで回想シーンが入るところね!!」とまゆみちゃん。
淳之介さんは「でも中学三年の時、ヨシミちゃんのお父さんのやってた会社が倒産して…」とさらに続けます。
その直後、お父さんは倒れてそのまま亡くなりました。
ヨシミちゃん母子は夜逃げ同然に伊勢崎(群馬県)から出てったそうです。
その後、ヨシミちゃんから手紙が1通きたきりだったそう。
마스터(마음의소리): 그 이튿날, 편지에 적혀있던 그녀의 휴대폰으로 연락해 토요일에 만나기로 약속했는데, 당일 만나기로 한 시간이 되고도 그녀는 끝내 약속장소에 나타나지 않았다.
자막: 그날 밤―
준노스케 씨: 1시간 정도 있다가 그녀한테서 전화가 왔어요. 약혼자인 이하라 씨가 갑자기 입원하게 돼서 못 온다고.
마스터: 네엣?!
준노스케 씨: 돌진해온 폭주차량으로부터 그녀를 지키려다가 이하라 씨가 크게 다쳤대요.
추우 씨: 다친 건 안됐지만… 엄청 진부한 전개구만.
마유미 짱: 드디어 한류 드라마처럼 변해가기 시작하네요. 다음우 어떻게 되려나?
・돌진해온 突進してきた、突っ込んできた
・폭주차량 暴走車両、暴走車
・진부하다 陳腐だ
日本語版では「ベタだ」となっていました。
翌日、手紙に書いてあった彼女の携帯に連絡して土曜日に会う約束をしましたが、当時、約束の時間になっても約束の時間になっても彼女は待ち合わせ場所に現れませんでした。
(日本語版ではここでは時間は書かれていませんでしたが、韓国語版では「1時間過ぎても」という表現になっていますね。後に続く文章を分かりやすくするためかな🤔)
その夜―
めしやにやってきた淳之介さんは「一時間くらいして彼女から電話があったんだ。婚約者の井原さんが緊急入院したから行かれなくなったって。」と話し始めます。
「えっ!?」と驚くマスターに「突っ込んできた暴走車から彼女を守ろうとして井原さんが大ケガしたらしい。」と伝える淳之介さん。
それに対して、忠さんは「ケガしたのは気の毒だけど…またベタな展開だな。これで記憶喪失になったりしてな。」、まゆみちゃんは「いよいよ韓流ドラマっぽくなってきたわね。次どうなるのかしら。」とドラマ感覚で感想を言っています。
(병원에서 이하라씨에게 달라붙어 걷는 사야카씨 모습)
(그걸 뒤에서 바라보는 준노스케 씨 모습)
마스터(마음의소리): 퇴원하고 두 달 후, 이하라 씨와 사야카 씨는 성대한 결혼식을 올렸다고 한다.
마유미 짱: 한류 드라마라면 이런 식으로 안 끝나지.
아무리 상대가 부자여도.
추우 씨 : 이런 게 현실이야. 근데 준노스케 씨는 어떻게 지내고 있나?
마스터: 설계 아무소 관두고 뉴욕으로 떠나려고 했는데, 허릴 삐끗해서 자탁에서 요양 중이래요.
마유미 짱: 뭐야,그게~? 사랑에 패한 남자는 당연히 뉴욕으로 떠나야지!!
추우 씨: 삶이 드라마처럼은 안 된다니까.
・허릴 삐끗해서 腰がギクッとして → ぎっくり腰になって
・허릴 삐끗하다 ぎっくり腰になる
病院で井原さんに寄り添って歩くサヤカさん。
それを木陰から見つめる淳之介さん。
退院して2ヶ月後、井原さんとサヤカさんは盛大な結婚式を挙げたそうです。
「韓流ドラマならこの終わり方はないわよ。いくら相手が金持ちだからってさ。」とニラチヂミを食べながら不満そうなまゆみちゃん。
忠さんは現実的に「それが現実なんだよ。ところで淳之介くんどうしてんだい?」と聞きます。
そして、マスターの「設計事務所辞めてニューヨークに旅立つ予定が、ぎっくり腰になっちまって自宅療養中だほうだ。」という話に「なにそれ?恋に破れた男はニューヨークに旅立たなきゃ!!」とますますがっかりのまゆみちゃん。
それに対して「ドラマみたいにゃいかねぇんだって。」と分かったような顔をしている忠さんなのでした。
さすが「深夜食堂」。
現実は小説より奇なりとはいいますが、現実的なラストでしたね。
でも個人的には、サヤカさんは身を呈して守ってくれた井原さんに対して愛を貫いたんだと思いました。
違うかなぁ。
まぁ、学生の頃にあんな別れ方をして再会したら、思いが残ってしまう気持ちも分かりますけどね。
若かりし頃の淡い思い出って美化しやすいし。
淳之介さんはぎっくり腰がなおっても、ニラチヂミを食べる度にまたサヤカさんのことを思い出すのかなぁ。
時間と共に素敵な出会いで塗り替えられるといいなぁと思います。
あくまで漫画ですけども(笑)
これを読んでいたらニラチヂミを食べたくなりました。
レッスンの帰りに、新大久保に寄っていこうかな。
エアコンがあるとはいえ、暑くてさっぱりしたものばかり食べたくなる季節ではありますが、次回もきっと食欲そそられるお話が出てくると思います。
お楽しみに!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう