お気に入りの韓国ドラマで楽しく勉強!
안녕하세요?
oulmoonです。
今回は韓国ドラマ「星から来たあなた」を使ったレッスン内容のまとめです。
ドラマを見ながら自分で訳をして見ると、字幕と見比べるのも面白いし勉強になります。
原文があると「なぜこう訳したのか」がよりわかりますからね。
1度目は音で聞いて自分の訳と比べ、2度目は字幕と原文、自分の訳と比べ…なんてやってみると、何度でもおいしい!
さらに韓国語に意識しつつ演技も見ると、よりその作品の面白さや深さを感じることも多いので、余裕のあるかたは是非色んな見方を試してみてほしいです。
今回も台本に出てきた表現を中心にピックアップしていきますが、表現も場面によって意訳が違ってくるので、本来の意味と照らし合わせて楽しんでみてください♪
星から来たあなた(별에서 온 그대)第3話-⑱
22pageシーン41
・우루루 わさっと、ドサドサっと
・쏟아지다 こぼす、降り注ぐ、(ここでは)(ドサッと)落とす
このシーンではミンジュンが借りてきた本をソンイのベットに上からドサドサと落としてましたね。
こういうときは쏟아지다を使うんですね。
・들여다보다 (1つを)ガン見する、集中してみる
・한심하다는 듯 情けないと言わんばかりに
・빤히 보다 じっと見る
・왜요?뭐요? 何ですか?(おかしい?不満でもあるの?)
セット表現で、会話でよく使われます。
自分がした行動に対して、相手が何か言いたげな時など使えますね。
・(×)집사부를 → (○)집사 부를
・집사를 부르다 執事を呼ぶ → 執事を雇う
このミンジュンの「執事を雇うお金があるなら…」ってセリフ。
こんなこと真面目に言われたら、私でもソンイと同じこといいそう。
22pageシーン41つづき
・굳이 あえて
・인생의 책 (直訳)人生の本 → 大事な本、人生のバイブル
・발끈하다 カッとなる
・뭔 何とか、○○
ここだと「何モンって?」とか「何とかウンモン?」という感じです。
・고리터분하다 (古くて)つまらない、古くさい
・신개념 新概念
・뭐로 보나 何で考えても、何で比べても → 何と比べても
・못한 것이 없는 出来ないことがない → 劣るもののない → (この本に)勝るものはない
このソンイの「前から気になってたけど、何年生まれなの?」ってセリフ、出てきて当然ですよね。
ちなみに、ミンジュンが激押しの구운몽についても少し調べましたよ。
最後にまとめておくので参考にしてみてくださいませ!
23pageシーン42
・치장하다 派手に飾る、装う
・두리번 거리다 キョロキョロする
・낭패다 慌てふためくこと、狼狽すること
ここでは「あー、終わった!」「見つかった!」「バレた!」「しまった!」的な感じです。
・얼굴 일그러지다 顔がクシャッとなる
・싸돌아다니다 (やるべきことをやらずに)遊び回る、遊び呆ける
当然、悪い意味でしか使いません
・누나더라… お姉さんに(向かって)…
・○○더라/보고 「~に言う」時にしか使わない
基本的には後ろに말하다,질문하다がつきます。
・얜 = 얘는 この子は
24pageシーン42つづき
・못마땅하다 腑に落ちない、不満げだ
・외면하다 顔をそらす、無視する
・쑥스럽다 (褒められて)恥ずかしい、照れくさい
・떨떠름하다 気が進まない、気が乗らない、(ここでは)失笑、呆れる
・이를 악물다 歯をくしいばる
・눈물 뽑다 涙を流す
・섭외 渉外、(ここでは)オファーすること。
日本だとビジネスの場でしか使わないので直訳すると「?」となりますよね。
韓国では「出演オファー」「出演依頼」などでもよく使われます。
ここでは、タクシーの運転手さんに撮影のために協力を依頼しよう、ということですね。
・뽀개버리다 ぶち壊す = 부수거리다
・저런 썩을! (意訳)何やってんの!
本来は
저런 썩을 놈! (直訳)こんな腐ってこの野郎! → こいつ!何やってんの!
ソンイのお母さんも分かりやすい人ですが、個人的には実は違う一面もしっかりあると信じたい…。
まぁ、韓国ドラマならそうなりそうな気もしますけど。
あ、韓国ドラマというか、世の中が普通そうか。
自分から見えている姿だけが全てではないですもんね。
さて、本当はシーン42はもう数行続くのですが、なぜか先生がここでやめたので、今回の本文はここで終了です。
韓国のファンタジー小説の始祖?!九雲夢(구운몽)とは・・・
九雲夢(구운몽)のことを話すミンジュンに対して、ソンイが
「げっ!それって朝鮮時代の本じゃないの?古くさっ!」と言ったのにはちょっとビックリ。
「朝鮮時代の本」だってことはソンイも知ってたんだ!
そういうことに疎い彼女が知っているってことは、よっぽど有名な本なのかと驚きました。
そんなわけで、気になったのでさらっと調べてみましたよ。
九雲夢(구운몽)
西浦(ソボ:서포)の金萬重(キム・マンジュン:김만중:1637-1692)が書いたハングル小説。
きゅううんむ【九雲夢】
李朝の文臣,作家,金万重の小説。作者は晩年の1690年(粛宗16),王子冊立問題に関連して南海に島流しになったが,その間,郷里にいる老母を慰めようとして作ったといわれる。
小説の舞台は中国の衡山にある蓮花峰で,隠者の六観大師が弟子の性真に人生の無常,輪廻思想を悟らせるために,現世と来世にかけて8人の仙女との出会いにより因果応報の理を悟得させてゆく過程を描いている。
1人の男性と8人の女性との現世での行状は,つまるところ浮雲のごときであり夢にすぎないという思想を表題としたもので,作品には一夫多妻の巧みな合理化と,儒・仏・道三教の渾然たる一致境,それに楽天的な人生の享楽思想が表現されている。
世界大百科事典 第2版の解説
九雲夢(きゅううんむ)
朝鮮、李朝中期(17世紀後半)のハングル小説。作者は金万重。
人間の富貴栄華はうたかたの夢にすぎないというのが主題。
衡山(こうさん)・蓮華峰(れんげほう)に隠居している六観大師の弟子性真は、師の使いで洞庭湖の竜王のところへ行っての帰り、8人の仙女と相戯れて修行に身が入らず、仙女もろとも天界を追われる。
人間界に還生して大出世を遂げた性真は、同じく人間界に還生した8人の仙女と次々と結ばれ、栄華の限りを尽くして享楽の日々を送る。
だが、晩年にさる高僧の説法で悟りを開き、8人の夫人とともに昔の性真と仙女に戻り極楽浄土に帰る。
作者が配所で母親を慰めるためにつくったといわれている。[尹 學 準]
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
金万重 (きんまんじゅう/김만중) (1637—1692)
朝鮮、李朝の政治家、小説家。
名門の出身で字(あざな)は重叔(じゅうしゅく)、号は西浦。
父、益謙(えっけん)は彼が生まれる前、清の侵略に悲憤、自尽したので、以後、母親の薫陶を受けて育った。
29歳のとき文科に及第、官界に入っては大提学(正二品)の位にまで上ったが、党争に巻き込まれ、配所の南海島(慶尚南道)で没した。
配所で書いたといわれるハングル小説『謝氏南征記』『九雲夢』は、漢文崇拝の当時の風潮のなかでは画期的なことであった。
朝鮮国文学発展の先駆者で、ほかに『西浦集』『西浦』
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 → ★
上にもありますが、作者は張禧嬪(チャン・ヒビン:장희빈)のドラマにもよく登場する謝氏南征記(사씨남정기)の作者でもあるようです。
朝鮮文学発展の先駆者ということなので、「ハリー・ポッターを400年前に先んじてファンタジー作品を作っていた」とミンジュンが言うのも納得です
では、引き続きこの先のストーリーに期待しつつ、今回はここまでです!
繰り返しになりますが、ドラマを見る機会のある方は、是非自分の訳と翻訳の違いを楽しむのも面白いと思います。
試してみてくださいね!
では、また次回の更新でお会いしましょう