好きな漫画を使って韓国語の会話表現を楽しく勉強!
안녕하세요?
oulmoonです。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
去年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)18」!
17巻も楽しく読めたので、引き続きテキストのひとつとして使っています。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回は第248夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は토란조림
日本語だと「里芋の煮付け(日本語版では「芋煮」)」です。
・토란 里芋
・조림 煮付け
先生曰く、韓国では里芋はあまりポピュラーな食材ではないそうです。
「知らない人もいるんじゃないかな」と言われていました。
先生はたまたまお母様が里芋がお好きだったので、たまに食卓に出たそうですが。
日本の方が里芋料理のバリエーションはかなり多いと言われていました。
子供の頃は里芋なんて興味ありませんでしたが、これも年を重ねる毎に印象が変わってきた食材の一つです。
第248夜に出てきた単語、表現
・강변 川辺
・양념 薬味、味付け
今回は「味付け」のほうです。
また、「味付けをする」は간을 맞추다もあります。
간 味
・쇠고기 = 소고기 牛肉
・금주 한정 今週限定
日本語に合わせたのでしょうが이번주 한정のほうが自然です
何年ぶりかの芋煮に感慨深げな島森さん。
山形出身なのかと聞かれ、山形出身の女性と付き合っていたことがあると答えます。
・임원 役員
・이제껏 = 이제까지 今まで、今に至るまで
・뭘 먹고 사나요? (直訳)何を食べて生きてるんです? → (いつも)何食べてるんです?
スペインの家庭で毎日食べているものがイメージつかないからでたセリフですね。
・다 됐어요? 出来上がってます?出来ました? → もう食べれます?すぐいけます?
出来上がるのに時間のいる料理なので、余計にニュアンスが伝わりますね。
・쭈욱ー キューッ
・맛있게도 美味しそうに
▲ちょっと被ってる部分あります。紛らわしくて申し訳ない
・나도 좀 줘보슈. 俺もちょっともらおうかな、俺にもちょっとくれよ。
= 나도 좀 줘보세요.
・곱빼기 大盛り
・입가심 (本来は)口直し
日本語版では「〆に」となっているので、その意味でこの単語をあてたようですがちょっと違いますね。
先生曰く、韓国では〆の文化がないので、それにあたる単語もないそうです。
確かにお店ごとに出す料理は種類が限られていたり専門店が多いので、そうなのかもしれません。
「絶対ない!」とは言いにくいですけども
ちなみに、ここでより自然に表現するなら마지막으로ですね。
・꽤 먹을 만하지. (直訳)必ず食べる価値があるよ → 結構おいしいよ、結構イケるんだよ。
確かに芋煮で作ったカレーうどんは味も深みがあって美味しそうですよね。
先生と「これは食べたい!」ともりあがりました。
・역시 이 맛이야. やっぱりこの味だね、やっぱりこれだね。
この漫画にも良く出てくる表現ですが、韓国らしい表現ですね。
数日後、2人の男女が深夜食堂にやってきて、芋煮を注文します。
ご新規さんの様子を見守る店内へ、島森さんがやってきます。
・다짜고짜(로) いきなり、有無を言わさず
・술은 시원하게 お酒を清々しく → お酒を冷やで
これでも意味は通じますが、차게が自然です。
찬 물 お冷や
ご新規さんの彼の方も芋煮で作ったカレーうどんを注文します。
そんな様子をじっと見ている島森さん。
何かありそうな雰囲気です。
・사연 있는 사이 事情のある間柄 → 訳あり
사연 있다 ストーリーがある、経緯(いきさつ)がある
・유부녀 人妻
・사랑의 도피 (直訳)愛の逃避 → 駆け落ち
・사이가 별로이다 仲がよくない、仲がいまいちだ → 折り合いが悪い
知り合いなのかと思いきや、24年前に自分も駆け落ちしたことがあるので2人の関係にピンときたようです。
そのお相手があの山形の女性だそう。
・장장 長々と、延々、非常に長い年月
・철부지 世間知らず、ぼっちゃん → ガキ
ここでは「若すぎた」という訳でも合いますね
・월래 자리로 돌아갔대요. (直訳)もとの座に戻ったらしいです。 → 元のさやに戻ったらしいです。
ここのセリフを見て、先生は「女性は実家に帰った」と思ったそうです。
なぜなら、「元のさやに戻る」という時は違う表現をするから。
다시 결합하다,재결합하다 元のさやに戻る、よりを戻す、復縁する
・그 무렵에 その頃
・갓 ~したばかり、丁度
・한 발짝도 一歩も
・얘, 子供を呼ぶときの掛け声、ちょっと、おい、あのね、こらっ、ほらっ…など
・투웅 ドーン
퉁(ドン)を伸ばした擬音ですね
島森さんと男の子の祖母にあたる女性がお互い「ハッ」とします。
・가볍게 목례만 하다 軽く目礼する → 軽く会釈する
・고수부지 河川敷
・어제 부로 昨日付けで、昨日をもって → 昨日で
・부로 ~をもって
あの山形の女性と再会したんですね。
今回のお話は「人生、そういうこともあるよね」と思わず過去を振り替えってしまうような(?!)内容でした。
最後のまとめ方も結構好きです。
が、先生はこのラストに納得いかなかったご様子。
「なんか変な終わりかたじゃないですか?『これで終わり?オチは?』って思っちゃいました」と言われてました。
私は納得できたけど、これも人生経験の違いかしら?(笑)
まぁ冗談はさておき、個人的には東北の「芋煮」ってちゃんと食べたことないので興味はわきました。
地域によって味付けも具材も違うっていいますよね。
機会があるなら色々食べ比べてみたいです。
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
また、18巻からはピックアップする表現以外の部分は極力画像を載せないようにしているので、分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが。
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう
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