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韓国旅行

2019年秋の韓国旅行記④2日目:ここも気になってた!昌徳宮で韓国の歴史にふれる(午前)

投稿日:2019年12月4日 更新日:

本日こそはスケジュール通りにいくのか?!旅の2日目がスタート!

 

안녕하세요?

oulmoonです。

 

 

今回も2019年秋に行ってきた韓国旅行についてお送りします。

 

めっちゃ細かいどうでもいい情報も含まれておりますが、旅の思い出として&初めて韓国旅行に行く方の何かしらのお役に立てばということで、ご容赦くださいませ

 

 

では早速本題へと参りましょう!

昨日は色んな意味でスケジュールが変更になってしまい、改めて本日の予定をざっくり立ててみました。

 

【2日目】

10時 昌徳宮(日本語ガイドツアー)

12時 永豊文庫

14時 一度ホテルへ戻って本を置く

16時頃 들풀 서교동점

19時頃 ビュッフェ

21時 マッサージ

22時30分 東大門のニュニュ&マスクショップ他で買い物

 

 

こうしてみると、またしてもなかなかの無茶なスケジュールだったな。

 

遅いお昼と夜のビュッフェの時間が近いのは、들풀の食事は少なめだろうから私ならいけると判断してのことです。

お腹いっぱい食べた後のマッサージもよくないとは分かっていたので、ビュッフェは軽めにすればいいかと思い・・・。

なにせ韓国のビュッフェは絶対体験したかったし、弘大にちょうどビュッフェのお店があるのは知っていたので外せませんでした!

 

 

でもですね、大雑把な私の性格が、ここでまたまた波乱を呼び起こすのです。

 

とりあえず、それは後ほど書くとして…まずはホテルから昌徳宮へ移動します。

 

 

 

駅中で見かけたちょっとしたお助けスポット

 

そういえば、昨夜発見したのですが、東大門公園駅を通っていた時に気づいたスポット。

一般人が気楽に休んだり充電できるこんな場所がありました。

 

日本でも駅中にこういうスポットはあることが多いと思いますが、準電も自由にできるってなんかいいな。

 

 

何人かの方がちょうど利用されていたので写真は一部分しか取れませんでしたが、皆さん思い思いに本を読んだり携帯を見たり、有効活用されてました。

 

韓国でもこういう便利な場所はどこにでもあるというわけではありませんが、なんとなく羨ましくなったので記録しておきます。

 

 

そして同じように昌徳宮行く途中でも見つけた充電スポット

 

ちょっとしたことですが、急に充電しなくてはいけなくなった時とか助かりますよね。

(試してないけど、韓国式のプラグがあれば充電できるはず。これで実はできなかったら笑えるな…)

 

 

またしても!急なスケジュール変更?!選択を迫られて・・・

 

それでですね!

なんとなくほのぼのした気持ちになりながら移動中、念のため昌徳宮についてネットで調べたら…

 

「日本語ガイドツアーは11時から1時間程度」とある!

 

しかも「11時のガイドツアーは一般開放されている部分のみ、13時30分からの日本語ガイドツアーは一般開放されていない部分を90分かけてまわります」とのこと!!

 

ぎゃーっ!!

どうする?

どうするっ??

 

ガイドツアーは外せないっ!

 

なぜなら初めての韓国旅行の時に景福宮の日本語ガイドツアーに参加して、自分では知りえない情報をたくさん知れたので、こういうツアーの重要性は身に染みて知っていたのです。

 

しかし、今回は2パターンある。

しかもこれまでの経験上、午後のツアーは参加すべき内容であろう…。

 

 

とりあえず最寄り駅の安国駅に到着し、入り口まで進みます。

その間に悩みに悩み、チケット販売所で勢いつけて2つともツアーに申し込みました!(向かって右側にちょっと見える建物がチケット販売所)

※一般公開されている部分を回るツアーは通常の入場料だけ(大人3000ウォン)で大丈夫ですが、午後からのツアーは別料金(5000ウォン)が必要です。

ちなみに、どちらもツアー申込は必須です。

 

 

チケットを購入したところで、頭をぐるぐる回転させて今日のスケジュールを組みなおします。

 

 

【2日目】

10時 昌徳宮

11時 昌徳宮(日本語ガイドツアー:一般閲覧エリア)

13時30分 昌徳宮(日本語ガイドツアー:秘苑エリア)

16時 永豊文庫

17時頃 들풀 서교동점

18時30分頃 ビュッフェ

21時 マッサージ

22時30分 東大門のニュニュ&マスクショップ他で買い物

 

 

もう、本がどんなに重かったとしても直でご飯にいっちゃう!

食休みはないけど、マッサージまでの時間が多めにとれたから体にはいいかも?!

果たして本屋で1時間足らずで済むのかは微妙だけど、最悪3日目にもう一度行けばよし!

 

と、無理やり自分を納得させてこれでいくことに決定!

 

 

 

様々な時代を感じられる昌徳宮を巡る

 

というわけで、やっと落ち着いて昌徳宮の中へ入ります。

入り口のところに各国の言葉で書かれたパンプレットがあるので、それを参考にまずは自分でぐるっと回ってみる・・・のですが、途中でお土産屋さんを発見して一直線。

 

友人に何かお土産を買いたいと思って、とりあえずのぞいてみました。

昌徳宮は基本的には飲み物以外は食べ物禁止です。

 

なので、このお土産さんにもカフェは併設されていますが飲み物だけの販売のようでした。

(列ができるほどの混雑ぶりだったので、カフェは確認できず・・・)

 

 

いくつかいかにもなお土産がありましたが、本の好きな友人に韓国っぽいブックマークを購入♪

 

 

その周りをのんびり見ていると、館内放送で「日本語ガイドツアー」の呼び出しがかかったので入り口付近の集合場所に向かいました。

 

参加者は10人余りだったかな?

一人参加の人は私ともう一人くらいだったけど、あまり気になりません。

ネイティブのガイドさんに連れられて、主要な建物の紹介を聞いていきます。

 

まずは既に入場の時に通っているのですが、ソウルの宮殿に現存する最古の門「敦化門」。

こちらは1412年に建てられ、豊臣秀吉の朝鮮出兵で壊されましたが、1609年に再建されたそう。

※諸説あります。民衆によって放火され、秀吉軍が入場前に沈下されたという説も韓国の歴史書のひとつにあるとか。

 

 

そしてこの門から少し行くと、右側に現れるのが「錦川橋」です。

こちらも1411年に作られた、ソウルに残る最古の石橋。

 

この石橋の下をみると、動物の形をした石が。

 

反対側にもあります。

 

ここに橋がかけられている理由は、風水的に霊峰といわれるような大きな山と川が流れる間の土地には大きなエネルギーがたまるといわれているから。(今は川は流れていませんが)

昌徳宮にが限らず、ソウルの宮といわれる場所には後ろに山がある場所には必ず川を作り風水的に縁起のいいスポットがつくられているそうです。

 

 

その錦川橋を渡って少し行くと、正殿である「仁政殿」が左手に現れます。

 

王の即位式・朝礼・外国使臣の接見などの重要行事が行なわれた場所で、向かって右側が「文官」、左側に「武官」が階級に応じて立ちました。

当然ですが王に近い立ち位置ほど位が高いということになります。

そして上から3番目までの位でないと、階段の上の段には上がれなかったそうです。

 

また、道の真ん中が一段高いのは、ここは王様以外は通ることができない道だから。

このあたりのルールはすべて景福宮と同じでした。

 

外観からは2階建てのように見えますが、実は吹き抜けの1層構造です。

中心に御座(王の座席)を置き、その後ろには屏風がありますが、これが独特。

屏風を御座の後ろに立てるというような方法は韓国ならではだそう。

 

そこには月と太陽が一度に描かれており、また勢いのある滝や霊峰など、王様の権力の強さなどが表されています。(日月五峰図)

 

 

また、見にくいですが天井には鳳凰が描かれています。

 

 

 

この建物の屋根にはよく見ると何か乗っているのが見えます。

 

これは諸説あるのですが、有力な説としては「三蔵法師たちご一考+守り神」だそう。

他の宮でもよく見かけますが、それぞれの建物を守っており、この置物の数が多ければ多いほどその建物の格が分かります。

ちなみに、仁政殿や景福宮の屋根などは最も多く置かれており、核の高さが示されています。

 

 

 

また、ところどころに見かけるこれ、なんだと思います?

これは昔は水を貯めていて、火事が起こった時は火消しの役割を担っていました。

 

が、それに加えて、昔は火事は「火事を起こす化け物」が起こしていると信じられていたので、その化け物が水に映る自分の姿を見てびっくりして逃げていくようにとお守り的にも使われていたそうです。

 

 

 

次に1804年に竣工した「宣政殿」は、王が日常的な政務を行なった「便殿」となります。

ここは学者・官僚の勉強や儒者の試験、宴が開催されたこともあったそうです。

中を見てみると、御座の手前に机のようなものが見えます。

 

あそこで会議の内容を担当者が記述していたそうです。

 

 

実はこの建物はとくに貴重なのですが、その理由は現存する宮殿の中で唯一青い瓦屋根をもっているから。

ちょっと分かりにくいけど、手前の瓦と色が違うのがわかるでしょうか?

 

当時青い染料はかなり貴重で高価なものだったそうで、普通の染料より4倍以上はしたとか。

確かに実物はとても美しく、特別感がありました。

 

 

ここでガイドさんが教えてくださった一つが、宮に見られる韓国特有の屋根の形の美しさ。

 

 

またこの鮮やかな色合いも韓国らしさの一つです。

この色合いには美しさだけでなく、「建物の老朽化防止」と「虫よけ」という実質的な役割もあります。

 

 

 

続いて、「煕政堂」と「大造殿」です。

こちらは王と王妃の寝室など、生活空間だった場所です。

煕政堂は王の寝室と執務室として利用されていましたが、何度も火災にあっています。

 

 

王妃の寝室であった大造殿は実際に王妃が使っていたベットが今も残されています。

(大造殿の向かって左側が煕政堂にあたります)

 

隙間からほんの少しだけ実物のベットを見ることが出来て感動!

生活空間といわれる場所に置かれているキラッキラの椅子を見て、みんなが「くつろげなさそう」と口々に…。

 

 

ちなみにこの大造殿は他の建物と比べて屋根に違いがあります。

それは屋根に瓦のみのっているということ。

 

他の建物には屋根の上に何か乗っていますよね。(白い壁みたいなのがそれです)

 

これは王を表す「龍」が宿る場所だといわれているのです。

でも王(=龍)の寝室となる場所に、別の龍が宿ってしまってはよくないということで、大造殿だけ違うわけです。

面白いですよね。

 

 

この建物の西側には王室の台所となる「水刺間」があります。

 

同じ名前の韓国料理屋さんをよく聞くのですが、「それでか!」と納得しました。

ここは、近代になって改修されたので、オーブンなど近代的なものも設置されています。

写真に撮ろうとしたのですが、ガラスに反射してうまく撮れず・・・。

 

 

また、「大造殿」裏には「景薫閣」という建物があり、古いオンドルの構造を見学できます。

 

まぁ、これは景福宮でも見ることのできますけどね。

 

位によって、オンドルの煙のでる煙突の格が全く違うのも面白いです。

門の屋根の部分も、実は煙の通り道だったりします。

 

当然、王のオンドル部屋の煙突はとても大きく豪華です。

 

 

 

そうそう!

敷地内のところどころに変な形をした石(岩)が置かれているんです。

 

これは独特な形をしていることから、飾りとしておかれているのですが、「道教」的にはこういった石の周りには「仙人が集まる」と考えられており、パワースポット的にも置かれているそうです。

 

 

また、この建物の上に赤で「康」という字があるのが見えますか?

 

これは王族たちの健康を願うと共に、赤の中の黒い部分は通気口になっていたそうです。

 

 

同様にこちらは「喜×2」で喜びが沢山訪れることを願ったもの。

こちらも黒い部分は通気口だそうです。

 

 

 

話がとびました。

大造殿は朝鮮が日本の植民地支配下に置かれることが決まった御前会議が開かれた場所でもあり、最後の王である純宗が1926年に崩御した場所でもあります。

 

煕政堂の入り口は、珍しくカーブした入り口となっています。

 

なぜか?

 

正解は、車がここまで乗り入れることができるように作られたから。

つまり近代的な当時の様子が色濃く残ってもいる場所でもあるのです。

 

なんとなく、「宮」というとかなり古い時代を連想させますが、私たちの時代に近い王族たちの生活も想像することができます。

 

 

 

その次に回った「誠正閣」王位を継承する太子が学者たちと儒教の勉強をした場所だったそうですが、1910年からは宮中の医療機関である内医院として利用されました。(ここと次の建物は写真を撮る暇がありませんでした

 

 

ツアー最後は「楽善斎」。

「楽善斎」は24代王・憲宗が後宮(側室)を迎え入れるために、1847年に建築されたそうですが、その後も後宮や女官が余生を送る空間として使用されました。
でも私の中で印象深く残ったのは、王朝末期の皇族たちが過ごした場所だったということ。

 

最後の皇太子である李垠に、梨本宮家から嫁いだ李方子も晩年を過ごしました場所です。

 

私はこのことを、岡田准一さんと菅野美穂さんが主演で作られたドラマでしりました。

その当時はここまで韓国にはまると思っていなかったのに、不思議なものです。

 

 

 

ここまでできっちり1時間!

思っていた以上にあっという間で濃い内容のツアーでした。

 

他にもエリア内に建物はあるのですが、工事中のものや、時間の都合か「ツアー後にお時間あれば回ってみてください」という場所もありました。

 

 

私は午後のツアーまで時間があったので、王を補佐する役割を担っていた高級官吏らの仕事場を見て回りました。

本来はこういった場所は同じ敷地内に建てられることはないそうですが、昌徳宮では「王のすぐそばでお支えする」という意味も含めて、同じ敷地内に作られていたそうです。

書画や資料などを管理した「奎章閣」、歴代王の御真(写真や肖像)を奉安した「璿源殿」、「薬房」などの建物から構成されていますが、今回私が見ることが出来たのは「薬房」。

 

韓国の有名な時代劇を思い出させるような道具が沢山あり、とても興味深かったです。

 

 

 

 

同じ「宮」ということで、景福宮と被る内容もすこしはありましたが、貴重なお話がきけました。

実はもっと詳しい解説や、写真もたくさん撮ったのですが、きりがないので適度にまとめております。

気になる方はぜひ実際に言って、直接体感してほしいです。

 

 

昌徳宮の建造物群は、1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されており、世界的に重要な建築物の1つですが、実際にこういうツアーに参加すると、歴史の重みと戦争などの無意味さを改めて感じます。

天災などでこういった歴史的文化物が壊れるのは仕方ないしにしても、特に人災ではあってはならないことを。

そこは日本も韓国も、世界共通ですよね

 

 

 

…と、まだまだ午後からのツアーも続きますが、かなり長くなったので続きは次回に。

 

参考にコネストさんの記事もどうぞ(美しい写真もいっぱいです) → 

 

 

 

では、今日もみてくださってありがとうございます!

また次回の更新でお会いしましょう

 

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