韓国語を学びながら、日本の面白さも再認識する
안녕하세요?
oulmoon입니다.
少し前に、ずっと使っていたEBSラジオ「楽しい日本語」の私が持っていたテキストを読み終わりましたよね。
次は何か他のものを探さないとと思っていましたが、先生から「自分が日本のことを勉強するのに使ったテキストを使いましょうか?」とご提案いただきました!
早速、今回からレッスンのまとめを載せていこうと思います!
これまでの「楽しい日本語」同様、日本語を勉強している韓国人のために作られたテキストなので、今更な内容だったり、ニュアンスが違うこともあるかもしれませんが…
新しい発見もあると思うので、楽しみながら進めていきます。
ちなみに、先生から画像を送っていただいて使用しているので、ちょっと見にくい部分もあると思いますがお許しくださいませ!
では、今回は不動産をテーマにした内容です。
メインテーマ「日本の不動産について」
チェックした単語あれこれ
・체납하다 滞納する
・대비하다 準備する、整える
・빼다 ひく、取り出す、とる、除く、除外する
・험하다 荒々しい、見苦しい、険しい
・험하게 (ここでは)ぞんざいに、雑に
・신랍하다 前納する、予納する
内容的にはそんなに難しくないですよね?
でも、韓国と日本では賃貸時のシステムが異なるので、私たちが韓国人の方に説明するときなどに使える内容ですね。
先生も「敷金・礼金」など初めて聞く単語やシステムが多くて、最初は戸惑われたそうです。
ちなみに、韓国でも「謝礼金(사례금)」という単語はありますが、使うのは主に「落とし物や探し人が見つかったときなどにはらう時のお金」に対してだそうです。
どんな意味?「이사」
今回から使用するテキストの中に、「いちごちゃん」という日本人の幼い女の子の日記が出てきます。
元々は日本語で書かれた日記を韓国語に訳してあるのですが、使われている文字はかわいいし(読みにくいけど)、内容もクスリと笑ってしまうものでした。
でも単語などチェックが必要なものもあるし、日本語特有の表現を韓国語にしたりしているので、こちらも楽しみながら読んでみてくださいませ!
チェックした単語あれこれ
・마련 準備
・내 집 마련을 했군! (意訳)マイホームが買えた!
내 집 마련하다 マイホームを買う
セット表現です
・부실하다 内容が充実していないこと、不十分なこと、(ここでは)施設がしっかりしていない、がたつきがある
この単語は、「人」に使うと、「弱々しい」とか「病弱」というニュアンスがあります
・쥐 ネズミ
・찍― 찍 チューチュー(ネズミの鳴き声)
・으스스하다 ゾッとする、ゾクゾクする
・부스럭 부스럭 ガサガサ
・출발역[출발력] 始発駅 ↔️ 종착역 [종창녁] 終着駅
・처음 듣는 듯한 마을 初めて聞いたような田舎
ここの처음は「最初」ではなくて「初めて」です
ちなみに、テキストの中で맨션となっている部分がありますが、日本語にあわせると아파트が正しいそうです。
おまけ
韓国の賃貸について
今までも何度か書いていますが、ざっくりまとめておきます。
韓国には「전세」と「월세」と呼ばれる独自の賃貸システムがあります。
どちらもアパートや単独住宅、ワンルームなど住まいの形態を問わず幅広く適用されるシステムです。
その特徴は「保証金」が発生するということ。
韓国の不動産市場は保証金さえ払えば外国人でも比較的簡単に部屋を借りることができます。
家賃システムの種類
전세 (伝貰/専貰)
不動産の所有者に賃貸契約時に一定の保証金を払うことで、月々の家賃を支払う必要がないというシステム。
あらかじめ大家との間で契約期間を決めておき、期間終了時に保証金は全額返金されます。
契約期間が終わっても、交渉次第では延長することも出来ますが、大屋さん次第で出ていけと言われることもあります。
一度契約が終われば、その際に最初に預けた保証金は全額戻ってきます。
日本の賃貸契約のシステムから考えると、「全額返ってくる」というのは驚きですが、実は契約期間に家主がその保証金を運用しているのでこのシステムが成り立っています。
その運用方法は色々ですが、韓国では銀行に預けておくだけでも1年間に5~10%利子が付くこともあったため、成り立っていた制度です。
ただ、最近では銀行の金利も下がっているため、전세を好む大家は減少の傾向にあるそうです。
월세(月貰)
こちらは日本でもお馴染みの家賃を毎月定額払う制度です。
だだ、월세の場合も契約時に保証金を払うのが一般的で、保証金の額が多いほど月々の家賃の額は少なくなるという特徴があります。
場合によっては保証金と月々の家賃の配分を交渉することも可能だそう。
保証金は契約期間終了時に全額返金されますが、月々の家賃を滞納したりすると保証金から家賃が差し引かれます。
사글세(朔月貰)
もともとは월세と同じで毎月家賃を支払うシステムを指しましたが、最近では入居時に月々の家賃分を一括払いをするシステムを指して使います。
ちょっと、言葉にすると分かりにくいですが…
例えば、私が月100万ウォンの部屋を사글세で1年間契約する場合、私は1,200万ウォンを入居時に一括払いする必要があります。
これは保証金としてではなく家賃として支払うものなので、契約期間が終わっても返金されません。
その他、かかる経費あれこれ
不動産屋への手数料
日本同様、不動産仲介業者で物件を紹介してもらった場合、契約の際、仲介手数料が発生します。
手数料の基準は国に指定された範囲内で地域ごとに条例で決定されていて、一般的なワンルームで、10万~20万ウォン程度です。
管理費
日本のマンションなどと同様に、韓国でも管理費はあります。
これは建物の維持・管理をするための費用で共同施設の掃除やメンテナンス、警備などに充てられます。
アパート・ワンルームなどでは収める必要がある場合が多く、その場合は月々の家賃にプラスして払います。
さてさて、テキスト自体の内容は短めですが、こんな感じでこれからもまとめていきます。
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう